JIS C 9335-2-65:2021 家庭用及びこれに類する電気機器の安全性―第2-65部:空気清浄用機器の個別要求事項

JIS C 9335-2-65:2021 規格概要

この規格 C9335-2-65は、定格電圧が,単相機器の場合は250 V以下,その他の機器の場合は480 V以下の家庭用及び類似の目的のための,空気清浄用機器の安全性について規定。通常,家庭で用いない機器でも,店舗,軽工業及び農場において一般人が用いる機器のような,一般大衆への危険源となる機器も,この規格の適用範囲である。この規格では,住居の中及び周囲で,機器に起因して人が遭遇する共通的な危険性を可能な限り取り扱う。ただし,通常,次の状態については規定していない。-次のような人(子供を含む。)が監視又は指示のない状態で機器を安全に用いることができない場合。・肉体的,知覚的又は知的能力が低下している人・経験及び知識の欠如している人-子供が機器で遊ぶ場合。注記1この規格の適用に際しては,次のことに注意する。-車両搭載用機器,船舶搭載用機器又は航空機搭載用機器には,要求事項の追加が必要になる場合もある。-厚生関係機関,労働安全所管機関,その他の当局によって,追加要求事項を規定する場合がある。注記2次の機器への適用は意図していない。-産業目的専用の機器-腐食しやすい場所又は爆発性の雰囲気(じんあい,蒸気又はガス)が存在するような特殊な状態にある場所で用いる機器-空気清浄目的のためにビルに組み込まれた機器

JISC9335-2-65 規格全文情報

規格番号
JIS C9335-2-65 
規格名称
家庭用及びこれに類する電気機器の安全性―第2-65部 : 空気清浄用機器の個別要求事項
規格名称英語訳
Household and similar electrical appliances -- Safety -- Part 2-65:Particular requirements for air-cleaning appliances
制定年月日
1998年10月20日
最新改正日
2021年1月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

IEC 60335-2-65:2002(MOD), IEC 60335-2-65:2002/AMENDMENT 1:2008(MOD), IEC 60335-2-65:2002/AMENDMENT 2:2015(MOD)
国際規格分類

ICS

13.120, 23.120
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
1998-10-20 制定日, 2004-04-20 確認日, 2004-11-20 改正日, 2009-10-01 確認日, 2014-10-20 確認日, 2019-10-21 確認日, 2021-01-20 改正
ページ
JIS C 9335-2-65:2021 PDF [17]
                                                                               C 9335-2-65 : 2021

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[2]
  •  3 用語及び定義・・・・[2]
  •  4 一般要求事項・・・・[3]
  •  5 試験のための一般条件・・・・[3]
  •  6 分類・・・・[3]
  •  7 表示,及び取扱説明又は据付説明・・・・[3]
  •  8 充電部への接近に対する保護・・・・[4]
  •  9 モータ駆動機器の始動・・・・[4]
  •  10 入力及び電流・・・・[5]
  •  11 温度上昇・・・・[5]
  •  12 (規定なし)・・・・[5]
  •  13 動作温度での漏えい電流及び耐電圧・・・・[5]
  •  14 過渡過電圧・・・・[5]
  •  15 耐湿性等・・・・[5]
  •  16 漏えい電流及び耐電圧・・・・[5]
  •  17 変圧器及びその関連回路の過負荷保護・・・・[6]
  •  18 耐久性・・・・[6]
  •  19 異常運転・・・・[6]
  •  20 安定性及び機械的危険・・・・[6]
  •  21 機械的強度・・・・[6]
  •  22 構造・・・・[6]
  •  23 内部配線・・・・[7]
  •  24 部品・・・・[8]
  •  25 電源接続及び外部可とうコード・・・・[8]
  •  26 外部導体用端子・・・・[8]
  •  27 接地接続の手段・・・・[8]
  •  28 ねじ及び接続・・・・[9]
  •  29 空間距離,沿面距離及び固体絶縁・・・・[9]
  •  30 耐熱性及び耐火性・・・・[9]
  •  31 耐腐食性・・・・[9]
  •  32 放射線,毒性その他これに類する危険性・・・・[9]
  •  附属書・・・・[12]
  •  附属書AA(規定)UV放射の前処理・・・・[12]

