JIS B 8833-4:2008 クレーン―荷重及び荷重の組合せに関する設計原則―第4部:ジブクレーン

JIS B 8833-4:2008 規格概要

この規格 B8833-4は、第1部に規定した一般設計原則に加えて,JIS B 0146-1で規定するジブクレーンの,限界状態設計法に基づく荷重の組合せ及び諸係数の値について規定。

JISB8833-4 規格全文情報

規格番号
JIS B8833-4 
規格名称
クレーン―荷重及び荷重の組合せに関する設計原則―第4部 : ジブクレーン
規格名称英語訳
Cranes -- Design principles for loads and load combinations -- Part 4:Jib cranes
制定年月日
2008年3月25日
最新改正日
2017年10月25日
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対応国際規格

ISO

ISO 8686-4:2005(MOD)
国際規格分類

ICS

53.020.20
主務大臣
経済産業,厚生労働
JISハンドブック
物流 2019
改訂:履歴
2008-03-25 制定日, 2012-10-25 確認日, 2017-10-25 確認
ページ
JIS B 8833-4:2008 PDF [13]
                                                                                 B 8833-4 : 2008

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[2]
  •  4 荷重及び荷重の組合せの基本的考え方・・・・[2]
  •  4.1 基本的考え方・・・・[2]
  •  4.2 同時に起こる加速・・・・[2]
  •  4.3 横荷重・・・・[2]
  •  4.4 非常停止・・・・[2]
  •  5 クレーン運転の加速による荷重・・・・[2]
  •  5.1 巻上げによる影響・・・・[2]
  •  5.2 巻上運転以外から生じる影響・・・・[2]
  •  5.3 駆動力の変化ΔFの適用・・・・[3]
  •  6 鋼構造部分の性能照査計算・・・・[3]
  •  6.1 一般・・・・[3]
  •  6.2 限界状態設計法・・・・[3]
  •  附属書A(規定)柱の強度・・・・[8]
  •  附属書JA(参考)JISと対応する国際規格との対比表・・・・[9]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS B 8833-4 pdf 1] ―――――

B 8833-4 : 2008

まえがき

  この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,社団法人日本クレーン協会 (JCA) 及び財団
法人日本規格協会 (JSA) から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出があり,日本工
業標準調査会の審議を経て,厚生労働大臣,経済産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に
抵触する可能性があることに注意を喚起する。厚生労働大臣,経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,
このような特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に係る確認に
ついて,責任はもたない。
JIS B 8833の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS B 8833-1 第1部 : 一般
JIS B 8833-2 第2部 : 移動式クレーン
JIS B 8833-3 第3部 : タワークレーン
JIS B 8833-4 第4部 : ジブクレーン
JIS B 8833-5 第5部 : 天井走行クレーン及び橋形クレーン

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS B 8833-4 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
B 8833-4 : 2008

クレーン−荷重及び荷重の組合せに関する設計原則−第4部 : ジブクレーン

Cranes-Design principles for loads and load combinations- Part 4 : Jib cranes

序文

  この規格は,2005年に第1版として発行されたISO 8686-4を基に作成した日本工業規格(日本産業規格)であるが,設
計方法を国内実態に合わせるため,技術的内容を変更して作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。変更の一
覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。
対応国際規格の規格群は,限界状態設計法及び許容応力設計法が規定されているが,この規格群の第1
部第5部までは限界状態設計法を規定し,JIS B 8831は許容応力設計法を規定している。

1 適用範囲

  この規格は,第1部に規定した一般設計原則に加えて,JIS B 0146-1で規定するジブクレーンの,限界
状態設計法に基づく荷重の組合せ及び諸係数の値について規定する。
注記1 日本国内での使用には,強制法規であるクレーン構造規格に従う必要がある。
なお,JIS B 8831は強制法規の規定に沿って作成されている。
注記2 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 8686-4 : 2005,Cranes−Design principles for loads and load combinations−Part 4 : Jib cranes
(MOD)
なお,対応の程度を表す記号 (MOD) は,ISO/IEC Guide 21に基づき,修正していること
を示す。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格のうちで,西暦年を付記してあるものは,記載の年の版を適用し,その後の改正版(追補を含む。)
には適用しない。西暦年の付記がない引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 0146-1 クレーン用語−第1部 : 一般
注記 対応国際規格 : ISO 4306-1,Cranes−Vocabulary−Part 1 : General (MOD)
JIS B 8821 : 2004 クレーン鋼構造部分の計算基準
JIS B 8830 クレーン−風荷重の評価
注記 対応国際規格 : ISO 4302,Cranes−Wind load assessment (MOD)
JIS B 8833-1 : 2008 クレーン−荷重及び荷重の組合せに関する設計原則−第1部 : 一般

