JIS C 61000-3-2:2019 電磁両立性―第3-2部:限度値―高調波電流発生限度値(1相当たりの入力電流が20A以下の機器) | ページ 4

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C 61000-3-2 : 2019
V A
400 0.4
65° 基本波入力電圧
300 Ip+ 0.3
≧90°
200 0.2
≦60°
入力電流
100 0.1
+0.05Ip(abs)
0 0
0.05Ip(abs)
100 0.1
≦60°
200 0.2
≧90°
Ip
300 ≦65° 0.3
400 0.4
V A
注記 Ip(abs)は,Ip+及びIp−のより大きいほうの絶対値である。
図2−7.4.3の規定に関係する位相角及び電流パラメータの説明図

7.5 クラスDの機器に対する限度値

  クラスDの機器については,高調波電流及び電力は,6.3.2で規定するように測定する。入力電流の各次
高調波は,6.3.3及び6.3.4に規定する要求事項において,表3の値以下とする。
表1−クラスAの機器(単相機器)の限度値
高調波次数h 最大許容高調波電流a)
A
奇数次高調波 3 2.30×(230/Vnom)
5 1.14×(230/Vnom)
7 0.77×(230/Vnom)
9 0.40×(230/Vnom)
11 0.33×(230/Vnom)
13 0.21×(230/Vnom)
15≦h≦39 0.15×(15/h)×(230/Vnom)
偶数次高調波 2 1.08×(230/Vnom)
4 0.43×(230/Vnom)
6 0.30×(230/Vnom)
8≦h≦40 0.23×(8/h)×(230/Vnom)
注a) 220 V,230 V又は240 Vの商用電源系統の場合は,Vnom=230 Vで一定とする。

――――― [JIS C 61000-3-2 pdf 16] ―――――

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C 61000-3-2 : 2019
表1A−有効入力電力600 Wを超えるエアコンディショナ(単相機器)に適用する限度値
高調波次数h 最大許容高調波電流a)
A
奇数次高調波 3 [2.30+0.002 83(P−600) ]×(230/Vnom)
5 [1.14+0.000 70(P−600) ]×(230/Vnom)
7 [0.77+0.000 83(P−600) ]×(230/Vnom)
9 [0.40+0.000 33(P−600) ]×(230/Vnom)
11 [0.33+0.000 25(P−600) ]×(230/Vnom)
13 [0.21+0.000 22(P−600) ]×(230/Vnom)
15≦h≦39 [0.15+0.000 20(P−600) ]×(15/h)×(230/Vnom)
偶数次高調波 2 [1.08+0.000 33(P−600) ]×(230/Vnom)
4 [0.43+0.000 17(P−600) ]×(230/Vnom)
6 [0.30+0.000 12(P−600) ]×(230/Vnom)
8≦h≦40 [0.23+0.000 09(P−600) ]×(8/h)×(230/Vnom)
注a) 220 V,230 V又は240 Vの商用電源系統の場合は,Vnom=230 Vで一定とする。
表1B−クラスAの機器(三相機器)の限度値
高調波次数h 最大許容高調波電流a)
A
奇数次高調波 3 2.30×(400/Vnom)
5 1.14×(400/Vnom)
7 0.77×(400/Vnom)
9 0.40×(400/Vnom)
11 0.33×(400/Vnom)
13 0.21×(400/Vnom)
15≦h≦39 0.15×(15/h)×(400/Vnom)
偶数次高調波 2 1.08×(400/Vnom)
4 0.43×(400/Vnom)
6 0.30×(400/Vnom)
8≦h≦40 0.23×(8/h)×(400/Vnom)
注a) 380 V,400 V又は415 Vの商用電源系統の場合は,Vnom=400 Vで一定とする。
表1C−有効入力電力600 Wを超えるエアコンディショナ(三相機器)に適用する限度値
高調波次数h 最大許容高調波電流a)
A
奇数次高調波 3 [2.30+0.002 83(P−600) ]×(400/Vnom)
5 [1.14+0.000 70(P−600) ]×(400/Vnom)
7 [0.77+0.000 83(P−600) ]×(400/Vnom)
9 [0.40+0.000 33(P−600) ]×(400/Vnom)
11 [0.33+0.000 25(P−600) ]×(400/Vnom)
13 [0.21+0.000 22(P−600) ]×(400/Vnom)
15≦h≦39 [0.15+0.000 20(P−600) ]×(15/h)×(400/Vnom)
偶数次高調波 2 [1.08+0.000 33(P−600) ]×(400/Vnom)
4 [0.43+0.000 17(P−600) ]×(400/Vnom)
6 [0.30+0.000 12(P−600) ]×(400/Vnom)
8≦h≦40 [0.23+0.000 09(P−600) ]×(8/h)×(400/Vnom)
注a) 380 V,400 V又は415 Vの商用電源系統の場合は,Vnom=400 Vで一定とする。