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――――― [JIS C 9335-2-65 pdf 1] ―――――

           C 9335-2-65 : 2021

pdf 目次

ページ

  •  参考文献・・・・[13]
  •  附属書JAA(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[14]

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まえがき

  この規格は,産業標準化法第16条において準用する同法第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人
日本電機工業会(JEMA)から,産業標準原案を添えて日本産業規格を改正すべきとの申出があり,日本
産業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本産業規格である。これによって,JIS C
9335-2-65:2004は改正され,この規格に置き換えられた。
  この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
  この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本産業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
  JIS C 9335規格群(家庭用及びこれに類する電気機器の安全性)は,約100規格に及ぶ部で構成されて
いるが,この規格では省略した。
  なお,全ての部の構成は,JIS C 9335-1の“まえがき”に記載されている。

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                                      日本産業規格                            JIS
                                                                      C 9335-2-65 : 2021

家庭用及びこれに類する電気機器の安全性−第2-65部 : 空気清浄用機器の個別要求事項

Household and similar electrical appliances-Safety- Part 2-65: Particular requirements for air-cleaning appliances

序文

 この規格は,2002年に第2版として発行されたIEC 60335-2-65,2008年に発行されたAmendment 1及
び2015年に発行されたAmendment 2を基とし,技術的内容を変更して作成した日本産業規格である。た
だし,追補(amendment)については,編集し,一体とした。
  なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。技術的差
異の一覧表にその説明を付けて,附属書JAAに示す。
  この規格は,JIS C 9335-1と併読する規格である。
  この規格の箇条などの番号は,JIS C 9335-1と対応している。JIS C 9335-1に対する変更は,次の表現を
用いた。
− “置換”は,JIS C 9335-1の該当する箇所の要求事項を,この規格の規定に置き換えることを意味す
    る。
− “追加”は,JIS C 9335-1の該当する箇所の要求事項に,この規格の規定を追加することを意味する。
  変更する箇所に関する情報が必要な場合には,これらの表現に続く括弧書きで示す。ただし,JIS C 9335-
1の引用項目及び箇所は,この規格の作成時に最新版として発効されていたJIS C 9335-1:2014を参照して
いる。このため,この規格の発効以降に発効されたJIS C 9335-1を参照する場合は,その引用項目及び箇
所が異なる場合があることに注意しなければならない。
  JIS C 9335-1に追加する細分箇条番号は,JIS C 9335-1の箇条番号の後に“101”からの番号を付け,表
番号は,“101”からの連続番号を付ける。追加する附属書番号は,AA,BBなどと記載する。

1 適用範囲

置換(箇条1全てを,次に置き換え適用する。)
  この規格は,定格電圧が,単相機器の場合は250 V以下,その他の機器の場合は480 V以下の家庭用及
び類似の目的のための,空気清浄用機器(以下,機器という。)の安全性について規定する。
  通常,家庭で用いない機器でも,店舗,軽工業及び農場において一般人が用いる機器のような,一般大
衆への危険源となる機器も,この規格の適用範囲である。

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C 9335-2-65 : 2021
  この規格では,住居の中及び周囲で,機器に起因して人が遭遇する共通的な危険性を可能な限り取り扱
う。ただし,通常,次の状態については規定していない。
− 次のような人(子供を含む。)が監視又は指示のない状態で機器を安全に用いることができない場合。
  · 肉体的,知覚的又は知的能力が低下している人
  · 経験及び知識の欠如している人
− 子供が機器で遊ぶ場合。
  注記1 この規格の適用に際しては,次のことに注意する。
          − 車両搭載用機器,船舶搭載用機器又は航空機搭載用機器には,要求事項の追加が必要にな
              る場合もある。
          − 厚生関係機関,労働安全所管機関,その他の当局によって,追加要求事項を規定する場合
              がある。
  注記2 この規格は,次の機器への適用は意図していない。
          − 産業目的専用の機器
          − 腐食しやすい場所又は爆発性の雰囲気(じんあい,蒸気又はガス)が存在するような特殊
              な状態にある場所で用いる機器
          − 空気清浄目的のためにビルに組み込まれた機器
  注記3 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
          IEC 60335-2-65:2002,Household and similar electrical appliances−Safety−Part 2-65: Particular
              requirements for air-cleaning appliances+Amendment 1:2008+Amendment 2:2015(MOD)
            なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”こ
          とを示す。

