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JIS B 9908-4:2019 規格概要
この規格 B9908-4は、JIS B 9908-1,JIS B 9908-2及びJIS B 9908-3を合わせて使用することを前提としており,一般的な換気用エアフィルタユニットの試験体及び除電処理キャビネット並びに処理手順に関する試験の要件について規定。
JISB9908-4 規格全文情報
- 規格番号
- JIS B9908-4
- 規格名称
- 換気用エアフィルタユニット・換気用電気集じん器の性能試験方法―第4部 : 換気用エアフィルタユニットの除電処理の試験方法
- 規格名称英語訳
- Test method of air filter units for ventilation and electric air cleaners for ventilation -- Part 4:Conditioning method to determine the minimum fractional test efficiency
- 制定年月日
- 2019年2月20日
- 最新改正日
- 2019年2月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 16890-4:2016(MOD)
- 国際規格分類
ICS
- 91.140.30
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- ‐
- 改訂:履歴
- 2019-02-20 制定
- ページ
- JIS B 9908-4:2019 PDF [16]
B 9908-4 : 2019
pdf 目 次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1 適用範囲・・・・[1]
- 2 引用規格・・・・[2]
- 3 用語及び定義・・・・[2]
- 4 記号及び略語・・・・[2]
- 5 除電処理試験要件・・・・[3]
- 5.1 一般・・・・[3]
- 5.2 エアフィルタユニット試験体要件・・・・[3]
- 5.3 エアフィルタユニット試験体の選定・・・・[3]
- 5.4 処理キャビネット要件・・・・[3]
- 6 処理剤・・・・[3]
- 7 処理キャビネット・・・・[4]
- 7.1 一般・・・・[4]
- 7.2 処理キャビネット寸法及び材質・・・・[4]
- 7.3 環境,温度及び相対湿度・・・・[5]
- 8 安全性・・・・[6]
- 9 試験方法・・・・[6]
- 9.1 一般・・・・[6]
- 9.2 除電処理手順・・・・[6]
- 10 適格性確認・・・・[7]
- 11 試験結果の報告・・・・[7]
- 附属書A(参考)IPA使用における健康及び安全に関する情報・・・・[9]
- 参考文献・・・・[11]
- 附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[12]
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS B 9908-4 pdf 1] ―――――
B 9908-4 : 2019
まえがき
この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,公益社団法人日本空気清浄協会(JACA)及
び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出が
あり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS B 9908:2011は廃止され,その一部を分割して制定したこの規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
JIS B 9908の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS B 9908-1 第1部 : 粒子状物質捕集率に基づく仕様,要件及び分類
JIS B 9908-2 第2部 : 粒径別捕集率及び圧力損失の測定方法
JIS B 9908-3 第3部 : 試験粉じん負荷に対する質量法捕集率及び圧力損失の試験
JIS B 9908-4 第4部 : 換気用エアフィルタユニットの除電処理の試験方法
JIS B 9908-5 第5部 : 換気用電気集じん器の性能試験方法
JIS B 9908-6 第6部 : 超高性能フィルタユニットの性能試験方法
この規格群は,ビルディング,工場,事務所などにおいて,空気中に浮遊する粉じんを除去するために
用いるエアフィルタのうち,ろ材を用いて粉じんを除去する換気用エアフィルタユニット(以下,フィル
タユニットという。)及び換気用電気集じん器(以下,電気集じん器という。)の性能試験方法について規
定する。この規格群は,2016年12月に発行されたISO 16890-1ISO 16890-4の4部とこの国際規格で規
定されていないJIS B 9908-5及びJIS B 9908-6の2部との計6部構成である。
(pdf 一覧ページ番号 2)
――――― [JIS B 9908-4 pdf 2] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
B 9908-4 : 2019
