JIS B 7525-2:2018 浮ひょう―第2部:液化石油ガス用浮ひょう型密度計 | ページ 2

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表2−密度計の主要寸法
単位 mm
項目 温度計付き 温度計なし
最大全長 387以下 330以下
胴部の直径 23以下 23以下
目盛部の直径 9以上 8以上
目盛範囲の長さ 125以上 110以上
温度計目盛範囲の長さ 50以上 −

12 目盛

12.1 一般

  目盛は,次による。また,代表的な目盛の例を,図2に示す。
a) 目盛紙は,使用温度で所定の位置に確実に固定していなければならない[箇条10のc)参照]。目盛紙
は,金属はく(箔)に白色塗装したものを含む。
b) 目盛紙は,移動してはならない。目盛紙のいかなる移動も,容易に確認できるような適切な方法をと
っていなければならない。
c) 目盛は,1形式の目盛が複数ある場合には,それらが表示する値は,著しく違ってはならない。また,
両方の目盛は,箇条6の規定による。
d) 目盛線及び記載事項は,黒を推奨するとともに,明瞭かつ耐久性がある表示をしなければならない。
e) 目盛は,直線で,かつ,ねじれがあってはならない。

12.2 目盛線

  目盛線は,次による。
a) 目盛線は,明瞭かつ均一な太さで,0.5 mmを超えてはならない。
b) 目盛線の間隔には,明らかな部分的不規則があってはならない。
c) 目盛線は,直線で,かつ,ねじれがあってはならない。
d) 目盛線は,それぞれけい部の円周の1/5以上でなければならない。
e) 目盛の公称範囲を表示する最高目盛線及び最低目盛線は,長目盛線とする(12.3参照)。
f) 短,中及び長の目盛線は,それぞれ全ての目盛線の中心点,右端又は左端のいずれかが密度計の軸線
に平行な想像上の線の上にそろうように,垂直方向に配置しなければならない。

12.3 目盛線の順序

  目盛線の順序は,次による。
a) 目量が1 kg/m3又は0.001 g/cm3の密度計は,次による。
1) 10番目ごとの目盛線は,長目盛線とする。
2) 2本の隣り合う長目盛線の間には,中目盛線がなければならない。
3) 隣り合う中目盛線と長目盛線との間には,4本の短目盛線がなければならない。
b) 目量が2 kg/m3又は0.002 g/cm3の密度計は,次による。
1) 5番目ごとの目盛線は,長目盛線とする。
2) 2本の隣り合う長目盛線の間には,4本の短目盛線がなければならない。

12.4 目盛線の数字

  目盛線の数字は,次による。
a) 二重の目盛の場合以外は,目盛は一組だけの数字をもち,目盛数字は目盛線に対して垂直又は水平に

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表記してもよい。
b) 目盛は,どの目盛線についても対応する値が容易に識別できるように数字を記入しなければならない。
c) 公称範囲の最高及び最低の目盛線は,全て数字を記入しなければならない。
d) 少なくとも10本の目盛線ごとに数字を記入しなければならない。
e) 表示する密度の数値については,数字表示は全て表現する。ただし,一部の桁を省略した数字で示し
てもよい。

12.5 補助目盛線

  補助目盛線は,表1の許容誤差の2倍以内の補助目盛を,公称目盛範囲を越えて施さなければならない。
図2−代表的な目盛例

13 耐圧

  密度計の圧力による影響は,箇条17によって試験し,密度を計るときにくぼみが生じたり又は破損する
おそれがあってはならない。

14 温度計

  密度計の胴部に封入するガラス製温度計は,計ることができる温度は,−10 ℃40 ℃の範囲であって,
かつ,目量が1 ℃以下でなければならない。その他の性能及び試験については,JIS B 7414の附属書JA

