この規格ページの目次
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C 8461-23 : 2019
8 寸法
寸法は,JIS C 8461-1の箇条8(全て)を,次に置き換える。
8.1 電線管のねじは,JIS C 8305又はIEC 60423による。
適否は,JIS C 8305又はIEC 60423に規定する方法によって判定する。
8.2 電線管システムの最小内径は,製造業者又は代表する販売業者が明示する。
適否は,測定によって判定する。
9 構造
構造は,JIS C 8461-1の箇条9によるほか,次による。
JIS C 8461-1の9.2の最後に,次を追加する。
なお,ねじなし電線管との接続に再利用できないねじを用いたねじ止め方式を使用する附属品で,製造
業者又は代表する販売業者が引張強度を明示するものは,9.2を適用しない。
注記 再利用できないねじとは,一定のトルクによってねじ頭がなくなるトルクビス,又は再締付け
ができなくなるねじをいう。
10 機械的特性
機械的特性は,JIS C 8461-1の箇条10によるほか,次による。
10.1.1の最後に,次を追加する。
注記 ベリーライトのフレキシブル電線管は,適切な機械的保護がないので,建築く(躯)体内に使
用しないほうがよい。
JIS C 8461-1の10.3.2を,次に置き換える。
10.3.2 試料を冷蔵庫に入れ,その温度を±2 ℃の許容差でJIS C 8461-1の表1に規定する温度に保持する。
試料が規定の温度に達するか,又は2時間後のうちいずれか長い方の時間が経過した後,各試料をJIS C
8461-1の図2に示す鋼製の台の上に配置する。冷蔵庫から取り出し,10秒間以内に,ハンマを,各試料に
1回落下させる。ハンマの質量及び落下高さは,JIS C 8461-1の表5の規定による。
試験は,電線管附属品の最も弱い部分に行う。ただし,電線管接続口の端部から5 mm以内の箇所には
衝撃を加えない。電線管は,その長さの中央部に衝撃を加える。
JIS C 8461-1の10.4を,次に置き換える。
10.4 曲げ試験
曲げ試験は,この規格では適用しない。
JIS C 8461-1の10.5を,次に置き換える。
10.5 フレキシング試験
10.5.101 電線管と管端電線管附属品とからなる組立品を,製造業者又は代表する販売業者の指示に従っ
て組み合わせ,図101に示す器具によるフレキシング試験を行う。
10.5.102 試験は,適切な長さの6個の電線管を試料として行う。3個の試料は,JIS C 8461-1の表1に規
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C 8461-23 : 2019
定する輸送,使用及び設置時の下限温度の±2 ℃で試験を行う。他の3個の試料は,JIS C 8461-1の表2
に規定する輸送,使用及び設置時の上限温度の±2 ℃で試験を行う。
製造業者又は代表する販売業者は,フレキシブル電線管がJIS C 8461-1の表1に規定する下限温度のう
ち,輸送及び設置に適しており,フレキシングについては,少なくとも常温だけに適していると宣言して
もよい。この場合,試験は20±2 ℃で行い,電線管システムの分類コードの第3数字は,Xとする。
常温だけに適していると宣言したフレキシブル電線管の試験は,3個の試料を用いて20±2 ℃の試験を
行う。
製造業者又は代表する販売業者は,JIS C 8461-1の表1に規定する輸送及び設置時の下限温度と使用時
の下限周囲温度との両方並びにJIS C 8461-1の表2に規定する輸送,使用及び設置時の上限温度を自身の
印刷物にはっきりと宣言する。
10.5.103 試料は,電線管の動作の途中に電線管軸が垂直となり,振り子軸に沿って通過するよう,図101
に示すように管端電線管附属品を附属品を取り付けた状態で振り子部材に固定する。試料を取り付けた振
り子部材は,2時間又は試料が規定の温度に達するまでの時間のいずれか長い方の時間,規定の温度条件
におく。
10.5.104 振り子部材を,垂直軸に対称となるよう全体角180±5°の間を左右に動作させる。1分間に40
回±5回の割合で,合計5 000回,組立品を曲げ伸ばしする。曲げ伸ばしは,垂直位置から始める。
10.5.105 試験後,試料に破壊の兆候がなく,目視で確認できるひび割れがあってはならない。
JIS C 8461-1の10.6を,次に置き換える。
10.6 屈曲変形試験
屈曲変形試験は,この規格では適用しない。
JIS C 8461-1の10.7.3を,次に置き換える。
10.7.3 引張強度が示されていない電線管システムの接続部の引張強度は,JIS C 8461-1の表6の分類1
による。
11 電気的特性
電気的特性は,JIS C 8461-1の箇条11によるほか,次による。
JIS C 8461-1の11.2を,次に置き換える。
11.2 ボンディング試験
