JIS C 2318:2020 電気用二軸配向ポリエチレンテレフタレートフィルム

JIS C 2318:2020 規格概要

この規格 C2318は、電気・電子機器,電線,その他一般の電気絶縁用及びコンデンサの誘電体用として使用する電気用二軸配向ポリエチレンテレフタレートフィルムに対する要求事項について規定。この規格中に規定又は参照する事項の安全な実施の確保は,用いる人の責任である。

JISC2318 規格全文情報

規格番号
JIS C2318 
規格名称
電気用二軸配向ポリエチレンテレフタレートフィルム
規格名称英語訳
Balanced biaxially oriented polyethylene terephthalate films used for electrical purposes
制定年月日
1966年6月1日
最新改正日
2020年9月23日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

IEC 60674-3-2:2019(MOD)
国際規格分類

ICS

29.035.20
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
1966-06-01 制定日, 1969-04-01 確認日, 1972-03-01 改正日, 1975-08-01 改正日, 1978-09-01 確認日, 1983-05-01 確認日, 1988-08-01 確認日, 1993-12-01 確認日, 1997-07-20 改正日, 2002-06-20 確認日, 2007-04-20 改正日, 2012-10-22 確認日, 2017-10-20 確認日, 2020-09-23 改正
                                                                                   C 2318 : 2020

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[2]
  •  4 種類・・・・[2]
  •  5 呼び方・・・・[2]
  •  6 一般要求事項・・・・[2]
  •  7 寸法・・・・[2]
  •  7.1 厚さ・・・・[2]
  •  7.2 幅・・・・[3]
  •  7.3 ロール直径又はフィルム長さ・・・・[3]
  •  8 特性・・・・[3]
  •  8.1 厚さに依存しない特性・・・・[3]
  •  8.2 厚さに依存する特性・・・・[4]
  •  8.3 絶縁破壊の強さ(交流試験)・・・・[5]
  •  8.4 2種用絶縁破壊の強さ(直流試験)・・・・[5]
  •  8.5 2種用電気的欠陥・・・・[6]
  •  8.6 熱的耐久性・・・・[7]
  •  8.7 耐熱耐加水分解性・・・・[7]
  •  9 ロール特性・・・・[8]
  •  9.1 巻取り性(曲がり及びたるみ)・・・・[8]
  •  9.2 継ぎ目・・・・[8]
  •  9.3 フィルム幅とロール幅との差・・・・[8]
  •  9.4 巻芯・・・・[8]
  •  10 包装及び表示・・・・[8]
  •  附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[9]

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C 2318 : 2020

まえがき

  この規格は,産業標準化法第16条において準用する同法第14条第1項の規定に基づき,認定産業標準
作成機関である一般財団法人日本規格協会(JSA)から,産業標準の案を添えて日本産業規格を改正すべ
きとの申出があり,経済産業大臣が改正した日本産業規格である。これによって,JIS C 2318:2007は改正
され,この規格に置き換えられた。
  この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
  この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実用新案権に関わる確認に
ついて,責任はもたない。

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                                       日本産業規格                             JIS
                                                                              C 2318 : 2020

電気用二軸配向ポリエチレンテレフタレートフィルム

Balanced biaxially oriented polyethylene terephthalate films used for electrical purposes

序文

  この規格は,2019年に第2版として発行されたIEC 60674-3-2を基とし,我が国の実情に合わせて技術
的内容を変更して作成した日本産業規格である。
  なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。
変更の一覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。

1 適用範囲

  この規格は,電気・電子機器,電線,その他一般の電気絶縁用及びコンデンサの誘電体用として使用す
る電気用二軸配向ポリエチレンテレフタレート(以下,PETという。)フィルムに対する要求事項につい
て規定する。
  この規格中に規定又は参照する事項の安全な実施の確保は,用いる人の責任である。
    注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
          IEC 60674-3-2:2019,Specification for plastic films for electrical purposes−Part 3: Specifications for
              individual materials−Sheet 2: Requirements for balanced biaxially oriented polyethylene
              terephthalate (PET)   ilms used for electrical insulation(MOD)
            なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
          ことを示す。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格のうちで,西暦年を付記してあるものは,記載の年の版を適用し,その後の改正版(追補を含む。)
は適用しない。西暦年の付記がない引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
    JIS C 2150:2003 電気用プラスチックフィルム通則
      注記 対応国際規格 : IEC 60674-1:1980,Specification for plastic films for electrical purposes. Part 1:
             Definitions and general requirements
    JIS C 2151:2019 電気用プラスチックフィルム試験方法
      注記 対応国際規格 : IEC 60674-2:2016,Specification for plastic films for electrical purposes−Part 2:
             Methods of test及びAmendment 1:2019
    JIS C 60068-2-67 環境試験方法−電気・電子−基本的に構成部品を対象とした高温高湿,定常状態の

