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4.3 操作,節度及び操作力 スイッチの操作は滑らかで,停止すべき正しい位置(本文図1に示すキー
位置をいい,以下,停止位置という。)を手ごたえで容易に感知できるものとし(以下,節度という。),各
停止位置の中間において,有害な引っ掛り,きしみ,がたなどがなく,OFF→3段及び1段→2段の間で手
を離したときはそれぞれOFF又は1段まで,確実に自動的に戻らなければならない。
なお,スイッチを操作するときの最大トルクはOFF→1段及び1段→OFFの中間においては0.150.6N・
m,OFF→3段及び1段→2段の中間においては1.0N・m以下でなければならない。
4.4 形状及び寸法 スイッチの形状及び主要寸法は,附属書付図1に示すとおりとする。
4.5 キーの遊び角度 OFF及びON位置におけるスイッチの外枠に対するキーの遊び角度は10°以下と
する。
4.6 取付部の強さ スイッチの取付部は,スイッチを正規の使用状態に取り付け,外枠先端(附属書付
図1参照)へ垂直静荷重70Nを1分間加えても,取付部その他に異状が生じてはならない。
4.7 キーの強さ キーをキーシリンダに正常に挿入した状態で,つまみ部に2.0N・mのトルクを10秒間
加えたとき,著しい変形があってはならない。
4.8 端子の強さ スイッチの端子は,端子のリード線取付部へ垂直静荷重70Nを1分間加えても,有害
な変形,がた,その他の異状を生じてはならない。
なお,平形端子又はリード線付きのものは,リード線の引出し方向へ静荷重70Nを加える。
5. 外観 スイッチの外観は,割れ,機能上有害な傷,でこぼこ,さびなどの欠点があってはならない。
6. めっき スイッチに施すめっきは,JIS D 0201による。
7. 検査
7.1 形式検査 形式検査は,新規の設計製作によるスイッチが設計どおりの性能を発揮するかどうか,
又は新規の受渡しに際し,設計仕様どおりの性能を発揮するかどうかを知るために行うもので,次の各項
目について行い,同一試験品について全部の検査に合格しなければならない。ただし,(7)は同一ロットの
別の試験品で行ってもよい。
(1) 構造検査
(2) 外観検査
(3) めっき検査
(4) 絶縁抵抗検査
(5) 接触抵抗検査
(6) 耐温度検査
(7) 温度上昇検査
(8) 耐振検査
(9) 耐久検査
(10) 表示検査
7.2 受渡検査 受渡検査は,形式検査に合格した同一形式のスイッチを製造又は受渡しの際に行うもの
で,同一試験品について,次の各項目全部の検査に合格しなければならない。ただし,4.6に規定する取付
部の強さ,4.7のキーの強さ,4.8の端子の強さは検査を行わない。
また,受渡当事者間の協定により検査項目の一部を省略してもよい。
――――― [JIS D 5806 pdf 11] ―――――
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(1) 構造検査
(2) 外観検査
(3) 絶縁抵抗検査
(4) 表示検査
7.3 検査条件
7.3.1 検査場所の標準状態 特に指定がなければ,原則としてJIS Z 8703による常温常湿とする。
7.3.2 測定用電気計器 電圧計及び電流計は,JIS C 1102に規定する0.5級以上,絶縁抵抗計はJIS C 1302
に規定する500V用のものを使用する。
7.3.3 検査電圧 特に指定がなければ,検査電圧は公称電圧とする。
7.3.4 検査電流 特に指定がなければ,検査電流は附属書表2の値とする。
7.3.5 検査負荷 特に指定がなければ,抵抗負荷(電球を含む)を用いる。
7.4 性能検査
7.4.1 絶縁抵抗検査 絶縁抵抗は,3.1の規定に適合しなければならない。
7.4.2 接触抵抗検査 接触抵抗は,3回測定し,その平均値が3.2の規定に適合しなければならない。
7.4.3 耐温度検査
(1) スイッチにキーを挿入し,OFF位置の状態で低温槽に入れ,槽内の周囲温度を−30℃に下げ,ほぼ安
定してから約60分間保持し,次いで温度を徐々に−20℃まで上げる。周囲温度がほぼ安定した後,更
に30分間保持してからスイッチを10回作動させたとき,3.3の規定に適合しなければならない。
(2) スイッチを(1)と同じ状態で高温槽に入れ,槽内の周囲温度を80℃に上げ,ほぼ安定してから約60分
間保持し,次いで温度を徐々に60℃まで下げる。周囲温度がほぼ安定した後,更に約30分間保持し
てからスイッチを10回作動させたとき,3.3の規定に適合しなければならない。
7.4.4 温度上昇検査 スイッチの温度上昇は,3.4の規定に適合しなければならない。
なお,測定は端子の接触点に最も近い箇所で熱電対を使用して行う。
7.4.5 耐振検査 耐振検査は,3.5の規定に適合しなければならない。
備考 スイッチの前後方向又は左右方向に振動を加える場合,スイッチの前後軸又は左右軸が垂直と
