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JIS B 9908-1:2019 規格概要
この規格 B9908-1は、一般的な換気用エアフィルタユニットにおいて,粒子状物質(PM)をベースとしたフィルタユニットの捕集率クラス分類方法について規定。また,試験方法,評価のための仕様,一般要求事項及び試験結果報告書の概略についても規定。
JISB9908-1 規格全文情報
- 規格番号
- JIS B9908-1
- 規格名称
- 換気用エアフィルタユニット・換気用電気集じん器の性能試験方法―第1部 : 粒子状物質捕集率に基づく仕様,要件及び分類
- 規格名称英語訳
- Test method of air filter units for ventilation and electric air cleaners for ventilation -- Part 1:Technical specifications, requirements and classification system based upon particulate matter efficiency
- 制定年月日
- 2019年2月20日
- 最新改正日
- 2019年2月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 16890-1:2016(MOD)
- 国際規格分類
ICS
- 91.140.30
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- ‐
- 改訂:履歴
- 2019-02-20 制定
- ページ
- JIS B 9908-1:2019 PDF [32]
B 9908-1 : 2019
pdf 目 次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1 適用範囲・・・・[1]
- 2 引用規格・・・・[2]
- 3 用語及び定義・・・・[2]
- 4 記号及び略語・・・・[5]
- 5 技術的仕様及び要求事項・・・・[6]
- 5.1 一般事項・・・・[6]
- 5.2 材料・・・・[6]
- 5.3 定格風量・・・・[6]
- 5.4 気流に対する圧力損失・・・・[6]
- 5.5 粒径別捕集率線図(部分捕集率線図)・・・・[6]
- 5.6 質量法捕集率・・・・[6]
- 6 試験方法及び手順・・・・[6]
- 7 粒子状物質捕集率(J-ePMx)に基づくクラス分類方法・・・・[7]
- 7.1 大気の標準体積粒径分布の定義・・・・[7]
- 7.2 粒子状物質捕集率(J-ePMx)の計算・・・・[9]
- 7.3 クラス分類・・・・[10]
- 8 試験結果の報告・・・・[10]
- 8.1 一般・・・・[10]
- 8.2 試験報告書の解釈・・・・[11]
- 8.3 試験結果まとめ・・・・[12]
- 附属書A(参考)フィルタからの発じん・・・・[18]
- 附属書B(参考)計算例・・・・[20]
- 附属書C(参考)下流側微細粉じん濃度の推定・・・・[24]
- 参考文献・・・・[26]
- 附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[28]
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS B 9908-1 pdf 1] ―――――
B 9908-1 : 2019
まえがき
この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,公益社団法人日本空気清浄協会(JACA)及
び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出が
あり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS B 9908:2011は廃止され,その一部を分割して制定したこの規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
JIS B 9908の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS B 9908-1 第1部 : 粒子状物質捕集率に基づく仕様,要件及び分類
JIS B 9908-2 第2部 : 粒径別捕集率及び圧力損失の測定方法
JIS B 9908-3 第3部 : 試験粉じん負荷に対する質量法捕集率及び圧力損失の試験
JIS B 9908-4 第4部 : 換気用エアフィルタユニットの除電処理の試験方法
JIS B 9908-5 第5部 : 換気用電気集じん器の性能試験方法
JIS B 9908-6 第6部 : 超高性能フィルタユニットの性能試験方法
この規格群は,ビルディング,工場,事務所などにおいて,空気中に浮遊する粉じんを除去するために
用いるエアフィルタのうち,ろ材を用いて粉じんを除去する換気用エアフィルタユニット(以下,フィル
タユニットという。)及び換気用電気集じん器(以下,電気集じん器という。)の性能試験方法について規
定する。この規格群は,2016年12月に発行されたISO 16890-1ISO 16890-4の4部とこの国際規格で規
定されていないJIS B 9908-5及びJIS B 9908-6の2部との計6部構成である。