2 引用規格

  この規格で用いる引用規格は,次によるほか,JIS C 9335-1の箇条2(引用規格)による。
追加
    JIS C 9335-1 家庭用及びこれに類する電気機器の安全性−第1部 : 通則
    ISO 4892-2:2013,Plastics−Methods of exposure to laboratory light sources−Part 2: Xenon-arc lamps
    ISO 4892-4:2013,Plastics−Methods of exposure to laboratory light sources−Part 4: Open-flame carbon-arc
        lamps

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,次によるほか,JIS C 9335-1の箇条3(用語及び定義)による。
3.1.9 置換(3.1.9全てを,次に置き換え適用する。)
通常動作(normal operation)
  出荷状態又は高電圧出力を短絡した状態のうち,いずれか不利な状況にある機器の動作

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追加
3.101
空気清浄用機器(air-cleaning appliances)
  フィルタシステムをもつ独立した機器。空気イオン化装置を含んでもよい。
3.102
UV-Cエミッタ(UV-C emitter)
  波長が100 nm280 nmの非イオン化電磁エネルギーを放出するために構成された放射源
3.103
UV放射空気清浄用機器(UV radiation air-cleaning appliances)
  空気中の病原菌を活性化させないためにUV-Cエミッタを搭載している機器

4 一般要求事項

  一般要求事項は,JIS C 9335-1の箇条4(一般要求事項)による。

5 試験のための一般条件

  試験のための一般条件は,次によるほか,JIS C 9335-1の箇条5(試験のための一般条件)による。
追加
5.101  機器は,モータ駆動機器として試験する。

6 分類

  分類は,次によるほか,JIS C 9335-1の箇条6(分類)による。
6.1  置換(6.1全てを,次に置き換え適用する。)
  機械的集じん(塵)方式の機器は,感電に対する保護に関し,クラス0,クラス0I,クラスI,クラスII
又はクラスIIIのいずれかのクラスでなければならない。ただし,クラス0機器は,定格電圧が150 V以下
の屋内用の機器についてだけ認める。
  機械的集じん(塵)方式以外の機器は,クラス0I,クラスI,クラスII又はクラスIIIのいずれかのクラ
スでなければならない。ただし,定格電圧が150 V以下の屋内用の機器であって,金属が器体の外部に露
出していない場合は,クラス0でもよい。
  適否は,目視検査及び関連する試験によって判定する。

7 表示,及び取扱説明又は据付説明

  表示,及び取扱説明又は据付説明は,次によるほか,JIS C 9335-1の箇条7(表示,及び取扱説明又は据
付説明)による。

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C 9335-2-65 : 2021
7.1  追加(“適否は,目視検査”で始まる段落の前に,次を追加し適用する。)
  交換可能なUV-CエミッタをもつUV放射空気清浄用機器は,エミッタの形式及び次の趣旨の警告を表
示しなければならない。
  警告 紫外線は,目及び皮膚に対して危険である。機器外では,UV-Cエミッタを操作しない。
  UV-Cエミッタの交換を使用者によって実施することを意図している場合,機器には“取扱説明書を読
む。”又はISO 7000の記号0790(DB : 2004-01)を表示しなければならない。
7.12 追加(“適否は,目視検査”で始まる段落の前に,次を追加し適用する。)
  取扱説明書には,その機器の清掃及び使用者による保守のための説明を記載しなければならない。また,
取扱説明書には,清掃又は保守の前に,その機器を電源から遮断しなければならないことを記載しなけれ
ばならない。
  UV放射空気清浄用機器の取扱説明書には,次に関する詳細を記載しなければならない。
− 清掃の方法,頻度,及び必要な予防措置
− 機器が該当する場合,UV-Cエミッタ及びスタータの交換時に必要な注意事項
  UV-Cエミッタをもつ機器の取扱説明書には,次の趣旨を記載しなければならない。
− この機器は,UV-Cエミッタをもつ。
− 意図していない機器の使用,又はハウジングへの損傷は,UV-C放射の漏れが発生する可能性がある。
    UV-C放射は,たとえ少量であっても,目及び皮膚の障害を引き起こす。
− 明らかに損傷している機器は,運転してはならない。
− 使用者によるUV-Cエミッタの交換を意図していない場合,その旨を明確に記載しなければならない。
  交換できるUV-Cエミッタをもつ機器の取扱説明書は,次の趣旨を記載しなければならない。
− 機器を開ける前に,保守用の説明書を読む。
− UV-Cエミッタを交換する前に,機器を電源から遮断しなければならない。

