JIS C 3802:1964 電気用磁器類の外観検査

JIS C 3802:1964 規格概要

この規格 C3802は、電路に用いる磁器製のガイシ類,ブッシング類,端子盤類の性能に支障のない外観上の欠点の許容限度について規定。

JISC3802 規格全文情報

規格番号
JIS C3802 
規格名称
電気用磁器類の外観検査
規格名称英語訳
Permissible limits of visual defects for insulating porcelains
制定年月日
1956年5月25日
最新改正日
2016年10月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

29.035.30
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
1956-05-25 制定日, 1959-04-09 確認日, 1961-02-01 改正日, 1964-03-01 確認日, 1964-12-01 改正日, 1968-05-01 確認日, 1971-01-01 確認日, 1973-12-01 確認日, 1977-04-01 確認日, 1980-04-01 確認日, 1985-09-01 確認日, 1991-03-01 確認日, 1996-06-01 確認日, 2001-02-20 確認日, 2006-06-20 確認日, 2011-10-20 確認日, 2016-10-20 確認
ページ
JIS C 3802:1964 PDF [6]
                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
C 3802-1964

電気用磁器類の外観検査

Permissible Limits of Visual Defects for Insulating Porcelains

1. 適用範囲 この規格は,電路に用いる磁器製のガイシ類,ブッシング類,端子盤類(以下磁器類とい
う)の性能に支障のない外観上の欠点の許容限度について規定する。
2. 用語の意味 この規格に用いられる磁器類の外観についての用語の意味は,つぎのとおりとする。
用語 意味
ボロ 異物がウワ薬面に融着して生じたものまたはサンドが所
定以外の表面に融着して生じたもの
色ボツ 鉱物性異物が焼成によって素地またはウワ薬にとけこみ,
異色のハン点となったもの
サンド色ボツ サンド面上に生じた色ボツ
ハゲ ウワ薬の一部分のはげたものまたはウワ薬面の一部に残
存したウワ薬のない部分
サンドハゲ 所定の面にサンドのついていない部分
クッツキ 焼成中隣接他物と接触融着して生じたキズ
カケ 素地の破砕した部分またはウワ薬が破砕して素地の露出
した部分
小穴 ウワ薬面または素地内部に達する小穴
切レ 素地またはウワ薬に生じたキレツ
スリキズ 焼成後ウワ薬面に生じたスリキズ
打キズ 焼成後ウワ薬面に生じた打キズ
変色 全面的に所定の色と著しく異なるもの
色ムラ 色が一様についていないもの
ジワ 焼成中,ウワ薬面に生じたチリメン状またはサザナミ状の
起伏
ブク 焼成中,素地またはウワ薬がふくれ上ったもの
生焼 素地またはウワ薬の焼成不じゅうぶんなもの
灰フリ 焼成中,燃料の灰が表面に融着したもの
タレ 過剰のウワ薬が垂下したもの
表示不良 表示が読みとれないもの

――――― [JIS C 3802 pdf 1] ―――――

2
C 3802-1964
3. 磁器類の分類 外観検査の対象となる磁器類は,つぎの5種類に大別する。
種類 品種 区分 大きさ
A-1 投影面積 1500cm2未満
特別高圧のブッシ
(1) ング,長幹ガイシ, A-2 投影面積 1500cm2以上 5000cm2未満
A ステーションポス A-3 投影面積 5000cm2以上10000cm2未満
トガイシ,ラインポ A-4 投影面積10000cm2以上20000cm2未満
ストガイシなど柱 A-5 投影面積20000cm2以上
類 状または管状のガ
イシ類
特別高圧ピンガイ B-1 直径 170mm 未満
B シ,ピン支持ガイ B-2 直径 170mm以上210mm未満
シ,懸垂ガイシおよ B-3 直径 210mm以上370mm未満
類 び円板支持ガイシ B-4 直径 370mm以上

