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C 2560-1 : 2014
ここに, 愀拿 絶対透磁率
真空の透磁率
注記 3.193.32の各透磁率は,全て比透磁率である。3.193.32の各透磁率に真空の透磁率
じた場合,絶対透磁率となる。
3.19
振幅透磁率, 懿 amplitude permeability)
消磁状態にある磁心に時間とともに周期的に変化し,かつ,その強さの平均値が0になるような磁界を
印加したときの,磁束密度の最大値と磁界の強さの最大値とから得られる透磁率。
3.20
初透磁率, 槿 initial permeability)
磁界の強さを限りなく0に近づけたとき,磁心の振幅透磁率の極限値。式(4)によって求めることができ
る。
i
lim a (4)
0
ここに, 懿 振幅透磁率
H : 磁界の強さ
実用上H(磁界の強さ)→0とすることは難しいため,表6に示す測定磁束密度で規定している。
3.21
最大透磁率, maximum permeability)
磁界の強さの振幅を変えたときに測定できる振幅透磁率の最大値。
3.22
増分透磁率, incremental permeability)
直流磁界に交流磁界が重畳したときに増えた磁心の透磁率。式(5)によって求めることができる。
1 ΔB
(pdf 一覧ページ番号 )
0 ΔH
ここに, 増分磁束密度
増分磁界の強さ
真空の透磁率
3.23
可逆透磁率, 攀 reversible permeability)
増分透磁率の極限値。式(6)によって求めることができる。
rev lim (6)
ΔH0
ここに, 増分透磁率
増分磁界の強さ
3.24
微分透磁率, 椀替 differential permeability)
B(磁束密度)−H(磁界の強さ)曲線上にある点での曲線の勾配に対応する透磁率。式(7)によって求め
ることができる。
1 dB
diff (7)
0 dH
ここに, 真空の透磁率
――――― [JIS C 2560-1 pdf 6] ―――――
5
C 2560-1 : 2014
3.25
複素透磁率,μ(complex permeability)
複素表示による透磁率。式(8)によって求めることができる。
j (8)
ここに, 複素透磁率の実数成分
なお,複素透磁率の実数成分 ‰ 複素表示しない場
合の透磁率と同じ値である。
複素透磁率の虚数成分
j : 1
3.26
テンソル透磁率,( (tensor permeability)
媒質の交流磁束密度を表す空間ベクトル B 爰桎 流磁界を表す空間ベクトル
H 爰 殕 係するテン
ソル。式(9)によって求めることができる。
B (9)
ここに, ( テンソルで,媒質が静磁気的に一様にZ方向上に磁化さ
れているとき,式(10)によって求めることができる。
真空の透磁率
H : 磁界の強さ
jx 0
jx 0 (10)
0 0 z
z 複素テンソル成分であり,式(11)式(13)によって求め
ここに, x,
ることができる。
j : 1
j (11)
x x xj (12)
z z' j z'' (13)
ここに, 稀 x' : 複素テンソル成分の実数成分
稀 x'' : 複素テンソル成分の虚数成分
j : 1
3.27
ポルダーテンソル透磁率,( Polders tensor permeability)
静磁気的に飽和した媒質内の交流磁束密度を表す空間ベクトルと交流磁界を表す空間ベクトルとの間の
関係を与えるテンソル。Z方向に磁化されて飽和しているとき,式(14)によって求めることができる。
jx 0
p jx 0 (14)
0 0 1
ここに, x : 複素テンソル成分
j : 1
――――― [JIS C 2560-1 pdf 7] ―――――
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C 2560-1 : 2014
3.28
μ
μ , −(scalar
円偏波スカラー透磁率, + permeability for circularly polarized field)
静磁気的に一様に磁化された媒質での印加直流磁界又は直流磁化方向に垂直な平面内で回転する磁界に
対する複素透磁率。式(15)及び式(16)によって求めることができる。
x (15)
x (16)
ここに, x : 静磁気的に一様に磁化された媒質におけるテンソル透磁
率の複素テンソル成分であり,静磁気的に飽和した媒質
では,ポルダーテンソル透磁率のそれと一致する。
3.29
直線偏波スカラー透磁率,μ廿 scalar permeability for linearly polarized field)
一様な直流磁界が存在する媒質内に,その直流磁界に垂直な高周波磁界及び伝ぱ(播)方向をもつ平面
波とに対するスカラー透磁率。式(17)によって求めることができる。
2 2
x
(pdf 一覧ページ番号 )
ここに, x : 静磁気的に一様に磁化された媒質でのテンソル透磁率の
複素テンソル成分
3.30
実効透磁率, effective permeability)
漏れ磁束が無視できる閉磁路磁心でのコイルの自己インダクタンスによって求めることができる透磁率。
式(18)によって求めることができる。
L
e 2
C1 (18)
0N
ここに, L : コイルの自己インダクタンス
真空の透磁率
N : コイル巻数
C1 : 磁心定数