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C 2318 : 2020
        促進試験
      注記 対応国際規格 : IEC 60068-2-67,Environmental testing−Part 2: Tests−Test Cy: Damp heat, steady
             state, accelerated test primarily intended for components

3 用語及び定義

  この規格には定義する用語はない。
  なお,ISO及びIECは,標準化に使用するための用語上のデータベースを次のアドレスに保存している。
− ISO Online browsing platform : http://www.iso.org/obp
− IEC Electropedia : http://www.electropedia.org/

4 種類

  フィルムの種類は,次による。
− 1種 : 標準
− 2種 : い絶縁破壊の強さをもつ超薄形
− 3種 : 優れた耐熱性
− 4種 : 優れた耐熱耐加水分解性
− 5種 : 4種よりも更に優れた耐熱耐加水分解性
  各種の主な用途は,次のとおりである。
− 1種 : 一般電気用
− 2種 : コンデンサの誘電体用
− 3種 : 電気巻線機器の絶縁用
− 4種及び5種 : 電気巻線機器の絶縁用,及び太陽電池モジュールのバックシート用

5 呼び方

  フィルムは,次によって表す。
  フィルムの名称−規格番号−PET−種類−マイクロメートルで表した厚さ−ミリメートルで表した幅−
メートルで表した長さ−色
    例 ポリエチレンテレフタレート−JIS C 2318−PET−1種−100−20−200−nc
          (ncは,無着色を表す。その他の色を表す記号は,IEC 60757による。)

6 一般要求事項

  フィルムは,PET樹脂からなり,縦方向及び横方向にほぼ均一に二軸配向し,かつ,JIS C 2150:2003の
要求を満足しなければならない。
  PET樹脂中には,添加物(例えば,顔料,染料)が含まれていてもよい。添加物は,特に取決めがない
限り,各種類のフィルムに規定する特性を満足しなければならない。

7 寸法

7.1 厚さ

  フィルムの厚さは,JIS C 2151:2019の4.2.3(複数枚の試験片による測定)又は4.3.2(ロールによる平
均質量法厚さの測定)によって測定する。いずれの方法によるかは,受渡当事者間の協定による。

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                                                                                   C 2318 : 2020
  この規格では,厚さに対する規定はしないが,次の厚さ範囲を推奨する。
− 1種 : 12 m500 m
− 2種 : 0.7 m23 m
− 3種 : 50 m500 m
− 4種 : 50 m500 m
− 5種 : 50 m350 m
  厚さの許容差は,受渡当事者間の協定がない場合,JIS C 2150:2003の5.1による。

7.2 幅

  フィルムの幅は,JIS C 2151:2019の箇条6によって測定する。推奨する幅は,用途が多様であるため規
定しない。
  製品に表示された幅の寸法値に対する寸法許容差は,JIS C 2150:2003の5.2による。ただし,幅25 mm
未満のスロット絶縁用(slot closure)のフィルムの場合,幅の許容差は,0.0
                                                                      mmとする。
                                                                   0.3

