JIS B 7729:2005 エリクセン試験機 | ページ 2

4
B 7729 : 2005
l) エリクセン値指示装置が016 mmを示す範囲で,その指示値及びパンチ先端がしわ押さえの試験片
に接する面からの進みとの間に,0.02 mmを超える差があってはならない。

7. 表示

 試験機には,その本体に次の事項を表示する。
a) 名称及び規格番号
b) 製造番号
c) 製造年月
d) 製造業者名又はその略号

――――― [JIS B 7729 pdf 6] ―――――

                                                                                              5
B 7729 : 2005
附属書1(参考)試験及び検査

序文

  この附属書は,本体に関連する事柄を補足するもので,規定の一部ではない。
1. 概要 試験機の試験及び検査は,次によって行うことが望ましい。
2. 試験及び検査
2.1 パンチ,ダイス及びしわ押さえの個別試験 パンチ,ダイス及びしわ押さえの個別試験は,次によ
る。
0 +0.005
a) ダイスの内径は,通り側が26.95-0.005 mm,止り側が27.050 mmの限界ゲージに適合するものとす
る。この試験は,互いに直角をなす2方向について行う。
b) ダイス内かどの丸みは,その輪郭中,試験片に接する面に隣接した丸みの中心に対し90°にわたる範
囲の部分が,半径0.80 mmと0.70 mmとの同心円弧の間にあるものとする。この試験は,ダイスの円
周を4等分した4か所について行う。
参考 上記の寸法試験のほか,ダイス内かどの丸みが,全円周にわたって均一であるかどうかを,適
切なゲージを用い,当たりによって試験を行えば更によい。
c) ダイス及びしわ押さえの試験片に接する面の表面粗さの試験は,JIS B 0651又はJIS B 0652に適合し
た測定器を用いて行う。
d) ダイス及びしわ押さえの試験片に接する面の硬さ測定は,JIS Z 2244の硬さ記号HV30によって行う。
硬さの試験はダイスの試験片に接する面上で,外径と内径との平均値を直径とする同心円を3等分し
た3か所について行う。
e) ダイスは,焼入れ・焼戻しした後,0.8 刀 削仕上げを行い,その平面度は,8 下で,内
かどの丸みの部分は,0.2 刀 ップ仕上げとすることが望ましく,その試験は,c)によって行う。
f) しわ押さえは,焼入れ・焼戻しした後,0.8刀 削仕上げを行い,その平面度は,8 下であ
ることが望ましく,その試験は,c)によって行う。
2.2 パンチ,ダイス及びしわ押さえ相互関係の試験 パンチ,ダイス及びしわ押さえ相互関係の試験は,
次による。
a) ダイスとしわ押さえの中心線との片寄りは,互いに接触させたときの外周の不一致によって試験し,
同一直径上の両側における出入りから,片寄りを求める。この試験は,互いに直角をなす2方向につ
いて行う。
b) エリクセン値指示装置が零を示す位置で,パンチの先端としわ押さえの試験片に接する面とが,同一
平面上にあるかどうかは,定盤をしわ押さえの試験片に接する面に当て,これにパンチ先端を軽く接
触させたときのエリクセン値指示装置の読みによって調べる。
c) パンチの中心とダイスの中心軸との片寄りは,パンチの出入りの位置が互いに8 mm程度違っている
2点で測定する。この測定は,パンチ自身を取付軸に対し,90°ずつ回転させた4か所について行う。
2.3 総合検査 試験機の総合検査は,次による。
a) エリクセン値指示装置の指示値と,パンチ先端がしわ押さえの試験片に接する面からの進みとの差の
検査は,適切な取付器具を用いて,ダイヤルゲージの測定子を直接パンチ先端に当て,パンチを進ま

――――― [JIS B 7729 pdf 7] ―――――

6
B 7729 : 2005
せて行い,エリクセン値指示装置の指示値016 mmの範囲において2 mmおきに,その指示値とダ
イヤルゲージの読みとの差を求める。
b) この試験に使用するダイヤルゲージは,JIS B 7503に適合したものとする。
c) パンチ軸の押し込み速さを指示できる試験機にあっては,その装置は,毎分520 mmの速度範囲を
±10 %の精度で指示できる構造でなければならない。パンチ軸の押し込み速さの指示装置の試験は,
ストップウォッチなどによって行う。
d) しわ押さえ力の指示装置の試験は,これに適合した検査機器を用いて行う。

