JIS B 7510:1993 規格概要
この規格 B7510は、一辺の測定面の長さが150mmから300mmまでの精密水準器について規定。
JISB7510 規格全文情報
- 規格番号
- JIS B7510
- 規格名称
- 精密水準器
- 規格名称英語訳
- Precision levels
- 制定年月日
- 1955年12月16日
- 最新改正日
- 2017年10月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- 国際規格分類
ICS
- 17.040.30
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 機械計測 2021
- 改訂:履歴
- 1955-12-16 制定日, 1958-12-16 改正日, 1961-12-12 確認日, 1963-03-01 改正日, 1966-03-01 確認日, 1969-11-01 確認日, 1972-03-01 確認日, 1972-07-01 改正日, 1975-07-01 確認日, 1978-07-01 確認日, 1983-11-01 確認日, 1989-03-01 確認日, 1993-04-01 改正日, 1998-06-20 確認日, 2003-03-20 確認日, 2008-03-20 確認日, 2012-10-22 確認日, 2017-10-20 確認
- ページ
- JIS B 7510:1993 PDF [7]
日本工業規格(日本産業規格) JIS
B 7510-1993
精密水準器
Precision levels
1. 適用範囲 この規格は,一辺の測定面の長さが150mmから300mmまでの精密水準器(1)(以下,水準
器という。)について規定する。
注(1) 精密な気泡管を用いて,その気泡の変位を気泡管上の目盛で直接読み取ることによって水平又
は鉛直からの微小な傾斜を測定する指示計器。
備考 この規格の引用規格を,次に示す。
JIS B 0601 表面粗さの定義と表示
JIS B 7513 精密定盤
JIS B 7538 オートコリメータ
JIS Z 8103 計測用語
2. 用語の定義 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS Z 8103によるほか,次のとおりとする。
(1) 平形水準器 角形の棒状の構造体に気泡管を組み込み,その底面を測定面とする水準器。
(2) 角形水準器 正四辺形の枠状の構造体の一辺に気泡管を組み込み,周辺の四面をそれぞれ測定面とす
る水準器。
(3) 感度 水準器の感度は,主気泡管の気泡を1目盛変移させるのに要する傾斜で,底辺1mに対する高
さ(単位 又は角度(単位秒)で表す。
参考 角度と底辺に対する高さとの関係は,次のとおりである。
角度1秒=1mにつき4.85
≒1mにつき5
3. 各部の名称及び記号 水準器の各部の主な名称及び記号は,図1による。
――――― [JIS B 7510 pdf 1] ―――――
2
B 7510-1993
図1 各部の名称及び記号
備考 この図は,単に各部の名称及び記号を示すもので,構造及び形状の基準を示すものではない。
4. 種類及び等級
4.1 種類 水準器は,感度によって三つに区分し,表1による。
表1 水準器の感度
区分 感度 (mm/m)
1種 0.02 (≒4")
2種 0.05 (≒10")
3種 0.1 (≒20")
備考 括弧内は,参考
値である。
4.2 等級 水準器の等級は,その性能によってA級及びB級の2等級とする。
5. 性能
5.1 指示精度 主気泡管の指示精度は,全目盛範囲の指示精度(以下,全範囲精度という。)及び隣接す
る目盛の指示誤差の差(以下,隣接精度という。)について規定し,それぞれの許容値は,表2による。
表2 指示精度の許容値
項目 感度の区分 A級 B級
全範囲精度 1種 ±0.5目盛 ±0.7目盛
2種及び3種 ±0.3目盛 ±0.5目盛
隣接精度 1種,2種及び3種 0.2目盛 0.5目盛
5.2 底面,側面及び上面の平面度 底面,各側面及び上面の平面度の公差値は,感度の区分が1種のも
のは0.003mm,2種及び3種のものは0.005mmとする。
5.3 V溝をもつ平面とV溝とがなす角度 V溝をもつ平面とV溝とがなす角度は,V溝をもつ平面とV
溝上の円筒の縦軸とがなす角度とし,その許容値は0.5目盛とする。
5.4 底面と側面との直角度 角形水準器における底面と各側面との直角度の許容値は,表3による。
――――― [JIS B 7510 pdf 2] ―――――
3
B 7510-1993
表3 角形水準器の底面と側面との
直角度の許容値
単位mm/m
感度の区分 A級 B級
1種 0.015 0.02
2種及び3種 0.025 0.035
5.5 底面と上面とがなす角度 角形水準器における底面と上面とがなす角度の許容値は,0.5目盛とする。
備考 この5.に規定する公差値及び許容値は,20℃におけるものとする。
6. 形状・寸法 水準器の測定面の長さ (l,h),測定面の幅 (b1,b2) 及びV溝の角度 ( ‰ 表4によ
る(図1参照)。
表4 各部の寸法
呼び L (mm) h (mm) b1 (mm) b2 (mm) 燿 度)
150 150 150 3545 3545 120150
200 200 200 4050 3545
