JIS C 9335-2-15:2021 家庭用及びこれに類する電気機器の安全性―第2-15 部:液体加熱機器の個別要求事項

JIS C 9335-2-15:2021 規格概要

この規格 C9335-2-15は、定格電圧が250 V以下の家庭用及びこれに類する用途の液体加熱用電気機器の安全性について規定。

JISC9335-2-15 規格全文情報

規格番号
JIS C9335-2-15 
規格名称
家庭用及びこれに類する電気機器の安全性―第2-15 部 : 液体加熱機器の個別要求事項
規格名称英語訳
Household and similar electrical appliances -- Safety -- Part 2-15:Particular requirements for appliances for heating liquids
制定年月日
1998年10月20日
最新改正日
2021年1月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

IEC 60335-2-15:2012(MOD), IEC 60335-2-15:2012/AMENDMENT 1:2016(MOD), IEC 60335-2-15:2012/AMENDMENT 2:2018(MOD)
国際規格分類

ICS

13.120, 97.040.50
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
1998-10-20 制定日, 2004-02-20 改正日, 2008-10-01 確認日, 2013-10-21 確認日, 2018-10-22 確認日, 2021-01-20 改正
ページ
JIS C 9335-2-15:2021 PDF [33]
                                                                               C 9335-2-15 : 2021

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[3]
  •  3 用語及び定義・・・・[3]
  •  4 一般要求事項・・・・[6]
  •  5 試験のための一般条件・・・・[6]
  •  6 分類・・・・[6]
  •  7 表示,及び取扱説明又は据付説明・・・・[6]
  •  8 充電部への接近に対する保護・・・・[9]
  •  9 モータ駆動機器の始動・・・・[9]
  •  10 入力及び電流・・・・[9]
  •  11 温度上昇・・・・[10]
  •  12 (規定なし)・・・・[11]
  •  13 動作温度での漏えい電流及び耐電圧・・・・[11]
  •  14 過渡過電圧・・・・[12]
  •  15 耐湿性等・・・・[12]
  •  16 漏えい電流及び耐電圧・・・・[14]
  •  17 変圧器及びその関連回路の過負荷保護・・・・[14]
  •  18 耐久性・・・・[14]
  •  19 異常運転・・・・[14]
  •  20 安定性及び機械的危険・・・・[17]
  •  21 機械的強度・・・・[18]
  •  22 構造・・・・[18]
  •  23 内部配線・・・・[22]
  •  24 部品・・・・[23]
  •  25 電源接続及び外部可とうコード・・・・[23]
  •  26 外部導体用端子・・・・[24]
  •  27 接地接続の手段・・・・[24]
  •  28 ねじ及び接続・・・・[25]
  •  29 空間距離,沿面距離及び固体絶縁・・・・[25]
  •  30 耐熱性及び耐火性・・・・[25]
  •  31 耐腐食性・・・・[25]
  •  32 放射線,毒性その他これに類する危険性・・・・[25]
  •  附属書・・・・[27]
  •  附属書C(規定)モータの劣化試験・・・・[27]

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――――― [JIS C 9335-2-15 pdf 1] ―――――

           C 9335-2-15 : 2021

pdf 目次

ページ

  •  参考文献・・・・[28]
  •  附属書JAA(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[29]

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――――― [JIS C 9335-2-15 pdf 2] ―――――

                                                                              C 9335-2-15 : 2021

まえがき

  この規格は,産業標準化法第16条において準用する同法第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人
日本電機工業会(JEMA)から,産業標準原案を添えて日本産業規格を改正すべきとの申出があり,日本
産業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本産業規格である。これによって,JIS C
9335-2-15:2004は改正され,この規格に置き換えられた。
  この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
  この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本産業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
  JIS C 9335規格群(家庭用及びこれに類する電気機器の安全性)は,約100規格に及ぶ部で構成されて
いるが,この規格では省略した。
  なお,全ての部の構成は,JIS C 9335-1の“まえがき”に記載されている。

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                                      日本産業規格                            JIS
                                                                      C 9335-2-15 : 2021

家庭用及びこれに類する電気機器の安全性−第2-15部 : 液体加熱機器の個別要求事項

Household and similar electrical appliances-Safety- Part 2-15: Particular requirements for appliances for heating liquids