――――― [JIS C 61000-3-2 pdf 17] ―――――

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C 61000-3-2 : 2019
表2−クラスCの機器の相対的限度値a)
高調波次数h 照明機器の基本波入力電流の百分率として表される
最大許容高調波電流
%
偶数次高調波 2 2
奇数次高調波 3 30× 戀
5 10
7 7
9 5
11≦h≦39 3
注a) ほかの限度値を適用するクラスCの機器もある(7.4参照)。
b) 回路力率。
表3−クラスDの機器の限度値
高調波次数h 電力比例限度値a) 最大許容高調波電流a)
mA/W A
3 3.4×(230/Vnom) 2.30×(230/Vnom)
5 1.9×(230/Vnom) 1.14×(230/Vnom)
7 1.0×(230/Vnom) 0.77×(230/Vnom)
9 0.5×(230/Vnom) 0.40×(230/Vnom)
11 0.35×(230/Vnom) 0.33×(230/Vnom)
13≦h≦39 (3.85/h)×(230/Vnom) 表1による。
(奇数次高調波だけ)
注a) 220 V,230 V又は240 Vの商用電源系統の場合は,Vnom=230 Vで一定とする。
表4−試験観測期間
機器動作のタイプ 試験観測期間(Tobs)
準静止 Tobsは,6.3.3.1における繰返し性の要求を満たすのに十分な継続期間がある。
短周期的(Tcycle≦2.5分) Tobsは,10周期以上(基準とする方法),又は6.3.3.1における繰返し性の要求
を満たすのに十分な継続期間がある,若しくは同期化a)している。
ランダム Tobsは,6.3.3.1における繰返し性の要求を満たすのに十分な継続期間がある。
長周期的(Tcycle>2.5分) Tobsは,機器のプログラムサイクル全体(基準とする方法),又は製造業者が
最大のTHCを発生する運転期間であるとみなす代表的な2.5分間。
注a) 同期化とは,6.3.3.1における繰返し性の要求を満たすために,全試験観測期間が機器周期の整数倍
に十分近くなることをいう。

――――― [JIS C 61000-3-2 pdf 18] ―――――

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C 61000-3-2 : 2019
附属書A
(規定)
測定回路及び測定用電源
A.1 測定回路
測定した高調波電流の値を箇条7に規定する限度値と比較する。供試機器の高調波電流を,次の図に規
定する回路に基づいて測定する。
・ 単相2線機器については図A.1。
・ 単相3線機器については図A.1B。
・ 三相機器については図A.2。
ただし,測定結果にばらつきが生じるおそれがあるときは,次の図に規定する回路に基づいて測定して
もよい。このとき,A.2 c)及びd)の要求事項は,無負荷時及び供試機器の定格消費電力に相当する抵抗負
荷に電力を供給するときに要求する。
・ 単相2線機器については図A.1A。
・ 単相3線機器については図A.1C。
・ 三相機器については図A.2A。
IEC 61000-4-7:2002及びAmendment 1:2008による測定器を用いる。供試機器に対する試験条件は,附属
書Bで規定する。
A.2 測定用電源
測定用電源は,供試機器の受電端子(U,U1,U2及びU3の測定点)において測定中,次の条件に適合し
なければならない。
a) 測定用の電圧及び周波数は,機器の定格電圧及び定格周波数とする。機器が複数の定格電圧及び定格
周波数をもつ場合は,それらの電圧及び周波数を供給して,それぞれ測定する。また,機器の定格電
圧を電圧範囲で示す場合は,用いることが可能な商用電源系統全ての公称電圧において,それぞれ測
定する。電圧の変動は±2.0 %に維持し,かつ,周波数は公称値の±0.5 %に維持する。ただし,図A.1A,
図A.1C及び図A.2Aの測定回路を用いる場合の電圧の変動は,無負荷時で±2.0 %に維持する。
b) 相間の基本波電圧の位相差は,三相電源では120°±1.5°,単相3線電源では180°±1.5°とする。
c) 測定用電源に含まれる高調波の基本波に対する電圧比は,通常動作において供試機器に電力を供給し
ているとき,次の値以下とする。
・ 第3次高調波 : 0.9 %
・ 第5次高調波 : 0.4 %
・ 第7次高調波 : 0.3 %
・ 第9次高調波 : 0.2 %
・ 第2次から第10次までの偶数次高調波 : 0.2 %
・ 第11次から第40次までの高調波 : 0.1 %
d) 測定用電圧のピーク値は,その実効値の1.40倍と1.42倍との間とする。
なお,そのピーク値は,0点を通過してから87°と93°との間に到達しなければならない。
この要求事項は,クラスA及びクラスBの機器を試験するときには,適用しない。

――――― [JIS C 61000-3-2 pdf 19] ―――――

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C 61000-3-2 : 2019
図A.1,図A.1A,図A.1B,図A.1C,図A.2及び図A.2AのZS及びZMについては規定しないが,
A.2の要求事項を満たす十分に小さな値とする。これは,供試機器の供給電圧の特性を測定すること
によって判断できる。より詳細な情報は,IEC 61000-4-7:2002及びAmendment 1:2008による。
電源の内部インダクタンスと供試機器のキャパシタンスとの間で共振が起こらないように留意する。
制御回路のない単相整流器のように,高調波振幅が供給電圧によって大きく異なる機器もある。変
化性を最小とするために,高調波電流測定と同様に200 msのウィンドウ幅で評価することによって,
供試機器への供給電圧を公称電圧の±1 Vに保つことが望ましい。
M
ZM Ih
ZS
S U EUT
G
S : 測定用電源
M : 測定器
EUT : 供試機器
U : 測定用電圧
ZM : 測定器の入力インピーダンス
ZS : 測定用電源の内部インピーダンス
Ih : 線電流のh次の高調波成分
G : 測定用電源の開放電圧
図A.1−単相2線機器の測定回路

――――― [JIS C 61000-3-2 pdf 20] ―――――

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JIS C 61000-3-2:2019の引用国際規格 ISO 一覧

  • IEC 61000-3-2:2018(MOD)

JIS C 61000-3-2:2019の国際規格 ICS 分類一覧

JIS C 61000-3-2:2019の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISC60050-161:1997
EMCに関するIEV用語
JISC7603:2004
蛍光ランプ用グロースタータ