JIS C 61000-6-7:2020 電磁両立性―第6-7部:共通規格―工業環境における安全関連機能(機能安全)の遂行を意図した装置に対するイミュニティ要求事項 | ページ 5

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C 61000-6-7 : 2020 (IEC 61000-6-7 : 2014)
表7−電磁界試験のための移動体通信及びISM装置の周波数範囲
試験周波数範囲 参考
MHz 周波数範囲 用途
MHz
84.000 83.99484.004 ISM(英国専用)
137174 137174 モバイル及びSRD
151.820151.880 MURS
154.570154.600 MURS
167.992168.008 ISM(英国専用)
219.500 219220 アマチュア無線
380400 380400 TETRA
420470 420470 アマチュア無線
433.05434.79 ISM(地域専用)
450470 4G/LTE-A
698960 698894 3G/UMTS
3.9G/LTE
746845 TETRA
825845 TETRA
830840 3G/FOMA
860915 3.9G/LTE
870876 TETRA
860960 RFID
886906 ISM(英国専用)
880915 GSM
3G/FOMA
3G/HSPA
915921 NADC
902928 ISM(地域2専用)
925960 GSM
3G/HSPA
1 2401 300 1 2401 300 アマチュア無線
1 4282 700 1 4281 496 3G/UMTS
3G/HSPA
3.9G/LTE
1 4761 511 3.9G/LTE
1 5251 559
1 6271 661
1 7101 785
1 7101 785 GSM
3G/UMTS
3G/FOMA
3G/HSPA
1 8051 880 GSM
3G/UMTS
3G/FOMA
3G/HSPA
3.9G/LTE
1 9002 025 3G/UMTS
3G/FOMA
3.9G/LTE

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C 61000-6-7 : 2020 (IEC 61000-6-7 : 2014)
表7−電磁界試験のための移動体通信及びISM装置の周波数範囲(続き)
試験周波数範囲 参考
MHz 周波数範囲 用途
MHz
1 4282 700 2 1102 200 3G/UMTS
3G/FOMA
3.9G/LTE
2 3002 450 アマチュア無線
2 4002 500 ISM
2 3002 400 3.9G/LTE
4G/LTE-A
2 5002 690 3.9G/LTE
3 3003 600 3 3003 500 アマチュア無線
3 4003 600 4G/LTE-A
5 1505 925 5 1505 350 HIPERLAN
5 4705 725 HIPERLAN
5 6505 925 アマチュア無線
5 7255 875 ISM
5 7955 815 RTTT
試験周波数範囲の欄に単一の試験周波数が示されている周波数帯では,試験は
その周波数でだけ実施する。試験周波数範囲の欄に周波数範囲が示されている
場合,その周波数範囲は実際の周波数の1 %以下のステップ幅でステップする。
注記1 試験には,基本規格で規定する変調方式を適用している。他の変調方
式もある。
注記2 地域ごとの周波数割当ての詳細については,IEC TR 61000-2-5又は,
ITUの出版物を参照。我が国の周波数割当ての詳細は,総務省の電波
利用ホームページhttps://www.tele.soumu.go.jp/j/adm/freq/index.htmを参
照。
注記3 略称は次のとおり。
GSM : Global System for Mobile Communication
ISM : Industrial, Scientific and Medical
SRD : Short Range Devices
TETRA : Terrestrial Trunked Radio
UMTS : Universal Mobile Telecommunications System
MURS : Multi-Use Radio Service
LTE : Long Term Evolution
FOMA : Freedom of Mobile Multimedia Access
RFID : Radio Frequency Identification
HSPA : High Speed Packet Access
NADC : North American Digital Cellulars
RTTT : Road Transport and Traffic Telematics
地域1 ヨーロッパ アフリカ ロシア
地域2 南北アメリカ

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C 61000-6-7 : 2020 (IEC 61000-6-7 : 2014)
表8−伝導性無線周波数試験のための移動体通信及びISM装置の周波数範囲
中心周波数 周波数範囲 用途
MHz MHz
3.390 3.3703.410 ISM(オランダ専用)
6.780 6.7656.795 ISM
13.560 13.55313.567 ISM
27.120 26.95727.283 ISM/CB/SRD
40.680 40.66040.700 ISM/SRD
中心周波数が示す周波数帯については,試験は中心周波数だけで行う。

8 試験セットアップ及び考え方

8.1 試験セットアップ

  安全関連システムは,複雑で拡張された設備を含むことがあり,また,様々な物理的配置で構築される
こともある。このようなシステムのイミュニティ試験は,箇条7の表に示すような様々な基本規格を用い
た実用的な方法で試験を行うことは難しい。したがって,対応するイミュニティ試験は,8.2で規定する装
置レベルで実施することが望ましい。
物理的に小規模な安全関連システムの場合は,対応するイミュニティ試験を8.3に規定する安全関連シ
ステム全体に適用してもよい。
試験に使用する構成は,箇条6に規定した試験計画書に従う。
JIS C 0508規格群に基づいた安全ロジックソルバソフトウェアで作動する機器の組合せの場合は,他の
組合せに対するイミュニティの証明が適切な分析証拠によって提供できれば,一つ以上の典型的な組合せ
に対応したイミュニティ試験を適用する。