7.3 ロール直径又はフィルム長さ

  この規格には,ロール直径又はロール上のプラスチックフィルム長さに対する要求事項は規定しない。
これらは受渡当事者間の協定によることが望ましい。

8 特性

8.1 厚さに依存しない特性

  厚さに依存しない特性は,表1による。

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C 2318 : 2020
                                   表1−厚さに依存しない特性
            項目               要求特性      単位                試験方法               種類
                                                          JIS C 2151:2019の箇条番号
 密度−通常                  1 390±10       kg/m3   箇条5 a)                         全種類
 密度−不透明な顔料入りプラ  1 420±70
 スチックフィルムの場合
 融点                        260±7           ℃     箇条24                           1種及び
                                                                                      3種
                             255±5                                                   2種
                             260+ 7                                                  4種及び
                                −10                                                  5種
 比誘電率                    3.3±0.2         −     18.2[(23±2)℃,1 kHz)]b)    全種類
 誘電正接                    3×10−3以下     −     18.2[(23±2)℃,48 Hz62 Hz]b)全種類
                             6×10−3以下     −     18.2[(23±2)℃,1 kHz)]b)   全種類
 体積抵抗率                  1014以上        Ω・m   箇条17 c)                        1種,3
                                                                                      種,4種
                                                                                      及び5種
                             1015以上                                                 2種
 表面抵抗率                  1013以上         Ω     箇条16 c)                        1種,3
                                                                                      種,4種
                                                                                      及び5種
                             1014以上                                                 2種
 注a) この方法は,厚さ12                 ィルムに適用する。
    b) 非接触電極又は金属蒸着電極を用いる。
    c) 測定環境は,温度(23±2)℃,相対湿度(50±5)%とし,測定は,この環境にフィルムを24時間置いた後
      に行う。試験電圧は,厚さ10                                                 
                                                 ィルムについては100 Vとし,厚さ10      下のフィルムにつ
      いては10 Vとする。

8.2 厚さに依存する特性

  厚さに依存する特性は,表2及び表3による。
                       表2−1種,3種,4種及び5種の厚さに依存する特性
          項目                                要求特性                       単位   試験方法
                                            (公称厚さ)                             JIS C
                        12        15  蔀     100  蔀     250 蔀 350     蔀          2151:2019
                         15      100       下250      下350       下               の箇条番号
   引張強さ             170以上   150以上     140以上    110以上    90以上   MPa 箇条12 a)
   (縦方向及び横方向)
   破断時の伸び         50以上     80以上     80以上      80以上    100以上   %    箇条12 a)
   (縦方向及び横方向)
   収縮の寸法変化       3.5以下   3.0以下     3.0以下    2.0以下    2.0以下   %    箇条25 b)
   (縦方向及び横方向)
   注a) 試験速度は100 mm/min,つかみ間隔は100 mmとする。
      b) 試験温度及び試験時間は,150 ℃,15分間とする。

――――― [pdf 5] ―――――

                                                                                   C 2318 : 2020
                                 表3−2種の厚さに依存する特性
          項目                               要求特性                       単位    試験方法
                                           (公称厚さ)                              JIS C
                       0.7     1.5   蔀    2.0  蔀     4  蔀      15  蔀            2151:2019
                        1.5  2.0         下4.0      下 15      下 23      下       の箇条番号
   引張強さ            135以上   155以上    170以上    170以上     150以上   MPa 箇条12 a)
   (縦方向及び横方向)
   破断時の伸び         20以上    30以上    40以上      50以上     80以上     %   箇条12 a)
   (縦方向及び横方向)
   収縮の寸法変化                                                             %   箇条25 b)
   縦方向               3.5以下  3.5以下    3.5以下    3.5以下     3.5以下
   横方向              2.0以下   2.0以下    2.0以下    2.0以下     2.0以下
   注a) 試験速度は100 mm/min,つかみ間隔は100 mmとする。
      b) 試験温度及び試験時間は,150 ℃,15分間とする。

8.3 絶縁破壊の強さ(交流試験)

  絶縁破壊の強さは,JIS C 2151:2019の20.1によって測定したとき,表4による。電極は,次の構成から
選択する。
− 異径電極
− 球−平板電極
− 直径6 mmの2本の棒状電極
                             表4−絶縁破壊の強さ(交流試験)全種類
                        公称厚さ     絶縁破壊の強さ        試験方法
                                       (中央値)   JIS C 2151:2019の箇条番号
                                         V/ 
                            12          208以上
                            15          200以上
                            19          190以上
                            23          174以上     20.1
                            36          150以上     気中で測定する。
                            50          130以上
                            75          105以上
                           100           90以上
                           125           80以上     20.1
                           190           65以上     トランス油中又は気中で測
                           250           60以上     定する。
                           350           50以上
                           500           35以上

8.4 2種用絶縁破壊の強さ(直流試験)

