JIS C 0806-3:2014 自動実装部品の包装―第3部:表面実装部品の連続テープによる包装 | ページ 6

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C 0806-3 : 2014 (IEC 60286-3 : 2013)
表22−部品の目標位置
単位 mm
公称テープ幅 FA P2A
8 3.5 2.0
12 5.5 2.0
16 7.5 2.0
24 11.5 2.0
図22−タイプ4 座標システム
8.4.3 部品の位置及び横方向の偏り(図19及び図23参照)
タイプ4の部品の位置は,タイプ1a,タイプ1b,タイプ2a,タイプ2b及びタイプ3のように部品収納
部から決定するのではなく,P2A及びFAによる絶対的な位置としての仮想目標位置によって決める。異な
ったキャリアテープ寸法に対する送り穴の中心を起点とした,この目標点の絶対的位置を,表22に示す。
この目標位置から実際の部品位置までの最大位置ずれは,図23 b)に示し,プラス及びマイナスの許容差
がある。この位置ずれは,部品配置システムの精度によるものであり,キャリアテープの精度によるもの
ではない。
タイプ4のキャリアテープで部品を供給する場合は,使用者が部品の水平面内での回転及び横方向の位
置ずれの最大値を指定するのが,一般的である。ピックアップ位置における部品の配置位置の繰返し精度
が重要である場合には,図23の a)及びb)よりも厳しい許容差となる。部品は,キャリアテープの上面か
らはみ出してはならない。図23 a)に示すように,部品の厚さ(Z)は,パンチキャリアテープの厚さ(T)
を超えてはならない。

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C 0806-3 : 2014 (IEC 60286-3 : 2013)
図23−部品のクリアランス及び位置決め方法

8.5 ダイ製品の入っているテープに対する特定の要求事項

8.5.1  一般事項
ベアダイ及びバンプ付きベアダイ(フリップチップ)のようなダイ製品は,テーピング中,搬送中,保
存中及び取出中に損傷しないように,特殊な取扱いを要求する。これらの製品タイプに対して設計したテ
ープは,通常,ダイを保護すること,並びにエッジ及びコーナーのチッピングの発生防止,また,バンプ
付きベアダイの場合,バンプを保護するための信頼できる設計上の特徴を保有している。非常に薄いダイ
は,隣り合った部品収納部間でカバーテープの下にすべり込むことがないように,特別な注意を払うこと
が望ましい。
ダイ製品の推奨取扱いに関する更に詳しいガイダンスを参照する。
注記 ガイダンスとして,IEC/TR 62258-3がある。
テーピングをダイ製品に用いる場合は,次の事項を考慮することが望ましい。
8.5.2 ダイ製品向けテープ設計
タイプ1a,タイプ2a及びタイプ2bは,ダイの角と部品収納部の角とが接触することがないように収納
部に特別な設計上の配慮をすることが望ましい。
タイプ2a及びタイプ2bは,バンプを下側にしてダイを部品収納部に置く場合には,部品収納部底部に
バンプ付きベアダイを保護するための特殊な特徴をもつことが望ましい。
タイプ4は,本質的にダイ製品に対して設計しているため,特別な特徴を要求しない。
注記 タイプ1b及びタイプ3は,ダイ製品への使用には適さない。
8.5.3 クリーン度
ダイ製品を収納するためのテープは,クリーンルームに用いるクラスの要求事項を満たさなければなら
ない。テープの入ったシールドバックは,クリーンルームのような適切な環境下だけで開封する。
テープは,取扱い中及び保管中にダイの表面に付着し,損傷の原因となるようなバリ及び微小粒子が発
生してはならない。
カバーテープを引きがすときに,ダイ製品に付着及び損傷を起こす,繊維及び残さがないことを確実
にするために,注意を払うことが望ましい。
8.5.4 ダイ製品の横方向の動き(タイプ1,タイプ2a及びタイプ2bに適用)
ダイ製品の角は壊れやすいため,キャリアテープの部品収納部は,挿入,取出し及び搬送の間,部品収

