303
B 8267 : 2015
2) .7の降伏強度の試験を適用しない場合は,次の式による。
t
P 4.0H
T.8.2 変位測定による方法
変位測定による方法は,次のa) d) による。
a) 変位計 変位計は,次の1)3) による。
1) 変位計は,0.02 mmの変位増分を測定できる。
2) 変位は,基準点と固定点の間で測定する。ただし,軸対称構造の試験体の場合には,半径方向に相
対する基準点の間で測定することができる。
3) 変位は,最も大きな変位が発生する測定部位で測定する。
b) 変位測定 T.5.1によって圧力を負荷し,変位測定は次の1)3) による。
1) .5.1 a) の圧力保持時及び降圧後に,変位を測定し,記録する。
2) .5.1 b) の手順の繰返しごとに圧力保持時及び降圧後に,変位を測定し,記録する。圧力と変位の
関係から,手順の繰返しによる永久変位の増分を確認する。
3) 手順の繰返しは,圧力と変位の関係が直線関係から外れた点で中止する。
c) 降伏圧力 試験温度における試験体の降伏圧力Hは,圧力と変位の関係が直線関係から外れた点での
圧力(昇圧及び降圧の繰返しによる永久変位が増分を示す圧力)とする。
d) 試験温度における試験体の許容圧力 試験温度における試験体の許容圧力Ptは,次の1)3) による。
1) .7の降伏強度の試験を適用する場合は,次の式による。
Sy
Pt 5.0H
Syt
2) .7の降伏強度の試験を適用しないで,試験体材料が材料規格の引張強さが480 N/mm2以下の炭素
鋼の場合は,次の式による。
Su
Pt 5.0H
Su 35
3) .7の降伏強度の試験を適用しないで,試験体材料が2) 以外の場合は,次の式による。
t
P 4.0H
T.8.3 ぜい性塗料による方法
ぜい性塗料による方法は,次のa) d) による。
a) ぜい性塗料 ぜい性塗料は,最も大きなひずみが発生する測定部位又は全面に塗布する。
なお,試験体の表面は,ぜい性塗料と十分な接着が得られるように異物及び表面の凹凸を除去する。
b) 降伏指示の測定 T.5.1 a) 及びb) によって圧力を負荷し,圧力増加の間でぜい性塗料の離又はひず
み線の発生を測定し,降伏の指示とする。ただし,ぜい性塗料の離又はひずみ線が発生しない場合
には,適切な圧力で試験を中止してもよい。
c) 降伏圧力 試験温度における試験体の降伏圧力Hは,ぜい性塗料に離又はひずみ線が発生する圧力
とする。
なお,ぜい性塗料に離又はひずみ線が発生しない場合には,試験を中止した圧力を試験体の降伏
圧力とする。
d) 試験温度における試験体の許容圧力 試験温度における試験体の許容圧力Ptは,次の1)3) による。
1) .7の降伏強度の試験を適用する場合は,次の式による。
――――― [JIS B 8267 pdf 306] ―――――
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B 8267 : 2015
Sy
Pt 5.0H
Syt
2) .7の降伏強度の試験を適用しないで,試験体材料が材料規格の引張強さが480 N/mm2以下の炭素
鋼の場合は,次の式による。
Su
Pt 5.0H
Su 35
3) .7の降伏強度の試験を適用しないで,試験体材料が2) 以外の場合は,次の式による。
t
P 4.0H
T.9 破裂による試験
破裂による試験は,次のa) c) による。
a) 破裂の測定 T.5.2によって圧力を負荷し,測定部位(全面)において漏えい(洩)又は破裂の発生を
検出し,その後の急激な圧力低下をもたらす点の圧力を測定する。
なお,漏えい又は破裂が発生しない場合には,適切な圧力で試験を中止してもよい。
b) 破裂圧力 試験温度における試験体の破裂圧力Bは,漏えい又は破裂が発生した圧力とする。
なお,破裂圧力より低い圧力で試験を中止した場合には,試験を中止した圧力を破裂圧力とする。
c) 試験温度における試験体の許容圧力 試験温度における試験体の許容圧力Ptは,次の1) 又は2) によ
る。
1) 試験体材料が鋳造品以外の材料の場合
Su
Pt .025B
Sut
2) 試験体材料が鋳鉄又はダクタイル鋳鉄以外の鋳造品の場合
Su
Pt .025Bf
Sut
T.10 許容圧力及び設計圧力
T.10.1 設計温度における耐圧部分の許容圧力
設計温度における耐圧部分の許容圧力Poは,次の式による。
Po fc fT Pt
T.10.2 耐圧部分の座屈に対する確認
耐圧部分に座屈する形状がある場合,試験体の座屈に対する確認は,次のa) 及びb) による。
a) 座屈に対する確認試験はT.5の試験方法で水圧試験によって,試験温度における試験体の許容圧力Pt
の3倍を超える圧力Pbで,過度の変形がないことを確認する。
b) ) が確認された場合,設計温度における耐圧部分の許容圧力は,T.10.1による。
T.10.3 設計圧力の確認
設計温度における耐圧部分の設計圧力の値が,T.10.1の設計温度における耐圧部分の許容圧力の値以下
であることを確認する。
JIS B 8267:2015の国際規格 ICS 分類一覧
- 23 : 一般的に利用される流体システム及びその構成要素 > 23.020 : 流体貯蔵装備 > 23.020.30 : 圧力容器,ガスボンベ
JIS B 8267:2015の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称