序文

 この規格は,2012年に第6版として発行されたIEC 60335-2-15,2016年に発行されたAmendment 1及
び2018年に発行されたAmendment 2を基とし,我が国の配電事情を考慮し,技術的内容を変更して作成
した日本産業規格である。ただし,追補(amendment)については,編集し,一体とした。
  なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。
技術的差異の一覧表にその説明を付けて,附属書JAAに示す。
  この規格は,JIS C 9335-1と併読する規格である。
  この規格の箇条などの番号は,JIS C 9335-1と対応している。JIS C 9335-1に対する変更は,次の表現を
用いた。
− “置換”は,JIS C 9335-1の該当する箇所の要求事項を,この規格の規定に置き換えることを意味す
    る。
− “追加”は,JIS C 9335-1の該当する箇所の要求事項に,この規格の規定を追加することを意味する。
− “修正”は,JIS C 9335-1の該当する箇所の要求事項を,この規格の規定に修正することを意味する。
  変更する箇所に関する情報が必要な場合には,これらの表現に続く括弧書きで示す。ただし,JIS C 9335-
1の引用項目及び箇所は,この規格の作成時に最新版として発効されていたJIS C 9335-1:2014を参照して
いる。このため,この規格の発効以降に発効されたJIS C 9335-1を参照する場合は,その引用項目及び箇
所が異なる場合があることに注意しなければならない。
  JIS C 9335-1に追加する細分箇条番号は,JIS C 9335-1の箇条番号の後に“101”からの番号を付け,図
番号は,“101”からの連続番号を付ける。追加する附属書番号は,AA,BBなどと記載する。

1 適用範囲

置換(箇条1の全てを,次に置き換え適用する。)
  この規格は,定格電圧が250 V以下の家庭用及びこれに類する用途の液体加熱用電気機器(以下,機器
という。)の安全性について規定する。
  注記1 幾つかの機器は,食品加熱用に用いることができる。

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C 9335-2-15 : 2021
  注記2 この規格の適用範囲内にある機器の例を,次に示す。
          − コーヒーメーカ
          − 調理鍋
          − 卵ゆ(茹)で器
          − ほ乳瓶ヒータ
          − 定格容量が10 L以下のやかん,及びその他の湯沸し機器
          − 牛乳沸かし器
          − 定格調理圧力が140 kPa以下で,定格容量が10 L以下の圧力鍋
          − 炊飯器
          − スロークッカ
          − 蒸し器
          − 豆乳メーカ
          − ティーメーカ
          − 洗濯用大形ボイラ(煮がま)
          − ヨーグルトメーカ
          − 電気保温ポット
            機器は,複数の機能をもつことがある。
  通常,家庭で用いない機器でも,店舗,軽工業及び農場において一般人が用いる機器のような,一般大
衆への危険源となる機器も,この規格の適用範囲である。
  注記3 この種の機器の例は,次の機器がある。
          − 水ジャケット(過熱冷却用装置)付きのにかわ鍋
          − 家畜用飼料ボイラ
          − 殺菌装置
  機器が商業的な消費用として食品を処理するために専門的に使用するように意図している場合,その機
器は,家庭用及びこれに類する機器とはみなさない。
  この規格では,住居の中及び周囲で,機器に起因して人が遭遇する共通的な危険性を可能な限り取り扱
う。ただし,通常,次の状態については想定しない。
− 次のような人(子供を含む。)が監視又は指示のない状態で機器を安全に用いることができない場合
  · 肉体的,知覚的又は知的能力が低下している人
  · 経験及び知識の欠如している人
− 子供が機器で遊ぶ場合
  注記4 この規格の適用に際しては,次のことに注意する。
          − 車両搭載用機器,船舶搭載用機器又は航空機搭載用機器には,要求事項の追加が必要にな
              る場合もある。
          − 厚生関係機関,労働安全所管機関,水道当局,その他の当局によって,追加要求事項を規
              定する場合がある。
  注記5 この規格は,次の機器への適用は意図していない。