なるようにスイッチを取り付けて上下振動を加えてもよい。
7.4.6 耐久検査 耐久性は,3.6の規定に適合しなければならない。ただし,接触抵抗の測定は3回行い,
その平均値を取る。
7.5 構造検査 構造は,4.の規定に適合しなければならない。
7.6 外観検査 外観は目視で行い,5.の規定に適合しなければならない。
7.7 めっき検査 めっきは,6.の規定に適合しなければならない。
7.8 表示検査 表示は,9.の規定に適合しなければならない。
8. 製品の呼び方 スイッチの呼び方は,規格名称又は規格番号及び種類による。
例 ディーゼル自動車用スタータスイッチ(ロータリ式)D 1種
又はJIS D 5806-D 1種
9. 表示 スイッチには単体として見やすい箇所に容易に消えない方法で,次の事項を明りょうに表示し
なければならない。
(1) 製造業者名又はその略号
――――― [JIS D 5806 pdf 12] ―――――
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(2) 製造年月又はその略号
(3) 端子記号(多極コネタク付きのものは,表示しなくてもよい。)
(4) 公称電圧(公称電圧が12V及び24V併用のものを除く。)
附属書付図1
1. 主要寸法及び取付部寸法
呼び 化粧ナット(参考) 断面XX パネル取付部穴(参考)
d B1 i j l D C B d1 c b
.1
−00.4 + +
20 M20×1 22.0 3 5.5 8 M20×1 22.5− 3.203.0
−
00.2
+
20.5 22.500.2
3.5 00.1
.1
00.4
−
− − + + +
25 M25×1 26.5 3 5.5 8 M25×1 27.5 3.203.025.5 00.2
27.5 00.2
3.5 00.1
.1
00.4
−
− − + + +
28 M28×1 29.5 3 5.5 8 M28×1 30.5 3.203.028.5 00.2
31.0 00.2
3.5 00.1
備考1. 化粧ナットの寸法は,原則として使用する寸法を示す。
2. d及びDのねじ精度は,JIS B 0211に規定する2級とする。
2. 端子寸法
(1) ねじ端子(記号S)のねじは,原則としてJIS B 0209に規定するM4×0.7又はM5×0.8の2級とする。
(2) きぼし形おす端子は,JIS D 5403に規定するCAとする。
(3) 平形おす端子は,JIS D 5403に規定するPAとする。
――――― [JIS D 5806 pdf 13] ―――――
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D 5806-1994
自動車,航空部会 自動車附属電装品専門委員会 構成表(昭和54年3月1日改正のとき)
氏名 所属
(委員会長) 柳 原 茂 工業技術院機械技術研究所
仲井真 弘 多 工業技術院標準部
丹 羽 一 夫 運輸省自動車局
浜 岡 平 一 通商産業省機械情報産業局
狼 嘉 郎 財団法人日本自動車研究所
荒 井 宏 トヨタ自動車工業株式会社
岩 瀬 靖 近 社団法人日本自動車連盟
小 田 富 彦 軽自動車検査協会
清 田 益 男 日産自動車株式会社
榊 原 良 平 社団法人日本自動車整備振興会連合会
土 居 暉 弘 ダイハツ工業株式会社
野 路 明 男 株式会社本田技術研究所
藤 森 広 美 三菱自動車工業株式会社
吉 川 保 行 富士重工業株式会社
渡 辺 多加志 いすゞ自動車株式会社
上 山 明 株式会社三ツ葉電機製作所
小 林 一 之 市光工業株式会社
小 林 京 二 自動車電機工業株式会社
田 辺 清 社団法人日本自動車部品工業会
中 島 四十八 株式会社小糸製作所
中 野 貞 雄 ナイルス部品株式会社
芳 賀 史 哉 日本電装株式会社
平 井 英 一 田中計器工業株式会社
八 島 正 道 矢崎総業株式会社
吉 田 実 関東精器株式会社
(事務局) 池 田 順 一 工業技術院標準部機械規格課
(事務局) 笹 尾 照 夫 工業技術院標準部機械規格課(平成6年9月1日改正のとき)
JIS D 5806:1994の国際規格 ICS 分類一覧
- 43 : 自動車工学 > 43.060 : 自動車用エンジン > 43.060.50 : 電気および電子設備.制御システム
JIS D 5806:1994の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB0209:1997
- メートル並目ねじの許容限界寸法及び公差
- JISB0211:1997
- メートル細目ねじの許容限界寸法及び公差
- JISC1102:1981
- 指示電気計器
- JISC1302:2018
- 絶縁抵抗計
- JISD0201:1995
- 自動車部品―電気めっき通則
- JISD1601:1995
- 自動車部品振動試験方法
- JISD5403:1989
- 自動車用電線端子
- JISZ8703:1983
- 試験場所の標準状態