JIS C 60068-2-38:2013 環境試験方法―電気・電子―第2-38部:温湿度組合せ(サイクル)試験方法(試験記号:Z/AD) | ページ 3

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C 60068-2-38 : 2013 (IEC 60068-2-38 : 2009)
100
96
93
90
80
%
70

60
相対湿
10
0
2 4 6 8 10 12 14 16 18 20 22 24 時間 h
a b c d e f g
70
60
50
40
温度 ℃
30
20
1.5 1.5 1.5 1.5
2.5 2.5 2.5 2.5
10
0
2 4 6 8 10 12 14 16 18 20 22 24 時間 h
10
図3−低温サブサイクルを含まない24時間サイクル

6.4 試験サイクル

6.4.1  温湿度サブサイクル

――――― [JIS C 60068-2-38 pdf 11] ―――――

                                                                                              9
C 60068-2-38 : 2013 (IEC 60068-2-38 : 2009)
次のa) g)に示す温湿度サブサイクルの条件は,全てのサイクルに適用する(図2及び図3のaf参照)。
各々の24時間のサイクルの最初は,槽内の温度25 ℃±2 ℃及び相対湿度(93±3)%に調節する。
a) 槽内の温度を,1.5時間2.5時間で65 ℃±2 ℃まで連続的に上げる。この間,相対湿度を(93±3)%
に維持する。
b) 槽内の温度65 ℃±2 ℃及び相対湿度(93±3)%を,サイクルの開始後5.5時間まで,維持する。
c) 槽内の温度を,1.5時間2.5時間のうちに25 ℃±2 ℃に下げる。この間,相対湿度は80 %96 %に
維持する。
d) サイクル開始後8時間経過してから,再び1.5時間2.5時間のうちに連続的に,槽内の温度を65 ℃
±2 ℃まで上げ,その後安定化させる。この間,相対湿度を(93±3)%に維持する。
e) サイクル開始後13.5時間まで,槽内の温度65 ℃±2 ℃及び相対湿度(93±3)%に維持する。
f) 1.5時間2.5時間のうちに,槽内の温度を25 ℃±2 ℃に下げる。この間,相対湿度を80 %96 %に
維持する。
g) それに引き続いて,低温サブサイクルの開始まで又は24時間の終了まで,槽内の温度を25 ℃±2 ℃,
相対湿度(93±3)%に維持する。
6.4.2 低温サブサイクル
次のa) e)に示す条件は,第1サイクル第9サイクルの任意の5サイクルに適用する(図2参照)。
a) 温湿度サブサイクルの終了後,槽内の温度25 ℃±2 ℃及び相対湿度(93±3)%に,1時間2時間
維持する。
b) 槽内の温度を下げるか,又は供試品をその他の槽に移し,供試品を規定する低温状態にさらす。
供試品を他の槽に移し換える場合,移し換える時間は,5分間以内とすることが望ましい。サイク
ル開始後17.5時間経過後,槽内の温度を下降させ,サイクル開始後18時間までに−10 ℃±2 ℃にす
る。
c) サイクル開始18時間経過後,槽内の温度を−10 ℃±2 ℃に3時間維持する。
低温サブサイクル中の湿度は,規定しない。
d) サイクル開始21時間経過後,槽内の温度を上昇させ,サイクル開始22.5時間後までに25 ℃±2 ℃に
する。
供試品を他の槽に移し換える場合,移し換える時間は,10分間15分間とする。
e) 槽内の温度は,25 ℃±2 ℃に24時間のサイクルが終了するまで維持する。この期間中の相対湿度は,
(93±3)%に維持する。
6.4.3 低温サブサイクルを含まない24時間サイクル
次の条件は,第1サイクル第9サイクルの残りの4サイクルに適用する(図3参照)。
温湿度サブサイクルは,6.4.1による。ただし,図3のgでは,槽内の温度25 ℃±2 ℃,相対湿度(93
±3)%に24時間サイクルが終了するまで維持する。
6.4.4 最終サイクル
最終サイクルでは,温湿度サブサイクルの終了(図3のf終了時,すなわち16時間経過時)後,槽内の
温度25 ℃±2 ℃及び相対湿度(93±3)%に3.5時間維持する(最終サイクルは19.5時間で終了)。

