JIS C 6122-10-1:2020 光増幅器―測定方法―第10-1部:マルチチャネルパラメータ―光スイッチ及び光スペクトラムアナライザを用いたパルス法 | ページ 2

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C 6122-10-1 : 2020 (IEC 61290-10-1 : 2009)
スイッチング信号
出力
パルス Poff -state
光源 SW 光パワー ISOstatic
メータ Pon-state
図3−光スイッチの静的な消光比
d) パルス発生器 パルス発生器は,パルス光源及び光サンプリングスイッチを駆動するために使う。内
部変調パルス光源を使う場合,独立のパルス発生器は必要でない。パルス列は,1 μs2 μs‡の間隔で
生成されなければならない。パルス幅は,5 ns又はそれより分解能で100 ns2 ms‡を調整可能でなけ
ればならない。遅れは,5 ns又はそれよりも細かい間隔で,少なくとも100 ns4 μs‡を調整可能でな
ければならない。出力光パルスの立ち上がり時間tr及び立ち下がり時間tfは,10 ns‡未満でなければな
らない。tr及びtfの定義を,図4に示す。
図4−出力光パルスの立ち上がり時間tr及び立ち下がり時間tfの定義
e) 光スペクトラムアナライザ(OSA) この機器は,0.1 dB‡未満の偏波依存性,0.2 dB‡未満の光パワー
測定安定度,±0.5 nm‡未満の波長確度及び0.01 nm‡未満の波長再現性のものでなければならない。OSA
は,少なくとも−75 dBm+20 dBm‡の測定範囲があり,0.1 nm‡以下の分解能のものでなければなら
ない。OSAからの反射率は,その入力ポートにおいて−40 dB‡未満でなければならない。
注記4 ここでの確度とは,測定機器の属する製品群の仕様値としての意味である。
注記5 光パワー測定安定度について,対応国際規格では,±0.1 dBと規定しているのに対し,こ
の規格では±の符号を削除し,最大最小幅として0.2 dBと規定したが,同じ意味である。
f) 光パワーメータ これは,OAの動作波長帯域内及び−40 dBm+20 dBm‡のパワー範囲内において,
入力光偏波の状態に関わりなく,±0.2 dB‡未満の測定確度をもたなければならない。
注記6 ここでの確度とは,測定機器の属する製品群の仕様値としての意味である。
g) 光コネクタ 接続損失の繰返し再現性は,0.2 dB‡未満でなければならない。光コネクタの反射率は,

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C 6122-10-1 : 2020 (IEC 61290-10-1 : 2009)
−40 dB未満‡でなければならない。
注記7 接続損失の繰返し再現性について,対応国際規格では,±0.1 dBと規定しているのに対し,
この規格では±の符号を削除し,最大最小幅として0.2 dBと規定したが,同じ意味である。
h) 光ファイバコード 光ファイバコードのモードフィールド径は,過剰損失及び反射を引き起こさない
ために,OAの入出力ポートとして用いるファイバのモードフィールド径に,できるだけ近いもので
なければならない。光ファイバコネクタ端の反射率は−40 dB‡未満とし,さらに,コード長は2 m未
満でなければならない。

5 被測定OA

  OAは,公称動作条件において動作しなければならない。OAが望まない反射光によってレーザ発振を引
き起こす可能性がある場合,光アイソレータを用いて,被測定OAのレーザ発振を防ぐことが望ましい。
それによって,信号の不安定さ及び測定の不確かさが最小限に抑えられる。
入力光の偏波状態が変化すると,使用する全ての光学部品に予想される僅かな偏波依存性のために入力
光パワーが変化し,測定誤差が生じる場合があるため,測定中,入力光の偏波状態を一定に維持するよう
に注意しなければならない。

6 手順

  測定の手順は,次の四つの部分から成る。
a) 初期測定及び校正
b) サンプリングウインドウ調整
c) A測定
d) 計算
測定の流れを,図5に示す。この手順によって,OA雑音係数だけでなくASEパワー及び信号利得の一
貫した計算が可能である。

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C 6122-10-1 : 2020 (IEC 61290-10-1 : 2009)
開始
初期設定
λ1λN
初期校正
OA設定
OAのサンプリング
OAのサンプリング
ウィンドウ調整
ウインドウ調整
OAパラメータ設定
λ1λN
λ1λN
測定
計算及びプリントアウト
パラメータ変更
図5−測定の流れ

6.1 校正

6.1.1  パワー測定の校正
校正された光パワーメータを使うことによって,OSAパワー測定を校正する。校正された光パワーメー
タは,自然放出光を含む全ての光パワーを検出する。一方,OSAによる測定では,OSAの分解能帯域幅内
だけの光パワーを検出する。したがって,校正の不確かさを小さくするために,FWHMが1 nm3 nmの
光フィルタを光パルス光源の出力に接続することが望ましい。
6.1.2 パルスデューティ比の校正
パルスデューティ比を計算する手順は,次のとおりである。
a) パルス光源のいずれか一つのチャネルをCW光で,指定された光パワー及び波長で動作させる。
b) 製品仕様書の指定に従い,パルス光源出力のパルス幅Tsource及びパルス周期Tを設定する。Tsource及び
周期Tは,被測定OAの利得−応答時間よりも十分に短くしなければならない。EDFAの場合,Tsource
及び周期Tは,一般的にはそれぞれ0.4 μs‡及び1 μs‡である。しかし,これらの値は,OAの飽和状態