250 250 250 4555 4050
300 300 300 5060 5060
7. 構造及び外観 水準器の構造及び外観は,次のとおりとする。
(1) 各部の塗装及びめっきは強固で,容易に色あせ,脱落,さびなどを生じるおそれがないこと。
(2) 底面,側面及び上面は,きさげ仕上げ又はこれと同等以上の仕上げで,表面粗さは,JIS B 0601の0.8a
とする。
(3) 気泡管の気泡の移動は,円滑であること。
(4) 主気泡管と直角に副気泡管を備えること。
(5) 主気泡管には,気泡の長さが調整できる気泡室を設けることが望ましい。
(6) 主気泡管には,ゼロ点調節装置を備え,水平に置いたとき101目盛以内で気泡の位置の調節ができるこ
と。
(7) ゼロ点調節装置の作動は良好で,主気泡管にひずみを生じないこと。
(8) 底面,側面及び上面に,逃げ又はV溝を設けてもよい。
(9) 主気泡管の目盛は,鮮明で,約2mmの等間隔に目盛り,図2のように気泡の両端が左右の基準線に
合うようにするのがよい。
図2 気泡と目盛との関係
8. 性能の測定方法 水準器の性能の測定方法は,表5による。
――――― [JIS B 7510 pdf 3] ―――――
4
B 7510-1993
表5 性能の測定方法
番号 項目 測定方法 説明図 測定用具
1 指 全範囲 水準器を気泡管試験器の 定盤
示 精度
精 傾斜台上に載せ,気泡の両 気泡管試験器(測
度 端を左右基準線に合わせ 定する水準器の
る。傾斜台を水準器の表示 感度の101の傾斜
感度ごとに傾斜させ,各目 を測定できるも
盛について気泡の両端の の)
指示誤差の平均値を求め,
これを行き指示誤差とす
る。
次に傾斜を戻しながら,
同様にして気泡の戻り指
示誤差を求める。
続いて気泡管の反対側
についても同様にして,気
泡の行き及び戻り指示誤
差を求め,右図(一例)の
ような誤差曲線を作成し,
指示誤差の最大値及び最
小値を求める。
隣接精 誤差曲線から,相隣れる目
度 盛の指示誤差の差の最大
値を求める。
備考1. 副気泡管のある方を左側とする。
2. 誤差の符号は,気泡が目盛線の右側にある
ときに+とする。
2 底面,側面定盤上に,支持ブロック又 精密定盤(JIS B
及び上面のは調整支持台を介して水 7513に規定する0
平面度 準器の測定する面を上に 級)
して置き,その長手方向の 測微器(2)(目量又
両端部の高さをできるだ は最小表示量
け同寸に調整する。 1 下,器差
定盤を基準として,この 0.5 下)
面上に測微器(2)の測定子 支持ブロック又
を当てて面上をくまなく は調整支持台
走査し,その指示値の最大
差を求める。
なお,測定する面がきさ
げ仕上げの場合には,小さ
な平行平面板を介して測
定子を当てる。
――――― [JIS B 7510 pdf 4] ―――――
5
B 7510-1993
番号 項目 測定方法 説明図 測定用具
3 V溝をもつ 平形水準器では,定盤上の 精密定盤(JIS B
平面とV溝 標準円筒に水準器のV溝 7513に規定する0
とがなす角を載せ,また,角形水準器 級)
度 では,その水準器のV溝 標準円筒(両端直
に標準円筒を置き,その上 度径差が1mにつ
に標準平形水準器を載せ き0.005mm以下)
る。 標準平形水準器
そのときのそれぞれの水 (測定する水準
準器の読みと,標準円筒を 器と同じ感度の
除いて直接それぞれの水 もの)
準器を定盤上又は角形水
準器上に置いたときの読
みの差を求める。
4 底面と側面直角度検査器の2個のロ 直角度検査器
との直角度ーラの一方の側に水準器 又は
の側面を接したときと,ロ 精密定盤(JIS B
ーラの他の側に同じ側面 7513に規定する0
を接したときとの検査器 級)
の読みの差から,1m当た 等径のローラ
りの直角度を算出する。他 オートコリメー
の側面についても同様に タ(JIS B 7538に
して求める。ただし,ロー 規定する目量
ラの接触位置は,側面の両 1 は1秒角以
端からそれぞれ10mmと 下)
する。
又は,
水準器を定盤上に平らに
置き,定盤上に固定された
直径の等しい2個のロー
ラにその側面の一辺を当
て,底面にローラ付反射鏡
台の2個のローラを当て
たときのオートコリメー
タの読み を求める。
次に,水準器を反転して定
盤のローラの反対側に移
して同様の測定を行い,読
み を求め,次の式から
直角度を算出する。
2
5 | 燿 1|
mm
1000 2
ただし,ローラの接触位置
は,側面の両端からそれぞ
れ10mmとする。
――――― [JIS B 7510 pdf 5] ―――――
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JIS B 7510:1993の国際規格 ICS 分類一覧
- 17 : 度量衡及び測定.物理的現象 > 17.040 : 線及び角度の測定 > 17.040.30 : 測定機器
JIS B 7510:1993の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB0601:2013
- 製品の幾何特性仕様(GPS)―表面性状:輪郭曲線方式―用語,定義及び表面性状パラメータ
- JISB7513:1992
- 精密定盤
- JISB7538:1992
- オートコリメータ
- JISZ8103:2019
- 計測用語