8.2 試験の考え方

  機能安全では,例えば,センサ,ロジックソルバ及びアクチュエータで構成される,システム全体での
正しい機能を要求するとしても,それらの機器を個別に試験してもよい。安全関連システムに実装するこ
とを意図した個々の機器は,明確に仕様を指定する。この仕様は,意図する機能,及び故障時に許容する
挙動を含む。この規格で規定するイミュニティ試験の目的は,考慮する電磁現象に対して,その仕様を満
足することを証明することである。
安全関連システムでの使用を意図しているが,完全な安全関連システムとして供給されていない適用範
囲内の装置は,故障発生時に意図された機能及び定義された状態の仕様をもたなければならない。安全関
連システムでどのような使われ方をするかに依存するため,妨害を受けた機能が危険となるかどうかは分
からない。したがって,試験時のEUTの挙動をあらかじめ指定する。妨害を受けない状態の機能からの逸
脱は,検出できなければならず,かつ,定義された状態と一致しなければならない。
性能判定基準DSは,安全関連アプリケーションでの使用を意図しているが,完全な安全関連システム
として供給されていない適用範囲内の装置に対して,追加要求事項を規定している。機能別の性能判定基
準の一般的な適用方法を,表9に示す。

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C 61000-6-7 : 2020 (IEC 61000-6-7 : 2014)
表9−安全関連システムでの使用を意図した適用範囲内の装置に対する
性能判定基準及び試験中に観測される挙動
安全アプリケーションを意図した機能への適用
この規格で指定された
共通イミュニティ規格又は関連する製品規格·製品群
規格で指定されたEMC試験 試験
関連する規格に従った次のいずれかの性能判定基準
A 性能判定基準
B,ただし,定義された状態だけ DS
C,ただし,定義された状態だけ
注記 性能判定基準A,B及びCの定義は,JIS C 61000-6-2を参照。

8.3 試験構成

  EUTは,その機能がこの規格に適合していることを証明するために試験しなければならない。EUTのイ
ンタフェースは,要素(センサ,ロジックソルバ,アクチュエータ)又は実際の要素の特性を模擬する他
の負荷に接続する。試験配置は,典型的な動作構成を示さなければならない。
EUTは,そのEUTの機能及び安全アプリケーションを意図したEUTの指定する機能を実行するために,
必要な機器と接続する。
安全アプリケーションを意図した機能を実行するために必要で,かつ,潜在的に電磁妨害の影響を受け
やすいAEは,電磁妨害から十分に保護された環境内に配置する。試験中,これらの機器は,通常動作を
妨げる可能性のあるレベルの電磁妨害にさらされてはならない。
EUTの関連するI/Oポートは,EUTの機能に必要で,かつ,安全アプリケーションを意図した機能を実
行するために必要な機器の適切なポートに接続する。
使用しないEUTの配線及びI/Oポートは,製造業者が指定する方法で終端する。
試験セットアップでは,EUT又は安全システムの製造業者が指定するケーブルだけを使用する。
例えば,IEC 61784-3規格群に規定する安全通信の場合は,規定するテストベッド及び動作条件を観察
することが強く推奨されている。

8.4 監視

  試験中は,安全アプリケーションを意図したEUTの指定された機能を監視する。
監視システムは,EUTが製造業者の仕様に適合していることを確認するために,測定量の時間及び振幅
に関し,十分な精度及び分解能をもつ。
このため,監視システムは,適用できる場合には,次を検出できなければならない。
− EUTの機能に必要で,かつ,安全アプリケーションを意図した機能を実行するために必要なEUTと
デバイスとの間のデータ通信
− 安全アプリケーションのために意図した機能の出力の状態

9 試験結果及び試験報告書

  試験結果は,試験の再現性を与えるのに十分な詳細を記した包括的な試験報告書にまとめる。試験報告

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C 61000-6-7 : 2020 (IEC 61000-6-7 : 2014)
書には,次の最低限の情報を含む。
− ハードウェア及びソフトウェアのバージョンを含むEUTの説明
− 指定された機能及びその定義された状態
− 製造業者によって定義された性能判定基準
− 意図した機能か,定義された状態に達したかどうかを判定する,各試験中のEUTの挙動
− それぞれの試験及び試験の設定の説明(遮蔽ケーブル及び任意の他の軽減デバイスを使用したかどう
かを含む),使用者の要望に応じた計測機器の不確かさバジェット(例えば,IEC TR 61000-1-6又は関
連する基本規格を参照)の説明
− 試験中のEUT機能性能の監視及び使用者の要望に応じた計測機器の不確かさバジェットの説明
− EUTの試験及び監視セットアップの証拠となる写真

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JIS C 61000-6-7:2020の引用国際規格 ISO 一覧

  • IEC 61000-6-7:2014(IDT)

JIS C 61000-6-7:2020の国際規格 ICS 分類一覧

JIS C 61000-6-7:2020の関連規格と引用規格一覧