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2
B 8833-4 : 2008
注記 対応国際規格 : ISO 8686-1 : 1989,Cranes−Design principles for loads and load combinations−
Part 1 : General (MOD)

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語,定義及び記号は,JIS B 8833-1 : 2008による。

4 荷重及び荷重の組合せの基本的考え方

4.1 基本的考え方

  荷重は,運転中にジブクレーンの構成部品又は構造部分にかかる最大荷重を静的弾性力学モデルによっ
て算定することを目的として組合せを行う。この性能照査の計算をするために,次の基本的考え方を前提
とする。
a) 基本的な工学的考え方に基づき,クレーンの最も不利な姿勢及び形態を仮定し,応力的に最も大きく
又は不利になるように荷重の大きさ,位置及び方向を仮定する。
b) 荷重はこの規格に規定する組合せができるが,実際の作業状態に最も近い組合せ荷重を反映するため
に,減少係数によって荷重を調整することもできる。

4.2 同時に起こる加速

  一般に,走行,横行,旋回又は起伏若しくは伸縮のうち,2種類の加速動作が巻上加速と同時に起こる
とし,巻上げをしない場合は,2種類の動作だけに同時加速が生じると推定する。遠心力を伴う旋回慣性
力は,一つの荷重として考える。しかし,特殊設計によって特別に保護されている場合には,同時加速を
考えなくてもよい。

4.3 横荷重

  ジブに横荷重が生じる設計では,最大横荷重を組合せに含めて,適切な荷重の組合せとして計算する。
旋回と風荷重以外とで横荷重が生じる例としては,ジブの中心線と巻き上げる方向線とが合致しないロー
プ掛けの場合がある。

4.4 非常停止

4.4.1  手動による非常停止
手動による非常停止時の計算は,表1の行番号16の非常停止の項に基づいて計算する。
4.4.2 自動非常停止
非常時において,運転者の操作による非常停止ではなく,自動による運転停止,又は自動による電源遮
断をする制動装置をジブクレーンに装備している場合には,これらの影響による荷重は表1,行番号16の
非常停止及び行番号17の機械の故障時の項に基づいて計算する。

5 クレーン運転の加速による荷重

5.1 巻上げによる影響

  巻上げによる慣性の影響は,地面に拘束されていない荷を地切りする力(JIS B 8833-1の6.1.2.2参照)
を除いて,巻上駆動力の変化ΔFに基づく。巻上駆動力の変化は,巻上特性又は制動特性によって実際に
クレーン運転システムに生じる最大駆動トルク,又は最大制動トルクから計算する。

5.2 巻上運転以外から生じる影響

  実際には,加減速度は付帯つり具,作業半径,運転方法と運転制動機構との特性に基づく。性能照査の
計算用に,加減速時に生じる駆動力の変化ΔFは,駆動系から生じる最大駆動トルク及び最大制動トルク

――――― [JIS B 8833-4 pdf 4] ―――――

                                                                                              3
B 8833-4 : 2008
から計算する。

5.3 駆動力の変化ΔFの適用

  巻上駆動力の変化ΔFの値は,表2から得られる動荷重係数φ5(JIS B 8833-1の表1参照)を乗じて表
1の行番号5にある荷重とする。
巻上げ以外の駆動力の変化ΔFの値は,表2から得られる動荷重係数φ5を乗じて表1の行番号4にある
荷重とする。

6 鋼構造部分の性能照査計算

6.1 一般

  性能照査の計算は,JIS B 8833-1に規定された限界状態設計法を用いて実施する。

6.2 限界状態設計法

  表1に限界状態設計法に適用する荷重及び荷重の組合せを示し,適用する抵抗係数γm及び動的影響係数
φnを示す。表2にはφnの値と他の関連する荷重情報とを示す。抵抗係数γmはすべての荷重組合せに対し
て1.1とする。限界力は,局部に存在する欠陥又は材料強度の統計的な変動を考慮して材料の規定強度を
耐力係数γmで除して求める。
表3に箇条4を考慮した組合せ作動,及び表1に取り上げた荷重の組合せの中に含まれる条件を示す。
圧縮荷重がかかる部材に対して,表1の抵抗係数γm及び各荷重に適用される部分荷重係数γpは,附属書
Aによって選択される座屈計算式だけに適用する。

――――― [JIS B 8833-4 pdf 5] ―――――

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JIS B 8833-4:2008の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 8686-4:2005(MOD)

JIS B 8833-4:2008の国際規格 ICS 分類一覧

JIS B 8833-4:2008の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISB0146-1:2017
クレーン―用語―第1部:一般
JISB8830:2001
クレーン―風荷重の評価