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B 7184 : 2021
スクリーン
図票
コンデンサレンズ 拡散板 投影レンズ
光源
約20 mm 半透過鏡
図6−投影レンズの反射照明による解像力の測定例
5.7 回転スクリーン十字線の同心誤差の測定方法
5.7.1 測定用具
測定用具は,十字線チャートの交点など,精密十字動テーブル上面に置いたときに位置の基準となる指
標を用いる。
5.7.2 測定手順
精密十字動テーブル上面に十字線チャートなどの指標を置き,回転スクリーンに投影し,指標と回転ス
クリーン十字線とを合致した後,回転スクリーン1回転中における指標から回転スクリーン十字線の交点
までの最大距離を適切な方法で読み取る。スクリーンを回転することで交点までの距離は円形の軌跡を描
き,その円の直径が最大距離となる。最大距離の例を図7に示す。
十字線チャート
最大距離
スクリーン十字線
回転スクリーン
図7−回転スクリーン十字線の同心誤差の測定例
5.8 回転スクリーンの角度測定誤差の測定方法
5.8.1 測定用具
測定用具は,十字線の直交角度誤差を30″以下で校正した十字線チャートを用いる。
――――― [JIS B 7184 pdf 11] ―――――
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B 7184 : 2021
5.8.2 測定手順
精密十字動テーブル上面に十字線チャートを置き,回転スクリーンに投影し,回転スクリーン十字線を
その交点で分割した4本の線分のいずれかを用いて90°ごとに角度誤差を測定し,それらの誤差の最大差
を求める。最大差の例を図8に示す。
+
最大差
誤
差 0
− 0° 90° 180° 270° 360°
回転スクリーンの回転角度
図8−回転スクリーンの角度測定誤差の例
5.9 スクリーン十字線の角度誤差の測定方法
5.9.1 測定用具
測定用具は,次による。
a) 十字線チャート 十字線の直交角度誤差を30″以下で校正したもの
b) 読取スケール 長さの許容差が下記のもの
15LS
15 μm
1000
ここで, LS : 読取スケールの長さ(mm)
5.9.2 測定手順
精密十字動テーブル上面に十字線チャートを置き,図9のように回転スクリーンに投影し,回転スクリ
ーン十字線の一方を十字線チャートのいずれか一方の線に合致させた後,回転スクリーン十字線の他方の
線と十字線チャートの他方の線との角度のずれ量を,読取スケールで読み取り,角度に換算する。
――――― [JIS B 7184 pdf 12] ―――――
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B 7184 : 2021
十字線チャート
スクリーン十字線
スクリーン
図9−スクリーン十字線の角度誤差の測定例
5.10 倍率変換による像移動の測定方法
5.10.1 測定用具
測定用具は,十字線チャートの交点など精密十字動テーブル上面に置いたときに位置の基準となる指標
を用いる。
5.10.2 測定手順
精密十字動テーブルの上面に十字線チャートなどの指標を置き,その測定投影機で使用する最高倍率の
投影レンズを用いて,指標を回転スクリーン中央に合わせ,次にズーム動作又は任意の投影レンズで変倍
を行った場合に,指標の投影像が移動した距離の最大値を測定値とする。
5.11 精密十字動テーブルのX軸移動方向とY軸移動方向との直角度の測定方法
5.11.1 測定用具
測定用具は,次による。
a) 直角定規 JIS B 7526に規定するI形1級又はそれと同等の精度で校正したもの
b) 電気マイクロメータ JIS B 7536に規定するもの又はそれと同等の精度で校正したもの
5.11.2 測定手順
精密十字動テーブル上面に,図10のようにテーブルのX軸移動方向と平行に直角定規の一方の使用面
を置き,他方の使用面に投影レンズ取付部などに固定した電気マイクロメータなどを当てて,精密十字動
テーブルをY軸方向に移動したときの指示値の基準値からの誤差の最大値を測定値とする。
――――― [JIS B 7184 pdf 13] ―――――
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B 7184 : 2021
電気マイクロメータ
直角定規
図10−精密十字動テーブルのX軸移動方向とY軸移動方向との直角度の測定例
5.12 精密十字動テーブルの測定誤差の測定方法
5.12.1 測定用具
測定用具は,JIS B 7541に規定する0級又はそれと同等の精度で校正した標準尺を用いる。
5.12.2 測定手順
精密十字動テーブル上面中央に,対象とする軸の移動方向と平行に標準尺を置き,測定範囲全域の1/4
以下のサンプリング間隔で長さを測定しながらテーブルを送り,その測定範囲全域について測定投影機の
測定値と標準尺の読取値との差を測定誤差とする。
測定は,X軸方向及びY軸方向のそれぞれで行う。測定範囲の一方の限界を基準点として測定した誤差
の例を図11に,基準点を任意に選んだ場合の例を図12に示す。全ての測定点を基準点と設定した場合の
測定誤差を確認する。
許容差
誤
差 測定位置
基準点
許容差
図11−測定した誤差の例
――――― [JIS B 7184 pdf 14] ―――――
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B 7184 : 2021
許容差
誤
差 基準点 測定位置
許容差
図12−任意測定点を基準点とした例
6 情報提供
6.1 本体及び投影レンズの表示
測定投影機の本体には,製造業者名又はその略号,及び製造番号を表示しなければならない。また,投
影レンズには,呼び倍率を表示しなければならない。
6.2 使用者への情報提供
箇条4に規定又は推奨した諸性能及びその他の仕様に関して,製造業者は,カタログ,取扱説明書,納
入書,検査成績表などの手段によって,必要に応じて使用者への情報提供を行うことが望ましい。
7 仕様への適合の検証
仕様に適合しているか否かの検証は,JIS B 0641-1による合格基準を適用するのが望ましい。
JIS B 7184:2021の国際規格 ICS 分類一覧
- 17 : 度量衡及び測定.物理的現象 > 17.040 : 線及び角度の測定 > 17.040.01 : 線及び角度の測定一般
JIS B 7184:2021の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB0641-1:2020
- 製品の幾何特性仕様(GPS)―製品及び測定装置の測定による検査―第1部:仕様に対する合否判定基準
- JISB0680:2007
- 製品の幾何特性仕様(GPS)―製品の幾何特性仕様及び検証に用いる標準温度
- JISB7526:1995
- 直角定規
- JISB7536:1982
- 電気マイクロメータ
- JISB7541:2001
- 標準尺
- JISR6001-2:2017
- 研削といし用研削材の粒度―第2部:微粉
- JISZ8120:2001
- 光学用語