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C 6122-10-1 : 2020 (IEC 61290-10-1 : 2009)
に依存する。
注記1 様々なEDFAの出力波形については,附属書A参照。測定精度とパルスの繰返し周波数と
の関係については,附属書B参照。
c) 平均出力光パワーPpulse-aveを,光パワーメータによって測定する。
d) パルス光源を,デューティ比100 %のパルス(DC駆動)によって駆動し,出力光パワーPDCを光パワ
ーメータによって測定する。
e) 等価デューティ比を,式(1)を用いて計算する。
Ppulse
ave
DRsource (1)
PDC
注記2 外部の光スイッチを使用しているパルス光源の場合,校正結果は,その他のチャネルに適
用できる。
直接変調しているパルス光源の場合,各光源によって生成される光パルス波形が異なるので,全てのチ
ャネルに対して校正を繰り返さなければならない。
6.1.3 サンプリングモジュールの校正
パルス光源及び光サンプリングスイッチからなる,サンプリングモジュールを校正する手順は,次のと
おりである。
a) パルス光源,光サンプリングスイッチ,OSA及び校正された光パワーメータとの接続図を,図6に示
す。
Tsampler
サンプリングパルス
P CW-calibd T
パルス 光サンプリング
OSA
光源 スイッチ
校正された
パワーメータ
図6−光サンプリングスイッチ校正のための機器構成
b) パルス光源を,測定するチャネル波長でCW動作させる。
c) パルス信号のスペクトル帯域に対応する分解能B0を,OSAに設定する。
d) SA中心波長を,b)で選択した波長に設定する。
e) サンプリングパルス幅Tsamplerを,製品仕様書の指定に従って設定する。デューティ比の和,すなわち,
光源デューティ比と光サンプリングスイッチのデューティ比との和は,幾らかのマージン,例えば,
80 %90 %を維持しながら,100 %未満でなければならない。Tsamplerは,Tsource未満でなければならな
い。平均出力光パワーPOSA-pulse-aveを,OSAによって測定する。
f) 光サンプリングスイッチを,デューティ比100 %のパルス(DC駆動)によって駆動する。
g) OSA-DCを,OSAによって測定する。
h) 等価サンプリングスイッチのデューティ比を,式(2)を用いて計算する。
POSA ave
pulse
DRsampler (2)
POSA DC

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C 6122-10-1 : 2020 (IEC 61290-10-1 : 2009)
注記 一つのチャネル波長においてこのように得られるDRsamplerの値は,その他のチャネル波長に
適用できる。
i) 光サンプリングスイッチへの入力パワーPCW-calibdを,校正された光パワーメータによって測定する。
j) パルス光源を,測定する次のチャネル波長においてCW動作させる。さらに,次のチャネルに対して
g) i)を繰り返す。
k) SAを含むサンプリング機器全体の校正係数CAL(λk)を,式(3)を用いて計算する。
OSA
DC
CAL λk (3)
CW calibd
6.1.4 動的消光比の校正
6.1.4.1 光サンプリングスイッチのタイミング調整
a) 図7に示すように,光ファイバコードを用いて,パルス光源と,光サンプリングスイッチ及びOSAと
を接続する。ただし,図7において,パルス光源aをパルス光源として示しているが,パルス光源b
も適用可能である。
図7−タイミング調整のための機器構成
b) パルス光源を,全てのチャネル波長で動作させる。
注記1 遅延時間は,ただ一つのチャネルを使うことによって決定することができるが,マルチチ
ャネルのパルス光源を後の測定時に安定させるために,ここに規定する測定の手順では,
この段階で全てのチャネルを動作させる。
c) SA中心波長を,一つの任意のチャネル波長に調整する。
d) パルス光源及び光サンプリングスイッチの駆動パルスタイミングを,図8に示すように設定する。
DRsamplerは,DRsourceよりも小さくなければならない。
e) 受信光パワーを最小にする遅延時間Td-minを,CH2遅延時間Tdを調整することでOSAによって見つけ
る。
f) 受信光パワーを最大にする遅延時間Td-maxを,OSAによって式(4)を用いて計算する。
T
Td max Td min (4)
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――――― [JIS C 6122-10-1 pdf 10] ―――――

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JIS C 6122-10-1:2020の引用国際規格 ISO 一覧

  • IEC 61290-10-1:2009(IDT)

JIS C 6122-10-1:2020の国際規格 ICS 分類一覧

JIS C 6122-10-1:2020の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISC6121:2010
光増幅器―通則