この規格ページの目次
4
D 2701-2 : 2014 (ISO 10597 : 2012)
4.1.2 供試部品の選定
必要な防せい処理が施された量産仕様のナットだけを用いる。毎回,新品のナット及びボルトを供試す
る。
4.1.3 試験手順
必要データを全て表示可能なボルト締付け試験機でナットを試験する。締付けトルク及び軸力の全域を
記録する。座面トルク及びねじ部トルクを記録してもよい。
締付け装置を用い,210 min−1の回転速度で締付け力を与える。試験機上の座金は,回転しないように
固定されていなければならない。試験ボルトは,量産で使用されている代表的なものを使用する。
表2に示す初期トルクまで締め付けてボルトの軸力を測定する。その後,最終トルクまで締め付けてボ
ルトの軸力を測定する。表2に試験トルク並びに軸力の最小値及び最大値を示す。
表2−試験トルク及び軸力
ねじの呼び 初期トルク 最小軸力値 最終トルク 最大軸力値
N・m kN N・m kN
M18×1.5 250 80 420 225
M20×1.5 339 100 610 295
M22×1.5 500 133 700 310
4.1.4 判定基準
次のいずれかが発生した場合は,不合格とする。
a) 初期トルク時に最小軸力値を下回る。
b) 最終トルク時に最大軸力値を超える。
c) ナット本体のねじ山のせん断が生じる。
d) 最終トルクに達しない。
e) 深さがあり,目視可能な新たに発生した亀裂(目視検査を補うために,市販されている割れ検出装置,
又は割れ検出技術を使用してもよい)。
試験ボルトのねじ部が試験中に損傷した場合,その試験は無効なものとする。ナットは試験の前後に割
れの評価を実施しなければならない。
a)からe)までの判定基準のいずれかが認められた場合,その原因がナットによるものかボルトによるも
のかを確認するために,45 HRC以上の硬さに焼入れし,標準的な量産仕様のボルトのねじをもつもので
試験を再度実施してもよい。
4.2 トルクと軸力との関係-繰返し締付け
4.2.1 目的
この試験の目的は,再使用時のトルクと軸力との特性を保証することである。
4.2.2 供試部品の選定
必要な防せい処理が施された量産仕様の新品のナット及びボルトを供試する。
4.2.3 試験手順
4.1.3に示す手順及び試験機で,ナットを表2に示す最終トルクまで5回繰返し締め付ける。
4.2.4 判定基準
判定基準は,4.1.4に示す判定基準に加え,初回の軸力に対し5回締付け時の軸力が30 %低下した場合
も不合格とする。
JIS D 2701-2:2014の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 10597:2012(IDT)
JIS D 2701-2:2014の国際規格 ICS 分類一覧
JIS D 2701-2:2014の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB1042:1998
- 締結用部品―表面欠陥 第2部:ナット
- JISD2701-1:2014
- 商用車用ホイールナット―第1部:平面座ナット