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点をとって検査を行い,再度,同じ検査を繰り返し行って,それぞれの器差を平均して算出する。
なお,自動検定装置(体積計量部及び標準器から出力される電気的出力による計量値を読み取り,
器差を演算する装置)を用いる場合には,測定開始及び測定終了となる任意の基準点をとって検査を
行い,器差を算出する。
b) 停水中検定によって行う場合は,水を通す前の積算体積表示機構の計量値と後の計量値との差を読み,
器差を算出する。
JA.6.4.4 感温部付演算部
次の各温度差範囲(ΔT)について行う。ただし,擬似流量信号については,演算部が受入れ可能な最大
値を超えてはならない。
a) 椀曰 椀
b) 10 ℃≦ ‡
c) 愀 5 ℃≦ 曰 愀
なお,冷房用及び暖房用を兼用する積算熱量計の場合の器差検定は,温度差範囲の検定点のうちの
二つを暖房用について行い,残りの検定点を冷房用について行う。
JA.7 表示
JA.7.1 表示
表示は箇条12によるほか,次による。ただし,12.2 a)は,経済産業大臣に届け出た記号でもよい。
a) 取付姿勢(水平に取り付けるものを除く。)
b) パルス定数(熱量を積算するためのパルス発信機構をもつものについては,単位熱量当たりの発信パ
ルス数又は1パルス当たりの熱量)
JA.7.2 合番号
各構成要素を組み合わせて検査を行う場合は,体積計量部及び感温部付演算部のそれぞれに合番号が付
されていなければならない。体積計量部及び感温部付演算部をそれぞれ分離して検定を行う場合は,合番
号を付さなくてもよい。
JA.8 使用中検査
使用中検査は,附属書JBによる。
JA.9 対応関係
JIS項目と特定計量器検定検査規則(以下,検則という。)項目との対応関係は,表JA.2による。
――――― [JIS B 7550 pdf 36] ―――――
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表JA.2−JIS項目と検則項目との対比表
JIS項目 検則項目
箇条12 表示及びJA.7 表示 第十七章第一節第一款第一目“表記事項”
箇条7 要求事項及びJA.4 性能及び構造 第十七章第一節第一款第二目“性能”
JA.3 検定公差 第十七章第一節第二款“検定公差”
第十七章第一節第三款第一目“構造検定の方法”
箇条9 試験(9.5.3を除く。)及びJA.5 試験
JA.6 器差検定 第十七章第一節第三款第二目“器差検定の方法”
JB.3.1 性能に係る技術上の基準 第十七章第二節第一款“性能に係る技術上の基準”
JB.3.2 使用公差 第十七章第二節第二款“使用公差”
JB.3.3 性能に関する検査の方法 第十七章第二節第三款第一目“性能に関する検査の方法”
JB.3.4 器差検査の方法 第十七章第二節第三款第二目“器差検査の方法”
――――― [JIS B 7550 pdf 37] ―――――
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B 7550 : 2017
附属書JB
(規定)
使用中検査
JB.1 一般
この附属書は,附属書JAに規定する積算熱量計の使用中検査を規定する。
JB.2 用語及び定義
この附属書に用いる主な用語及び定義は,箇条3及び附属書JAによるほか,次による。ただし,箇条3
の定義において“最大許容誤差”とある場合は“検定公差”と読み替えて適用する。また,箇条6,箇条7
及び箇条9において,この附属書が準用する規定中に“最大許容誤差”とある場合は,“検定公差”と読み
替えて適用する。
JB.2.1
使用公差
使用中検査における器差の許容値。
JB.3 使用中検査
JB.3.1 性能に係る技術上の基準
性能に係る技術上の基準は,JA.4.4,JA.4.5,7.2.15及び7.2.16による。
JB.3.2 使用公差
使用公差は,検定公差の2倍の値とする。
JB.3.3 性能に関する検査の方法
性能に関する検査の方法は,9.5.15及び9.5.16による。ただし,この試験は,特定計量器の所在する場
所で検査を行う場合など,必要がないと認められる場合は,省略することができる。
JB.3.4 器差検査の方法
器差検査の方法は,JA.6による。ただし,流量及び温度差並びに検査水温については,次による。
a) 流量及び温度差 器差検査は,定格最小流量(qi)から定格最大流量(qp)までの任意の1流量で50 L
の水を通し,最大温度差( 愀 の1/2の温度差から最大温度差( 愀 までの任意の1温度差を与
えて行う。
b) 検査水温 検査水温は,使用中の水温による。
――――― [JIS B 7550 pdf 38] ―――――
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B 7550 : 2017
附属書JC
(規定)
衡量法による水の体積
JC.1 衡量法による器差検定
JC.1.1 質量の計量
質量の計量は,基準器検査規則第四条に規定する基準台手動はかり又は基準分銅を用いて行う。ただし,
基準分銅によって管理している非自動はかりを用いて行う場合は,JIS B 7611-2に規定する器差検定,繰
返し性,偏置荷重及び感じの基準を満たし,目量又は実目量,及び器差検定で通過させる水の体積に相当
する質量に対して1/1 000未満の質量に相当するものを用いなければならない。
なお,非自動はかりの管理方法の一例を附属書JFに示す。
JC.1.2 密度の計量
密度の計量は,基準器検査規則第四条に規定される基準密度浮ひょうを用いて行う。ただし,基準比重
浮ひょうによって計量し,算出した密度の値又は次の式によって算出した値を水の密度の計量値に代える
ことができる。
ρ=(a0+a1 t+a2 t2+a3 t3+a4 t4)/1 000
ここに, ρ : 器差検定時の水の温度t ℃における水の密度(g/cm3)
a0 : +999.857 787 6
a1 : +0.061 563 198
a2 : −0.008 369 646
a3 : +0.000 064 099
a4 : −0.000 000 319
t : 水の温度(℃)
JC.1.3 体積の算出
体積の算出は,JC.1.1及びJC.1.2によって求めた質量及び密度を用いて,次の式によって算出する。
Q=W/(dt−0.001 1)
ここに, Q : 真実の水の体積(L)
dt : 器差検定時の水の温度t ℃におけるその密度(g/cm3)又は比
重
W : 水の質量(kg)
――――― [JIS B 7550 pdf 39] ―――――
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B 7550 : 2017
附属書JD
(規定)
主要部の名称
JD.1 羽根車式の場合
羽根車式の主要部の名称は,図JD.1による。
図JD.1−羽根車式の主要部の名称
――――― [JIS B 7550 pdf 40] ―――――
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JIS B 7550:2017の引用国際規格 ISO 一覧
- OIML R 75-1:2002(MOD)
- OIML R 75-2:2002(MOD)
JIS B 7550:2017の国際規格 ICS 分類一覧
- 17 : 度量衡及び測定.物理的現象 > 17.200 : 熱力学及び温度測定 > 17.200.10 : 熱.熱量測定
JIS B 7550:2017の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB0202:1999
- 管用平行ねじ
- JISB0203:1999
- 管用テーパねじ
- JISB2220:2012
- 鋼製管フランジ
- JISB2239:2013
- 鋳鉄製管フランジ
- JISB2240:2006
- 銅合金製管フランジ
- JISB7611-2:2015
- 非自動はかり―性能要件及び試験方法―第2部:取引又は証明用
- JISB8570-1:2013
- 水道メーター及び温水メーター 第1部:一般仕様
- JISZ8103:2019
- 計測用語