この規格ページの目次
- 4 環境条件
- 5 種類
- 5.1 測定機能による区分
- 5.2 測定精度による区分
- 5.3 加圧力センサ部による区分
- 5.4 電圧印加・通電可否による区分
- 5.5 精度保証による区分
- 5.6 用途による区分
- 6 性能
- 6.1 精度
- 6.2 受圧端子部の非導通
- 6.3 温度特性
- 6.4 許容過負荷
- 6.5 耐久性
- 6.6 通電
- 7 構造
- 7.1 電極加圧力計の構成
- 7.2 電極加圧力計の構造
- 8 試験
- 8.1 試験条件
- 8.2 測定器
- 8.3 構造試験
- 8.4 精度試験
- 8.5 受圧端子部の非導通試験
- 8.6 温度特性試験
- 8.7 許容過負荷試験
- 8.8 耐久性試験
- JIS C 9325:2009の国際規格 ICS 分類一覧
- JIS C 9325:2009の関連規格と引用規格一覧
3
C 9325 : 2009
Pm : ピーク加圧力値 Ps : 定常加圧力値
図1−加圧力波形(模式図)
3.12
許容過負荷
測定可能な最大加圧力であり,最大加圧力を超えても測定可能最大加圧力以下に下げれば,再び測定が
可能となる最大の加圧力。
3.13
測定可能最大加圧力
精度保証ができる最大の加圧力。
3.14
測定可能最小加圧力
精度保証ができる最小の加圧力。
3.15
精度保証
形式検査及び受渡検査において,規格を満たすことを確認できる精度。
3.16
最大通電可能電流
通電しながら測定が可能なタイプにおける,通電電流の最大値。
3.17
測定値が保証される上限周波数
加圧力センサ部が動的な加圧力の精度保証を可能とする周波数帯域の上限値。
3.18
表示部の表示更新周期
デジタル表示の更新間隔。
4 環境条件
電極加圧力計は,次の環境条件下でその精度を保証しなければならない。
a) 周囲温度
使用中 : 540 ℃
運搬及び保管時 : 055 ℃
b) 大気中の湿度 20 ℃において95 %以下
――――― [JIS C 9325 pdf 6] ―――――
4
C 9325 : 2009
c) 標高 1 000 m以下
5 種類
5.1 測定機能による区分
測定機能によって,表1に区分する。
表1−測定機能による区分
区分の記号 測定機能
A 定常加圧力値Psに加え,ピーク加圧力値Pmも測定可能,かつ,
動的な加圧力波形も測定可能なもの。
B 定常加圧力値Psに加え,ピーク加圧力値Pmも測定可能なもの。
C 定常加圧力値Psだけ測定可能なもの。
5.2 測定精度による区分
測定精度によって,表2に区分する。
表2−測定精度による区分
区分の記号 測定精度 % 適用例
1% ±1 精密計測用に用いるもの
2% ±2
3% ±3 一般計測用に用いるもの
5% ±5
5.3 加圧力センサ部による区分
加圧力センサ部によって,表3に区分する。
表3−加圧力センサ部による区分
区分の記号 加圧力センサ部
H 油圧式
G ひずみゲージ式
P 圧電式
U その他
5.4 電圧印加・通電可否による区分
電圧印加・通電可否によって,表4に区分する。
表4−電圧印加・通電可否による区分
区分の記号 電圧印加 通電可否
X 否 否
Y 可 否
Z 可 可
5.5 精度保証による区分
精度保証によって,表5に区分する。
表5−精度保証による区分
区分の記号 精度保証
R 読み値を保証するもの
F フルスケールを保証するもの
――――― [JIS C 9325 pdf 7] ―――――
5
C 9325 : 2009
5.6 用途による区分
用途によって,表6に区分する。
表6−用途による区分
区分の記号 用途 適用例
S スポット溶接機用 JIS C 9305に示されるスポット溶接機
W 抵抗溶接機用 JIS C 9305に示される溶接機
ただし,使用可能な溶接機を表示する。
6 性能
6.1 精度
電極加圧力計の精度は,8.4の試験を行ったとき,測定可能最小加圧力から測定可能最大加圧力の間の加
圧力に対して,表2の精度を満足しなければならない。
レンジ切替式のものは,レンジごとに表2の測定精度を満足しなければならない。
6.2 受圧端子部の非導通
受圧端子部の非導通性は,8.5の試験を行ったとき,次の事項を満足しなければならない。
a) 電圧印加・通電が可のタイプ(表4の記号“Z”のもの)は,最大通電可能電流が通電できなければ
ならない。また,通電試験後は目視で認められる程度の焼けなどが生じてはならない。
b) 電圧印加・通電が不可のタイプ(表4の記号“X”のもの)は,溶接電圧を印加しても絶縁抵抗値が
20 M 坎 上でなければならない。
6.3 温度特性
8.6の試験を行ったとき,6.1の精度が保たれていなければならない。
6.4 許容過負荷
8.7の試験を行ったとき,6.1の精度が保たれていなければならない。