  絶縁破壊の強さは,次のいずれかの方法で試験したとき,表5による。
− JIS C 2151:2019の20.2(巻回式コンデンサによる直流試験)による巻回式コンデンサ法
− JIS C 2151:2019の20.1(金属電極法による交流試験及び直流試験)による直径6 mmの金属電極法
− JIS C 2151:2019の20.2A(6             下の薄いフィルムの直流試験)によるアルミニウムはくサンドイッ

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C 2318 : 2020
    チ法
                             表5−2種用絶縁破壊の強さ(直流試験)
       公称厚さ               巻回式コンデンサ法            直径6 mmの金属   アルミニウムはく
                                                                電極法        サンドイッチ法
                             JIS C 2151:2019の20.2          JIS C 2151:2019 JIS C 2151:2019の
                                                            の20.1          20.2A
                    絶縁破壊電圧   21個の測定  21個の測定結 絶縁破壊の強さ   絶縁破壊の強さ
                   (絶縁破壊の強 結果のうち, 果のうち,次   (中央値)       (中央値)
                        さ)       次の電圧未  の電圧未満の
                     (中央値)   満のものが2  ものが1個以
                                     個以下         下
         m           V(V/m)          V            V            V/m              V/m
    0.7以上1.4未満       −           −           −          200以上          100以上
    1.4以上2.0未満       −           −           −          250以上          120以上
    2.0以上3.0未満       −           −           −          290以上          130以上
    3.0以上4.0未満       −           −           −          330以上          170以上
    4.0以上5.0未満       −           −           −          370以上          200以上
    5.0以上6.0未満       −           −           −          370以上          225以上
          6        1 500(250)以上    600         400         370以上          250以上
          8        2 000(250)以上  1 100         550         370以上             −
         10        2 400(240)以上  1 500         800         370以上             −
         12        2 800(233)以上  1 800        1 000        370以上             −
         15        3 200(213)以上  2 000        1 600        370以上             −
         19        3 400(179)以上  2 200        1 900           −               −
         23        4 000(174)以上  2 500        2 200           −               −
  測定ごとに,次のことを確認することが望ましい。
− 直径6 mmの電極表面は,損傷のない鏡面である。
− 2本の棒状電極の中心線は,直線に設定されている。

8.5 2種用電気的欠陥

  電気的欠陥数は,JIS C 2151 : 2019の21.4に規定する方法で,フィルム表面5 m2以上の面積を測定した
とき,表6による。次の三つの試験(C1法,C2法又はC3法)のいずれかに適合しなければならない。

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                                                                                   C 2318 : 2020
                                    表6−2種用電気的欠陥数
    公称厚さ             C1法                      C2法                      C3法
                (アルミニウムはく電極)   (金属化フィルム電極)    (ギャップ付ローラ電極)
                JIS C 2151:2019の21.4.2.2 JIS C 2151:2019の21.4.2.3  JIS C 2151:2019の21.4.2.4
                  欠陥数      試験電圧      欠陥数      試験電圧      欠陥数       試験電圧
       m           個/m2       V/m           個/m2       V/m           個/m2        V/m
   0.9 以上2.5     −           −          6以下         100           −           −
      未満
       2.5         −           −          3以下         150           −           −
       3          6以下         200         3以下         150          5以下         250
       3.5        4以下         200         3以下         150          3以下         250
       5          2以下         200         2以下         150          1以下         250
       6          1以下         200         1.5以下       150         0.5以下        250
       8          0.8以下       200         1.5以下       150         0.4以下        250
       10         0.4以下       200         1.2以下       150         0.2以下        250
     12以上       0.2以下       200         1.0以下       150         0.1以下        250

8.6 熱的耐久性

  熱的耐久性を示すTI(温度指数)は,JIS C 2151:2019の箇条30によって測定したとき,表7による。
終点の判断基準は,元の破断時の応力の50 %保持率とする。
                                        表7−熱的耐久性
                                     種類         TI(温度指数)
                                       1             115以上
                                       2            適用しない
                                   3,4及び5         125以上
  加熱処理過程における恒温槽中の空気の水分含量は,(23±2) ℃の相対湿度(50±5)%において,8.3 g/m3
12.7 g/m3の範囲とする。
  加熱処理の温度は140 ℃,160 ℃及び180 ℃を推奨する。
  この試験は,製造業者が材料の組成又は製造方法を大きく変更しない限り,繰り返し行う必要はない。