換気用エアフィルタユニット・換気用電気集じん器の性能試験方法−第4部 : 換気用エアフィルタユニットの除電処理の試験方法
Test method of air filter units for ventilation and electric air cleaners forventilation-Part 4: Conditioning method to determine the minimumfractional test efficiency
序文
この規格は,2016年に第1版として発行されたISO 16890-4を基とし,JIS B 9908:2011及びISO 16890
規格群に混在する測定方法の差異部分を整合させるために,技術的内容を変更して作成した日本工業規格(日本産業規格)
である。
なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。変更の一
覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。
1 適用範囲
この規格は,JIS B 9908-1,JIS B 9908-2及びJIS B 9908-3を合わせて使用することを前提としており,
一般的な換気用エアフィルタユニットの試験体及び除電処理キャビネット並びに処理手順に関する試験の
要件について規定する。
この規格で示す除電処理の試験方法は,定格の開口面積610 mm×610 mmのフィルタユニットの試験体
に適用する。
記号J-ePMxは,0.3 μmX μmの光学直径をもつ粒子に対するフィルタユニットの捕集率を表す(JIS B
9908-1の表1参照)。
この規格,並びにJIS B 9908-1,JIS B 9908-2及びJIS B 9908-3は,規格で定められた手順で試験した場
合に,J-ePM1が99 %以下でJ-ePM10が20 %を超える一般換気用フィルタユニットに適用する。この試験の
適用上限を超えるフィルタユニットは,JIS B 9908-6によって評価する。
注記1 試験手順の適用下限をJ-ePM10で20 %とした理由は,このレベル以下のフィルタユニットで
は,この規格に示す手順で統計的妥当性のある結果を得ることが難しいためである。
室内空気清浄機で使われるフィルタユニットは,この規格の適用範囲から除外する。
この規格群に従って得られた性能結果は,それ自体から実用時の捕集率又は寿命を定量的に推定するこ
とはできない。
この規格の結果は,静電除去メカニズムが考慮すべき重要な因子である場合に0.3 μmから10 μmまでの
――――― [JIS B 9908-4 pdf 3] ―――――
2
B 9908-4 : 2019
粒径別捕集率を定めたり分類するために,ほかの規格で流用しても差し支えない。
注記2 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 16890-4:2016,Air filters for general ventilation−Part 4: Conditioning method to determine the
minimum fractional test efficiency(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 9908-1 換気用エアフィルタユニット・換気用電気集じん器の性能試験方法−第1部 : 粒子状物
質捕集率に基づく仕様,要件及び分類
注記 対応国際規格 : ISO 16890-1:2016,Air filters for general ventilation−Part 1: Technical
specifications, requirements and classification system based upon particulate matter efficiency (ePM)
JIS B 9908-2 換気用エアフィルタユニット・換気用電気集じん器の性能試験方法−第2部 : 粒径別捕
集率及び圧力損失の測定方法
注記 対応国際規格 : ISO 16890-2:2016,Air filters for general ventilation−Part 2: Measurement of
fractional efficiency and air flow resistance
JIS B 9908-3 換気用エアフィルタユニット・換気用電気集じん器の性能試験方法−第3部 : 試験粉じ
ん負荷に対する質量法捕集率及び圧力損失の試験
注記 対応国際規格 : ISO 16890-3:2016,Air filters for general ventilation−Part 3: Determination of the
gravimetric efficiency and the air flow resistance versus the mass of test dust captured
JIS B 9908-6 換気用エアフィルタユニット・換気用電気集じん器の性能試験方法−第6部 : 超高性能
フィルタユニットの性能試験方法
JIS Z 8122 コンタミネーションコントロール用語
3 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS B 9908-1,JIS B 9908-2,JIS B 9908-3及びJIS Z 8122によ
るほか,次による。
3.1
