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明記する。
5.2.2 試験片 試験片は,4. によって採取する。
試験片の表面は,表層部を除去し,滑らかで,汚れ,その他の異物のない状態にし,測定する二つの面
が,互いに平行になるように加工する。
5.2.3 試験手順 試験手順は,次による。
a) 試験機は,堅固な支持台上に垂直に配置して使用する。
b) 試験片を試料受台に乗せ,計測筒をハンドル操作によって試験片にしっかり押し付け,ゴム球又は操
作輪を操作してハンマを落下させて硬さの測定値を読み取る。
c) 測定箇所は成形時の加圧面(プレス成形品は図1-2のA面,B面,押出し成形品の場合は図2-2のA
面,B面,C面,D面)の少なくとも2面,各3点,計6点以上とする。ただし,測定箇所は,同じ
点,近接した点,及び端面に近い点であってはならない。
d) 測定値の平均値を整数に丸めた結果を,試験片の硬さとする。
5.3 抵抗率
抵抗率は,電圧降下法によって試験する。
5.3.1 試験装置 試験装置は,次による。
a) 直流電源は,06 Vの範囲で少なくとも3 A以上の出力をもつものが望ましい。
b) 直流電圧計は,JIS C 1102-1及びJIS C 1102-2に規定された少なくとも1 000 圀一 抗値をもち,0
300 mV,0150 mV,075 mV,030 mV,015 mV,07.5 mV及び03 mVの目盛をもつも
の,又はこれと類似の表示が可能なものが望ましい。
c) 直流電流計は,JIS C 1102-1及びJIS C 1102-2に規定された075 A,030 A,015 A,07.5 A及
び03 Aの目盛をもつもの,又はこれと類似の表示が可能なものが望ましい。
d) 試験回路の遮断及び接続を行うスイッチをもつものとする。
e) 電流端子は,銅網のような接触性のよいものを介して試験片の両側を挟んで保持するのに適した構成
と寸法とをもつものとする。
f) 電圧端子は,試験片長さの30 %以上,かつ,50 %以下の間隔をもつステンレス鋼の鋭利なもの,又は
これと同等以上の電気伝導性をもつものとする。
参考 電圧降下法の装置例を,参考図1に示す。
電流端子の構成例を,参考図2に示す。
V
2 2
1電流端子
1 lu 1
3
2電圧端子
3試験片
A
参考図 1 電圧降下法の装置例
――――― [JIS C 2820 pdf 6] ―――――
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I/2
銅網
試験片
I
I/2
銅枠
弾性絶縁物
当金
参考図 2 電流端子の構成例
5.3.2 試験片 試験片は,4. によって採取する。
5.3.3 試験手順 試験手順は,次による。
a) 試験片は,25 ℃±10 ℃の温度で試験する。
b) 試験片の寸法を,ミリメートル単位で小数点以下2けたまで測定する。
c) 試験片を,二つの電流端子で長さ方向に挟む。
d) 試験片の加圧面(プレス成形品は図1-2のA面,B面,押出し成形品の場合は図2-2のA面,B面,
C面,D面)のいずれかに,電圧端子を押し付ける。
e) 電圧端子に加える力は,直流電圧計の針が安定する程度とする。
f) 試験回路に電流を通じ,電圧端子間の電圧降下を有効数字3けたまで測定する。
g) 電流を遮断し,電流端子の圧力を解除後,試験片を裏返して再度電流端子で挟み,反対側の加圧面に
電圧端子を押し付ける。
h) 同じ電流を用いて,電圧降下を測定する。
i) 二つの面で各1回測定した電圧降下の算術平均値を用いて,抵抗率を計算する。
備考 試験片が加熱されると抵抗率に影響が出る場合があるため,試験片が加熱されないように迅速
に測定を行わなければならない。
5.3.4 計算 式 (3) によって計算し,有効数字2けたに丸める。
U t b
ρ ul
(pdf 一覧ページ番号 )
I
ここに, ρ : 抵抗率 ( 地
U : 2点間の電圧降下 (V)
t : 試験片の厚さ (m)
b : 試験片の幅 (m)
I : 電流 (A)
lu : 電圧端子間の距離 (m)