高圧ガイシ類 C-1 −
C
C-2
高圧機器用ブッシング類 −

高圧ガイ管類 C-3 −
通信線路用ガイシ類 D-1 −
屋外用低圧ガイシ類 D-2 −
D
屋内用低圧ガイシ D-3
類,低圧ガイ管類お
類 −
よび低圧ブッシン
グ類
端子盤,開閉器台などE-1 面積 200cm2未満
E
E-2 面積200cm2以上400cm2未満

E-3 面積400cm2以上
注(1) 類の投影面積とは,その最大径と最大高さとの積をいう。
4. 外観の欠点検査方法 外観の欠点検査方法は,それぞれの磁器類によってつぎの3種類とする。
4.1 外面検査 供試品の全外表面について欠点を調べる。
4.2 局部検査 供試品の表面で欠点の集中していると認められる部分について,その投影面積100cm2当
たりの欠点を調べる。この検査はA類についてのみ適用する。
4.3 内面検査 とくに必要のある場合に限り供試品の内面全体について欠点を調べる。この検査はA類
およびC類についてのみ適用する。
5. 外観の欠点別許容限度 磁器類の外観欠点別許容限度は,つぎのいずれかによる。ただし1個の磁器
に異なった種類の欠点が共存する場合には,その欠点の合計数が各欠点の許容限度数のうちの最大をこえ
てはならない。
なお,内面検査の欠点の大きさおよび個数は,外面検査の欠点別許容限度の2倍以下とする。
5.1 A類の欠点別許容限度
5.1.1 ボロ,色ボツ,ハゲ,クッツキ,カケおよび小穴 ボロ,色ボツ,ハゲ,クッツキ,カケおよび小
穴の許容限度は,次表による。

――――― [JIS C 3802 pdf 2] ―――――

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C 3802-1964
ボロ,色ボツおよびハゲ クッツキ カケ 小穴
区分 外面検査
欠点の大きさ 局部検査欠点の大きさ 欠点の大きさ 欠点の大きさ
個数 個数 個数
mm 個数 個数 mm mm mm
A-1 直径16 6 3 直径36 1 直径34 1 直径12 8
A-2 直径18 8 3 直径38 1 直径36 1 直径12 10
A-3 直径110 10 3 直径310 1 直径38 2 直径12 12
A-4 直径112 12 3 直径312 1 直径310 2 直径12 15
A-5 直径115 15 3 直径315 1 直径312 3 直径12 18
備考1. ボロの突起部は修理して外観を整える。
2. 素地内部に達する小穴のある色ボツは許容しない。
3. ハゲは幅3mm未満の長方形で面積60mm2までのものは,上表の許容限度個数範囲内で1個だけ
許容する。
4. ボロおよびハゲがラインポストガイシの線ミゾにあるものは許容しない。
5. クッツキの突起部は修理して外観を整える。上表の欠点の大きさは,修理面の大きさを示す。
6. カケは使用上さしつかえない部分にあるものに限る。なお5mmを越えるものは1個に限る。
5.1.2 サンド色ボツおよびサンドハゲ サンド色ボツおよびサンドハゲは,サンド面の1/10まで許容す
る。ただし,1箇所の欠点の直径は,サンド面の幅の1/4以下とする。
5.1.3 切 レ 切レは原則として許容しない。
5.1.4 スリキズ スリキズは切レと誤認されないものは許容する。
5.1.5 打キズ 打キズは切レを伴わないものは許容する。
5.1.6 変色,タレ,灰フリ,色ムラ,ジワおよび表示不良 変色,タレ,灰フリ,色ムラ,ジワおよび表
示不良は,極端に見苦しくない限り許容する。ただし,全体的変色は,ウワ薬色見本によって受渡当事者
間の協定による。
5.2 B類の欠点別許容限度
5.2.1 ボロ,色ボツ,ハゲ,クッツキ,カケおよび小穴 ボロ,色ボツ,ハゲ,クッツキ,カケおよび小
穴の許容限度は次表による。
ボロ,色ボツおよびハゲクッツキおよびカケ 小穴
区分 欠点の大きさ 欠点の大きさ 欠点の大きさ
個数 個数 個数
mm mm mm
B-1 直径13 4 直径23 1 直径12 4
B-2 直径13 5 直径23 1 直径12 5
B-3 直径14 6 直径24 2 直径12 6
B-4 直径15 7 直径25 2 直径12 7
備考1. ボロの突起部は修理して外観を整える。
2. 素地内部に達する小穴のある色ボツは許容しない。
3. ハゲは幅3mm未満の長方形で面積30mm2までのものは,上表の許容限度個数範
囲内で1個だけ許容する。
4. ボロおよびハゲがピンガイシ類の線ミゾにあるものは許容しない。
5. クッツキの突起部は修理して外観を整える。上表の欠点の大きさは,修理面の大
きさを示す。
6. カケは使用上さしつかえない部分にあるものに限る。
5.2.2 サンド色ボツおよびサンドハゲ サンド色ボツおよびサンドハゲは,サンド面の1/10まで許容す
る。ただし,1箇所の欠点の直径は,サンド面の幅の1/4以下とする。
5.2.3 切 レ 切レは原則として許容しない。
5.2.4 スリキズ スリキズは切レと誤認されないものは許容する。

