JIS B 8672-2:2011 空気圧―試験による機器の信頼性評価―第2部:方向制御弁 | ページ 2

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c) 3位置弁
記号
15 ポート 9 供試品
6 制御機構 : 電気又は空気 10 出力ポートの容器
7 スプリングリターン又はプレッシャリターン 11 入口ポートへの空気源
8 ノーマル位置への復帰
図1−基本回路(続き)
パイロット供給は8.3に規定する性能を維持できる限りにおいては,内部パイロット又は外部パイロッ
トどちらでも可能である。

5.2 出力ポートの容器容積

  出力ポートの容器容積は,JIS B 8390で規定するバルブの音速コンダクタンスC値による。容積は,表
1に示す最小値又はその値以上とする。
注記 試験中,出力ポートの容器部が高温になることがあるため,作業者の安全保護に注意する。
表1−バルブの音速コンダクタンスに基づく出力ポートの最小容積
音速コンダクタンス 出力ポートの最小容積
C
dm3/(s・MPa) mL
C≦4 2
4 40 120 200 400

――――― [JIS B 8672-2 pdf 6] ―――――

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5.3 供給管路の推奨配管サイズ

5.3.1  流路が絞られないよう配慮し,供試品の出力ポートに対して,直接又は配管を用いて容器を接続す
る。
5.3.2 規定の時間内に容器圧力が充・放出するように,接続管路での配管の長さはできるだけ短くする。

5.4 複数のパイロット操作切換弁の同時作動

  パイロット操作切換弁を試験する場合,数台の供試品を1台の制御弁で同時に作動させるときは,6.2.1
に規定する供給圧力を全供試品に供給しなければならない。

6 試験条件

6.1 一般試験条件

  一般試験条件は,JIS B 8672-1に適合しなければならない。

6.2 作動頻度

6.2.1  出力ポートの容器圧力が,供給圧力の充時90 %以上,放出時10 %未満になるように,供試品を
作動させなければならない。
6.2.2 ON時間とOFF時間との比は,1 : 1とする。
6.2.3 2位置弁(スプリングリターン又はプレッシャリターン)の場合,制御信号は図2に従う。
記号 nT 1サイクル
tms 時間
図2−2位置弁(スプリングリターン又はプレッシャリターン)の制御信号
6.2.4 2位置弁(自己保持)又は3位置弁の場合,制御信号は図3に従う。

――――― [JIS B 8672-2 pdf 7] ―――――

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記号 nT 1サイクル
tms 時間
図3−2位置弁(自己保持)又は3位置弁の制御信号

7 測定期間

7.1 確認及び測定時期(タイミング)

7.1.1  次に示す確認及び測定を,耐久試験の試験前後及び試験中に実施する。
− 7.2による機能確認
− 8.1による漏れ測定
− 8.2及び8.3による切換圧力の測定
7.1.2 測定間隔は,JIS B 8672-1に従って決定する。

7.2 機能確認

  供試品は,それらの弁制御が試験条件の下で正確に作動しているかどうか,聴覚,視覚及び触覚によっ
て確認しなければならない。機能確認は,切換不良,固着,出力の充不足,又は感知・可聴できる漏れ
が発生しているかを確認する。際立った変化は記録しなければならない。
測定間隔の間で故障した場合,寿命サイクル数はJIS B 8672-1に従って決定する。

8 測定条件

8.1 漏れ測定

8.1.1  内部及び外部の漏れ量の合計は入口ポートに圧力を印加し,全ての弁位置において測定する。
8.1.2 さらに,次のバルブについては,指示された漏れ量を測定しなければならない。
− パイロット操作切換弁の場合 入口ポートに圧力を印加せずにパイロット圧を印加して,全てのパイ
ロット管路及びパイロット室からの漏れ量を測定する。
− 外部パイロット形操作切換弁の場合 入口ポートに圧力を印加せずに外部パイロット圧を印加して,
全ての弁切換位置において,全てのパイロット管路からの漏れ量を測定する。
− 3位置弁(クローズドセンタ)の場合 入口ポートに圧力を印加して,ノーマル位置において出力ポ