備考 ブラシ材料の抵抗率は,マイクロオームメートル (μ 攀 3)
――――― [JIS C 2820 pdf 7] ―――――
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Uをミリボルト単位で,Iをアンペア単位で,b及びluをいずれもミリメートル単位で測定する
場合には,ρはマイクロオームメートル単位で得られる。
5.4 曲げ強さ
曲げ強さは,次に示す3点曲げ試験方法による。
5.4.1 試験装置 図3に示すような3点曲げ試験に適する加圧及び圧力測定機構を備えた試験装置を使用
する。この試験装置において,支点は互いに水平で,加圧くさびは支点間の中心線上を移動可能であり,
各部品は試験時に変形破壊しない十分な強度をもつ材質とする。
t
F
支点の曲率半径 : 0.51.6 mm
荷重点の曲率半径 : 1.65.0 mm
Ls b
図 3 曲げ強さ試験方法
5.4.2 試験片 試験片は4. によって採取する。
5.4.3 支点間距離 試験片に対応する支点間距離の推奨値を,表1に示す。
できる限り10 mm×10 mm×64 mmの試験片を使用することが望ましい。やむを得ず4 mm×8 mm×32
mmの試験片,又は別途受渡当事者間の協定によって取り決める寸法,支点間距離を使用する場合は,そ
の旨を明記する。
表 1 試験片寸法と対応する支点間距離の推奨値
単位 mm
標準試験片寸法 支点間距離
厚さ t 幅b 長さ l Ls
10 10 64 4050
4 8 32 2026
5.4.4 試験手順 試験手順は,次による。
a) 試験片の寸法をミリメートル単位で,小数点以下2けたまで測定する。
b) 試験片の加圧面(プレス成形品は図1-2のA面,B面,押出し成形品の場合は図2-2のA面,B面,
C面,D面)を,支点の上に水平に載せ,試験片の長さ方向の中央に,加圧くさびが接触してから破
壊までの時間が5秒以上となる一定の速度で鉛直に荷重を加え,試験片が破壊したときの最大破壊荷
重Fを,有効数字3けたまで記録する。
5.4.5 計算 式 (4) によって計算し,有効数字2けたに丸める。
3 Ls F
B (4)
2 b t2
ここに, σB : 曲げ強さ (MPa)
Ls : 支点間距離 (mm)
F : 最大破壊荷重 (N)
b : 試験片の幅 (mm)
t : 試験片の厚さ (mm)
5.5 灰分
灰分は,次の試験方法によって求める。ただし,金属黒鉛質ブラシについては,適用しない。
――――― [JIS C 2820 pdf 8] ―――――
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5.5.1 試験装置 試験装置は,次による。
a) 1 000 ℃まで加温できる炉,炉内温度調整装置及び温度測定装置。
b) 少なくとも110 ℃まで加温できる乾燥器及び温度計。
c) シリカゲルなどの吸湿剤を備えたデシケータ。
d) あらかじめ1 000 ℃に加熱し,質量を安定させた耐熱容器。
e) 容器を移動させるためのトング。
f) 容器及び試料の総質量を±0.2 mgの精度で測定できる分析用天びん。
g) スパチュラ,乳棒及び乳鉢。
5.5.2 試料 製造済みブラシ又はブラシ材料から,15 g(通常12 g)の材料を採取し,乳鉢内で粒状
に砕いてすべての粒子径を約0.5 mm以下にしたもの。
5.5.3 試験手順 試験手順は,次による。
a) 試料を100 ℃±10 ℃で乾燥させ,定質量にする(約2時間を要する。)。
b) 容器の質量G1を0.2 mg以上の精度で測定する。
c) 15 gの乾燥状態の試料を容器に入れて,容器及び試料の合計質量G2を0.2 mg以上の精度で測定す
る。
d) 容器及び試料を炉内に入れ,ゆっくり800 ℃以上に加熱する(1 000 ℃以上には加熱してはいけない。)。
気付いた臭気を記録する。
e) 質量が一定になるまで完全に燃焼させる。
f) 容器及び残さを約200 ℃になるまで冷却した後デシケータに移し,室温まで放冷する。
g) 容器及び残さの質量G3を0.2 mg以上の精度で測定する。
5.5.4 計算 式 (5) によって計算し,受渡当事者間の協定がある場合を除き,少なくとも5回の試験を