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――――― [JIS B 9908-1 pdf 2] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
B 9908-1 : 2019
換気用エアフィルタユニット・換気用電気集じん器の性能試験方法−第1部 : 粒子状物質捕集率に基づく仕様,要件及び分類
Test method of air filter units for ventilation and electric air cleaners forventilation-Part 1: Technical specifications, requirements and classificationsystem based upon particulate matter efficiency
序文
この規格は,2016年に第1版として発行されたISO 16890-1を基とし,JIS B 9908:2011及びISO 16890
規格群に混在する測定方法の差異部分を整合させるために,技術的内容を変更して作成した日本工業規格(日本産業規格)
である。
なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。変更の一
覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。
1 適用範囲
この規格は,一般的な換気用エアフィルタユニットにおいて,粒子状物質(PM)をベースとしたフィル
タユニットの捕集率クラス分類方法について規定する。また,試験方法,評価のための仕様,一般要求事
項及び試験結果報告書の概略についても規定する。この規格は,JIS B 9908-2,JIS B 9908-3及びJIS B
9908-4と合わせて使用することを意図している。
この規格における粒子状物質とは,大気中に浮遊している自然のエアロゾル(液体及び固体粒子)と同
等の粒径分布をもつものである。記号J-ePMxは,0.3 μmX μmの光学直径をもつ粒子に対するフィルタ
ユニットの捕集率を表す。この規格では,粒子状物質捕集率は,表1の粒径範囲を適用する。
表1−粒子状物質捕集率J-ePMxを規定するための光学的粒径範囲
単位 μm
粒子状物質捕集率 粒径範囲
J-ePM10 0.3≦X≦10
J-ePM2.5 0.3≦X≦2.5
J-ePM1 0.3≦X≦1
この規格は,開口面積が610 mm×610 mmの試験ダクトにおいて,風量が0.25 m3/s(900 m3/h)1.5 m3/s
(5 400 m3/h)の間で適用する。
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2
B 9908-1 : 2019
この規格,並びにJIS B 9908-2,JIS B 9908-3及びJIS B 9908-4は,規格で定められた手順で試験した場
合に,J-ePM1が99 %以下でJ-ePM10が20 %を超える一般換気用フィルタユニットに適用する。試験の適用
上限を超えるフィルタユニットは,JIS B 9908-6によって評価する。
注記1 試験手順の適用下限をJ-ePM10で20 %とした理由は,このレベル以下のフィルタユニットで
はこの規格に示す手順で統計的妥当性のある結果を得ることが難しいためである。
室内空気清浄機で使われるフィルタユニットは,この規格の適用範囲から除外する。
この規格群に従って得られた性能結果は,それ自体から実用時の捕集率又は寿命を定量的に推定するこ
とはできない。性能に影響する他の要素については,附属書Aに記載する。
注記2 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 16890-1:2016,Air filters for general ventilation−Part 1: Technical specifications, requirements
and classification system based upon particulate matter efficiency (ePM)(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 9908-2 換気用エアフィルタユニット・換気用電気集じん器の性能試験方法−第2部 : 粒径別捕
集率及び圧力損失の測定方法
注記 対応国際規格 : ISO 16890-2:2016,Air filters for general ventilation−Part 2: Measurement of
fractional efficiency and air flow resistance
JIS B 9908-3 換気用エアフィルタユニット・換気用電気集じん器の性能試験方法−第3部 : 試験粉じ
ん負荷に対する質量法捕集率及び圧力損失の試験
注記 対応国際規格 : ISO 16890-3:2016,Air filters for general ventilation−Part 3: Determination of the
gravimetric efficiency and the air flow resistance versus the mass of test dust captured
