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5.2 フィルム面の外観 導体の存在しないフィルム面の外観の欠陥の許容範囲は,表4のとおりとし,
その他実用上有害な凹凸,折れ,しわ及び異物の付着があってはならない。
表4 フィルム面の欠陥の許容範囲
欠陥の種類 欠陥の許容範囲
打こん 打こんは,表面から深さ0.1mm以内であること。
また,フィルムに鋭い押しきず,切れ目,裂け及び接着剤層のはく離がないこと。
きず ブラシなどによる研磨きずは,フィルムの厚みの20%以下とする。ただし,繰返し曲げ
のかかる部分については,曲げの特性を損なってはならない。
5.3 カバーレイ及びカバーコートの外観
5.3.1 カバーレイ及びカバーコートの外観の欠陥 接着されたカバーレイ及びカバーコートの外観の許
容範囲は,表5のとおりとし,その他実用上有害な凹凸,折れ,しわ及びはく離があってはならない。
表5 カバーレイ及びカバーコートの外観の欠陥
欠陥の種類 欠陥の許容範囲
打こん 打こんは,表面から深さ0.1mm以内であること。ただし,フィルムだけの部分は,フィ
ルムに切れ目がないこととする。
また,鋭い押しきず及び裂けがなく,接着剤層のはく離があってはならない。
気泡 図7に示すような気泡の長さ (l) は,10mm以下とし,2本以上の導体にまたがる気泡の
ないこと。ただし,繰返し曲げのかかる部分については,曲げの特性を損なわないこと。
異物 導電性異物に関しては,導体間の導体の残り(5.1.3)によることとし,図8に示す非導電
性異物に関しては,3本以上の導体にまたがる大きさの異物のないこと。ただし,繰返し
曲げのかかる部分については,曲げの特性を損なわないこと。
きず ブラシなどによる研磨きずは,フィルムの厚みの20%以下とする。ただし,繰返し曲げ
のかかる部分については,曲げの特性を損なわないこと。
図7 気泡入り 図8 非導電性異物
5.3.2 ランドとカバーレイ(又はカバーコート)とのずれ 図9に示すような,ランドに対するカバーレ
イ(又はカバーコート)とのずれ (e) は,外形寸法が100mm未満の場合の許容差は±0.3mm以下とし,
外形寸法が100mm以上の場合の許容差は,外形寸法の±0.3%以下とする。
図9 カバーレイずれ又はカバーコートずれ
――――― [JIS C 5017 pdf 6] ―――――
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5.3.3 接着剤流れ及びカバーコートのにじみ 図10に示す接着剤流れ及びカバーコートのにじみ (f) は,
0.3mm以下とする。ただし,ランド部では,カバーレイのはりずれ及び穴打ち抜きずれによる有効最小ラ
ンド幅 (g≧0.05mm) を満足しなければならない。
図10 接着剤流れ及びカバーコートのにじみ
5.3.4 変色(カバーレイ下導体部) カバーレイに被覆されている導体に変色がある場合には,温度40℃,
湿度90%で96時間の耐湿性試験後,耐電圧,耐屈曲性,耐折性,はんだ耐熱性を満足しなければならな
い。
5.3.5 カバーコートのかすれ 図11に示すカバーコートのかすれは,JIS C 5016の10.4(はんだ付け性)
に規定の試験を行ったとき,カバーコートのかすれた部分の導体にはんだが付着しないこととする。
図11 カバーコートのかすれ
5.4 めっきの外観
5.4.1 めっきの付着不良 図12に示すようなめっきの付着不良箇所の幅 (w1) ,長さ (l) は,仕上がり
後の導体幅 (w) に対して表6による。ただし,めっきの付着不良によって,接触部の信頼性が損なわれて
はならない。
図12 めっきの付着不良
――――― [JIS C 5017 pdf 7] ―――――
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表6 めっきの付着不良箇所の幅及び長さ
単位 mm
区分 仕上がり後の導体幅 (w)
0.30未満 0.30以上 0.45以下 0.45を超えるもの
端子部付着不良 0.15以下であること。
仕上がり後の導体幅 (w) 仕上がり後の導体幅 (w)
の21以下であること。 の31以下であること。
の幅 (w1)
付着不良 導体幅 (w) を超えてはならない。
の長さ (l)
ランド部 めっきの付着不良部分は,めっきされた面積の10%未満(接着剤の流れ出しは含
めない。)。
5.4.2 めっき又ははんだのしみ込み 図13に示すように,めっき又ははんだが導体とカバーレイ(又は
カバーコート)との間にしみ込んだ部分 (h) は,0.5mm以下とする。
図13 めっき又ははんだのしみ込み
5.5 シンボルマーク シンボルマークは,判読が可能でなければならない。
5.6 補材のはり付けによる外観上の欠陥
5.6.1 補材との位置ずれ