6.5 耐久性
8.8の試験を行ったとき,6.1の精度が保たれていなければならない。
6.6 通電
8.9の試験を行ったとき,6.1の精度が保たれていなければならない。
7 構造
7.1 電極加圧力計の構成
電極加圧力計は,加圧力センサ部及び表示部で構成する。加圧力を電気信号に変換する装置の場合は,
信号変換器,信号増幅器などを加圧力センサ部又は表示部に含む。電極加圧力計の構成例を附属書Aに示
す。
7.2 電極加圧力計の構造
電極加圧力計の構造は,次による。
a) 加圧力センサ部の保護等級は,JIS C 0920に規定するIP44以上の防水仕様とする。
b) スポット溶接機用(表6の記号“S”,及び表5の記号“R”のうちスポット溶接に使用するもの。)加
圧力センサ部の受圧部は,表7の値以下でなければならない。
――――― [JIS C 9325 pdf 8] ―――――
6
C 9325 : 2009
表7−受圧部の挿入可能な最小電極間距離
測定可能最大加圧力 kN 20以下 20超
挿入可能な最小電極間距離a) mm 25 35
注a) 電極間距離(図2参照)は,受渡当事者間の協定によって表7に示
す値と異なる値を採用することができる。
t : 最小電極間距離
図2−電極間距離
c) 加圧力センサ部に保持部をもつものは,作業者の安全を確保するため,加圧中心から保持部までの距
離(以下,保持部距離という。)を50 mm以上確保できる構造とする(図3参照)。
L : 保持部距離
図3−保持部距離
8 試験
8.1 試験条件
試験は,新品で完全に組み立てられた同一の電極加圧力計で行う。
すべての試験は,別に規定がある場合を除いて1040 ℃の間の周囲温度(以下,室温という。)で行う。
8.2 測定器
測定器の精度は,次による。
a) 電流及び電圧の測定は,JIS C 1102-2の階級0.5又はそれ以上の精度の計器。
b) 絶縁抵抗の測定は,JIS C 1302の直流500 V絶縁抵抗計。
c) 温度計は±2 ℃。
8.3 構造試験
a) 最小電極間距離は,図2に示す挿入可能な最小電極間距離tを測定する。
b) 保持部距離は,図3に示す保持部距離Lを測定する。
――――― [JIS C 9325 pdf 9] ―――――
7
C 9325 : 2009
8.4 精度試験
精度試験は,次による。
a) 精度試験は,基準加圧力センサを用い,図4に示す配置例に配置して行う。
図4−精度測定試験のための配置例
b) 表1の記号“B”及び“C”のものは,10.2のh) 及びj) に表示する値において試験する。
c) 試験条件は,次による。
1) 試験に加える荷重値は,測定可能最小加圧力及び測定可能最大加圧力を含む5点以上とする。測定
点は等間隔が望ましい。
2) 試験時の温度は,別に規定がない場合は室温とする。
3) 測定回数及び繰返し試験回数は,各加圧力において3回以上とする。
8.5 受圧端子部の非導通試験
受圧端子部の非導通試験は,次による。
a) 受圧端子部に,50 Hz又は60 Hzの正弦波交流2 000 V(実効値)の電圧を1分間印加する。
b) ) の試験後,受圧端子間の絶縁抵抗を直流500 Vの絶縁抵抗計で測定する。
8.6 温度特性試験
温度特性試験は,次の試験条件によって8.4の精度試験を行う。
a) 試験に加える荷重値は,測定可能最大加圧力とする。
b) 測定時の温度は,5 ℃以下及び40 ℃以上の2条件とする。
c) 測定回数は1回とする。
8.7 許容過負荷試験
許容過負荷試験は,次による。
a) 許容最大加圧力は,測定可能最大加圧力の120 %以上とする。
b) 8.4の精度試験を3回繰り返した後,表示された許容最大加圧力を徐々に加え,これを1分間保持する
ことを3回繰り返した後,8.4の精度試験を行う。
8.8 耐久性試験
表4の記号“Z”及び“Y”のタイプの耐久性試験は,測定可能最大加圧力を3 000回繰返し加えた
後,8.4の精度試験を行う。ただし,消耗品は交換して試験を行ってもよい。
――――― [JIS C 9325 pdf 10] ―――――
次のページ PDF 11
JIS C 9325:2009の国際規格 ICS 分類一覧
- 25 : 生産工学 > 25.160 : 溶接,ろう付け及びはんだ付け > 25.160.30 : 溶接設備
JIS C 9325:2009の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB7721:2018
- 引張試験機・圧縮試験機―力計測系の校正方法及び検証方法
- JISC0920:2003
- 電気機械器具の外郭による保護等級(IPコード)
- JISC1102-2:1997
- 直動式指示電気計器 第2部:電流計及び電圧計に対する要求事項
- JISC1302:2018
- 絶縁抵抗計