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JIS B 7762-9:2006 規格概要
この規格 B7762-9は、建築用地の基礎工事などに用いる,ランマ,バックフィルランマ,打撃ランマ,及びサンドランマのハンドルにおける振動を実験室で測定する方法について規定し,規定の負荷で作業したときの動力工具のハンドルにおける振動の大きさを確定するための形式試験の規格。
JISB7762-9 規格全文情報
- 規格番号
- JIS B7762-9
- 規格名称
- 手持ち可搬形動力工具―ハンドルにおける振動測定方法―第9部 : ランマ
- 規格名称英語訳
- Hand-held portable power tools -- Measurement of vibrations at the handle -- Part 9:Rammers
- 制定年月日
- 2006年9月20日
- 最新改正日
- 2015年10月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 8662-9:1996(IDT)
- 国際規格分類
ICS
- 13.160, 25.140.01
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- ‐
- 改訂:履歴
- 2006-09-20 制定日, 2010-10-01 確認日, 2015-10-20 確認
- ページ
- JIS B 7762-9:2006 PDF [10]
B 7762-9 : 2006 (ISO 8662-9 : 1996)
まえがき
この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,社団法人日本フルードパワー工業会(JFPA)
/財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出があり,日
本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
制定に当たっては,日本工業規格(日本産業規格)と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格(日本産業規格)の作成及び日
本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO 8662-9 : 1996,Hand-held portable
power tools−Measurement of vibrations at the handle−Part 9 : Rammersを基礎として用いた。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に
抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許
権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に係る確認について,責任は
もたない。
JIS B 7762-9には,次に示す附属書がある。
附属書A(参考) ランマのハンドルにおける振動測定の試験報告書例
JIS B 7762の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS B 7762-1 第1部 : 通則
JIS B 7762-2 第2部 : チッピングハンマ及びリベッティングハンマ
JIS B 7762-3 第3部 : ロックドリル及びロータリハンマ
JIS B 7762-4 第4部 : グラインダ
JIS B 7762-5 第5部 : 舗装ブレーカ及び建設作業用ハンマ
JIS B 7762-6 第6部 : インパクトドリル
JIS B 7762-7 第7部 : インパクト,インパルス又はラチェット動作のレンチ,スクリュードライバ及
びナットランナ
JIS B 7762-8 第8部 : ポリッシャ及びロータリ並びにオービタル及びランダムオービタルサンダ
JIS B 7762-9 第9部 : ランマ
JIS B 7762-10 第10部 : ニブラ及びシャー
JIS B 7762-11 第11部 : 締結工具
JIS B 7762-12 第12部 : 往復動作ののこぎり及びやすり並びに揺動又は回転動作ののこぎり
JIS B 7762-13 第13部 : ダイグラインダ
JIS B 7762-14 第14部 : 石工工具及び多針たがね
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS B 7762-9 pdf 1] ―――――
B 7762-9 : 2006 (ISO 8662-9 : 1996)
pdf 目 次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1. 適用範囲・・・・[1]
- 2. 引用規格・・・・[1]
- 3. 測定事項・・・・[1]
- 4. 測定器・・・・[2]
- 4.1 一般・・・・[2]
- 4.2 トランスデューサ・・・・[2]
- 4.3 メカニカルフィルタ・・・・[2]
- 4.4 トランスデューサの固定・・・・[2]
- 4.5 校正・・・・[2]
- 4.6 補助機器・・・・[2]
- 5. 測定方向及び測定位置・・・・[2]
- 5.1 測定方向・・・・[2]
- 5.2 測定位置・・・・[2]
- 6. 作業手順・・・・[3]
- 6.1 一般・・・・[3]
- 6.2 エネルギー吸収装置・・・・[4]
- 6.3 押付け力・・・・[4]
- 7. 測定手順及び測定の有効性・・・・[5]
- 7.1 供給動力・・・・[5]
- 7.2 測定手順・・・・[5]
- 7.3 測定の有効性・・・・[5]
- 7.4 変動係数・・・・[5]
- 7.5 測定結果の処置・・・・[6]
- 8. 試験報告書・・・・[6]
- 附属書A(参考)ランマのハンドルにおける振動測定の試験報告書例・・・・[7]
――――― [JIS B 7762-9 pdf 2] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
B 7762-9 : 2006
(ISO 8662-9 : 1996)
