この規格ページの目次
附属書E
(参考)
製品細分化構造例及び鉄道車両のためのLCC概要
序文
この附属書は,本体に関連する事柄を補足するもので,規定の一部ではない。
世界の鉄道経営者は,所有車両及び固定据付設備の供給に関する意思決定を行うために,ライフサイク
ル コスティングの適用を行うことが多くなっている。この例は,調達されるべき電車編成のLCCモデル
の基礎として使われる鉄道車両のための製品細分化構造(PBS)の例示である。
一般的なPBS(図E.1参照)内で特定される車両装置の各々の要素に対して,LCCデータ(コスト種別
単位)は,供給元によってそれぞれの器材について,LCCモデルへの入力のためにスプレッドシート様式
にて提供されている。LCCモデルは,編成及び電車並びに電車の各々の車両で使われる機器の詳細を含む。
また,地域に固有である,労務費,間接経費,電力コスト及び車両を運転・維持するためのコストも含む。
LCCモデルは,目的の多様性に応じて様々な報告を作成できるように設計されている。表E.1は,経費
の分配をPBSと様々なコスト種類とによって例示している高水準の概要である。
――――― [JIS C 5750-3-3 pdf 51] ―――――
C5
23
7
鉄道車両
50-
機関車,電車,地下鉄、LRT,客車,貨車,その他
3-3 : 2
3.0 エネルギー供給
2.0 台車及び歯車装置 4.0 力行 5.0 補機 6.0 ブレーキ 7.0 車内 8.0 制御及び通信9.0 特殊設備
0
1.0 車体
07(IEC6
2.01 台車構造 3.01 集電装置 4.01力行制御
7.01 車内構成 9.01 振り子機構
1.01 車体構造 6.01 ブレーキ
5.01 空気供給システム
(コンプレッサ) 制御 8.01列車制御用固定据
付設備
030
5.02 油圧システム
4.02 電力コンデンサ
8.02 列車制御装置
0
1.02 外面化粧 2.02 懸架装置 3.02 エンジン
システム 6.02 ブレーキ
装置 7.02 暖房, 換気及び
空気調節 9.02 雪防護及び
着氷防止機構
-
3
(サスペンション)
Suspension
-3 : 2
2.03 車輪 3.03 発電機
4.03 電力変換装置 7.03 車両間ドア 8.03 誤り診断 9.03 その他特殊設備
1.03 ドア及びステッ 5.03 電池
システム
プ
004
2.04 歯車装置 5.04 補助電源システム 7.04 水供給サービス
)
1.04 連結器 8.04 データ通信装置
7.05 配膳施設 8.05 案内システム
1.05 通路 2.05 その他の台車に
かかわる装置
7.06 運賃収受装置
1.06 窓ユニット
7.07 照明
1.07 車体付加要素
図E.1−車両システムの製品細分化構造
――――― [JIS C 5750-3-3 pdf 52] ―――――
表E.1−製品細分化構造によるライフサイクルコストの概要
製品細 ライフサイク
計画された 計画された 計画された 計画外の 計画外の 計画外の ライフサイ
分化構 取得 特別な ルコストに占
システム記述 予備品 保守に要する 保守に要する 保守に要する
保守に要する 保守に要する 保守に要する クルコスト
造識別 コスト ツール める割合
労務費 材料費 費用合計 労働費 材料費 費用合計 合計
番号 %
1.0 車体 51 781 5 471 24 716 30 187 208 4 587 4 795 86 763 73
2.0 台車及び歯 5 820 25 0 25 0 0 0 5 845 5
車装置
3.0 エネルギー 5 811 3 0 3 0 0 0 5 814 5
供給
4.0 力行 3 399 2 118 2 974 5 092 54 595 649 9 140 8
5.0 補機 1 975 0 0 0 0 13 13 1 988 2
6.0 ブレーキ 487 56 438 494 0 0 0 981 1
7.0 車内 0 0 0 0 0 0 0 0 0
8.0 制御及び通 7 151 361 412 773 3 7 10 7 934 7
信
9.0 特殊設備
合計 76 424 0 0 8 034 28 540 36 574 265 5 202 5 467 118 465 100
注記 コスト単位はすべてCUである。
C5 750-
3-3 : 2007(IEC6 0300-
3-3 : 200
2
4
3
)
――――― [JIS C 5750-3-3 pdf 53] ―――――
附属書JA
(参考)
LCC分析の表計算の使用例
序文
この附属書は,本体に関連する事柄を補足するもので,規定の一部ではない。
JA.1 表計算の例
この附属書では,LCC分析のための代表的な情報をもっている表計算の一例を示す。
表計算は,製品又はプロジェクトのライフサイクルの全段階にわたって発生することがあるコストを表
示している。寿命全体にわたるデータが入力されると,コストが実現値であるのか,又は名目値であるの
かが決められなければならない。将来のコストは,基準年から合意した期間に発生するコストに適切に比
べられるように割引することが望ましい。
おのおのの関連活動は,詳細要求水準に対して,適切であれば,数多くのコスト種類別(例えば,労務
コスト,材料コストなど)に細分化することがある。表計算は,特定の製品又はプロジェクトに適合する
ようにテイラーリングすることが望ましい。
表JA.1−表計算の例
コスト生成活動 0年 1年 2年 3年 4年 5年··· N年
構想及び定義の段階
・市場調査
・プロジェクト管理
・構想及び設計の分析
・製品要求事項仕様書作成の準備
構想及び定義の段階の合計
設計・開発の段階
・プロジェクト管理
・設計の文書化
・原型モデルの製作
・試験及び評価
・生産の技術及び計画立案
・供給者の選定
・実証及び妥当性確認
・品質管理
設計及び開発の段階の合計
製造及び据付けの段階
繰返し性のない場合
・技術及び運用の分析
・製造又は購入
・生産の機械設備及び試験機器
・特殊な支援機器及び試験機器
・予備品及び修理部品
・初期教育訓練
――――― [JIS C 5750-3-3 pdf 54] ―――――
表JA.1−表計算の例(続き)
コスト生成活動 0年 1年 2年 3年 4年 5年··· N年
・文書化
・ソフトウェア
・試験
繰返し性のない場合の合計
繰返し性のある場合
・生産の管理及び技術
・施設(又は設備)の保全
・製作
・品質管理及び品質検査
・組立て,据付け及び点検照合
・梱包・包装,保管及び輸送
・継続的教育訓練
・保証(又は保険)
繰返し性のある場合の合計
運用及び保全の段階
運用
・教育訓練
・消費財(又は消耗品)
・機器及び施設(又は設備)
・技術変更
運用の合計
保全
・教育訓練
・予備部品及び消費財(又は消耗品)
・機器及び施設(又は設備)
・契約サービス
・情報技術(IT)の支援
・日常の保全
・主要な計画保全
・計画外保全
保全の合計
支援サービス
・企業管理(又は共同管理)
・間接管理費(又は一般管理費)
・保証(又は保険)
支援サービスの合計
廃却の段階
・システムの停止
・解体及び除去
・リサイクリング又は安全な除去
・製品の残存価値
廃却段階の合計
総合計
割引係数(又は現価係数)
正味現在価値
正味現在価値の合計
――――― [JIS C 5750-3-3 pdf 55] ―――――
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JIS C 5750-3-3:2008の引用国際規格 ISO 一覧
- IEC 60300-3-3:2004(IDT)
JIS C 5750-3-3:2008の国際規格 ICS 分類一覧
- 21 : 一般的に使用される機械的システム及び構成要素 > 21.020 : 機械,装置、設備の特性及び設計
JIS C 5750-3-3:2008の関連規格と引用規格一覧
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