――――― [JIS C 3802 pdf 3] ―――――

4
C 3802-1964
5.2.5 打キズ 打キズは切レを伴わないものは許容する。
5.2.6 変色,タレ,灰フリ,色ムラ,ジワおよび表示不良 変色,タレ,灰フリ,色ムラ,ジワおよび表
示不良は,極端に見苦しくない限り許容する。ただし全体的変色は,ウワ薬色見本によって受渡当事者間
の協定による。
5.3 C類の欠点別許容限度
5.3.1 ボロ,色ボツ,ハゲ,クッツキ,カケおよび小穴 ボロ,色ボツ,ハゲ,クッツキ,カケおよび小
穴の許容限度は,次表による。
ボロ 色ボツ ハゲ クッツキ カケ 小穴
区分 欠点の大きさ 欠点の大きさ 欠点の大きさ 欠点の大きさ 欠点の大きさ 欠点の大きさ
個数 個数 個数 個数 個数 個数
mm mm mm mm mm mm
C-1 直径14 6 直径13 6 直径13 3 直径14 1 直径13 2 直径12 4
C-2 直径14 4 直径13 4 直径12 2 直径13 1 直径12 2 直径12 3
C-3 直径14 6 直径13 6 直径13 3 直径14 1 直径13 2 直径12 4
備考1. ボロは突起部を修理して外観を整える。ボロでC-1の線ミゾにあるものは許容しない。
2. 素地内部に達する小穴のある色ボツは許容しない。色ボツでC-1の線ミゾにあるものは許容しない。
3. ハゲは幅1mm未満の長方形で面積5mm2までのものは,上表の許容限度個数範囲内で1個だけ許容する。ハ
ゲでC-1の線ミゾにあるものは許容しない。
4. クッツキの突起部は修理して外観を整える。上表の欠点の大きさは,修理面の大きさを示す。
5. カケでC-1の線ミゾにあるものは許容しない。
5.3.2 サンド色ボツ サンド色ボツは,サンド面の1/10まで許容する。ただし,1箇所の欠点の直径は
5mm以下とする。
5.3.3 サンドハゲ サンドハゲは,サンド面の1/10まで許容する。ただし,1箇所の欠点の直径は,サン
ド面の幅の1/4以下とする。
5.3.4 切 レ 切レは原則として許容しない。
5.3.5 スリキズ スリキズは切レと誤認されないものは許容する。
5.3.6 打キズ 打キズは切レを伴わないものは許容する。
5.3.7 変色,タレ,灰フリ,色ムラ,ジワおよび表示不良 変色,タレ,灰フリ,色ムラ,ジワおよび表
示不良は,極端に見苦しくない限り許容する。ただし全体的変色は,ウワ薬色見本によって受渡当事者間
の協定による。
5.4 D類の欠点別許容限度
5.4.1 ボロ,色ボツ,ハゲ,クッツキ,カケ,小穴,ブクおよび切レ ボロ,色ボツ,ハゲ,クッツキ,
カケ,小穴,ブクおよび切レの許容限度は,次表による。

