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C 60695-2-10 : 2015 (IEC 60695-2-10 : 2013)
附属書C
(参考)
加熱電流値を用いるグローワイヤ温度測定システムの
確認手順に関する指針
C.1 目的
5.2に規定するグローワイヤ温度測定システムは,使用前の状態確認として,銀ぱく(箔)の融点の1
点を測定し,その結果をそれ以外の温度確認を代表するものと仮定する。
この附属書は,銀ぱく(箔)によるグローワイヤ温度の1点を確認する手順を補足する目的として,加
熱電流値とグローワイヤ温度との関係を確認することによって,JIS C 60695-2-11,JIS C 60695-2-12及び
JIS C 60695-2-13で用いる試験温度全域での実際的な温度確認手順を提供する。
C.2 準備
加熱電流値とグローワイヤ温度との関係を確認する前に,次の事項を実施することが望ましい。
a) グローワイヤを焼きなましする(4.1参照)。
b) グローワイヤ試験装置への供給電源の電圧が安定している(4.2参照)。
c) グローワイヤと支柱とを十分に接続する。不十分な接続は,接続部分の温度上昇又は電気的損失の原
因となり,試験に悪影響を与え,長時間の使用によって回路の安定性を損なう場合がある(4.2参照)。
d) グローワイヤと熱電対とを十分に接触させる。グローワイヤの加熱による寸法変化が接触に影響する
場合があるので留意する(4.3参照)。
e) グローワイヤの損傷の有無を確認する。必要に応じ,グローワイヤ先端及び熱電対の穴の汚れを清掃
する(5.1参照)。
f) グローワイヤの寸法を確認する(5.1参照)。
C.3 確認手順
C.3.1 観察及び測定
5.2に規定するグローワイヤ温度の1点を確認した直後に,グローワイヤを960 ℃に加熱する。60秒間
以上960 ℃±5 ℃に安定した後,加熱電流値及び表示温度を記録する。同様に,900 ℃までは30 ℃間隔,
500 ℃までは25 ℃間隔で,順に温度を下げ,各温度における加熱電流値及び表示温度の記録を繰り返す。
注記 C.2 d)に示すとおり,加熱によるグローワイヤ先端の寸法変化が熱電対とグローワイヤとの接
触に影響する場合,温度調整は7.2 b)に従って接触状態を確認することが望ましい。
C.3.2 相関グラフの作成
加熱電流値及びこれに対応する温度を図C.1に示すとおりグラフにする。得られた相関グラフから読み
取った加熱電流値を,JIS C 60695-2-11,JIS C 60695-2-12及びJIS C 60695-2-13に規定する試験のグロー
ワイヤ温度の設定に用いる。
C.3.3 相関グラフの更新頻度
相関グラフは,あるグローワイヤ試験温度において相関グラフから読み取った加熱電流値と,実際のグ
ローワイヤ試験温度において試験装置に表示される加熱電流値との差が2 %以内にある場合は,継続して
用いることができる。差が2 %よりも大きい場合,又はグローワイヤを取り換える場合は,C.2によって
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C 60695-2-10 : 2015 (IEC 60695-2-10 : 2013)
グローワイヤの状態確認を実施した後,C.3.1及びC.3.2によって相関グラフを更新する。
表示している値は例であり,実際の値はグローワイヤ試験装置によって異なる。
図C.1−加熱電流値とグローワイヤ温度との相関グラフの例
JIS C 60695-2-10:2015の引用国際規格 ISO 一覧
- IEC 60695-2-10:2013(IDT)
JIS C 60695-2-10:2015の国際規格 ICS 分類一覧
- 13 : 環境.健康予防.安全 > 13.220 : 火災に対する防御 > 13.220.40 : 材料及び製品の発火性及び燃焼性
JIS C 60695-2-10:2015の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISC1602:2015
- 熱電対
- JISC60695-2-11:2016
- 耐火性試験―電気・電子―第2-11部:グローワイヤ/ホットワイヤ試験方法―最終製品に対するグローワイヤ燃焼性指数(GWEPT)
- JISC60695-2-12:2013
- 耐火性試験―電気・電子―第2-12部:グローワイヤ/ホットワイヤ試験方法―材料に対するグローワイヤ燃焼性指数(GWFI)
- JISC60695-2-13:2013
- 耐火性試験―電気・電子―第2-13部:グローワイヤ/ホットワイヤ試験方法―材料に対するグローワイヤ着火温度指数(GWIT)
- JISC60695-4:2010
- 耐火性試験―電気・電子―第4部―電気・電子製品のための耐火性試験用語
- JISP0001:1998
- 紙・板紙及びパルプ用語