JIS B 7506:2004 ブロックゲージ | ページ 2

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B 7506 : 2004
ISO 1 Standard reference temperature for industrial length measurements
3. 定義及び記号 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS Z 8103によるほか,次による。
a) ブロックゲージ 耐久性がある材料で作り,長方形断面で平行な二つの測定面をもち,その測定面は
他のブロックゲージ又は補助体(基準平面)ともよく密着する性質をもっている端度器。
b) ブロックゲージの寸法(l) ブロックゲージの寸法は,測定面上の点から他の測定面に密着させた同一
材料,同一表面状態の基準平面までの距離 (l) (図1参照)。
注(1) ブロックゲージの寸法には,密着のときに生じる密着層の厚さを含む。
図 1 ブロックゲージの寸法
c) ブロックゲージの中央寸法(lc) ブロックゲージの測定面の中心における寸法(図2参照)。
参考 ブロックゲージの中央寸法は,その測定面が平行でないとき,二つの測定面に対応してlcとlc1
とがある。この規格で規定した精度の範囲では,lcとlc1との差は事実上問題にならない(
図2 b参照)。
図 2 ブロックゲージの中央寸法

――――― [JIS B 7506 pdf 6] ―――――

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d) 任意の位置における寸法の呼び寸法からの寸法差(e) 任意の位置における寸法lの呼び寸法lnから
の寸法差l−ln 。
備考 呼び寸法からの最大寸法差(ed)は,lmax−ln又はln−lminのうち数値の大きい方とする(図3参照)。
備考 te : 呼び寸法からの寸法許容差
図 3 ブロックゲージの寸法差及び寸法差幅
e) ブロックゲージの寸法許容差(te) 測定面の任意の位置における寸法の呼び寸法からの許容すること
のできる寸法差(図3参照)。
f) ブロックゲージの寸法差幅(v)ブロックゲージの最大寸法lmaxと最小寸法lminとの差。
参考 中央寸法からの寸法差foとfuの和に等しい(図3参照)。
g) ブロックゲージの寸法許容差幅(tv) ブロックゲージの寸法差幅(v)の許容することのできる値。
h) 測定面の平面度(fd) 測定面上のすべての点をその間に挟む二つの平行平面間の最小距離(図4及び
JIS B 0021参照)。
図 4 測定面の平面度
i) 密着(リンギング) ブロックゲージの測定面と,他のブロックゲージの測定面又はそれと同等な面
との分子力などによる結合現象。
4. 名称 ブロックゲージの各部の名称は,図5による。

――――― [JIS B 7506 pdf 7] ―――――

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図 5 ブロックゲージの各部の名称
5. 等級 ブロックゲージは,精度によってK級,0級,1級及び2級の4等級とする。K級は,光波干
渉測定法によって校正し,主に0級,1級,2級のブロックゲージの校正に用い,常に寸法検査表などに示
した値を補正して使用する。0級,1級及び2級は,比較測定法によって校正する。
6. 精度
6.1 概要 ブロックゲージは,その等級の要求事項に適合しなければならない。
見積もった校正の不確かさは,寸法許容差に含むものとし,その許容限界値の内側において考慮する(JIS
B 0641-1参照)。
精度の要求事項は,側面から測って最大0.8mmの周辺部分を除いた測定面に適用する。この周辺部分の
表面は,測定面より低くなければならない。
6.2 寸法許容差 ブロックゲージの寸法許容差(te)は,表1による。

