JIS C 62841-2-14:2020 手持形電動工具,可搬形電動工具並びに芝生用及び庭園用電動機械の安全性―第2-14部:手持形かんなの個別要求事項 | ページ 2

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15 耐腐食性

  耐腐食性は,JIS C 62841-1:2020の箇条15による。

16 変圧器及び関連回路の過負荷保護

  変圧器及び関連回路の過負荷保護は,JIS C 62841-1:2020の箇条16による。

17 耐久性

  耐久性は,次によるほか,JIS C 62841-1:2020の箇条17による。
追加
17.101 リフトオフ装置が,18.8又は21.18.1.1の要求事項を満たすために設けられている場合は,それは,
十分な耐久性がなければならない。
適否は,新しい試料を用いて,次の試験を行い判定する。
かんなは,水平位置に設置する。リフトオフ装置は,その意図された範囲の動作を50 000サイクル繰り
返す。この一連の動作は,毎分10サイクル以上の速度で繰り返す。
注記 意図された範囲とは,ベースプレートを平面に置いた状態から持ち上げたときの,リフトオフ
装置の動作範囲をいう。
サイクル試験の終了後,かんなは,19.111に規定する要求事項に適合しなければならない。

18 異常運転

  異常運転は,次によるほか,JIS C 62841-1:2020の箇条18による。
18.8 置換(表4を,次に置き換え適用する。)
表4−要求する性能レベル
安全重要機能(SCF)のタイプ及び目的 最低性能レベル
(PL)
電源スイッチ−意図しないオンを妨げる。 レベルc
レベルa
電源スイッチ−リフトオフ装置を備えたかんなに必要なスイッチオフが
可能である。
レベルb
電源スイッチ−リフトオフ装置を使用せずに,かんなに必要なスイッチ
オフが可能である。
18.3の試験に合格する全ての電子回路 レベルa
定格無負荷速度の130 %を超える出力速度を妨げる速度超過防止装置 レベルb
規定された方向に回転する。 レベルa
箇条18に規定する最高温度限界の超過防止 レベルa
23.3で要求する自己復帰の防止 レベルb
21.18.1.2で要求するロックオフ機能 レベルb

19 機械的危険

  機械的危険は,次によるほか,JIS C 62841-1:2020の箇条19による。
19.1 追加(“適否は,目視検査,”で始まる段落の後に,次を追加する。)
19.10719.109に規定する要求事項では,図102に示す検査プローブだけを使用する。

――――― [JIS C 62841-2-14 pdf 6] ―――――

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追加
19.4.101 5.17に規定する質量が3 kgを超えるかんなは,複数のハンドルをもたなければならない。補助
ハンドルは,切削深さの調整が回転動作によって可能な場合,切削深さ設定のために使用してもよい。
適否は,目視検査及び測定によって判定する。
追加
19.101 切削ヘッドは,刃,溝及び刃締付け手段を除き,円筒形でなければならない。
最大溝幅sは,“smax=0.235 d+7.2 mm”とする。
ここで,dは,刃先の回転円の直径である(図101参照)。
適否は,目視検査及び測定によって判定する。
19.102 刃の高さを固定シューの面に合わせたとき,刃がカッタブロックの半径方向から1.1 mmを超えて
はならない(図101の寸法“a”参照)。
適否は,測定によって判定する。
19.103 いずれの切削深さにおいて,刃先の回転円と調整可能なシューの後縁との間の距離“b”(図101
参照)は,半径方向に5 mmを超えてはならない。
適否は,目視検査及び測定によって判定する。
19.104 刃は,刃の半径方向の排出を防止するために摩擦力だけに依存しないように,カッタブロック内
に固定しなければならない。
適否は,目視検査によって判定する。
19.105 切削ヘッドは,通常の使用時に想定する力及び荷重に耐えるように設計及び製造しなければなら
ない。
適否は,次の試験によって判定する。
過速度試験は,最大の切削直径の刃及び最大の切削エッジ幅を備えた切削ヘッドの試料を用いて,定格
無負荷速度の1.5倍の試験速度で行う。使用時に締付ねじなどによって締め付ける構造となっている場合
は,8.14.2 b)による指示に従って締め付ける。
試験後,切削ヘッドの変形又は亀裂,及びねじの緩みがあってはならない。また,分離可能な部品の変
位が試験手順に規定する値よりも小さくなければならない。
試験手順は,次による。
a) 切削ヘッドの寸法を測定する。
b) 切削ヘッドを定格無負荷速度で1分間動作する。
c) 切削ヘッドを停止し,切削ヘッドの分離可能な部分を再度測定する。測定した変位は,0.15 mm以下
でなければならない。
d) 切削ヘッドを試験速度で1分間動作する。
e) 切削ヘッドを停止し,切削ヘッドの分離可能な部分を再度測定し,測定結果を手順c)から得られた結
果と比較したときの差が0.15 mmを超えてはならない。
19.106 締付ねじ又はボルトは,図101に示すように,カッタブロックを越えて突出してはならない。
適否は,目視検査によって判定する。
19.107 19.108に規定する場合を除き,かんなの側面から回転部分に不用意に触れることができてはなら
ない。
適否は,次の試験によって判定する。
かんなは,最小の切削深さに設定し,かんなの周回全方向に100 mm以上大きい平たん(坦)な表面上