8 充電部への接近に対する保護

  充電部への接近に対する保護は,次によるほか,JIS C 9335-1の箇条8(充電部への接近に対する保護)
による。
8.1.4 追加(注記1の前に,次を追加し適用する。)
  清掃又は使用者による保守のため,可触となる部分からの放電は,カバーを外した後2秒後に測定する。

9 モータ駆動機器の始動

  モータ駆動機器の始動は,この規格では規定しない。

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10 入力及び電流

  入力及び電流は,JIS C 9335-1の箇条10(入力及び電流)による。

11 温度上昇

  温度上昇は,次によるほか,JIS C 9335-1の箇条11(温度上昇)による。
11.7 置換(11.7全てを,次に置き換え適用する。)
  定常状態が確立するまで,機器を運転する。
11.8 追加(“保護装置は作動”で始まる段落の後に,次を追加し適用する。)
  注記101 高圧回路における電流制限装置の作動は許容する。

12 (規定なし)

13 動作温度での漏えい電流及び耐電圧

  動作温度での漏えい電流及び耐電圧は,JIS C 9335-1の箇条13(動作温度での漏えい電流及び耐電圧)
による。

14 過渡過電圧

  過渡過電圧は,JIS C 9335-1の箇条14(過渡過電圧)による。

15 耐湿性等

  耐湿性等は,JIS C 9335-1の箇条15(耐湿性等)による。

16 漏えい電流及び耐電圧

  漏えい電流及び耐電圧は,次によるほか,JIS C 9335-1の箇条16(漏えい電流及び耐電圧)による。
追加
16.101 高電圧変圧器は,十分な内部絶縁をもたなければならない。
  適否は,次の試験によって判定する。
  動作電圧の2倍の値が二次巻線に誘起するように,変圧器の一次端子に正弦波電圧を加える。
  試験時間は,次による。
− 定格周波数の2倍以下の周波数に対しては,60秒。

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C 9335-2-65 : 2021
− 定格周波数の2倍を超える周波数に対しては,120    定格周波数
                                                   試験周波数秒,ただし,15秒以上とする。
  過度の励磁電流を避けるために,加える電圧の周波数は,定格周波数を超えて設定する。
  注記 対応国際規格の注記は,規定事項であるため,本文に移した。
  試験電圧の3分の1以下の電圧を始めに加え,その後,それを急速に上昇する。
  試験の終わりに,電圧は,電源を遮断する前に試験電圧の3分の1未満の電圧まで,急速に低減する。
  巻線間,又は同一巻線の隣接したターン(巻付け)間に,フラッシオーバ又は絶縁破壊が生じてはなら
ない。

