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C 5750-3-3 : 2008 (IEC 60300-3-3 : 2004)
アンアベイラビリティによるシステムの違約コストは,運用年ごとにCU 82 800である。
年 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15
CU(千) 82.8 82.8 82.8 82.8 82.8 82.8 82.8 82.8 82.8 82.8 82.8 82.8 82.8 82.8 82.8
C.9.8 蓄電池のコスト
CYMPBATT(C.6.4.2参照)
蓄電池は,4年ごとに予防保全として交換を必要とする。蓄電池のコストは,CU 100であり,システム
当たり8個で30システムある。作業者コストは,システム当たりCU 150(CU 15/hで10 h)である。
蓄電池コストは,交換ごとにCU(100×8×30)=CU 24 000となる。
作業者コストは,交換ごとにCU(30×150)=CU 4 500となる。
全体の交換コストは,CU(24 000+4 500)=CU 28 500となる。
交換は,4年,8年,12年に必要である。
年 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15
CU(千) 28.5 28.5 28.5
C.9.9 送風機のコスト
CYMPFAN(C.6.4.2参照)
送風機は,一台当たりCU 40で9年ごとに交換が必要であり,システム当たり4個の送風機がある。
作業者コストは,CU 300(CU 15/hで20 h)である。
送風機コストは,交換ごとにCU(30×40×4)=CU 4 800となる。
作業者コストは,交換ごとにCU(30×300)=CU 9 000となる。
全体の交換コストは,CU(4 800+9 000)=CU 13 800となる。
交換は,9年に必要である。
年 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15
CU(千) 13.8
C.9.10 現場の事後保全のコスト
CYMCS(C.6.4.3参照)
運用及び保全段階をとおしてシステムの作業者人数及び使用法が一定であるため,現場における事後保
全のコストは一定と仮定する。年ごとのコストは,次による。
年 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15
CU(千) 9.0 9.0 9.0 9.0 9.0 9.0 9.0 9.0 9.0 9.0 9.0 9.0 9.0 9.0 9.0
C.9.11 作業場の事後保全のコスト
CYMCW(C.6.4.3参照)
運用及び保全段階をとおしてシステムの作業者人数及び使用法が一定であるため,作業場における事後
保全のコストは一定と仮定する。年ごとのコストは,次による。
――――― [JIS C 5750-3-3 pdf 41] ―――――
40
C 5750-3-3 : 2008 (IEC 60300-3-3 : 2004)
年 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15
CU(千) 3.5 3.5 3.5 3.5 3.5 3.5 3.5 3.5 3.5 3.5 3.5 3.5 3.5 3.5 3.5
C.10 ライフサイクル コスト出力
C.10.1 割引の利益
将来のキャッシュフローの正味の原価を提供するために,割引現金収入価値法を適用することの恩恵は,
図C.5,図C.6及び図C.7に見られる。
LCC予算の低減は,それらが必要とされるまで,いっそうのキャッシュフローの改善による所得発生に
よって達成される。
C.10.2 設計選択のトレードオフ
適用DCFのいっそうの利益は,設計選択におけるトレードオフにおいて利益(又は違約)を決定する。
主演算処理装置のデータ格納は,NCMAの必要な全保全行為の41 %に寄与していることが分かる。も
し,このデータ格納をもっと信頼度の高いものとした場合,22故障/100万時間(fpmh)をCU 20 000と仮定
した投資コストにおいて15 fpmhに低減すると,この投資コストはシステム(30×4=120)及び予備品を含
めた台数に展開する。信頼性の改善は,予備品の要求を4台に低減し,ユニット台数を124台とする。し
たがって,ユニット当たりのコストは,
CU(20 000/124+800)=CU 961
となる。
これは,RU5(DS)をCU 3 844にコスト低減し,更に,CIMSRUをCU 22 674に低減する。
この投資による主な節約は,製品アンアベイラビリティ コスト(CYOU)の領域において,主演算処理装
置のアベイラビリティを99.995 %から99.997 %に増加する。これは,99.986 1 %の総合アベイラビリテ
ィACS,年間73分の通信システムのダウン時間を与え,年間CU 77 475のアンアベイラビリティ コスト
(CYOU)を提供する。これらの変化は,図C.7に要約している。ここには,CU 000s(3 237.5−3 156.7)=CU
80 800(2.49 %)の未割引期間での“長生き(over life)”コスト節約及びCU 000s(2 332.8−2 273.8)=CU 59
000(2.53 %)の割引による節約がある。
これらの節約は,未割引コストの0.006 %の付加投資によって達成する。
図C.5は,正味現在価値を示し,それは必要な間の年ごとの総計の投資による未来のキャッシュフロー
の割引結果であり,投資による見返りによって総計が低減される。必要な間は資本を投資することで運用
及び保全段階の間においてCU (3 237.5−1 779.1)=CU 1 458.4の節約が達成する。唯一5 %の還付が可能
である場合は,節約は図C.6に示すようにCU (3 237.5−2 332.8)=CU 914.7となる。
――――― [JIS C 5750-3-3 pdf 42] ―――――
年 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15