電線管,電線管附属品及び管端電線管附属品の試料を,製造業者又は代表する販売業者の指示及び図103
に示すように組み合わせ,据え付ける。無負荷電圧が12 V以下の交流電源から供給される周波数5060 Hz
で25 Aの電流を,組立品に6005 間通電する。その後,図103に規定する点間の電圧降下を測定し,電
流及びこの電圧降下から抵抗値を計算する。
抵抗値は,0.05 Ω以下でなければならない。
電線管と電線管附属品又は管端電線管附属品との接続に特別な器具が必要となる場合は,電線管から保
護被膜を十分に取り除くか,又は製造業者若しくは代表する販売業者の指示に従って保護仕上げ材を取り
除く。
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12 温度特性
温度特性は,JIS C 8461-1の箇条12によるほか,次による。
JIS C 8461-1の12.3を,次に置き換える。
12.3 次に力を取り去り,すぐに,垂直に向けた試料に図102に規定する適切なゲージを初速を付けずに
通したとき,ゲージの質量だけで試料内を通過できなければならない。
13 火災の危険
火災の危険は,JIS C 8461-1の箇条13による。
14 外的影響
外的影響は,JIS C 8461-1の箇条14によるほか,次による。
JIS C 8461-1の14.2.2.2を,次に置き換える。
14.2.2.2 中保護の電線管及び電線管附属品は,14.2.2.2A14.2.2.2Dに規定する試験によって判定する。
14.2.2.2の後に,次の14.2.2.2A14.2.2.2Dを追加する。
14.2.2.2A 電気亜鉛めっきを施した電線管及び電線管附属品は,カウリブタノール値35±5のホワイトス
ピリット,JIS K 8594に規定する石油ベンジン又は類似する化学薬品に浸せきした綿で清浄する。
次に,これらを,0.75 %のヘキサシアノ鉄(III)酸カリウム[K3Fe(CN)6]及び0.25 %ペルオキソ二硫酸
アンモニウム[(NH4)2S2O8]の水溶液中に完全に浸せきさせて,約0.1 %の量の浸透剤を,例えば,アルキ
ルナフタレンスルホン酸のナトリウム塩を加える。
溶液及び試料は,23 ℃±2 ℃の温度に維持する。
各試料は,毎回,新しい溶液を用いて試験する。
間浸せきした後,溶液から取り出し,空気中の周囲温度に放置して乾燥させる。上
各試料は,5分05
記の試験が完了した後,各試料は,表面の1 cm2ごとに3個以上の青色の斑点が生じず,かつ,各斑点の
寸法は1.5 mm以下でなければならない。鋭いエッジ部,ねじ山,及び機械加工面のさびの痕跡,更にこ
すって取り除ける黄色の膜は,無視する。
14.2.2.2B 乾式亜鉛めっき又は溶融亜鉛めっきを施した電線管及び電線管附属品は,14.2.2.3に規定する試
験方法を適用する。ただし,浸せきの回数は,連続2回とする。
注記 クロメート処理はめっきではない。
14.2.2.2C 塗装を施した電線管及び電線管附属品は,試料から適切な長さを切り取り試験片とする。試験
に用いる鉛筆は,JIS S 6006に規定するHの硬度の鉛筆を,図103Aに示すように,長さ方向に対して直
角な平面が得られるように削る。
用意した鉛筆を試験面に対して約45°に保ちながら,図103Bに示す方向に線書きする。この線の長さ
は20 mm以上で,線は3本以上とする。線書きのときの荷重は,鉛直方向に9.8 N以上とする。
試験後,各試料には,塗膜の破れ又はきずを生じてはならない。
14.2.2.2D 14.2.2.2A14.2.2.2C以外の方法によって保護を施した電線管及び電線管附属品は,適切な長さ
の試料をとり,JIS Z 2371の塩水噴霧試験方法によって試験を行う。試料に連続して8時間噴霧し,16時
間休止する操作を2回繰り返し,更に8時間噴霧を行ったとき,表面に膨れ,がれ,さびなどがあって
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はならない。
15 電磁両立性
電磁両立性は,JIS C 8461-1の箇条15による。
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記号
A 電線管
B 管端電線管附属品
ds 電線管(A)の外径
dn ガイド用支持ブロックの内径 : 1.1×ds
R1 ガイド用支持ブロック(上部)の丸みの半径 : 0.5×ds
R2 ガイド用支持ブロック(下部)の丸みの半径 : 0.25×ds
Y 最小曲げ半径。製造業者又は代表する販売業者が指示する。
Z 1.5×Y
1 振り子部材
2 ガイド用支持ブロック
3 ガイド用支持ブロックの平面
注記 この図は,寸法を示すためのものであって,設計を決めるものではない。
図101−フレキシング試験器具
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JIS C 8461-23:2019の引用国際規格 ISO 一覧
- IEC 61386-23:2002(MOD)