17 変圧器及びその関連回路の過負荷保護

  変圧器及びその関連回路の過負荷保護は,JIS C 9335-1の箇条17(変圧器及びその関連回路の過負荷保
護)による。

18 耐久性

  耐久性は,この規格では適用しない。

19 異常運転

  異常運転は,JIS C 9335-1の箇条19(異常運転)による。

20 安定性及び機械的危険

  安定性及び機械的危険は,JIS C 9335-1の箇条20(安定性及び機械的危険)による。

21 機械的強度

  機械的強度は,JIS C 9335-1の箇条21(機械的強度)による。

22 構造

  構造は,次によるほか,JIS C 9335-1の箇条22(構造)による。
追加
22.101 機器は,充電部に突き抜ける及び触れるような小さな物体が入るような底面の開口部があっては
ならない。
  適否は,目視検査及び支持面と開口部を通した充電部との間の距離の測定によって判定する。この距離
は,支持面から6 mm以上でなければならない。ただし,機器が脚をもっている場合は,この距離は,テ

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ーブルの上に置く機器に対しては,10 mm以上とする。また,床上に置く機器に対しては,20 mm以上と
する。
22.102 使用者による保守中の充電部への接触を防止するインタロックスイッチは,入力回路内に接続し,
かつ,意図しない作動をしない場所に設置しなければならない。
  適否は,目視検査及びJIS C 0922の検査プローブBを用いて判定する。
22.103 UV放射空気清浄用機器は,危険な量のUV放射を次の状態で放出してはならない。
− 設置前,設置中又は設置後
− 運転中
− 保守中
− 清掃中
− UV-Cエミッタの交換中
  適否は,目視検査及び箇条32の試験によって判定する。この要求事項に適合するために,UV-Cエミッ
タの電源を遮断するスイッチを使用する場合,JIS C 0922の検査プローブBによって,そのスイッチを操
作できてはならない。
22.104 使用者によって,UV-Cエミッタの交換を意図している場合,機器は,次の構造に適合しなければ
ならない。
− UV-Cエミッタの交換が容易に可能である。
− ねじ又は部品を付け忘れたり,また,適切でない位置に配置されたり,固定されたりした場合,機器
    は動作しない,又は明らかに未完成な状態となる。
− UV-Cエミッタは,接近するための部品の開放又は取り除きに連動するインタロックによって,停止
    される。
  適否は,目視検査及び手による試験によって判定する。
22.105 使用者によって,UV-Cエミッタの交換を意図していない場合,機器は,使用者による交換を防止
する構造でなければならない。
  適否は,目視検査,及び必要な場合は,手による試験によって判定する。
  注記 エミッタが,製造業者,又はそのサービス代行者によってだけ,機器の部品とともに交換が可能
        な場合は,要求事項に適合しているとみなされる。
22.106 直接的に,又は反射したUV-C放射に暴露される有機材料は,UV-C放射に耐えるものでなければ
ならない。
  適否は,目視検査,及び必要な場合は,手による試験によって判定する。

23 内部配線

  内部配線は,次によるほか,JIS C 9335-1の箇条23(内部配線)による。

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C 9335-2-65 : 2021
追加
23.101 直接的に,又は反射したUV-C放射に暴露する内部配線は,UV-C放射に耐えるものでなければな
らない。
  適否は,次の試験によって判定する。
  内部配線の試料は,附属書AAに基づいて前処理を行う。
  前処理終了後,ケーブルを金属はく(箔)で包み,直径が15 mmの導電性の心棒に3回巻き付ける。
2 000 Vの電圧をケーブルの導体と心棒との間に15分間印加する。絶縁破壊が生じてはならない。

24 部品

  部品は,次によるほか,JIS C 9335-1の箇条24(部品)による。
24.1.3 追加(“スイッチがリレー又は”で始まる段落の前に,次を追加する。)
  インタロックスイッチは,1 000回動作させる。
追加
24.101 使用者が保守中に,充電部への接近を防止するインタロックスイッチは,次による。
− 二次回路が絶縁変圧器を介して給電されない場合は,全極を遮断する。
− JIS C 4526-1に従って,完全遮断が可能な接点間隔をもつ。
  適否は,目視検査によって判定する。

25 電源接続及び外部可とうコード

  電源接続及び外部可とうコードは,次によるほか,JIS C 9335-1の箇条25(電源接続及び外部可とうコ
ード)による。
25.5 追加(“平形平行金糸コードは,”から始まる段落の前に,次を追加する。)
  Z形取付けは,質量が3 kg以下の機器に対して許容する。