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                                                                               C 9335-2-15 : 2021
          − 深めのフライ鍋,フライパン及びこれに類する機器(JIS C 9335-2-13)
          − 貯湯式電気温水器(JIS C 9335-2-21)
          − 瞬間湯沸器(JIS C 9335-2-35)
          − 液体又は蒸気利用表面掃除機器(JIS C 9335-2-54)
          − 可搬形浸せきヒータ(JIS C 9335-2-74)
          − 業務用ディスペンサ及び自動販売機(JIS C 9335-2-75)
          − 医用電気機器(JIS T 0601)
          − 産業用専用の機器
          − 腐食性又は爆発性の雰囲気(じんあい,蒸気又はガス)が存在するような特殊な状況にあ
              る場所で用いる機器
          − 高周波加熱機器
          − 圧力殺菌装置
          − 家庭用及びこれに類する加湿器(JIS C 9335-2-98)
  注記6 圧力容器のための要求事項を,圧力鍋に適用することがある場合に留意する必要がある。
  注記7 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
          IEC 60335-2-15:2012,Household and similar electrical appliances−Safety−Part 2-15: Particular
              requirements for appliances for heating liquids+Amendment 1:2016+Amendment 2:2018(MOD)
            なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”こ
          とを示す。

2 引用規格

  この規格で用いる引用規格は,次によるほか,JIS C 9335-1の箇条2(引用規格)による。
追加
    JIS C 8283-3 家庭用及びこれに類する用途の機器用カプラ−第3部 : スタンダードシート及びゲー
        ジ
    JIS C 9335-1 家庭用及びこれに類する電気機器の安全性−第1部 : 通則
      注記 対応国際規格における引用規格 : IEC 60335-1,Household and similar electrical appliances−
            Safety−Part 1: General requirements

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,次によるほか,JIS C 9335-1の箇条3(用語及び定義)による。
3.1.9 置換(3.1.9全てを,次に置き換え適用する。)
通常動作(normal operation)
  3.1.9.1013.1.9.107の条件の下で機器を運転したときの状態
3.1.9.101 やかん,電気保温ポット,湯沸かし器,湯を沸かすためのその他の器具,調理鍋,にかわ鍋,
牛乳沸かし器,スロークッカ,殺菌装置,洗濯用大形ボイラ,及びヨーグルトメーカは,容器を定格容量
の水で満たした状態で運転する。蓋がある場合,閉じる。スロークッカの水の量は,定格容量の50 %を超

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C 9335-2-15 : 2021
えて維持する。
  コーヒーメーカは,取扱説明書に従って水容器を定格容量まで満たし,豆容器をもつ場合は,豆容器に
コーヒー豆を入れて運転する。加温板,及びその他のエネルギーを消費する機能をもつ場合は,全てのエ
ネルギーを消費する機能の電源を入れる。
  液体を保温するための熱板面をもつ機器は,容器を付けるか又は付けないかのいずれか不利な方の状態
で運転する。
3.1.9.102 卵ゆで器及び蒸し器は,容器を取扱説明書で指定する最大量の水で,満たした状態で運転する。
3.1.9.103 ほ乳瓶ヒータは,質量が190 g200 gで,容積が約225 mLの耐熱ガラス製のほ乳瓶(円形又
は六角形)とともに運転する。ただし,取扱説明書で特殊なほ乳瓶を指定している場合には,そのほ乳瓶
を用いる。ほ乳瓶には,定格容量又は200 mLのいずれか少ない方の容量の水を入れ,ほ乳瓶ヒータの中
に置く。ヒータは,取扱説明書で指定したレベルか,又は取扱説明書に指定がない場合には,最高レベル
まで水を満たす。
3.1.9.104 家畜用飼料ボイラは,容器に定格容量の1/2の量の水を入れ,蓋を閉じた状態で運転する。
3.1.9.105 炊飯器を除き,圧力鍋は,取扱説明書の指定に従って運転するが,容器には25 mmの深さまで
水を入れる。
3.1.9.106 炊飯器は,定格容量のレベルまで水を満たした米容器と一緒に運転する。沸騰中,水量のレベ
ルを維持するために水を追加する。
  保温モードで運転する場合,炊飯器は,米容器を空にして運転する。
  注釈1A   水量のレベルを維持するとは,空炊きにならないように全ての水が蒸発する前に水を追加す
            ることを意味する。
3.1.9.107 豆乳メーカは,取扱説明書に従って大豆を満たし,定格容量まで水を注いだ容器で運転する。
追加
3.101
定格容量(rated capacity)
  製造業者が,機器に指定する容量
3.102
定格調理圧力(rated cooking pressure)
  製造業者が,機器に指定する圧力
3.103
エスプレッソコーヒーメーカ(espresso coffee-maker)
  水を加熱し,蒸気圧又はポンプによって,コーヒー粉を通過させるコーヒーメーカ
  注釈1 エスプレッソコーヒーメーカは,蒸気又は温水を供給するアウトレットをもっていてもよい。
3.104
ほ乳瓶ヒータ(feeding bottle beater)
  ほ乳瓶の中に準備した乳児用食品を温める機器。熱は水によって伝達する。