6.5 最終測定

6.5.1  一般事項
次のa) d)のいずれかの時点で電気的測定及び機械的点検を行う。
a) 高湿度中

――――― [JIS C 60068-2-38 pdf 12] ―――――

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C 60068-2-38 : 2013 (IEC 60068-2-38 : 2009)
b) 試験槽から取り出した直後
c) 一定の乾燥期間の後
d) 製品規格で規定する時点
高湿条件で実施する各種測定は,初期測定又は槽から取り出した後に行った測定とは直接比較できない
ことに注意しなければならない。
6.5.2 高湿度中で行う測定
高湿度中で行う測定は,6.4.4で規定する3.5時間のうち,最後の2時間の間で実施する。
製品規格には,高湿度中で測定を行う場合に必要な注意事項(例えば,表面の水分を除去する方法など)
を規定する。
供試品は,全ての測定が終了してから槽外に取り出す。
6.5.3 試験槽から取り出した直後に行う測定
最終サイクル終了後,供試品を槽から取り出し,標準条件に置く。
初期測定条件が標準条件と異なる場合には,最終測定条件も初期測定条件と同じ条件にする。
槽から供試品を取り出した後,1時間2時間の間に,電気的測定及び機械的点検を行う。
測定で不合格となった供試品は,一度だけ再測定してもよい。
6.5.4 乾燥後に行う最終測定
最終サイクル終了後,供試品を槽から取り出し,24時間標準条件に放置した後,製品規格に規定する最
終測定を実施する。
初期測定条件が標準条件と異なる場合は,最終測定条件も初期測定条件と同じ条件にする。
なお,最終測定は,上記の24時間の標準条件放置時間内に行ってもよいが,不合格の供試品は,24時
間放置時点で再度測定して合否の判定をする。

7 製品規格に規定する事項

  製品規格にこの試験を規定する場合,できるだけ次の事項を規定する。
a) 試験の種類(サブサイクル)
b) 前処理方法
c) 初期測定条件
d) 取付方法及び支持材
e) サイクル数
f) 低温サブサイクルの時期
g) 試験中の電気的測定及び/又は機械的点検
h) 後処理条件
i) 最終測定
j) 顧客との間で合意した通常と異なる手順

8 試験報告書に記載する事項

  試験報告書には,次の事項を記載しなければならない。
a) 顧客 (名称及び所在地)
b) 試験所 [名称及び所在地,認定状況(ある場合)]
c) 試験日

――――― [JIS C 60068-2-38 pdf 13] ―――――

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C 60068-2-38 : 2013 (IEC 60068-2-38 : 2009)
d) 試験の種類 (試験記号 : Z/AD)
e) 試験の目的 (開発試験,認証試験など)
f) 試験規格及び発行年 (JIS C 60068-2-38及び2013年)
g) 試験所の試験手順書 (手順書番号及び版)
h) 供試品の詳細 (図面,写真,数量など)
i) 試験槽の詳細 (製造元,型番,製造番号など)
j) 試験装置の性能 (温度制御設定値,エアフローなど)
k) 風速及び向き (供試品に当たる風の風速及び向き)
l) 測定系の不確かさ (使用した測定器の不確かさのデータ)
m) 校正日 (前回の校正日及び次回の校正時期)
n) 初期測定,中間測定及び最終測定
o) 要求する厳しさ (製品規格による)
p) 実施した試験の厳しさ (測定点,データなど)
q) 供試品の性能 (機能試験の結果など)
r) 試験中の観察事項及び行った処置
s) 試験の要約
t) 配付先
注記 試験報告書に上記の事項を記載できるように,試験記録を残すことが望ましい。

JIS C 60068-2-38:2013の引用国際規格 ISO 一覧

  • IEC 60068-2-38:2009(IDT)

JIS C 60068-2-38:2013の国際規格 ICS 分類一覧

JIS C 60068-2-38:2013の関連規格と引用規格一覧