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(取引又は証明用のガラス製温度計)による。

15 誤差試験

15.1 誤差試験を行う目盛線

  密度計の誤差試験は,任意の3か所以上の目盛線について行う。この場合において,2か所は両端に近
い箇所とする。

15.2 衡量法

15.2.1 試験方法
密度が校正された試験液(例えば,純水,トリデカン)に密度計を沈め,密度計が試験液から受ける浮
力を測定して,試験を行う目盛線の誤差を求める。
15.2.2 衡量法で誤差を求める方法
密度計の密度を表す目盛線の誤差(E)は,次の式(1)によって求める。
ρ πDT'
WA 1
Δ g
E R δ ρ ρ 1 αt t0 (1)
ρ ρ πDT
WA 1 WLW ω 1
Δ Δ g
ここに, E : 衡量法によって求めた誤差(g/cm3)
R : 誤差試験を行う目盛線の表す密度(g/cm3)
WA : 密度計の空気中測定時の質量(g)
WLW : 密度計におもり(ω)を付けたときの液中測定時の質量(g)
ω : 密度計を試験液中に沈めるためのおもりの液中測定時の質量
(g)
ρ : 空気密度(g/cm3)
Δ : 分銅密度(g/cm3)
D : 密度計のけい部の直径(cm)
T : 試験液の表面張力(mN/m)
T' : 被測定液体の表面張力(mN/m)
g : 重力加速度(cm/s2)
δ : 試験液の密度(g/cm3)
α : ガラスの体膨張係数(℃−1)
t : 試験液の液温(℃)
t0 : 密度計の標準温度(℃)
15.2.3 試験の条件
試験の条件は,次による。
a) トレーサビリティが確保された分銅,温度計,長さ計,湿度計及び気圧計を用いて試験を行う。
なお,温度計,湿度計及び気圧計を用いて周囲空気の密度を求める場合,JIS B 7616:2013の附属書
A(重錘形圧力天びんの発生圧力値の計算に必要な特性値)を参考にしてもよい。
b) 試験を行う前に密度計を酒精(エチルアルコール)又はエチルエーテルで洗浄した後,その密度計の
表面の温度を試験液の温度に近い温度にしてから試験を行う。
c) 試験実施中に大気圧が急激に変動するような状況下では,試験は行わない。

16 材料及び構造試験

  材料及び構造試験は,次による。

――――― [JIS B 7525-2 pdf 8] ―――――

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a) ガラス材料の膨張試験 密度計の材料に使用されているガラスが箇条10のa)の規定に適合するかど
うかの試験は,熱膨張試験装置を使用してその密度計の材料に使用されているガラスの線膨張係数を
測定し,その線膨張係数に3を乗じて体膨張係数を算出して行う。
b) 構造試験
1) 重量付加物及び目盛紙 密度計を70 ℃(又は70 ℃以上の高温で使用する場合は,その使用温度)
より僅かに高い温度に保った試験槽の中に1時間横倒しにして放置し,その密度計の表面を通常の
温度に戻した後,室温に近い温度の液体に浮かべて静止させ,傾きが生じるかどうかを目視によっ
て確認する。また,目盛紙の脱色又はゆがみを目視で確認する。ただし,封入したガラス製温度計
が70 ℃の温度で破損するおそれがあるとき,又は浮かべる液体がないときは省略できる。
2) 目盛紙 密度計を手のひらで上下に軽く振動を与えて,その目盛紙がけい部に密着しているかどう
か又は離脱するおそれがあるかどうかについて確認する。

17 耐圧試験

  耐圧試験は,密度計に1 MPaの圧力を加えて行う。ただし,0.500 g/cm3 1) 未満の密度を表す目盛線のあ
るものについては,1.4 MPaの圧力を加えて行う。
注1) 0.500 g/cm3は,公称範囲であり補助目盛線ではない。

18 表示

  密度計には,次の事項を容易に消えない方法で,読みやすく,かつ,明瞭に表示しなければならない。
a) 目盛の単位。例えば,“kg/m3”
b) 標準温度。例えば,“15 ℃”
c) 視定の方法。例えば,“水平面視定”又は“上縁視定”
d) 製造事業者名又はその略号
e) 製造番号。その最初の2桁の数字は,製造年を示してもよい。例えば,“170001”
注記 “生産国名”(例えば,“made in Japan”)など,使用者への情報提供となる表示をしてもよい。

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附属書A
(規定)
取引又は証明用の液化石油ガス用浮ひょう型密度計
A.1 一般
この附属書は,液化石油ガス用浮ひょう型密度計が計量法の特定計量器として要求される要件のうち,
構造及び性能に係る技術上の基準,検定及び使用中検査の方法などについて規定する。この附属書の適合
だけをもって計量法で定める検定に合格したということにはならない。
A.2 適用範囲
この附属書は,日本国内で取引又は証明に使用する,密度計のうち,450 kg/m3650 kg/m3(0.450 g/cm3
0.650 g/cm3)で一定の範囲の密度を表す目盛線が目盛られたものであって,目量が1 kg/m3又は2 kg/m3
(0.001 g/cm3又は0.002 g/cm3)の密度計について規定する。
A.3 用語及び定義
この附属書で用いる主な用語及び定義は,箇条3によるほか,次による。
A.3.1
器差
計量値から真実の値を減じた値。
A.3.2
器差検定
計量法に規定される構造に係る技術上の基準に適合するかどうかを定めるために器差を測定すること。
A.3.3
検定
計量法に規定される特定計量器の検査。
注記 検定を行うものは,計量法によってその特定計量器の種類ごとに都道府県知事,指定検定機関,
国立研究開発法人産業技術総合研究所及び日本電気計器検定所と定められている。
A.3.4
検定公差
検定における器差の許容値。
A.3.5
使用公差
使用中検査における器差の許容値。
A.3.6
型式承認表示
計量法に規定される特定計量器の型式について,その承認を取得している型式に属することを示す表示。
A.4 目盛の単位
箇条4による。

――――― [JIS B 7525-2 pdf 10] ―――――

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JIS B 7525-2:2018の国際規格 ICS 分類一覧

JIS B 7525-2:2018の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISB7414:2018
ガラス製温度計
JISZ8103:2019
計測用語