JIS B 7725:2020 ビッカース硬さ試験―試験機の検証及び校正

JIS B 7725:2020 規格概要

この規格 B7725は、JIS Z 2244-1によるビッカース硬さ試験に用いる試験機の検証及び校正の方法について規定。

JISB7725 規格全文情報

規格番号
JIS B7725 
規格名称
ビッカース硬さ試験―試験機の検証及び校正
規格名称英語訳
Vickers hardness test -- Verification and calibration of testing machines
制定年月日
1952年6月21日
最新改正日
2020年12月21日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 6507-2:2018(MOD)
国際規格分類

ICS

19.060, 77.040.10
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
1952-06-21 制定日, 1955-06-01 改正日, 1958-06-21 確認日, 1961-01-01 改正日, 1964-02-01 確認日, 1967-03-01 確認日, 1970-04-01 確認日, 1973-02-01 確認日, 1976-02-01 確認日, 1976-03-01 改正日, 1979-03-01 確認日, 1983-03-01 改正日, 1988-02-01 確認日, 1991-03-01 改正日, 1996-03-01 確認日, 1997-07-20 改正日, 2003-05-20 確認日, 2008-03-20 確認日, 2010-08-20 改正日, 2015-10-20 確認日, 2020-12-21 改正
ページ
JIS B 7725:2020 PDF [22]
                                                                                   B 7725 : 2020

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[2]
  •  4 記号及び意味・・・・[2]
  •  5 一般条件・・・・[3]
  •  6 直接検証・・・・[3]
  •  6.1 一般要件・・・・[3]
  •  6.2 試験力の校正・・・・[3]
  •  6.3 圧子の検証・・・・[4]
  •  6.4 くぼみ測定装置の校正及び検証・・・・[5]
  •  6.5 試験時間の検証・・・・[5]
  •  6.6 校正及び検証の不確かさ・・・・[5]
  •  7 間接検証・・・・[5]
  •  7.1 一般要件・・・・[5]
  •  7.2 試験力及び硬さレベル・・・・[6]
  •  7.3 参照くぼみの測定・・・・[6]
  •  7.4 測定点数・・・・[6]
  •  7.5 検証結果・・・・[6]
  •  7.6 繰返し性・・・・[7]
  •  7.7 偏差・・・・[7]
  •  7.8 校正及び検証の不確かさ・・・・[7]
  •  8 検証の周期・・・・[7]
  •  9 検証の報告書及び校正証明書・・・・[8]
  •  9.1 試験機・・・・[8]
  •  9.2 ビッカース圧子・・・・[8]
  •  附属書A(参考)試験機の校正結果の不確かさ・・・・[9]
  •  附属書JA(参考)間接検証の偏差の許容差・・・・[16]
  •  参考文献・・・・[17]
  •  附属書JB(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[18]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS B 7725 pdf 1] ―――――

           B 7725 : 2020

まえがき

  この規格は,産業標準化法第16条において準用する同法第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人
日本試験機工業会(JTM)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,産業標準原案を添えて日本産業
規格を改正すべきとの申出があり,日本産業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本産業
規格である。これによって,JIS B 7725:2010は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本産業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS B 7725 pdf 2] ―――――

                                      日本産業規格                            JIS
B 7725 : 2020

ビッカース硬さ試験−試験機の検証及び校正

Vickers hardness test-Verification and calibration of testing machines

序文

  この規格は,2018年に第4版として発行されたISO 6507-2を基とし,技術的内容を変更して作成した
日本産業規格である。
なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。変更の一
覧表にその説明を付けて,附属書JBに示す。また,附属書JAは,対応国際規格にはない事項である。

1 適用範囲

  この規格は,JIS Z 2244-1によるビッカース硬さ試験に用いる試験機(以下,試験機という。)の検証及
び校正の方法について規定する。
このうち,直接検証及びその校正方法は,試験機,圧子及びくぼみ測定装置について規定する。間接検
証は,基準片を用いた試験機全体の検証について規定する。
試験機を他の硬さ試験方法にも使用する場合は,それぞれの方法で検証しなければならない。
この規格は,可搬型のビッカース硬さ試験機にも適用してよい。ただし,超音波を用いるような異なる
原理の試験機には適用しない。
なお,くぼみ対角線長さが20 m未満の試験では,測定の不確かさが大きくなることを考慮することが
望ましい。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 6507-2:2018,Metallic materials−Vickers hardness test−Part 2: Verification and calibration of
testing machines(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。
警告 この規格に基づいて試験を行う者は,通常の試験室での作業に精通していることを前提とする。
この規格は,その使用に関連して起こる全ての安全上の問題を取り扱おうとするものではない。
この規格の利用者は,各自の責任において安全及び健康に対する適切な措置をとらなければな
らない。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 7728 一軸試験機の検証に使用する力計の校正方法
注記 対応国際規格 : ISO 376,Metallic materials−Calibration of force-proving instruments used for the