行い,その算術平均値を有効数字2けたに丸める。
G3 G1
a 100 (5)
G2 G1
ここに, a : 灰分 %(質量分率)
G1 : 容器の質量 (g)
G2 : 容器及び試料の質量 (g)
G3 : 燃焼後の容器及び残さの質量 (g)
――――― [JIS C 2820 pdf 9] ―――――
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C2
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附属書(参考)JISと対応する国際規格との対比表
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JIS C 2820 : 2008 電気機械用ブラシ材料の物理特性試験方法 IEC 60413 : 1972 電気機械用ブラシ材料の物理特性を測定するための試験手順
(I) ISの規定 (II) (III) 国際規格の規定 (V) ISと国際規格との技術的差異の理由
(IV) ISと国際規格との技術的差異
国際 の項目ごとの評価及びその内容 及び今後の対策
規格 表示箇所 : 本体,附属書
番号 表示方法 : 側線又は点線の下線
項目番号 内容 項目 内容 項目ごとの 技術的差異の内容
番号 評価
1. 適用範囲 電気機械用ブラシの物理 101 JISとほぼ同じ。 MOD/削除 特性項目から,気孔 気孔率は,研究的要素が強く,製品管
的特性及び灰分の試験方 率を削除。 理手法に利用するのは実用的でないた
法について規定。 め削除。
IEC規格の修正を提案する予定。
2. 引用規格
3. 用語及び
定義
4. 試験片 試験片の寸法を規定。 102 JISと同じ。 IDT − −
5.1 かさ密度 − 201 かさ密度及び気孔率の測定 MOD/削除 気孔率を削除 101の欄に記述。
− 203 MOD/削除
試験の種類(寸法質量法,浸 JISは,寸法質量法だ品質管理手法として実用性に優れ,一
せき法及び吸油法)を規定 けを規定。 般的に使用されている寸法質量法だけ
を採用。
寸法質量法によるかさ密 204 寸法質量法の試験方法を規 − − −
度試験方法を規定。 定。
5.1.1試験装置 204.1装置及び試験片 MOD/削除 円筒形試験片を削除 102に規定がなく,円筒形に加工する
5.1.2試験片 必要性がないため削除。
5.1.3試験手順 204.2試験手順 IDT − −
5.1.4計算 204.3計算 IDT − −
202 用語及び定義 IDT − −
− 205 浸せき法の試験方法を規定。 MOD/削除 − 研究的要素が強く,作業が繁雑であり
C2
− 206 吸油法の試験方法を規定。 MOD/削除 − 実用的でない。IEC規格からの削除を
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提案予定。
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――――― [JIS C 2820 pdf 10] ―――――
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JIS C 2820:2008の引用国際規格 ISO 一覧
- IEC 60413:1972(MOD)
JIS C 2820:2008の国際規格 ICS 分類一覧
JIS C 2820:2008の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB7502:2016
- マイクロメータ
- JISB7507:2016
- ノギス
- JISB7727:2000
- ショア硬さ試験―試験機の検証
- JISC1102-1:2007
- 直動式指示電気計器―第1部:定義及び共通する要求事項
- JISC1102-2:1997
- 直動式指示電気計器 第2部:電流計及び電圧計に対する要求事項
- JISC2802:2003
- 電気機械用ブラシの寸法
- JISZ8401:2019
- 数値の丸め方