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                                                                               C 9335-2-15 : 2021
  注釈1 ほ乳瓶ヒータは,温度又は時間を所定のレベルに設定するための制御装置をもっていてもよい。
3.105
圧力調整装置(pressure regulator)
  通常の使用中に,特定の値に圧力を維持する制御装置
3.106
圧力緩和装置(pressure relief device)
  異常運転状態の下で圧力を制限する制御装置
3.107
コードレスやかん(cordless kettle)
  電熱素子を組み込んでおり,附属のスタンド上に置かれたときだけ電源に接続させるやかん
3.108
蒸し器(steam cooker)
  食品を大気圧において発生した蒸気によって加熱する機器
3.109
炊飯器(rice cooker)
  着脱式容器内に入れた米を調理するための機器。調理するとき,容器を機器内に置く。
  注釈1 炊飯器には,保温機能をもつ場合がある。
  注釈2 炊飯器には,米以外の食品を調理できてもよい。
3.110
誘導加熱式炊飯器(induction rice cooker)
  渦電流によって,米容器を加熱する炊飯器
  注釈1 渦電流は,コイルの電磁界によって,米容器及び/又は蓋に誘導される。
3.111
コードレス機器(cordless appliance)
  電熱素子を組み込み,附属のスタンドに置いた場合にだけ電源に接続される機器
3.112
動的圧力鍋(dynamic pressure cooker)
  弾性部の動的作用によって,圧力を低減する圧力鍋
  注釈1A 構造上,圧力炊飯器は動的圧力鍋には含まれていない。
3.113
豆乳メーカ(soy milk maker)
  豆乳を作ることを意図した加熱,微粉砕及びかくはん(攪拌)機能をもつ機器
3.114
装飾扉(decorative door)
  キャビネットの扉と同じ機能をもつ機器の部分
3.114A
電気保温ポット(thermal pot)

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C 9335-2-15 : 2021
  電熱素子と容器とが一体であって,湯を沸かした後に自動的に保温機能へ移行する機器

4 一般要求事項

  一般要求事項は,JIS C 9335-1の箇条4(一般要求事項)による。

5 試験のための一般条件

  試験のための一般条件は,次によるほか,JIS C 9335-1の箇条5(試験のための一般条件)による。
5.2  追加(注記1の前に,次を追加し適用する。)
  15.101の試験を行う場合,3個の追加機器が必要となる。
5.3  追加(“機器の構造上,”で始まる段落の前に,次を追加し適用する。)
  19.101の試験は,ほかの試験後に行う。
追加
5.101  誘導加熱式炊飯器は,モータ駆動機器として試験する。

6 分類

  分類は,次によるほか,JIS C 9335-1の箇条6(分類)による。
6.2  追加(“適否は,”で始まる段落の前に,次を追加し適用する。)
  洗濯用大形ボイラ及び家畜用飼料ボイラは,IPX3以上でなければならない。

7 表示,及び取扱説明又は据付説明

  表示,及び取扱説明又は据付説明は,次によるほか,JIS C 9335-1の箇条7(表示,及び取扱説明又は据
付説明)による。
7.1  追加(“適否は,”で始まる段落の前に,次を追加し適用する。)
  清掃のために,部分的に水中に浸せきする機器は,最高浸せきレベル及び次の内容を表示しなければな
らない。
  “最高浸せきレベルを超えて浸せきしてはならない。”
  やかん及び電気保温ポットには,定格容量まで給水したことを表示する水位マーク又は他の手段の指示
(以下,この段落においては“水位マーク”という。)がなければならない。ただし,定格容量を超えて給
水できない場合は除く。やかん及び電気保温ポットが給水位置にあるとき,水位マークが見えなければな
らない。水位マークが自明でない場合,やかん及び電気保温ポットの外側に水位マークについての説明が
なければならない。水位マークについての説明は,やかん及び電気保温ポットが,通常使用位置にあると
き,見えるものでなければならない。