手持ち可搬形動力工具−ハンドルにおける振動測定方法−第9部 : ランマ
Hand-held portable power tools− Measurement of vibrations at the handle−Part 9:Rammers
序文
この規格は,1996年に第1版として発行されたISO 8662-9,Hand-held portable power tools−
Measurement of vibrations at the handle−Part 9:Rammersを翻訳し,技術的内容及び規格票の様式を変更する
ことなく作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で点線の下線を施してある“参考”は,原国際規格にはない事項である。
1. 適用範囲
この規格は,建築用地の基礎工事などに用いる,ランマ,バックフィルランマ,打撃ラン
マ,及びサンドランマのハンドルにおける振動を実験室で測定する方法について規定し,規定の負荷で作
業したときの動力工具のハンドルにおける振動の大きさを確定するための形式試験の規格である。
この規格は,その適用によって,異なる動力工具又は同じ種類で異なる形式の動力工具を比較するため
に用いることを目的とする。測定値は,模擬的な方法によって得るが,実際の作業環境における振動加速
度値と近い値となる。
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21に基づき,IDT(一致している),MOD
(修正している),NEQ(同等でない)とする。
ISO 8662-9:1996,Hand-held portable power tools−Measurement of vibrations at the handle−Part
9:Rammers (IDT)
2. 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 7762-1 手持ち可搬形動力工具 ― ハンドルにおける振動測定方法 ― 第1部 : 通則
備考 ISO 8662-1:1988,Hand-held portable power tools−Measurement of vibrations at the handle−Part
1:Generalが,この規格と一致している。
ISO 2787,Rotary and percussive pneumatic tools−Performance tests
3. 測定事項
測定事項は,次による。
a) IS B 7762-1の3.1及び3.3に規定する補正加速度実効値,及びJIS B 7762-1の3.2による周波数分析
結果
――――― [JIS B 7762-9 pdf 3] ―――――
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B 7762-9 : 2006 (ISO 8662-9 : 1996)
備考 他の方法でDCシフトのないことが明らかな場合には,周波数分析は考慮しなくてもよい(JIS
B 7762-1の4.3参照)。
b) 押付け力
c) 空気圧又は油圧
d) 打撃数
4. 測定器
4.1 一般
測定器の詳細については,JIS B 7762-1の4.14.6による。
4.2 トランスデューサ
トランスデューサの詳細については,JIS B 7762-1の4.1による。
4.3 メカニカルフィルタ
この規格による測定には,通常,メカニカルフィルタを用いる必要がある(JIS
B 7762-1の4.3参照)。
4.4 トランスデューサの固定
トランスデューサ及びメカニカルフィルタの固定は,図1及びJIS B
7762-1の4.2による。
4.5 校正
校正は,JIS B 7762-1の4.8による。
4.6 補助機器
空気圧又は油圧は,ISO 2787に従って,精密な圧力計を用いて測定する。
参考 ISO 2787の6.2.2では,フルスケールの0.5 %の圧力差を,容易に読み取ることができる圧力
計を用いるよう規定している。
測定中の工具の打撃数は,振動信号の狭帯域分析又は周波数カウンタによって,測定する。
押付け力は,はかりによって測定する(6.3参照)。
図 1 トランスデューサ固定の例
5. 測定方向及び測定位置
5.1 測定方向
測定は,打撃方向と平行な方向(y方向)で行う(図2参照)。
5.2 測定位置
測定は,通常,作業者が工具を保持し,押付け力を加えるすべてのグリップ部において
行う。すべてのグリップ部が同じ振動値であると証明できる場合には,測定は主なグリップ部だけでよい。
トリガが測定を干渉する位置にある場合を除いて,通常,トランスデューサの位置は,グリップ部の長さ
の中央とする(図2参照)。
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B 7762-9 : 2006 (ISO 8662-9 : 1996)
図 2 ランマ : 測定方向及びトランスデューサの位置の選択
6. 作業手順
6.1 一般
測定は,適切に点検整備を行い,注油した新品の動力工具で行う。
試験中,動力工具を定格圧力で操作し,製造業者の取扱説明書に従って用いる。作業は,安定かつ円滑
に行う(6.3参照)。
試験中,作業者が直立した姿勢をとれ,また動力工具を垂直下向きに操作できるように,エネルギー吸
収装置を配置する。作業中,作業者は動力工具を無理なく保持する[図3 a)及び図3 b)参照]。
――――― [JIS B 7762-9 pdf 5] ―――――
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JIS B 7762-9:2006の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 8662-9:1996(IDT)
JIS B 7762-9:2006の国際規格 ICS 分類一覧
- 13 : 環境.健康予防.安全 > 13.160 : 環境に関わる振動及び衝撃
JIS B 7762-9:2006の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB7762-1:2006
- 手持ち可搬形動力工具―ハンドルにおける振動測定方法―第1部:通則