CIMSRU 23.63 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00
CIMFS 5.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00
CIMFW 30.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00
CYOL 50.00 50.00 50.00 50.00 50.00 50.00 50.00 50.00 50.00 50.00 50.00 50.00 50.00 50.00 50.00 0.00
CYOS 0.00 90.00 0.00 90.00 90.00 0.00 90.00 90.00 0.00 90.00 90.00 0.00 90.00 90.00 0.00 90.00
CYUO 82.80 82.80 82.80 82.80 82.80 82.80 82.80 82.80 82.80 82.80 82.80 82.80 82.80 82.80 82.80 0.00
CYMPBAT 0.00 0.00 0.00 0.00 28.50 0.00 0.00 0.00 28.50 0.00 0.00 0.00 28.50 0.00 0.00 0.00
CYMPFAN 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 13.82 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00
CYMCS 8.97 8.97 8.97 8.97 8.97 8.97 8.97 8.97 8.97 8.97 8.97 8.97 8.97 8.97 8.97 0.00
CYMCW 3.53 3.53 3.53 3.53 3.53 3.53 3.53 3.53 3.53 3.53 3.53 3.53 3.53 3.53 3.53 0.00
総p.a. 203.93 235.30 145.30 235.30 263.80 145.30 235.30 235.30 173.80 249.12 235.30 145.30 263.80 235.30 145.30 90.00
NPV係数 1.00 0.91 0.83 0.75 0.68 0.62 0.56 0.51 0.47 0.42 0.39 0.35 0.32 0.29 0.26 0.24
NPV 203.93 213.91 120.08 176.79 180.18 90.22 132.82 120.75 81.08 105.65 90.72 50.93 84.06 68.16 38.26 21.55
割引き率 10.00% キャッシュフローの合計 3 237.5 NPVの合計 1 779.1
図C.5−正味現在価値(NPV)(割引率10 %)
C5 750-
3-3 : 2007(IEC6 0300-
3-3 : 200
2
4
3
)
――――― [JIS C 5750-3-3 pdf 43] ―――――
0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15
C5
2
年
3
CIMSRU 23.63 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00
75
CIMFS 5.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00
0-
3
CIMFW 30.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00
-3 : 2
CYOL 50.00 50.00 50.00 50.00 50.00 50.00 50.00 50.00 50.00 50.00 50.00 50.00 50.00 50.00 50.00 0.00
CYOS 0.00 90.00 0.00 90.00 90.00 0.00 90.00 90.00 0.00 90.00 90.00 0.00 90.00 90.00 0.00 90.00
007(
CYUO 82.80 82.80 82.80 82.80 82.80 82.80 82.80 82.80 82.80 82.80 82.80 82.80 82.80 82.80 82.80 0.00
I
CYMPBAT 0.00 0.00 0.00 0.00 28.50 0.00 0.00 0.00 28.50 0.00 0.00 0.00 28.50 0.00 0.00 0.00
EC6
CYMPFAN 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 13.82 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00
0
CYMCS 8.97 8.97 8.97 8.97 8.97 8.97 8.97 8.97 8.97 8.97 8.97 8.97 8.97 8.97 8.97 0.00
300
CYMCW 3.53 3.53 3.53 3.53 3.53 3.53 3.53 3.53 3.53 3.53 3.53 3.53 3.53 3.53 3.53 0.00
-
3-3 : 2
総p.a. 203.93 235.30 145.30 235.30 263.80 145.30 235.30 235.30 173.80 249.12 235.30 145.30 263.80 235.30 145.30 90.00
0
NPV係数 1.00 0.95 0.91 0.86 0.82 0.78 0.75 0.71 0.68 0.64 0.61 0.58 0.56 0.53 0.51 0.48
04
NPV 203.93 224.10 131.79 203.26 217.03 113.85 175.59 167.22 117.64 160.59 144.46 84.96 146.89 124.79 73.39 43.29
)