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                                                                                             7
                                                                               C 9335-2-15 : 2021
  圧力鍋の蓋の閉止位置が明確でない場合,この位置は機器上に表示しなければならない。
  コードレス機器の附属のスタンドには,次の事項を表示しなければならない。
− 製造業者又は責任ある販売業者の名称,商標又は識別マーク
− モデル名又は形式
  豆乳メーカは,定格容量を超えて給水できない場合を除き,定格容量まで給水されたことを示す水位マ
ーク又は他の手段の指示がなければならない。
7.12 追加(“適否は,”で始まる段落の前に,次を追加し適用する。)
  取扱説明書には,次の趣旨を記載しなければならない。
  この機器は,家庭内及び次のような類似用途で使用するように意図している。
− 店舗,事務所及び他の作業環境内のスタッフ用台所区域
− 農家
− ホテル,モーテル及び他の住居タイプの環境での顧客が使用するもの
− 朝食付き簡易宿泊施設(ベッド及び朝食付きホテル)タイプの環境
  製造業者が機器の用途を上記より更に制限する場合,その旨を取扱説明書に明確に記載しなければなら
ない。
  機器用インレットを組み込んでいて,清掃のために,部分的又は完全に浸せきする機器の取扱説明書に
は,次の旨を記載しなければならない。
− 機器を清掃する前にそのコネクタを外さなければならない。
− 機器用インレットは,機器を再度用いる前に乾燥させなければならない。
  通常,使用後に清掃し,清掃のときに水中に浸せきしない機器の取扱説明書には,“機器を浸せきしては
ならない旨”を記載しなければならない。この要求事項は,通常,コーヒーメーカ,調理鍋,牛乳沸かし
器,圧力鍋,蒸し器,スロークッカ,豆乳メーカ及びヨーグルトメーカに適用する。
  自動温度調節器を組み込んでいるコネクタとともに用いる機器のための取扱説明書には,該当するコネ
クタだけを用いなければならない旨を記載しなければならない。
  やかん及び電気保温ポットは,熱湯が飛び出して危険が発生するおそれがないような構造である場合を
除き,取扱説明書には,やかん及び電気保温ポットに水を入れすぎた場合,熱湯が飛び出すことがある旨
を記載しなければならない。
  ハンドル(取っ手)より下に位置する蓋の開口部から給水するやかん及び電気保温ポットの取扱説明書
には,次の旨の警告及び注意文を記載しなければならない。
− “警告 : 水が沸騰している間は,蓋を外してはならない。”
− “注意 : 蒸気がハンドルにかからないように,蓋の位置を決めなければならない。”
  蒸気がハンドルにかからないような状態でだけ蓋を閉じることができる場合は,この注意文は適用しな
い。
  コードレス機器の取扱説明書には,その機器は附属のスタンドとともにだけ使用しなければならない旨

――――― [JIS C 9335-2-15 pdf 10] ―――――

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C 9335-2-15 : 2021
を記載しなければならない。
  コードレス機器及びそのコードレス機器のスタンドが,機器のハンドルを握ることによって一緒に持ち
上げることができる場合,取扱説明書には,次の注意文を記載しなければならない。
  “注意 : 機器をスタンドから外す前に,スイッチを切らなければならない。”
  ほ乳瓶ヒータのための取扱説明書は,次の内容を記載しなければならない。
− 食品は,あまり長く加熱しないほうがよい旨
− 適切な食品温度を超えていないかどうかを点検する方法
  自動的にスイッチが切れないほ乳瓶ヒータの取扱説明書には,使用後にほ乳瓶ヒータのスイッチを切る
旨を記載しなければならない。
  動的圧力鍋以外の圧力鍋の取扱説明書には,蒸気を逃がすための圧力調整装置中のダクトは,閉塞して
いないことを確認するために定期的に点検することが望ましい旨を記載しなければならない。
  圧力鍋の取扱説明書には,容器を安全に開ける方法の詳細を記載し,圧力が十分に減少するまで容器を
開けてはならない旨も記載しなければならない。
  卵穴開け器をもつ卵ゆで器の取扱説明書には,次の注意文を記載しなければならない。
  “注意 : 卵穴開け器による,けがに注意しなければならない。”
  使用者が給水する加圧容器を内蔵している,エスプレッソコーヒーメーカの取扱説明書には,水容器の
安全な再給水に関する情報及び次の趣旨の警告を記載しなければならない。
  “警告 : 使用中は,給水口を開放してはならない。”
  全ての機器の取扱説明書には,次の事項を記載しなければならない。
− コネクタの上部に液体がこぼれることを避けるための警告
− 食品と接触する面を清掃する方法の詳細
− 誤用による傷害の危険性の警告
− 使用後の電熱素子の表面は,残留熱の影響を受けている旨の説明
  豆乳メーカの取扱説明書には,鋭利な切断刃を取り扱う場合,容器を空にする場合,及び清掃中の場合
には,注意を払わなければならない旨の説明を記載しなければならない。
  22.40の要求事項に適合するために必要なスイッチを組み込む豆乳メーカの取扱説明書には,次の趣旨
の内容を記載しなければならない。
  “部品を交換したり,使用中に可動部品に近づいたりする場合には,事前に機器のスイッチを切り,電
源から切り離す。”
  据置形コーヒーメーカ又はキャビネット内で使用するもの以外のコーヒーメーカの取扱説明書には,使
用するときには,コーヒーメーカをキャビネット内に置いてはならない旨を記載しなければならない。
  追加の装飾扉をもつコーヒーメーカ及びキャビネット内で使用するように意図するコーヒーメーカの場
合,取扱説明書には,コーヒーメーカは装飾扉を開けて,又はキャビネットの扉を開けて,運転しなけれ