26 外部導体用端子

  外部導体用端子は,JIS C 9335-1の箇条26(外部導体用端子)による。

27 接地接続の手段

  接地接続の手段は,JIS C 9335-1の箇条27(接地接続の手段)による。

――――― [JIS C 9335-2-65 pdf 11] ―――――

                                                                                             9
                                                                               C 9335-2-65 : 2021

28 ねじ及び接続

  ねじ及び接続は,JIS C 9335-1の箇条28(ねじ及び接続)による。

29 空間距離,沿面距離及び固体絶縁

  空間距離,沿面距離及び固体絶縁は,JIS C 9335-1の箇条29(空間距離,沿面距離及び固体絶縁)によ
る。

30 耐熱性及び耐火性

  耐熱性及び耐火性は,次によるほか,JIS C 9335-1の箇条30(耐熱性及び耐火性)による。
30.2.2 この規格では規定しない。

31 耐腐食性

  耐腐食性は,JIS C 9335-1の箇条31(耐腐食性)による。

32 放射線,毒性その他これに類する危険性

置換(箇条32全てを,次に置き換え適用する。)
32.101 空気清浄用機器によって作られるオゾン濃度は,過度であってはならない。
  適否は,寸法が2.5 m×3.5 m×3.0 mであって,開口部がなく,壁はポリエチレンシートで覆われた試験
室の中で実施する,次の試験によって判定する。取扱説明書において,30 m3を超える容積をもつ部屋に機
器を固定するように記載している場合,試験室の寸法は,それに応じて,増加する。
  機器は,取扱説明書の指示に従って設置する。卓上で用いられる機器は,床上約750 mmの高さで,部
屋の中心に置く。
  部屋は,温度が約25 ℃で,相対湿度を約50 %に維持する。機器は,24時間,定格電圧を給電し,取り
外すことができるフィルタは,取り外した方が不利となる場合は取り外す。
  オゾンサンプリング用チューブは,機器の空気の吹き出し口から50 mmの位置で,空気流の中に配置す
る。試験の前に測定した室内オゾン濃度は,試験中測定された最高濃度から差し引く。
  オゾン濃度は,5×10−6 %を超えてはならない。
32.102 機器は,危険な量の放射線を放出してはならない。
  適否は,次の試験によって判定する。
  機器には,定格電圧を給電し,通常動作状態で運転する。放射照度は,測定器を最大放射が記録できる
ように位置し,300 mmの距離で測定する。
  機器が点検窓をもつ場合,測定距離は0 mmとする。

――――― [JIS C 9335-2-65 pdf 12] ―――――

           10
C 9335-2-65 : 2021
  使用する測定器は,直径が20 mmを超えない円形領域の平均放射照度の測定が可能なものを用いる。
  測定器の応答が,入射放射と円形領域に対する法線との角度の余弦に比例する測定器を用いる。
  分光放射照度は,適切な分光放射分析システムにて,2.5 nmを超えない間隔で測定する。
  分光放射計は,2.5 nmを超えない帯域幅をもつものを用いる。
  注記1 帯域幅1 nmは,小さな帯域幅の域内で,スペクトルエネルギーの急激な変化が生じる場合にお
          いて,より高い測定精度が必要な場合に推奨される。
  放射照度は,UV-Cエミッタからの放射が安定したときに測定する。機器からの波長が200 nm280 nm
の全放射照度は,0.003 W/m2を超えてはならない。
  分光放射照度は,10−5 Wm−2nm−1を超えてはならない。
  注記2 全放射照度は,次の式によって求められる。
                            280mm
                         I     E 泰
                            200mm
                       ここで,    I :  全放射照度
                                   Eλ :  分光放射照度(Wm−2nm−1)
                                   Δλ :  波長間隔(nm)
  波長が250 nm400 nmの全放射照度は,1 mW/m2を超えてはならない。
  注記3 有効全放射照度は,次の式によって求められる。
                            400mm
                                   泰泰
                         E     SE
                            250mm
                       ここで,    E :  有効全放射照度
                                   Eλ :  分光放射照度(W/m−2nm−1)
                                   Sλ :  表101で定められた重み付け係数
                                   Δλ :  波長間隔(nm)