JIS B 9908-4 換気用エアフィルタユニット・換気用電気集じん器の性能試験方法−第4部 : 換気用エ
アフィルタユニットの除電処理の試験方法
注記 対応国際規格 : ISO 16890-4:2016,Air filters for general ventilation−Part 4: Conditioning method
to determine the minimum fractional test efficiency
JIS B 9908-6 換気用エアフィルタユニット・換気用電気集じん器の性能試験方法−第6部 : 超高性能
フィルタユニットの性能試験方法
JIS Z 8122 コンタミネーションコントロール用語
JIS Z 8901 試験用粉体及び試験用粒子
ISO 15957,Test dusts for evaluating air cleaning equipment
ISO 29464,Cleaning of air and other gases−Terminology
3 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS Z 8122及びISO 29464によるほか,次による。
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3
B 9908-1 : 2019
3.1 捕集率
3.1.1
質量法捕集率,A(arrestance, gravimetric efficiency)
与えられた試験条件において,フィルタユニットを通過する空気中の標準試験粉じんの質量基準での除
去能力。
注記 この測定結果は,質量パーセントで表す。
3.1.2
初期質量法捕集率,Ai(initial arrestance, initial gravimetric efficiency)
最初の負荷サイクルでフィルタユニットに投入した試験粉じんの質量と,フィルタユニットで捕集した
試験粉じんの質量との割合。
注記 この測定結果は,質量パーセントで表す。
3.1.3
平均質量法捕集率,Am(average arrestance, average gravimetric efficiency)
試験終了圧力損失までにフィルタユニットに投入した試験粉じんの総質量とフィルタユニットで捕集し
た試験粉じんの総質量との割合。
3.1.4
捕集率(efficiency)
フィルタユニットで除去した負荷物質の割合(分数又はパーセント)。
3.1.5
粒径別捕集率,部分捕集率,E(fractional efficiency)
粒径又は粒径範囲ごとの粒子除去能力。
注記 粒径別の関数としてプロットされた捕集率は粒径別捕集率のスペクトラムとなる。
(出典 : ISO 29464:2011の3.1.61)
3.1.6
粒子状物質捕集率,J-ePMx(particulate matter efficiency)
光学粒径で0.3 μmからX μmまでの粒径範囲におけるフィルタユニットの捕集率(3.1.4)。
3.2
フィルタユニット(filter unit)
ろ過材料で構成し,枠の中にサポート及び接合部をもつ組立品。
注記 対応国際規格においては,フィルタエレメント(filter element)と呼んでいる。
3.3 フィルタグループ
3.3.1
グループ名称(group designation)
そのフィルタクラス分類の要求事項を満たすフィルタユニットのグループの名称。
注記 グループ名称とは,この規格の表5で規定する“JIS Coarse”,“JIS ePM10”,“JIS ePM2.5”及び
“JIS ePM1”である。
3.3.2
JIS Coarse
J-ePM10が50 %未満の場合に分類できるフィルタグループ。
――――― [JIS B 9908-1 pdf 5] ―――――
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JIS B 9908-1:2019の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 16890-1:2016(MOD)
JIS B 9908-1:2019の国際規格 ICS 分類一覧
- 91 : 建設材料及び建築物 > 91.140 : 建築物の付帯施設 > 91.140.30 : 通風及び空気調和システム
JIS B 9908-1:2019の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB9908-2:2019
- 換気用エアフィルタユニット・換気用電気集じん器の性能試験方法―第2部:粒径別捕集率及び圧力損失の測定方法
- JISB9908-3:2019
- 換気用エアフィルタユニット・換気用電気集じん器の性能試験方法―第3部:試験粉じん負荷に対する質量法捕集率及び圧力損失の試験
- JISB9908-4:2019
- 換気用エアフィルタユニット・換気用電気集じん器の性能試験方法―第4部:換気用エアフィルタユニットの除電処理の試験方法
- JISB9908-6:2019
- 換気用エアフィルタユニット・換気用電気集じん器の性能試験方法―第6部:超高性能フィルタユニットの性能試験方法
- JISZ8122:2000
- コンタミネーションコントロール用語
- JISZ8901:2006
- 試験用粉体及び試験用粒子