――――― [JIS C 9335-2-15 pdf 11] ―――――

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ばならない旨を記載しなければならない。
  充電部の外郭の一部を構成するガラス,セラミック又は類似の材料の表面をもつコーヒーメーカの取扱
説明書には,次の警告を記載しなければならない : 
  “警告 : 表面にひびが入っている場合は機器を使用しない。”
  コーヒーメーカの取扱説明書には,掃除又は使用者による保守を,子供が監督なしに行ってはならない
旨を記載しなければならない。
7.12.4 追加(“適否は,”で始まる段落の前に,次を追加し適用する。)
  キャビネット内に置いて運転することができるコーヒーメーカは,キャビネットの最小寸法を表示しな
ければならない。

8 充電部への接近に対する保護

  充電部への接近に対する保護は,次によるほか,JIS C 9335-1の箇条8(充電部への接近に対する保護)
による。
8.1.2 追加(注記の後に,次を追加し適用する。)
  注記101 コードレス機器のスタンドの接続装置は,コンセントとは考えない。

9 モータ駆動機器の始動

  モータ駆動機器の始動は,この規格では適用しない。

10 入力及び電流

  入力及び電流は,次によるほか,JIS C 9335-1の箇条10(入力及び電流)による。
10.1 追加(“適否は,”で始まる段落の前に,次を追加し適用する。)
  自動コーヒーメーカの電源入力は,掃除,湯あか(垢)落とし又は飲み物の選択など,使用者によって
選択可能な運転サイクル1回の間に測定する。測定は,部屋の周囲温度と同じ温度の機器で開始する。
  運転サイクルは,使用者の起動によって開始し,機器がサイクルを自動的に停止し,使用者が次に運転
サイクルを開始するとき終了する。
10.2 追加(“適否は,”で始まる段落の前に,次を追加し適用する。)
  自動コーヒーメーカの入力電流は,掃除,湯あか(垢)落とし又は飲み物の選択など,使用者によって
選択可能な運転サイクル1回の間に測定する。測定は,部屋の周囲温度と同じ温度の機器で開始する。
  運転サイクルは,使用者の起動によって開始し,機器がサイクルを自動的に停止し,使用者が次に運転
サイクルを開始するとき終了する。