(1) 穴ずれ 図14に示すような補材とフレキシブルプリント板との間の穴ずれ (l) は,フレキシブルプリ
ント板と補材の穴径の小さい方が0.3mm以上減少しないこと。ただし,D-lは,Dの穴径公差内でな
ければならない。
図14 穴ずれ
(2) 外形ずれ 図15に示すような外形ずれ (j) は,0.5mm以下とする。
図15 外形ずれ
――――― [JIS C 5017 pdf 8] ―――――
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5.6.2 補材との間の粘着剤又は接着剤のずれ(流れ出しを含む。) 図16に示すような補材とフレキシブ
ルプリント板との間の粘着剤又は接着剤のずれ (k) (流れ出しを含む。)は,±0.5mm以下とする。ただ
し,部品穴については,穴径の公差を満足しなければならない。
図16 補材との間の粘着剤又は接着剤のずれ(流れ出しを含む。)
5.6.3 補材との間の異物 図17に示すような補材とフレキシブルプリント板との間の異物は,盛上がり
(m) が0.1mm以下であることとする。ただし,補材とフレキシブルプリント板との厚さが規定されている
場合は,その許容値内でなければならない。
また,異物の大きさは,補材とフレキシブルプリント板との接着面積の5%以下とし,加工穴及び外形
端に接するものは不可とする。
図17 補材との間の異物
5.6.4 補材との間の気泡入り 図18に示すような補材とフレキシブルプリント板との間の気泡入りは,
熱硬化性接着剤使用の場合は,補材面積の10%以下とし,その他の接着剤の場合は,補材面積の31以下と
する。ただし,コネクタ挿入先端部には,浮き及び膨れがあってはならない。
また,実装時に膨れが生じてはならない。
図18 補材との間の気泡入り
5.7 その他の外観
5.7.1 糸状ばり
(1) 穴部 図19に示すような穴部の非導電性の糸状ばりの長さは,0.3mm以下とする。ただし,容易に
脱落しないこととする。
図19 穴部の糸状ばり
――――― [JIS C 5017 pdf 9] ―――――
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(2) 外形 図20に示すような外形の非導電性の糸状ばりの長さは,1mm以下とする。ただし,容易に脱
落しないこととする。
図20 外形の糸状ばり
5.7.2 外形の打抜きずれ 図21に示すような外形の打抜きずれは,外形とパターンの接するものは不良
とする。ただし,めっきリード,補強用独立ランド及び補強用パターンは除く。
図21 外形の打抜きずれ
5.7.3 表面付着物 表面付着物については,次のとおりとする。
(1) 容易に脱落するものは,差し支えないこととする。
(2) 硬化した接着剤,接着剤のついたカバーレイ,接着剤のついた繊維で,イソプロピルアルコールを浸
した綿棒でこすって落ちない程度に固着したものは,差し支えないこととする。ただし,厚さの規定
がある部分は除く。
(3) フラックス残さ(渣) イソプロピルアルコールを浸した綿棒でこすって,綿棒が汚れなければ差し
支えないこととする。
(4) はんだ粉 容易に脱落するものは,差し支えないこととする(超音波洗浄で1分間以内に落ちるもの。)。
固着したものについては,許容される粉の大きさと個数は,次のとおりとする。
上0.30mm未満 3個まで
上0.10mm未満 10個まで
(5) 粘着剤のくず 許容される粘着剤のくずの大きさと個数は,次のとおりとする。
上2.0mm未満 1個まで
上1.0mm未満 5個まで
6. 表示,包装及び保管
6.1 製品に対する表示 次の事項を表示する。
(1) 品名又は製品番号
(2) 製造業者名又はその略号
6.2 包装に対する表示 次の事項を表示する。
(1) 品種(フレキシブルプリント板を示す記号を,目につきやすい箇所に表示すること。)
(2) 品名又は製品番号
(3) 包装内数量
(4) 製造年月
――――― [JIS C 5017 pdf 10] ―――――
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JIS C 5017:1994の引用国際規格 ISO 一覧
- IEC 60326-7:1981(MOD)
- IEC 60326-8:1981(MOD)
JIS C 5017:1994の国際規格 ICS 分類一覧
- 31 : エレクトロニクス > 31.180 : プリント回路及びプリント配線板
JIS C 5017:1994の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISC5016:1994
- フレキシブルプリント配線板試験方法
- JISC5603:1993
- プリント回路用語
- JISC6471:1995
- フレキシブルプリント配線板用銅張積層板試験方法