JIS C 5750-4-3:2021 ディペンダビリティマネジメント―第4-3部:システム信頼性のための解析技法―故障モード・影響解析(FMEA及びFMECA) | ページ 10

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C 5750-4-3 : 2021 (IEC 60812 : 2018)
図C.1−FMEAの報告の作成を支援するデータベース情報システム
図C.2−電源タイプXYZの図

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C 5750-4-3 : 2021 (IEC 60812 : 2018)
表C.1−データベース情報に基づく電源のFMEA報告書用に選択した欄の例
FMEA報告書の アイテムの 構成品 部品 RPNを伴う 致命度マトリックスを伴う
記述 図面 FMEA FMEA FMECA FMECA
図C.2 表C.2 表C.3 表C.4 表C.5 図C.3
事例番号 行
構成品 行 行 列
部品リスト 行
故障モード 列 列 列
局所的影響
全体的(最終)影響 列 列 列
厳しさ 列 列
発生度 列
検出度 列
生じ得るCCF 列
処置行動 列
(処置のデータベー
スから)
厳しさの定義
発生度の定義
検出の定義
報告書へのリンク 列
図表/図面 Yes
致命度マトリックス Yes
故障の木解析
凡例 :
行(列) 選択してFMEA報告書の行(列)に示すべき欄を示す。
Yes 選択した図の種類を示す。
注記 このマトリックスの第2行については,下に示す様々なFMEAワークシート(表)及び附属書Cに示す致
命度マトリックス(図)を参照。

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C 5750-4-3 : 2021 (IEC 60812 : 2018)
表C.2−構成品FMEA報告書の例
FMECA報告書No. XX 日付 : 年.月.日 最終更新 : 年.月.日
解析する製品 : 電源タイプXYZ
ファシリテーター : NN1
解析チーム : NN2,NN3,NN4,NN5,NN6,NN7
承認者 : NN8
構成品 故障モード 全体的影響 厳しさ 処置の期日 報告書へのリンク(アイ
コンをクリックして報告
書を参照)
C1 短絡 電源が作動しない 2 なし 該当せず
C2 短絡 内部ヒューズの飛び 2 なし 該当せず
電源が作動しない
C3 短絡 キャビネットに230 V 4 NN3 アイコン−安全コンデン
年月日 サーに関する報告書
C4 短絡 キャビネットに230 V 4 NN3 アイコン−安全コンデン
年月日 サーに関する報告書
L1 開放 電源が作動しない 2 なし 該当せず
L2 開放 中性切断 4 NN4 アイコン−L2故障確率
電源が作動しない 年月日 に関する報告書
電源スイッチ− 開放 電源が作動しない 2 なし 該当せず

電源スイッチ− 開放 中性切断 4 NN4 まだ必要でない
中性 電源が作動しない 年月日
電源スイッチ− 開放 中性切断 4 NN4 まだ必要でない
接地 電源が作動しない 年月日
はんだ付け 開放 中性切断 4 NN5 アイコン−はんだの耐久
電源が作動しない 年月日 性試験に関する報告書
注記 厳しさは,使用者の健康へのハザードに関する経験によって格付けが可能である。このFMEAにおいては,
対応すべき処置についての決定は厳しさの格付けだけに基づくものとした。

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C 5750-4-3 : 2021 (IEC 60812 : 2018)
表C.3−共通原因故障が生じ得る部品の報告書の例
FMECA報告書No. XX 日付 : 年.月.日 最終更新 : 年.月.日
解析する製品 : 電源タイプXYZ
ファシリテーター : NN1
解析チーム : NN2,NN3,NN4,NN5,NN6,NN7
承認者 : NN8
部品リストライン−タイプ−製造業者 名称 故障モード
#15−コンデンサータイプXYZ,値XYZ,C1,C2,C3,C4 短絡
電圧XY,供給者XYZ
#71コイル−タイプXYZ,定格XYZ,供 L1,L2 開放
給者XYZ
#83スイッチ−タイプXYZ,定格XYZ, 電源スイッチ 開放
平均余命XYZ,供給者XYZ
このリストはパーツリストから作成され,ある用途において処置する必要があると判明した故障モードを示して
いる。この選択は,通常,企業によって開発された特定のタイプの装置に対して行われ,それらがどのように選択
されたかについての情報(5.3.4)が利用可能でひも付けられている必要がある。
注記 この例は,同じ故障モードをもつ同じタイプの構成品を列挙している。基本FMEAでは,多くの場合,故
障モードの根本原因は解析されない。したがって,生じ得る共通原因故障を調べるときに,共通原因の可能
性がある構成品を特定するためにデータベースを調べることが役に立ち,時間の節約になることがある。
表C.4−RPN致命度解析を用いたFMECAの報告書の例
FMECA報告書No. XX 日付 : 年.月.日 最終更新 : 年.月.日
解析する製品 : 電源タイプXYZ
ファシリテーター : NN1
解析チーム : NN2,NN3,NN4,NN5,NN6,NN7
承認者 : NN8
厳しさ 発生度 検出度 RPN 構成品 故障 全体影響
モード
4 3 5 60 L2 開放 中性相開放−表示ランプ“オン”
4 3 5 60 はんだ接合 開放 中性相開放−表示ランプ“オフ”
4 2 5 40 スイッチ 開放 中性相開放−表示ランプ“オフ”
中性
4 3 3 36 C3 短絡 キャビネットに230 V
4 3 3 36 C4 短絡 キャビネットに230 V
3 2 5 30 スイッチ 開放 安全接地なし
接地
2 3 1 6 C1 短絡 電源が作動しない
2 3 1 6 C2 短絡 電源が作動しない
2 2 1 4 スイッチ 開放 電源が作動しない

2 2 1 4 L1 開放 電源が作動しない
注記 このFMECAは,RPNを評価するために作成した。これは,三つの電源接点全てを切り替える電源スイッ
チ及び装置のスイッチが切られたことを示す表示ランプも含む,更新された回路に基づいている。

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C 5750-4-3 : 2021 (IEC 60812 : 2018)
表C.5−全体的影響に関して致命度マトリックスを用いたFMECAの報告書の例
FMECA報告書No. XX 日付 : 年.月.日 最終更新 : 年.月.日
解析する製品 : 電源タイプXYZ
ファシリテーター : NN1
解析チーム : NN2,NN3,NN4,NN5,NN6,NN7
承認者 : NN8
ライン番号 構成品 全体的影響
#1 C1 電源が作動しない
#2 C2 電源が作動しない
#3 C3 キャビネットに230 V
#4 C4 キャビネットに230 V
#5 L1 電源が作動しない
#6 L2 中性相接続されず−電源が作動しない
#7 電源スイッチ−相 電源が作動しない
#8 電源スイッチ−中性 中性相接続されず−電源が作動しない
#9 電源スイッチ−接地 中性相接続されず−電源が作動しない
#10 はんだ付け 中性相接続されず−電源が作動しない
注記 この報告書の例は,致命度マトリックスに含まれている同じ安全機能を示している。ユーザーへの影響の
評価について,検出度からの寄与はなく,プロットは二次元のイメージで作られた。
図C.3−検出度を考慮せずに二次元のイメージとして作成した表C.5の
FMECA報告書の致命度マトリックス

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JIS C 5750-4-3:2021の引用国際規格 ISO 一覧

  • IEC 60812:2018(IDT)

JIS C 5750-4-3:2021の国際規格 ICS 分類一覧

JIS C 5750-4-3:2021の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISZ8115:2019
ディペンダビリティ(総合信頼性)用語