8.7 耐熱耐加水分解性

  耐熱耐加水分解性は,フィルムをJIS C 60068-2-67に規定する温度(定常状態)85 ℃,相対湿度85 %の
条件で暴露し,破断時の伸びが10 %に減少する時間を測定したとき,表8による。
                                     表8−耐熱耐加水分解性
                                  種類     破断時の伸びが10 %に減
                                                 少する時間
                                    1          1 700時間以上
                                    2            適用しない
                                    3          1 700時間以上
                                    4          2 500時間以上
                                    5          4 000時間以上

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C 2318 : 2020

9 ロール特性

9.1 巻取り性(曲がり及びたるみ)

  巻取り性(曲がり及びたるみ)は,JIS C 2151:2019の箇条7[巻取り性(曲がり及びたるみ)]によって
測定する。
  幅150 mm未満のフィルムは,JIS C 2151:2019の7.3[A法(曲がり及びたるみの測定)]によって測定
したとき,表9による。
                                         表9−巻取り性
                                                               単位 mm
                                項目           1種,3種,        2種
                                               4種及び5種
                        曲がり                   10以下        10以下
                        たるみ(張力5 MN/m2)     5以下         2以下
  また,幅150 mm以上のフィルムは,JIS C 2151:2019の7.4[B法(伸長率の測定)]によって測定した
とき,曲がり及びたるみの総量を満足するためのフィルムの伸長率は,0.1 %以下とする。この規格値は,
厚さ36 μmを超えるフィルムには適用しない。

9.2 継ぎ目

  継ぎ目が許容されている場合,継ぎ方は,JIS C 2150:2003の4.3による。
  重ね継ぎ(接着していないもの)の箇所は,ロールの端面から明瞭に見えるようにする。接着における
両端のずれは,0.5 mmを超えないものとする。
  この規格には,ロールの継ぎ目(接着したもの)又は重ね継ぎの数に関する要求事項は規定しない。こ
れらは受渡当事者間の協定によることが望ましい。

9.3 フィルム幅とロール幅との差

  ロール幅は,各端面の最外点間で測定したロール端面間の距離とする。7.2によって測定したフィルム幅
とロール幅との差については,受渡当事者間で協定することが望ましい。

9.4 巻芯

  巻芯の内径は,76 mm及び152 mmとするのが望ましい。

10 包装及び表示

  JIS C 2150:2003の6.による。
参考文献
     IEC 60757,Code for designation of colours

――――― [pdf 9] ―――――

                                                                                                                                C 2318 : 2020
                                                                  附属書JA
                                                                   (参考)
                                                     JISと対応国際規格との対比表
     JIS C 2318:2020 電気用二軸配向ポリエチレンテレフタレートフィルム   IEC 60674-3-2:2019,Specification for plastic films for electrical purposes−Part 3:
                                                                        Specifications for individual materials−Sheet 2: Requirements for balanced biaxially
                                                                        oriented polyethylene terephthalate (PET)   ilms used for electrical insulation
     (I)   JISの規定                 (II)国際   (III)国際規格の規定                                                (V)   JISと国際規格との技術的差
                                                                        (IV)   JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
                                  規格番号                              の評価及びその内容                      異の理由及び今後の対策
      箇条番号        内容                   箇条          内容         箇条ごと        技術的差異の内容
      及び題名                               番号                       の評価
     1          電気用用途                   1     JISとほぼ同じ        変更     電気用の具体的用途を追記した。
     適用範囲
     7          7.1                          7.1   JISとほぼ同じ        追加     JIS C 2151の4.2.3を追加した。  国内において実績がある。
     寸法       厚さ
     10         包装及び表示に関  −         −             −          追加     通則のJIS C 2150に規定されてい IEC規格改訂時に提案する。
     包装及び表 する規定追加                                                     る項目を追加した。
     JISと国際規格との対応の程度の全体評価 : IEC 60674-3-2:2019,MOD
     注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。
            − 追加  国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。
            − 変更  国際規格の規定内容を変更している。
     注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。
            − MOD  国際規格を修正している。
                                                                                                                                              C2 318 : 2020
                                                                                                                                                  2

JIS C 2318:2020の引用国際規格 ISO 一覧

  • IEC 60674-3-2:2019(MOD)

JIS C 2318:2020の国際規格 ICS 分類一覧

JIS C 2318:2020の関連規格と引用規格一覧