――――― [JIS C 62841-2-14 pdf 7] ―――――

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にシューを置いた状態にする。リフトオフ装置は,使用不能とする。5 Nを超えない力で,図102に示す
検査プローブを当てて判定する。
19.108 ラベッティング機能を備えたかんなには,刃との側面での不用意な接触を回避するガードを設け
なければならない。
注記 ラベッティングは,“リベーティング”又は“あいじゃくり”としても知られている。
適否は,目視検査及び次の試験によって判定する。
かんなは,最小の切削深さに設定し,かんなの周回全方向に100 mm以上大きい平たん(坦)な表面上
にシューを置いた状態にする。リフトオフ装置は,使用不能とする。いかなる力も加えることなく,図102
に示す検査プローブを当てて判定する。
19.109 チップ排出口から刃に接触することが可能であってはならない。
適否は,図102に示す検査プローブによって,チップ排出のための全ての開口を検査することによって
判定する。検査プローブのいかなる角度で切削ヘッドの刃に接触することが可能であってはならない。
19.110 かんなは,スイッチオフ後,10秒以内に停止しなければならない。
適否は,目視検査及び測定によって判定する。
19.111 リフトオフ装置
19.111.1 18.8又は21.18.1.1の要求事項を満たすためにリフトオフ装置を設けている場合,17.101の耐久
試験が終了した後に19.111.2及び19.111.3の要求事項を満たさなければならない。
19.111.2 リフトオフ装置を備えている場合,次を満たさなければならない。
− かんなを水平面から持ち上げたとき,自動的に起動する。
− かんなを8.14.2 b)の101)に従って記載する最大切削深さに設定し,水平面上に置いた場合,刃は接触
してはならない。
適否は,目視検査によって判定する。
19.111.3 リフトオフ装置は,十分な安定性をもっていなければならない。
適否は,次の試験によって判定する。
かんなは,電源コードがある場合,それを取り除き,8.14.2 b)の101)に従って記載する最大切削深さに
設定する。次に,かんなを,10°の角度で傾斜した650 kg/m3850 kg/m3の密度をもつ中密度ファイバー
ボード(MDF)の平らなボード上に置き,かんなの後部がボードの高い方に最も近く,10秒12秒間自
由に静止できるようにする。試験中,かんなは,スライド(又は移動)してもよいが,リフトオフ装置は,
かんなの刃がボードと接触するように折り畳まれてはならない。

20 機械的強度

  機械的強度は,JIS C 62841-1:2020の箇条20による。

21 構造

  構造は,次によるほか,JIS C 62841-1:2020の箇条21による。
21.18.1.1 追加(“適否は,目視検査”で始まる段落の後に,次を追加し適用する。)
リフトオフ装置がなく,ベースプレートを平たん(坦)な表面上に置いたとき,刃が平たん(坦)な表
面と接触するかんなは,ロックオンでの連続運転に関連するリスクが存在する電動工具とみなす。
注記 対応国際規格の注記は,欧州に関する事項であるため,この規格では適用しない。
21.18.1.2 追加(“適否は,目視検査”で始まる段落の後に,次を追加し適用する。)