――――― [JIS C 9335-2-15 pdf 12] ―――――

           10
C 9335-2-15 : 2021

11 温度上昇

  温度上昇は,次によるほか,JIS C 9335-1の箇条11(温度上昇)による。
11.2 追加(“厚さ約20 mm”で始まる段落の前に,次を追加し適用する。)
  可搬形機器は,試験枠の壁から離して試験する。装飾扉をもつ,又はキャビネット内での使用を意図す
るコーヒーメーカは,扉を開けて試験する。
11.3 追加(注記4の後に,次を追加し適用する。)
  注記101 誘導加熱式炊飯器の磁界が結果に過度に影響する場合,温度上昇は,よった接続線をもつ白
            金抵抗体又は任意の同等の手段を用いて行うことができる。
11.4 追加(“電熱機器は,”で始まる段落の後に,次を追加し適用する。)
  モータ,変圧器又は電子回路を組み込んでいる機器で,温度上昇限度値を超える場合,かつ,入力が定
格入力より低い場合は,機器に定格電圧の1.06倍の電圧で給電して試験を繰り返す。電子電源制御装置を
もつ機器は,複合機器として運転する。
11.6 追加(“複合機器は,”で始まる段落の後に,次を追加し適用する。)
  複合機器は,電熱機器として試験する。
11.7 置換(11.7の全てを,次に置き換え適用する。)
  機器は,11.7.10111.7.106に規定する期間,運転する。
11.7.101 温度制限器を組み込んでいるやかんでの温度制限器は,動作した後1分経過後,又はその後でき
るだけ早く復帰させる。試験は,温度制限器が2回目に作動した後に終了する。
  自動温度調節器を組み込んでいるやかん及び電気保温ポットでの試験は,水が95 ℃の温度に達してか
ら15分後に終了する。
  その他のやかんでの試験は,水が95 ℃の温度に達してから5分後に終了する。
11.7.102 調理用平鍋,卵ゆで器,ほ乳瓶ヒータ,にかわ鍋,家畜用飼料ボイラ,牛乳沸かし器,殺菌装置
及び洗濯物大形ボイラの場合,並びにやかん以外の湯を沸かす機器の場合,試験は,次の状態で終了する。
− 温度制御装置がない機器は,容器中の水が95 ℃,又は95 ℃より低い場合は,それが達する最高温度
    に達してから15分後
− 温度制御装置をもつ可搬形機器は,温度制御装置が最初に作動してから15分後
− 温度制御装置をもつ固定形機器は,温度制御装置が最初に作動してから30分後
− 連続音響信号,又は5秒未満の間隔で繰り返す音響信号が鳴ってから1分後
− 卵を保温する装置をもつ卵ゆで器,及び液体を保温するための加熱面をもつ機器は,定常状態になる
    まで
11.7.103 スロークッカ,炊飯器,蒸し器及びヨーグルトメーカは,定常状態になるまで運転する。スロー
クッカは,乾燥状態での予熱が取扱説明書に記載されている場合,乾燥状態で予熱する。
11.7.104 エスプレッソコーヒーメーカの場合は,抽出時間の後に1分間,又は取扱説明書に指定する休止

――――― [JIS C 9335-2-15 pdf 13] ―――――

                                                                                            11
                                                                               C 9335-2-15 : 2021
時間のいずれか長い時間の休止時間を設ける。水容器は,休止時間中に再び給水する。
  自動式エスプレッソコーヒーメーカ,及びコーヒーポットをもつエスプレッソコーヒーメーカの場合,
抽出時間は,タイマ又はコーヒーポットの容量によって可能となる,コーヒーの最大量をい(淹)れるの
に必要な時間とする。
  手動式エスプレッソコーヒーメーカの場合,いれるコーヒーの最大量を取扱説明書に記載していない場
合,抽出時間は,各サイクルについて100 mLのコーヒーをいれるのに必要な時間とする。
  蒸気又は湯を供給するためのアウトレットをもつエスプレッソコーヒーメーカの場合,抽出時間の後に
取扱説明書に記載した時間又は次の時間のうち,より不利となるように蒸気又は湯を供給する時間を設け
る。
− 蒸気を供給するためのアウトレットをもつエスプレッソコーヒーメーカの場合,1分
− 湯を供給するためのアウトレットをもつエスプレッソコーヒーメーカの場合,100 mLの湯を供給する
    のに必要な時間
− 蒸気を供給するためのアウトレットかつ湯を供給するためのアウトレットをもつエスプレッソコーヒ
    ーメーカの場合,蒸気を供給する1分間の後に,100 mLの湯を沸かすために必要な時間を設ける。
  注記 蒸気は,水容器中に吹き込ませる。
  エスプレッソコーヒーメーカは,定常状態になるまで運転する。
  その他のコーヒーメーカは,取扱説明書に従って,最大量のコーヒーを作るのに必要な時間運転する。
その後,できる限り早くコンテナに給水し,コーヒーメーカを再び運転する。
  この手順を,定常状態になるまで繰り返す。
11.7.105 炊飯器を除き,圧力鍋は,最高調理圧力に達した後に15分間運転する。
11.7.106 豆乳メーカは,完全な動作サイクルで1サイクル運転する。
11.8 追加(“保護装置は”で始まる段落の後に,次を追加し適用する。)
  機器用コネクタが,自動温度調節器を組み込んでいる場合,インレットのピンのための温度上昇限度値
は適用しない。
  モータ,変圧器及び電子回路の構成部品(それらによって直接影響を受ける部分を含む。)の温度上昇限
度値は,その機器を定格入力の1.15倍で運転するとき超過してもよい。