3.31
実効パルス透磁率, effective pulse permeability)
漏れ磁束が無視できる閉磁路磁心に,単極性の電圧パルスを加え,パルス電圧,パルス電流及びパルス
幅から求められる実効透磁率。式(19)によって求めることができる。
Lp
p 2
C1 (19)
0N
ここに, Lp : パルス電圧を印加したときのコイルの自己インダクタン
ス
真空の透磁率
N : コイルの巻数
C1 : 磁心定数
なお,Lpは,式(20)によって求めることができる。
――――― [JIS C 2560-1 pdf 8] ―――――
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C 2560-1 : 2014
E t
Lp (20)
I
ここに, E : パルス電圧
t : パルス幅
I : パルス印加後t秒経過後の励磁電流値
3.32
見掛透磁率, 愀 apparent permeability)
磁心のないときに対する磁心のあるときのコイルの自己インダクタンスの比。式(21)によって求めるこ
とができる。
L
app (21)
L0
ここに, L : 自己インダクタンス(磁心のあるとき)
L0 : 自己インダクタンス(磁心のないとき)
3.33
インダクタンス係数,AL(inductance factor)
磁心が巻かれた一定の形及び寸法のコイルの単位巻数で生じる自己インダクタンス。式(22)によって求
めることができる。
AL L
2 (22)
N
ここに, L : コイルの自己インダクタンス
N : コイルの巻数
3.34
直流重畳インダクタンス,L inductance for DC superposed)
交流磁界に直流磁界が重畳したときの,コイルの自己インダクタンス。
3.35
損失角, loss angle)
磁束密度の基本成分と磁界の強さの基本成分との位相のずれ。損失の起因によって分類する場合,ヒス
テリシス損失,渦電流損失及びそれ以外の損失を表す残留損失に対してそれぞれ次の表示を用いる。
ヒステリシス損失角
渦電流損失角
残留損失角
3.36
損失係数,tan loss factor)
磁心損失を表す損失角の正接。式(23)によって求めることができる。
Rm ReffRw
tan (23)
L L
ここに, Rm : 磁心だけの損失抵抗
角周波数
L : コイルの自己インダクタンス
Reff : 磁心を含めたコイルの損失抵抗
Rw : 巻線だけの損失抵抗
なお,複素透磁率とは,式(24)の関係がある。
――――― [JIS C 2560-1 pdf 9] ―――――
8
C 2560-1 : 2014
tan (24)
ここに, 複素透磁率の実数成分
なお,複素透磁率の実数成分 ‰ 複素表示しない場
合の透磁率と同じ値である。
複素透磁率の虚数成分
3.37
ヒステリシス損失係数,tan hysteresis loss factor)
ヒステリシス損失角 湫 。
3.38
渦電流損失係数,tan eddy current loss factor)
渦電流損失角 湫 。
3.39
残留損失係数,tan residual loss factor)
残留損失角 爰湫 。
3.40
tanδ
相対損失係数, (relative loss factor)
μi
初透磁率( 槿 に対する損失係数(tan の割合。式(25)によって求めることができる。
tan
(pdf 一覧ページ番号 )
i
ここに, 複素透磁率の虚数成分
複素透磁率の実数成分
注記 磁気回路のギャップが小さいときは,式(26)が成立する。
tan tan
(pdf 一覧ページ番号 )
i e
ここに, 実効透磁率
tan 損失係数
3.41
レイリー領域(rayleigh region)
磁界の強さ(H)に対する材料の磁束密度(B)をグラフに表示したときの原点近傍の磁束密度が,式(27)
のように磁界の強さの2関数で表せる領域。
B v 2 2
i vHm H Hm H (27)
0 2
ここに, 滿 レイリー領域係数
H : 磁界の強さ
Hm : 最大磁界の強さ
槿 初透磁率
3.42
材料履歴定数, hysteresis material constant)
磁性材料がレイリー領域で作動するときの履歴損失を表す定数。式(28)によって求めることができる。
tan
B
h
(pdf 一覧ページ番号 )
Bm
――――― [JIS C 2560-1 pdf 10] ―――――
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JIS C 2560-1:2014の引用国際規格 ISO 一覧
- IEC 60401-2:2009(MOD)
- IEC 60401-3:2003(MOD)
- IEC 61332:2005(MOD)
- IEC 61333:1996(MOD)
JIS C 2560-1:2014の国際規格 ICS 分類一覧
JIS C 2560-1:2014の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISC2560-2:2006
- フェライト磁心―第2部:試験方法
- JISC2560-3-1:2006
- フェライト磁心―第3-1部:寸法及び外観―E形フェライト磁心
- JISC2569:1998
- リング形フェライト磁心
- JISC5062:2008
- 抵抗器及びコンデンサの表示記号