――――― [JIS C 62841-2-14 pdf 8] ―――――

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かんなは,意図しない始動に関連するリスクが存在する電動工具とみなす。

22 内部配線

  内部配線は,JIS C 62841-1:2020の箇条22による。

23 構成部品

  構成部品は,JIS C 62841-1:2020の箇条23による。

24 電源接続及び外部可とうコード

  電源接続及び外部可とうコードは,JIS C 62841-1:2020の箇条24による。

25 外部導体用端子

  外部導体用端子は,JIS C 62841-1:2020の箇条25による。

26 接地接続の手段

  接地接続の手段は,JIS C 62841-1:2020の箇条26による。

27 ねじ及び接続

  ねじ及び接続は,JIS C 62841-1:2020の箇条27による。

28 沿面距離,空間距離及び固体絶縁(通し絶縁距離)

  沿面距離,空間距離及び固体絶縁(通し絶縁距離)は,JIS C 62841-1:2020の箇条28による。
a
a) 例1及び基本寸法の説明
図101−基本寸法の切削ヘッドの例

――――― [JIS C 62841-2-14 pdf 9] ―――――

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b) 例2
記号の説明
1 固定シュー
2 調節可能なシュー
3 後縁
a カッタブロックを越えた刃の半径方向の突出
b 切刃の回転円と調整可能なシューの後縁との間の距離
d 刃先の回転円の直径
s 溝幅
図101−基本寸法の切削ヘッドの例(続き)
単位 mm
記号の説明
1 ハンドル部分
2 検査部分
3 フランジ
図102−検査プローブ

――――― [JIS C 62841-2-14 pdf 10] ―――――

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JIS C 62841-2-14:2020の引用国際規格 ISO 一覧

  • IEC 62841-2-14:2015(MOD)

JIS C 62841-2-14:2020の国際規格 ICS 分類一覧

JIS C 62841-2-14:2020の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISB0405:1991
普通公差―第1部:個々に公差の指示がない長さ寸法及び角度寸法に対する公差
JISC2809:2014
平形接続子
JISC2814-2-1:2009
家庭用及びこれに類する用途の低電圧用接続器具―第2-1部:ねじ形締付式接続器具の個別要求事項
JISC2814-2-2:2009
家庭用及びこれに類する用途の低電圧用接続器具―第2-2部:ねじなし形締付式接続器具の個別要求事項
JISC3010:2019
電線及び電気温床線の安全に関する要求事項
JISC4908:2007
電気機器用コンデンサ
JISC5101-14:2014
電子機器用固定コンデンサ―第14部:品種別通則:電源用電磁障害防止固定コンデンサ
JISC60664-1:2009
低圧系統内機器の絶縁協調―第1部:基本原則,要求事項及び試験
JISC61558-1:2019
変圧器,リアクトル,電源装置及びこれらの組合せの安全性―第1部:通則及び試験
JISC61558-2-4:2012
入力電圧1 100V以下の変圧器,リアクトル,電源装置及びこれに類する装置の安全性―第2-4部:絶縁変圧器及び絶縁変圧器を組み込んだ電源装置の個別要求事項及び試験
JISC61558-2-6:2012
入力電圧1 100V以下の変圧器,リアクトル,電源装置及びこれに類する装置の安全性―第2-6部:安全絶縁変圧器及び安全絶縁変圧器を組み込んだ電源装置の個別要求事項及び試験
JISC6575:1975
電子機器用筒形ヒューズ
JISC7550:2011
ランプ及びランプシステムの光生物学的安全性
JISC7709-1:1997
電球類の口金・受金及びそれらのゲージ並びに互換性・安全性 第1部 口金
JISC8280:2011
ねじ込みランプソケット
JISC8280:2021
ねじ込みランプソケット
JISC8283-1:2019
家庭用及びこれに類する用途の機器用カプラ―第1部:一般要求事項
JISC8283-3:2019
家庭用及びこれに類する用途の機器用カプラ―第3部:スタンダードシート及びゲージ
JISC8300:2019
配線器具の安全性
JISC8702-1:2009
小形制御弁式鉛蓄電池―第1部:一般要求事項,機能特性及び試験方法