――――― [JIS B 8672-2 pdf 8] ―――――

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ートからの漏れ量を測定する。次に,圧力を出力ポートに印加し,排気ポートからの漏れ量を測定す
る。
− ほかのタイプのノーマル位置を備えた3位置弁の場合 ノーマル位置において入口ポートに圧力を印
加して,排気ポートからの漏れ量を測定する。
− 2位置弁(自己保持電磁弁)の場合 電気制御された2位置弁(自己保持)については,ソレノイド
を通電及び非通電した状態で,各弁位置における漏れ量を測定する。

8.2 切換圧力の測定

8.2.1  切換確認
供試品が正確に切り換わっていることを確認するために,供試品の出力ポートに圧力計又は圧力変換器
を取り付け,漏れのない状態で完全に上昇又は下降していることを確認する(図4参照)。
記号
15 ポート
6 制御機構 : 電気又は空気
図4−測定回路
8.2.2 2位置弁(スプリングリターン又はプレッシャリターン)の測定
8.2.2.1 電磁弁の切換圧力(最低作動圧力の確認)
内部パイロット弁の測定は,電気制御信号を定格電圧で,ON,OFF交互に印加して,正確に切り換わ
るまで入口ポートの圧力を連続的に上昇させる。
外部パイロット弁の測定は,使用圧力(0.63 MPa)を入口ポートに印加し電気制御信号を定格電圧で,
ON,OFF交互に印加して,正確に切り換わるまでパイロットポートの圧力を連続的に上昇させる。
8.2.2.2 パイロット操作切換弁の切換圧力
使用圧力(0.63 MPa)を入口ポートに印加し,制御弁によってパイロットポートの圧力をON,OFF交
互に印加して,正確に切り換わるまでパイロットポートの圧力を連続的に上昇させる。

――――― [JIS B 8672-2 pdf 9] ―――――

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8.2.3 2位置弁(自己保持)及び3位置弁の測定
8.2.3.1 電磁弁の切換圧力(最低作動圧力の確認)
内部パイロット弁の測定は,各ソレノイドに電気制御信号を定格電圧で交互に印加して,全ての弁位置
へ切り換わるまで,入口ポートの圧力を連続的に上昇させる。
外部パイロット弁の測定は,使用圧力(0.63 MPa)を入口ポートに印加し,電気制御信号を定格電圧で
交互に印加して全ての弁位置へ切り換わるまで,パイロットポートの圧力を連続的に上昇させる。
8.2.3.2 パイロット操作切換弁の切換圧力
入口ポートに使用圧力(0.63 MPa)を印加し,制御弁によってパイロットポートの交互に圧力を印加し
て,全ての弁位置へ切り換わるまでパイロットポートの圧力を連続的に上昇させる。
8.2.4 報告するデータ
正確に切り換わる圧力を切換圧力として記録し,報告しなければならない。

8.3 放置後の切換圧力の測定

  試験が行われるごとに,供試品が加圧された状態で24時間放置後,8.2に規定する試験を行う。
2位置弁(スプリングリターン又はプレッシャリターン)は,次の切換がより高い切換力を要求する位
置に保持する。
入口ポートに連続的に使用圧力を印加したまま,パイロット圧力をバルブが切り換わるまで上昇又は下
降させ,バルブが最初に切り換わるパイロット圧力を記録する。
供試品が内部パイロット式である場合は,パイロット排気ポートを使用し,外部パイロット式である場
合は,外部パイロット圧力を上昇下降させて試験する。
必要ならば,供試品のパイロット管路を,測定可能なように変更してもよい。

9 しきい値レベル

9.1 一般

  供試品は,9.29.4に規定するしきい値レベル又は故障判定基準のうちのいずれかの一つに達した場合,
故障したとみなす。

9.2 機能故障

  供試品が7.2に規定する機能を満足しない場合,故障したとみなす。

9.3 漏れに関連する故障

9.3.1  試験前の供試品の漏れは,製造業者の記載する仕様書の数値を超えてはならない。
9.3.2 供試品は,8.1に従って測定した任意の位置での漏れの合計が,表2の値を超えた場合,故障した
とみなす。

――――― [JIS B 8672-2 pdf 10] ―――――

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JIS B 8672-2:2011の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 19973-2:2007(MOD)

JIS B 8672-2:2011の国際規格 ICS 分類一覧

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