12 (規定なし)

13 動作温度での漏えい電流及び耐電圧

  動作温度での漏えい電流及び耐電圧は,JIS C 9335-1の箇条13(動作温度での漏えい電流及び耐電圧)
による。

――――― [JIS C 9335-2-15 pdf 14] ―――――

           12
C 9335-2-15 : 2021

14 過渡過電圧

  過渡過電圧は,JIS C 9335-1の箇条14(過渡過電圧)による。

15 耐湿性等

  耐湿性等は,次によるほか,JIS C 9335-1の箇条15(耐湿性等)による。
15.2 追加(“その後,機器は,”で始まる段落の後に,次を追加し適用する。)
  試験は,機器用コネクタを適切な位置に置いた状態でだけ実施する。
  疑義がある場合,こぼし試験は,機器を通常の使用位置から,5°以下の角度に傾けて実施する。
  注ぎ口を通して給水するやかんは,注ぎ口を最も高くして,水平面に対して20°の角度の傾斜面でも試
験を行う。やかんに,含有率が約1 %の塩化ナトリウム水溶液を,表示が給水位置から見える場合は最高
水位まで,見えない場合は水溶液がやかんからあふれるまで入れる。その後,やかんの定格容量の15 %の
量をできるだけ早く追加し,あふれさせる。
  やかんは,定格容量の水で満たす。やかんを水平面に対して20°の角度で傾斜した面の上に置き,その
注ぎ口を傾斜した平面の勾配の下方向に向ける。やかんから水が放出してはならない。
  コードレスやかんは,やかんを水平面上に置いた試験を行うが,やかんをスタンドの上に置いた状態,
及び置かない状態の両方で行う。注ぎ口を通して給水するやかんの追加試験は,コードレスやかんをスタ
ンドから外した状態だけで行うが,16.3の耐電圧試験を行うときは,やかんをスタンドに戻す。
  着脱式コーヒーポットをもつコーヒーメーカの場合は,液体容器を,含有率が約1 %の塩化ナトリウム
水溶液で最大量まで満たす。じょうごを適切な位置に置くが,コーヒーポットは置かない。機器に電源を
入れ,容器が空になるまで運転する。
修正(“着脱できる部分”で始まる段落に次の修正を適用する。)
  蒸気式殺菌装置については,次のとおりとする。
  蒸気式殺菌装置を水平面上に置いて,含有率が約1 %の塩化ナトリウム水溶液30 mLを,最も不利な位
置でリムの上部に注ぐ。水溶液は,内径が8 mmのチューブを介して,チューブの低い方の端部は機器の
上部200 mmの位置にして,間断なく2秒間注ぐ。
  注記101 試験配置の略図を,図101に示す。
  炊飯器の場合は,米容器を所定の位置に置いて,JIS C 9335-1のこの細分箇条で規定する試験を実施す
る。
  カップ又は受瓶などの給仕用容器に液体を分配するコーヒーメーカは,この給仕用容器が満たされる表
面上,又は容器が使用者によって移動される若しくは取り除かれる表面上に,0.5 Lの水溶液を一定に注い
で試験する。この表面の下にしずく受容器がある場合,しずく受容器は,試験を実施する前に完全に水溶
液で満たしておく。
  カップ又は受瓶などの容器を置くことができる外部表面をもつコーヒーメーカは,この容器を置く領域
全体にわたって,約5秒以内に0.2 Lの溶液を注いで試験する。

――――― [JIS C 9335-2-15 pdf 15] ―――――

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JIS C 9335-2-15:2021の引用国際規格 ISO 一覧

  • IEC 60335-2-15:2012(MOD)
  • IEC 60335-2-15:2012/AMENDMENT 1:2016(MOD)
  • IEC 60335-2-15:2012/AMENDMENT 2:2018(MOD)

JIS C 9335-2-15:2021の国際規格 ICS 分類一覧

JIS C 9335-2-15:2021の関連規格と引用規格一覧

用語,共通,試験・測定(接着剤/建築/粘着テープ/プラスチック/ゴム/塗料/その他),接着剤,粘着テープ,その他

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