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B 8833-1 : 2022
a) 段差の上 b) 隙間の上
図C.4−変動関数の曲線
C.2.6 動的影響係数4
動的影響係数4は,次の式のように定義する。
mg mz h
4 1 g
mg
動的影響係数4は,両方のケースにある仮定を入れて,ξS,αS,ξG,αGの式を用い,α≦1.3を含め,次
のように計算してもよい。
段差の上の場合
2
π v2
4 1 S S
2 r
隙間の上の場合
2
π v2
4 1 G G
2 r
C.2.7 補足
この単純な弾性動力学モデルの使用は,実際の動的挙動がこのモデルに対応していて,かつ,軌条の段
差又は隙間の上を通過することによる励振を伴うクレーンに限定する。二つ以上の要因が同時に大きな応
答及び/又は回転を発生させる場合には,設計者はその状況に応じた適切なモデルを用いて,動荷重を推
定するのがよい。
――――― [JIS B 8833 pdf 31] ―――――
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B 8833-1 : 2022
附属書D
(参考)
加減速によって生じる荷重の決定例
D.1 剛体の動力学モデル
ここで考慮するモデルは,剛体のクレーン(天井走行クレーン)で,四つの走行車輪によって支えられ
た二つの桁をもち,一定速度で走行する。両端の一つの車輪は,独立した単純な駆動裝置によって駆動さ
れる。荷をつった横行トロリは,クレーンの桁(図D.1参照)によって支えられる(6.1.4参照)。
記号説明
1 : 軌条1
2 : 軌条2
図D.1−天井走行クレーンに作用する荷重(表D.1参照)
モータによる駆動力及びブレーキによる制動力は,1段の減速機を介して,クレーンの走行車輪に伝え
――――― [JIS B 8833 pdf 32] ―――――
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B 8833-1 : 2022
られる。走行車輪はサドルで支えられ,片側のサドルは横方向に固定され,反対側のサドルは横方向に移
動可能である。
D.2 記号
この附属書で用いる記号は,表D.1による。
表D.1−記号
記号 意味
幾何学的パラメータ(単位 : m)
l クレーンのスパン
y 軌条1から荷をつったトロリの重心までの距離
a 軌条1からの重心(CG)までの距離
b 軌条2からの重心(CG)までの距離
c ホイールベース
r1 ホイールピニオン1の半径
r2 ホイールギヤ2の半径
r クレーン走行車輪の半径
質量(単位 : kg)
m1 走行用駆動装置を備えたクレーン桁の質量
m2 クラブの質量
m3 つり荷の質量,mHに相当する
m 荷を含むクレーンの質量(m=m1+m2+m3)
質量の慣性モーメント(単位 : kgm2)
θ1 モータ,カップリング,ブレーキドラム及びホイールピニオン1の質量慣性モーメント
θ2 ホイールギヤ2及びクレーン走行車輪の質量慣性モーメント(この例では無視されている。)
内部摩擦損失
η ギヤ出力とギヤ入力との比率
速度(単位 : rad/s又はm/s)及び加速度(単位 : rad/s2又はm/s2)
モータ,カップリング,ブレーキドラム及びホイールピニオン1の回転速度及び加速度
x x クレーンの走行速度及び加速度
トルク(単位 : N·m)
M クレーン走行ギヤの第1シャフトに作用する駆動トルク
MM 停止中のモータのトルク
MB 機械式ブレーキのトルク
D.3 力
D.3.1 駆動力及び外力
クレーンの動き[x(t)]及び荷重影響は駆動力に左右され,駆動力は,内部摩擦力,慣性力及び外力と釣
り合う。外力は,車輪部分の機械的抵抗による摩擦力(損失)及び風荷重,並びに傾斜軌道の場合には重
力による力を含む。
トルクMはMMに等しくするか又はMBに等しくするかは,モータ又はブレーキの特性によって決めて
もよく,図D.2及び図D.3にその例を示す。
――――― [JIS B 8833 pdf 33] ―――――
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B 8833-1 : 2022
記号説明
MM : モータ回転速度 ータの定常出力トルク
(pdf 一覧ページ番号 )
M :
M
モータの起動トルク( 0)
(pdf 一覧ページ番号 )
: モータの同期回転速度(MM=0)
図D.2−抵抗制御の巻線モータの特性の単純化した表現
BMは,一定とする。数学的には,MB B
簡略化のために,図D.3において,MBの大きさ sgn M
で表せる。
記号説明
MB : 桓 対方向の制動トルク
図D.3−機械式ブレーキ−制動トルクの図解
D.3.2 車輪部分の摩擦損失
図D.4は,車輪部分の摩擦損失を示す。
――――― [JIS B 8833 pdf 34] ―――――
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B 8833-1 : 2022
記号説明
ΔM1 : 車輪軸受に生じる,摩擦によるトルクの損失
ΔM2 : 回転する車輪の接触面に生じる,回転摩擦によって損失するトルク
Fz : 車輪荷重
w : 等価摩擦係数(ΔM1+ΔM2=wFzr)
図D.4−車輪部分の摩擦損失
D.4 駆動加速度
図D.5に示した駆動系は,駆動による加速度の計算に用いられる。この図は,力の釣り合いに作用する
二つの駆動装置を組み合わせたもので,主な作用が全て示される。
――――― [JIS B 8833 pdf 35] ―――――
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JIS B 8833-1:2022の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 8686-1:2012(MOD)
JIS B 8833-1:2022の国際規格 ICS 分類一覧
JIS B 8833-1:2022の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB0146-1:2017
- クレーン―用語―第1部:一般
- JISB0146-2:2017
- クレーン―用語―第2部:移動式クレーン
- JISB0146-3:2012
- クレーン用語―第3部:タワークレーン
- JISB0146-5:2012
- クレーン用語―第5部:天井走行クレーン及び橋形クレーン
- JISB8829:2018
- クレーン―鋼構造部分の性能照査
- JISB8830:2001
- クレーン―風荷重の評価
- JISB8842:2020
- クレーン―耐震設計に関する原則