――――― [JIS B 7729 pdf 8] ―――――

                                                                                                                                           7
B 7729 : 2005
附属書2(参考)JISと対応する国際規格との対比表
JIS B 7729 : 2004エリクセン試験機 ISO 20482 : 2003 金属材料−シートストリップ−エリクセンカッピング試験
(I) ISの規定 (II) 国際規 (III) 国際規格の規定 (V) ISと国際規格との技術的差異の理
(IV) ISと国際規格との技術的差異の項目ごと
格番号 の評価及びその内容 由及び今後の対策
表示箇所 : 本体中
表示方法 : 点線の下線
項目 内容 項目 内容 項目ごとの 技術的差異の内容
番号 番号 評価
1.適用範囲 この規格は,厚さ0.12 mm ISO 20482 1 JISに同じ MOD/変更 − JISを運用するうえで適用期限は必
幅 90 mm以上の金属薄板 要。
のエリクセン値を測定する
試験機について規定する。
また,より厚い材料及び幅
の狭い試験片については,
表1に示すように,特定の
寸法のジグが規定されてお
り添字で区別される。
2.引用規格 JIS B 0031 2 ISOはISO 4287 MOD/追加・ ISO規格では記載されてい 本文で使用している規格及び関連機
JIS B 1501 である。 変更 器の規格をJISでは追加した。次回
ないが,日本工業規格(日本産業規格)として
JIS Z 2247 必要なJISを追加し,変更しISO改正時に提案する。
た。
3.定義 3 JISに同じ IDT −
4.記号及び 4 JISに同じ IDT −
定義
5.原理 5 JISに同じ IDT −
B7 729 : 2005
2

――――― [JIS B 7729 pdf 9] ―――――

    8
B 7729 : 2005
B7
2
7
(I) ISの規定 (II) 国際規 (III) 国際規格の規定 (V) ISと国際規格との技術的差異の理
(IV) ISと国際規格との技術的差異の項目ごと
29 : 2
格番号 の評価及びその内容 由及び今後の対策
0
表示箇所 : 本体中
05
表示方法 : 点線の下線
項目 内容 項目 内容 項目ごとの評 技術的差異の内容
番号 番号 価
6.試験機の a) 6.1 JISに同じ IDT −
構造及び標 b) 6.2 JISに同じ MOD/追加 ISO規格ではき裂の確認を 自動機等で外観観察以外の方法でも
準試験に用 ただし,他の方法 外観の観察だけを言っていき裂確認をしていること,今回のISO
いるジグの の記載なし。 る。 規格で,き裂発生時には,荷重の降
形状,寸法及 下及び雑音が認められると記されて
び仕上げ程 いるので,次回ISO改正時に提案す
度 る。
c) 6.3 JISに同じ MOD/変更 試験結果を0.1 mmに丸めるには,1
JISはエリクセン値を示す誤
ただし,パンチ移 差として0.02 mmを明記し けた下の数値が必要なので,次回
動量測定ゲージ ISO改正時に提案する。
ているので,単位としてはそ
の単位は0.1mm。 れより細かく必要になり,
0.01 mmとしている。
d) 6.4 JISに同じ IDT − ISOの6.4は,三つの事を一つにまと
めて記載しているが,JISではわかり
やすくするために三つに分けた。
e) 6.4.1 JISに同じ IDT −
f) 6..4.2 JISに同じ MOD/変更 使いやすい表面粗さ平均 ISO提案を検討。
(Ra)とした。
g) 6.5 JISに同じ MOD/追加 JISはエリクセン指示装置が
測定値を保証するには出入り誤差の
ただし,パンチ先 ゼロ位置でのパンチ先端の基準も必要なので,次回ISO改正時
端の出入りにつ 出入りは0.02 mmと規定し に提案する。
いての記載なし。 ている。

――――― [JIS B 7729 pdf 10] ―――――

次のページ PDF 11

JIS B 7729:2005の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 20482:2003(MOD)

JIS B 7729:2005の国際規格 ICS 分類一覧

JIS B 7729:2005の関連規格と引用規格一覧