割引き率 5.00% キャッシュフローの合計 3 237.5 NPVの合計 2 332.8
図C.6−正味現在価値(NPV)(割引率5 %)
年 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15
CIMSRU 22.67 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00
CIMFS 5.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00
CIMFW 30.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00
CYOL 50.00 50.00 50.00 50.00 50.00 50.00 50.00 50.00 50.00 50.00 50.00 50.00 50.00 50.00 50.00 0.00
CYOS 0.00 90.00 0.00 90.00 90.00 0.00 90.00 90.00 0.00 90.00 90.00 0.00 90.00 90.00 0.00 90.00
CYUO 77.48 77.48 77.48 77.48 77.48 77.48 77.48 77.48 77.48 77.48 77.48 77.48 77.48 77.48 77.48 0.00
CYMPBAT 0.00 0.00 0.00 0.00 28.50 0.00 0.00 0.00 28.50 0.00 0.00 0.00 28.50 0.00 0.00 0.00
CYMPFAN 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 13.82 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00
CYMCS 8.97 8.97 8.97 8.97 8.97 8.97 8.97 8.97 8.97 8.97 8.97 8.97 8.97 8.97 8.97 0.00
CYMCW 3.53 3.53 3.53 3.53 3.53 3.53 3.53 3.53 3.53 3.53 3.53 3.53 3.53 3.53 3.53 0.00
総p.a. 197.65 229.98 139.98 229.98 258.48 139.98 229.98 229.98 168.48 243.80 229.98 139.98 258.48 229.98 139.98 90.00
NPV係数 1.00 0.95 0.91 0.86 0.82 0.78 0.75 0.71 0.68 0.64 0.61 0.58 0.56 0.53 0.51 0.48
NPV 197.65 219.03 126.97 198.67 212.65 109.68 171.62 163.44 114.04 157.16 141.19 81.84 143.93 121.96 70.70 43.29
割引き率 5.00% キャッシュフローの合計 3 156.7 NPVの合計 2 273.8
図C.7−データ格納の信頼性改善を図った正味現在価値(NPV)(割引率5 %)
――――― [JIS C 5750-3-3 pdf 44] ―――――
附属書D
(参考)
LCCモデルの開発事例
序文
この附属書は,本体に関連する事柄を補足するもので,規定の一部ではない。
D.1 一般
この附属書では,LCCモデル開発に関する単純化した事例を示すとともに,コスト要因を特定することが
可能な方法について示す。これらの例は,完全なものではなく,異なったモデル化にも利用できる方法に
ついての考え方を与えることを意図している。
D.2において,主要な六つのライフサイクル段階を基本としたLCCモデルを示した。LCCは,それぞれ
のライフサイクル段階における異なるコストを加えることによって計算される。
D.3における例では,第1段階のライフサイクル コストは,取得コスト及び所有者コストに分配するLCC
モデルを示す。
D.2 ライフサイクル段階におけるコストに基づいたLCCモデル
注記 この例のモデルは,新製品の異なったライフサイクル段階におけるコストを加えることによっ
て,開発される。
D.2.1 第1水準の細分化
ライフサイクル コストは,次のように分解できる。
LCC CCD CDD CM CI COM CD
ここに, LCC : ライフサイクル コスト
CCD : 概念及び定義段階のコスト
CDD : 設計及び開発段階のコスト
CM : 製造段階のコスト
CI : 据付け段階のコスト
COM : 運用及び保全段階のコスト
CD : 廃却段階のコスト
D.2.2 第2水準の細分化
D.2.2.1 構想及び定義(CCD)
構想及び定義段階のコストCCDは,次の式による。
CCD CCDR CCDM CCDA CCDS
ここに, CCDR : 市場調査に関するコスト
CCDM : プロジェクト管理に関するコスト
CCDA : システム構想及び設計分析に関するコスト
CCDS : 要求仕様に関するコスト
D.2.2.2 設計及び開発段階(CDD)
設計及び開発段階のコストCDDは,次の式による。
CDD CDDM CDDE CDDD CDDT CDDS CDDP CDDV CDDQ CDDR CDDI CDDL
ここに, CDDM : プロジェクト管理に関するコスト
CDDE : 設計工学に関するコスト
――――― [JIS C 5750-3-3 pdf 45] ―――――
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JIS C 5750-3-3:2008の引用国際規格 ISO 一覧
- IEC 60300-3-3:2004(IDT)
JIS C 5750-3-3:2008の国際規格 ICS 分類一覧
- 21 : 一般的に使用される機械的システム及び構成要素 > 21.020 : 機械,装置、設備の特性及び設計
JIS C 5750-3-3:2008の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称