――――― [JIS B 7725 pdf 3] ―――――

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B 7725 : 2020
verification of uniaxial testing machines
JIS B 7735 ビッカース硬さ試験−基準片の校正
注記 対応国際規格 : ISO 6507-3,Metallic materials−Vickers hardness test−Part 3: Calibration of
reference blocks
JIS Z 2244-1 ビッカース硬さ試験−第1部 : 試験方法
注記 対応国際規格 : ISO 6507-1,Metallic materials−Vickers hardness test−Part 1: Test method
JIS Z 8103 計測用語

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS Z 2244-1及びJIS Z 8103によるほか,次による。
3.1
ビッカース硬さ試験機
試験力負荷装置,くぼみ測定装置及び圧子を含む機器。
3.2
くぼみ測定装置
くぼみ対角線長さを測定する装置。
3.3
直接検証
試験機の主要要素(試験力,圧子,くぼみ測定装置など)を,要素ごとに行う検証。
3.4
間接検証
硬さ基準片による硬さ試験を行い,試験機全体に行う検証。
3.5
参照くぼみ
硬さ基準片の硬さを決めるために付けたくぼみのうち,その位置とくぼみ対角線長さとが示されている
くぼみ。

4 記号及び意味

  この規格で用いる記号及び意味は,表1による。
表1−記号及び意味
記号 単位 意味
F N 試験力
FRS N 試験力の呼び値
ΔFrel % 試験力Fの各測定値の相対偏差
rrel % Hからの割合で示す硬さ値の繰返し性
Hi (HV) 測定したビッカース硬さ
H (HV) 硬さの測定値の平均
di mm,m 測定したくぼみ対角線長さの平均
HCRM (HV) 基準片の硬さ値
b (HV) 偏差(硬さ測定の平均値−基準片の硬さ値)
brel % 割合で示すHCRMからの偏差

――――― [JIS B 7725 pdf 4] ―――――

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B 7725 : 2020

5 一般条件

  試験機の検証及び校正に先立って,製造業者の指定に従って試験機が適切に設置されていることを確認
しなければならない。特に,次の事項を確認することが望ましい。
a) 圧子を保持している圧子軸は,しぶり,がたつきなどがなく動作する。
b) 圧子は,圧子軸にしっかりと固定されている。
c) 試験力は,衝撃,振動及び行き過ぎがなく,くぼみに影響を及ぼさないように負荷及び除荷される。
d) くぼみ測定装置は,次による。
1) くぼみ測定装置が試験機と一体化している場合は,除荷からくぼみの測定までの切替え操作が,く
ぼみの測定に影響しない。
2) 測定を行う顕微鏡の照明装置は,観察する全領域をむらなく照らし,くぼみを明瞭に確認できなけ
ればならない。
3) くぼみの中心が,視野の中心に一致していることが望ましい。
注記 試験機が満たさなければならない許容差を決定するに当たり,測定機器及び参照標準の使用に
伴う不確かさは既にその許容差に組み込まれているため,例えば,その不確かさの分だけ許容
差を小さくすることは,適切ではない。これは,試験機の直接検証又は間接検証を実施する際
に行う全ての測定に当てはまることである。

6 直接検証

6.1 一般要件

6.1.1 直接検証は,箇条8に規定する周期で行う。
6.1.2 直接検証は,次による。
a) 試験力の校正
b) 圧子の検証
c) くぼみ測定装置の校正及び検証
d) 試験時間の検証
6.1.3 直接検証は,23 ℃±5 ℃の温度で行うことが望ましい。この温度範囲外で検証を行ったときは,
その温度を報告書に記載する。
6.1.4 検証及び校正に使用する機器は,国家標準にトレーサブルでなければならない。

6.2 試験力の校正

6.2.1 各試験力は,ほぼ等しい間隔で圧子軸の動作範囲内の異なる3か所の位置で検証しなければならな
い。その位置は,少なくともくぼみの深さをカバーすることが望ましい。ただし,負荷機構が閉ループの
ように試験力が圧子軸の位置によって影響を受けない装置,及び負荷時の圧子軸の位置がほぼ一定な装置
の場合は,試験力を検証する圧子軸の位置は1か所でもよい。
6.2.2 試験力を校正する装置は,次のいずれかによる。
a) IS B 7728の1級以上の力計。
b) 力の測定の正確さが0.2 %以内である装置。一定の力を負荷した状態で,1秒から30秒までの出力変
動が0.2 %を超えないことが望ましい。
6.2.3 試験力Fは,各位置において3回測定しなければならない。そのときの圧子軸の動きは,試験時
の方向と同じとする。全ての試験力測定値の相対偏差Frelの許容差は,表2による。
試験力Fの各測定値の相対偏差Frelは,式(1)によって求める。

――――― [JIS B 7725 pdf 5] ―――――

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JIS B 7725:2020の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 6507-2:2018(MOD)

JIS B 7725:2020の国際規格 ICS 分類一覧

JIS B 7725:2020の関連規格と引用規格一覧