――――― [JIS C 3802 pdf 4] ―――――

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C 3802-1964
ボロおよび色ボツ ハゲ クッツキ カケ 小穴およびブク 切レ
欠点の 欠点の 欠点の 欠点の 欠点の 欠点の
区分
大きさ 個数 大きさ 個数 大きさ 個数 大きさ 個数 大きさ 個数 大きさ 個数
mm mm mm mm mm mm
直径0.51
D-1 10 直径13
直径13
(見やすい2 直径25 1
(見やすい
D-2 2 箇所)
箇所) 直径13 3 直径14 1 直径15 3
直径15 直径15
D-3 (目立たな 3 (目立たな3 直径25 3
い箇所) い箇所)
備考1. ボロの突起部は修理して外観を整える。ボロで線ミゾにあるものは許容しない。
2. ハゲは幅1mm未満の長方形で面積5mm2までのものは,上表の許容限度個数範囲内で1個だけ許容する。
ハゲで線ミゾのあるものは許容しない。
3. クッツキの突起部は修理して外観を整える。
4. カケで3mmを越えるものは1個に限る。
5. 切レにウワ薬がかぶっていないもの,線ミゾの部分または使用上さしつかえのある箇所にあるものは許
容しない。
5.4.2 サンド色ボツ サンド色ボツは,サンド面の1/10まで許容する。ただし1箇所の欠点の直径は,
5mm以下とする。
5.4.3 サンドハゲ サンドハゲは,サンド面の1/10まで許容する。ただし1箇所の欠点の直径は,サン
ド面の幅の1/4以下とする。
5.4.4 生 焼 生焼は許容しない。
5.4.5 変色,灰フリおよび色ムラ 変色,灰フリおよび色ムラは,極端に見苦しくない限り許容する。
5.5 E類の欠点別許容限度
5.5.1 ボロ,色ボツ,ハゲおよび小穴 ボロ,色ボツ,ハゲおよび小穴の許容限度は,次表による。
ボ口 色ボツ ハゲ
端子間にあ その他の部分端子間にあ その他の部分端子間にあ その他の部分 小穴
るもの にあるもの るもの にあるもの るもの にあるもの
区分
欠点の大 欠点の大 欠点の大き 欠点の大 欠点の大 欠点の大 欠点の大
個 個 個 個 個 個 個
きさ きさ さ きさ きさ きさ きさ
数 数 数 数 数 数 数
mm mm mm mm mm mm mm
E-1 直径12 3 直径13 3 直径0.52 3 直径13 3 直径12 3 直径13 3 直径0.52 3
E-2 直径12 4 直径13 5 直径0.52 4 直径13 5 直径12 4 直径13 4 直径0.52 4
E-3 直径12 5 直径13 7 直径0.52 5 直径13 7 直径12 5 直径13 5 直径0.52 5
備考1. ボロの突起部は修理して外観を整える。
2. 素地内部に達する小穴のある色ボツは許容しない。
5.5.2 カ ケ カケは端子間にあるものは許容しない。その他の部分にあるもので長さ3mmまでのもの
は,3個まで許容する。
5.5.3 切 レ 切レは端子間にあるものは許容しない。その他の部分にあるものは,低圧回路用の乾式プ
レス製品に限り,長さ5mmまでのものは3個まで許容する。

――――― [JIS C 3802 pdf 5] ―――――

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