――――― [JIS C 9335-2-65 pdf 13] ―――――

                                                                                            11
                                                                               C 9335-2-65 : 2021
                             表101−異なる波長に対する重み付け係数
              波長     重み付け       波長     重み付け       波長     重み付け
                          係数                     係数                     係数
              nm          Sλ         nm          Sλ         nm          Sλ
              250       0.430         308       0.026         335      0.000 34
              254       0.500         310       0.015         340      0.000 28
              255       0.520         313       0.006         345      0.000 24
              260       0.650         315       0.003         350      0.000 20
              265       0.810         316       0.002 4       355      0.000 16
              270       1.000         317       0.002 0       360      0.000 13
              275       0.960         318       0.001 6       365      0.000 11
              280       0.880         319       0.001 2       370      0.000 093
              285       0.770         320       0.001 0       375      0.000 077
              290       0.640         322       0.000 67      380      0.000 064
              295       0.540         323       0.000 54      385      0.000 053
              297       0.460         325       0.000 50      390      0.000 044
              300       0.300         328       0.000 44      395      0.000 036
              303       0.120         330       0.000 41      400      0.000 030
              305       0.060         333       0.000 37
            注記 表内の波長の中間値に対する重み付け係数は,補間によって決定される。

――――― [JIS C 9335-2-65 pdf 14] ―――――

           12
C 9335-2-65 : 2021
                                           附属書
  附属書は,次によるほか,JIS C 9335-1の附属書による。
追加
                                         附属書AA
                                          (規定)
                                     UV放射の前処理
AA.1   内部配線10本の試料をAA.2又はAA.3に基づいて,紫外光による前処理を行う。
  複数の色の内部配線をもつ場合,各色10本の試料に対して前処理を行う。
  試料は,紫外光装置のシリンダー内部に,光に対して垂直に,及びサンプルが互いに触れないように固
定する。
AA.2  試料は,ISO 4892-2:2013のA法に基づいて,キセノンアークランプに1 000時間暴露する。光に
対しては連続暴露で,水噴射に対しては間欠暴露とする。サイクルは,水噴射なしで102分,水噴射あり
で18分とする。装置は,水冷のキセノンアークランプ,ほうけい酸ガラス製のインナー及びアウターの光
学フィルタであって,分光放射照度は340 nmで0.35 W/m2/nm,及びブラックパネル温度は(65±3) ℃で運
転する。チャンバの温度は,(45±3) ℃とする。チャンバ内の相対湿度は,(50±5) %とする。
AA.3   試料は,ISO 4892-4:2013に基づいて,オープンフレームカーボンアークランプに720時間暴露す
る。光に対しては連続暴露で,水噴射に対しては間欠暴露とする。サイクルは,水噴射なしで102分,水
噴射ありで18分とする。装置は,オープンフレームカーボンアークランプ,ほうけい酸ガラス製のインナ
ー及びアウターのタイプ1の光学フィルタであって,分光放射照度は340 nmで0.35 W/m2/nm,及びブラ
ックパネル温度(63±3) ℃で運転する。チャンバの温度は,(45±3) ℃とする。チャンバ内の相対湿度は(50
±5) %とする。

――――― [JIS C 9335-2-65 pdf 15] ―――――

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JIS C 9335-2-65:2021の引用国際規格 ISO 一覧

  • IEC 60335-2-65:2002(MOD)
  • IEC 60335-2-65:2002/AMENDMENT 1:2008(MOD)
  • IEC 60335-2-65:2002/AMENDMENT 2:2015(MOD)

JIS C 9335-2-65:2021の国際規格 ICS 分類一覧

JIS C 9335-2-65:2021の関連規格と引用規格一覧

K 8001~K 8099,K 8101~K 8197,K 8201~K 8295,K 8304~K 8397,K 8400~K 8498,K 8500~K 8549

価格 21,010円(税込)本体価格:19,100円

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