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C 0806-3 : 2014 (IEC 60286-3 : 2013)
納部内でダイの横方向への動きが最小限になるように設計することが望ましい。
ダイ製品は,一般に横方向への偏りを最小にするために厳しい許容差が必要となる。
8 mm幅キャリアテープの横方向の偏りは,0.1 mm以下とすることが望ましい。キャリアテープ幅が8
mmを超える場合の横方向の偏りは,0.15 mm以下とすることが望ましい。

9 リールの要求事項

9.1 寸法

9.1.1  一般事項
テープ巻取りに関係するリールの重要寸法は,次による。部品及びカバーテープがリールからはみ出さ
ないように部品総数を選定する(径方向)。
9.1.2 リール寸法
リール寸法は,図24及び表23による。
図24−リール

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表23−リール寸法
単位 mm
公称テープ幅 リール径a) ハブ径 リール内側幅 リール外側幅 リール内側幅 リール内側幅
W A N W1 b) W2 W3 W3
以下 以上 以下 以上 以下
4 180 50 4.2+0.75 7.95 3.9 5.95
8 50 8.4+1.5 14.4 7.9 10.9
12 60 d) 12.4+2 18.4 11.9 15.4
16 60 16.4+2 22.4 15.9 19.4
24 382 60 c) 24.4+2 30.4 23.9 27.4
32 80 32.4+2 38.4 31.9 35.4
44 80 44.4+2 50.4 43.9 47.4
56 100 56.4+2 62.4 55.9 59.4
72 72.4以上 89.0 テープ幅に応じた適切な寸法にする。
88 88.4以上 105.0
104 104.4以上 121.0
120 120.4以上 137.0
136 609 150 136.4以上 153.0
152 152.4以上 169.0
168 168.4以上 185.0
184 184.4以上 201.0
200 200.4以上 217.0
注記 記号は,図24による。
注a) 推奨の公称リール径は,180 mm,254 mm,284 mm,330 mm,360 mm,382 mm及び560 mmである。市場で
は大きいリール径を導入する傾向がある。
b) ハブの位置で測定する。
c) タイプ4のハブ径は,100 mm以上とする。
d) パンチテープの場合,最小径は50 mmとする。
9.1.3 リール穴の寸法
リール穴の寸法は,図25及び表24による。
図25−リール穴の位置

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C 0806-3 : 2014 (IEC 60286-3 : 2013)
表24−リール穴寸法
単位 mm
記号 寸法(全てのテープに適用)
B 1.5以上
D 20.2以上
C 12.8以上
R 0.5B
注記 記号は,図25による。
リールのハブに,テープのトレーラ部を収納するハブ溝を設けてもよい。そのときは,リールのハブ溝
に対応する適切なリール窓部を設ける。

9.2 表示

  リールには,ラベル表示のための領域を設けなければならない。ラベルは,送り穴と反対側のフランジ
の外側に貼り付ける(図26参照)。
リールへの表示は,部品の個別規格の要求事項による。
部品の個別規格の要求事項以外の情報の記述は,可読文字又は光学式文字認識(OCR),バーコード,
磁気方式などの機械読取用のコード形式であってもよい。
バーコードを用いる場合は,JIS X 0503に規定するコード39を推奨する。光学式文字認識(OCR)の場
合は,OCR-Bを用いることが望ましい。
注記 OCR-Bは,JIS X 9001に規定している。

10 テープ巻取りの要求事項

10.1 全てのタイプに適用

  部品を装着したテープは,フィーダの後から見て,送り穴が左側の向きでテープが挿入できるように巻
く。
部品を装着したテープは,損傷することなく,ハブ(図24の寸法N参照)に巻き付けることができな
ければならない。
部品を装着したテープは,自動実装機で使用できるリールに巻く。
部品の実装面側は,テープの底面側とする。底面側とは,テープをリールに巻いたとき,見えない方の
面である(図26参照)。
図26−テープ巻取り及びリール上のラベル位置

――――― [JIS C 0806-3 pdf 30] ―――――

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JIS C 0806-3:2014の引用国際規格 ISO 一覧

  • IEC 60286-3:2013(IDT)

JIS C 0806-3:2014の国際規格 ICS 分類一覧

JIS C 0806-3:2014の関連規格と引用規格一覧