最小粒径別捕集率(Minimum fractional test efficiency)
この規格で定める除電処理を施した後にJIS B 9908-2に従って測定したフィルタユニットの粒径別捕集
率。
4 記号及び略語
IPA イソプロピルアルコール(イソプロパノール)
SDS 安全データシート(Safety Data Sheet)
――――― [JIS B 9908-4 pdf 4] ―――――
3
B 9908-4 : 2019
5 除電処理試験要件
5.1 一般
この試験は,最小捕集率を決定し,フィルタユニットの粒径別捕集率が静電除去メカニズムに依存して
いるかどうかを調べることを目的としている。試験は,未処理及び除電処理後のフィルタユニットの捕集
率を測定することによって行う。
エアフィルタユニットの多くは,程度の差はあるが繊維に付与された電荷による効果がもたらされてお
り,特に使用の初期段階において低圧力損失で高い捕集率を得ている。燃焼粒子,微粒子,オイルミスト
などのある種の粒子の負荷は電荷作用に影響を及ぼし,使用の初期段階で捕集率が大きく低下することが
ある。この捕集率の低下は,ろ材の粒子捕集による機械的捕集率の僅かな増加によって緩和される。捕集
率の低下及び増加は,フィルタタイプ,使用場所又は大気の状況によって異なる。
ここで規定する試験によって,間接的であるが定量的にエアフィルタユニットの初期性能に占める電荷
効果の程度を示すことができる。この試験によって得られる捕集率は,電荷効果が除去されて機械的捕集
率の増加がない場合に得られる値である。測定した除電処理後の捕集率は,実使用における挙動を表すも
のではない。この規格で規定するエアフィルタユニットの除電処理は,繊維マトリックスの構造に影響を
及ぼしたり,化学的に繊維に影響を及ぼしたり,更には完全にろ材を破壊する可能性がある。したがって,
この処理手順は,全てのエアフィルタユニットに適用できるとは限らない。目視による劣化,物理的変化,
又は10 %を超える若しくは10 Paを超える圧力損失の変化が認められた場合,この規格は適用できず,そ
のフィルタユニットはJIS B 9908-1に従って分類することはできない。
5.2 エアフィルタユニット試験体要件
エアフィルタユニットの試験体は,誤った装着を防ぐように設計するか,又はマークを付けなければな
らない。エアフィルタユニット試験体は,通常の使用及び実際に負荷される温度,湿度及び環境に耐えら
れる適切な材料で作製しなければならない。
5.3 エアフィルタユニット試験体の選定
フィルタユニット試験体は製造業者の推奨に従って準備し,標準の雰囲気条件で安定化した後にグラム
単位までひょう量する。除電処理を開始する前に初期の圧力損失及び粒径別捕集率をJIS B 9908-2で規定
する測定手順に従って測定する。
試験体は,610 mm×610 mmの定格サイズで最大厚さが760 mmのフルサイズのフィルタユニットであ
る。何らかの理由によって規定のサイズで処理ができない場合は,漏れがないようにすれば同じタイプ又
はモデルの小さな試験体を2台以上組み合わせて用いることができる。これより厚さの大きいフィルタユ
ニットについては,箇条7で規定される処理キャビネットのサイズをそれに応じて調整してもよい。その
ような附属設備類の使用状況については記録しておかなければならない。
5.4 処理キャビネット要件
性能要求を満たす処理キャビネットの作製に資することを目的に,処理キャビネットの主要な寸法及び
構成を図1に示す。
規定しない器材(保持フレーム,IPAトレイなど)の設計は任意であるが,器材には箇条8で規定する
性能及び安全衛生の要求を満たす十分な能力がなければならない。
6 処理剤
ろ材を除電し,ろ材の繊維上の表面電荷を中和するのに用いる処理剤は,イソプロピルアルコール(IPA)
である。液体のIPAは処理キャビネットの内部に置き,IPA蒸気が平衡状態に達するまで蒸発させ,ろ材
――――― [JIS B 9908-4 pdf 5] ―――――
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JIS B 9908-4:2019の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 16890-4:2016(MOD)
JIS B 9908-4:2019の国際規格 ICS 分類一覧
- 91 : 建設材料及び建築物 > 91.140 : 建築物の付帯施設 > 91.140.30 : 通風及び空気調和システム
JIS B 9908-4:2019の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB9908-1:2019
- 換気用エアフィルタユニット・換気用電気集じん器の性能試験方法―第1部:粒子状物質捕集率に基づく仕様,要件及び分類
- JISB9908-2:2019
- 換気用エアフィルタユニット・換気用電気集じん器の性能試験方法―第2部:粒径別捕集率及び圧力損失の測定方法
- JISB9908-3:2019
- 換気用エアフィルタユニット・換気用電気集じん器の性能試験方法―第3部:試験粉じん負荷に対する質量法捕集率及び圧力損失の試験
- JISB9908-6:2019
- 換気用エアフィルタユニット・換気用電気集じん器の性能試験方法―第6部:超高性能フィルタユニットの性能試験方法
- JISZ8122:2000
- コンタミネーションコントロール用語