――――― [JIS B 7506 pdf 8] ―――――

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表 1 呼び寸法からの寸法許容差及び寸法許容差幅
単位 m
呼び寸法ln K級 0級 1級 2級
(mm)
を超え 以下 寸法許 寸法許容 寸法許 寸法許容 寸法許 寸法許容 寸法許 寸法許容
容差 差幅 容差 差幅 容差 差幅 容差 差幅
te tv te tv te tv te tv
(±) (±) (±) (±)
0.5 (2) 10 0.20 0.05 0.12 0.10 0.20 0.16 0.45 0.30
10 25 0.30 0.05 0.14 0.10 0.30 0.16 0.60 0.30
25 50 0.40 0.06 0.20 0.10 0.40 0.18 0.80 0.30
50 75 0.50 0.06 0.25 0.12 0.50 0.18 1.00 0.35
75 100 0.60 0.07 0.30 0.12 0.60 0.20 1.20 0.35
100 150 0.80 0.08 0.40 0.14 0.80 0.20 1.60 0.40
150 200 1.00 0.09 0.50 0.16 1.00 0.25 2.00 0.40
200 250 1.20 0.10 0.60 0.16 1.20 0.25 2.40 0.45
250 300 1.40 0.10 0.70 0.18 1.40 0.25 2.80 0.50
300 400 1.80 0.12 0.90 0.20 1.80 0.30 3.60 0.50
400 500 2.20 0.14 1.10 0.25 2.20 0.35 4.40 0.60
500 600 2.60 0.16 1.30 0.25 2.60 0.40 5.00 0.70
600 700 3.00 0.18 1.50 0.30 3.00 0.45 6.00 0.70
700 800 3.40 0.20 1.70 0.30 3.40 0.50 6.50 0.80
800 900 3.80 0.20 1.90 0.35 3.80 0.50 7.50 0.90
900 1000 4.20 0.25 2.00 0.40 4.20 0.60 8.00 1.00
注(2) 呼び寸法の0.5mmは,この寸法区分に含む。
6.3 寸法許容差幅 ブロックゲージの寸法許容差幅(tv)は,表1による。
6.4 測定面の平面度 ブロックゲージの測定面の平面度公差(tfd)は,表2による。呼び寸法2.5mm以下
のブロックゲージは,十分な剛性とよい平面度をもつ補助体(3)に密着した状態で測定することとし,密着
しないときの測定面の平面度は,4mを超えてはならない。
注(3) 補助体の厚さは,11mm以上とする。
表 2 測定面の平面度公差
単位 m
呼び寸法(mm) K級 0級 1級 2級
を超え 以下
0.5(4) 150 0.05 0.10 0.15 0.25
150 500 0.10 0.15 0.18 0.25
500 1000 0.15 0.18 0.20 0.25
注(4) 呼び寸法の0.5mmは,この寸法区分に含む。

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6.5 測定面の密着性 ブロックゲージの測定面は容易に密着できるものでなければならない。測定面の
細かいきずは,返りがなく,密着の特性を損なわないものでなければならない。
7. 形状・寸法
7.1 断面寸法 ブロックゲージの測定面に平行な断面寸法は,表3による。
表 3 断面寸法
単位 mm
呼び寸法 断面寸法
0.5以上10以下 30
0
9
0.05
0.2
0.3
10を超え1000以下 35
0
9
0.05
0.2
0.3
7.2 りょう ブロックゲージの測定面のりょうは,0.3mmを超えない大きさの丸み付け又は面取りを施さ
なければならない。測定面と面取りの交点は,密着に影響を与えたり,相手の測定面にきずを付けたりし
ないような状態でなければならない。

7.3 側面の平面度公差及び平行度公差

 ブロックゲージの側面の平面度公差及び平行度公差は,表4に
よる。
表 4 側面の平面度公差及び平行度公差
単位 m
呼び寸法(mm) 平面度公差 平行度公差
0.5以上100以下 40 80
100を超え1000以下 40+40×10-3×ln 80+80×10-3×ln
備考 ln: mmで表した呼び寸法
7.4 側面の直角度公差 ブロックゲージの側面の直角度公差は,表5による(図6及びJIS B0021参照)。
隣接する側面の間の角度は,90゜±10´とする。
表 5 側面の直角度公差
単位 m
呼び寸法(mm) 側面の直角度公差
を超え 以下
10(5) 25 50
25 60 70
60 150 100
150 400 140
400 1000 180
注(5) 呼び寸法の10mmは,この寸法に含む。

――――― [JIS B 7506 pdf 10] ―――――

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JIS B 7506:2004の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 3650:1998(MOD)

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