JIS D 8003:1994 自動車用集中給油装置性能試験方法

JIS D 8003:1994 規格概要

この規格 D8003は、自動車シャシの集中給油装置の性能試験方法について規定。

JISD8003 規格全文情報

規格番号
JIS D8003 
規格名称
自動車用集中給油装置性能試験方法
規格名称英語訳
Test code of centralized lubricating systems for automobiles
制定年月日
1968年5月1日
最新改正日
2015年10月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

43.060.40
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
1968-05-01 制定日, 1971-07-01 確認日, 1974-04-01 確認日, 1977-11-01 改正日, 1983-06-01 確認日, 1988-06-01 確認日, 1994-09-01 改正日, 2000-11-20 確認日, 2006-01-20 確認日, 2010-10-01 確認日, 2015-10-20 確認
ページ
JIS D 8003:1994 PDF [13]
                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
D 8003-1994

自動車用集中給油装置性能試験方法

Test code of centralized lubricating systems for automobiles

1. 適用範囲 この規格は,自動車シャシの集中給油装置(以下,給油装置という。)の性能試験方法につ
いて規定する。
備考1. この規格の引用規格を,次に示す。
JIS D 1601 自動車部品振動試験方法
JIS K 2213 タービン油
JIS K 2215 内燃機関用潤滑油
JIS K 2219 ギヤー油
JIS K 2238 マシン油
2. この規格の中で{ }を付けて示してある単位及び数値は,従来単位によるものであって,
参考として併記したものである。
2. 用語の定義 この規格で用いる主な用語の定義は,次のとおりとする。
(1) 吐き出し量 ポンプ又は分配弁の吐き出し口におけるグリース又はオイルが吐き出される量で,次に
示す単位とする。
ポンプの区別 単位
電動式 g/min又はcm3/min
空気式・真空式・手動式・その他 g/ストローク又はcm3/ストローク
(2) 背圧 ポンプ又は分配弁からの給油に対して抵抗となる圧力で,その単位は,MPa [{kgf/cm2}] とする。
(3) 許容最高圧力 製造業者が性能を保証する最高圧力で,その単位は,MPa [{kgf/cm2}] とする。
3. グリースのちょう度又はオイルの種類 給油装置の試験に使用するグリースのちょう度又はオイルの
種類は,次による。
(1) グリース 参考としてNLG(1) INo. 0,No. 00又はその相当品とする。
(2) オイル オイルは,次によるもの又はその相当品とする。
JIS K 2213
JIS K 2215
JIS K 2219
JIS K 2238
注(1) LGIとは,National Lubricating Grease Instituteの略称である。
4. 給油装置の区分 給油装置は,動力源によって次のように区分する。

――――― [JIS D 8003 pdf 1] ―――――

2
D 8003-1994
(1) 電動式 電動機によって給油ポンプ(以下,ポンプという。)を作動させるもの
(2) 空気式 圧縮空気によってポンプを作動させるもの
(3) 真空式 負圧によってポンプを作動させるもの
(4) 手動式 手動によってポンプを作動させるもの
(5) その他 (1)(4)以外の方法でポンプを作動させるもの
5. 性能試験方法
5.1 試験項目 試験項目は,次のとおりとする。
(1) 作動試験
(2) 漏れ試験
(3) 吐き出し量試験
(4) 耐久試験
(5) 振動試験
(6) 低温試験
(7) 実用試験
5.2 作動試験
5.2.1 ポンプの作動試験 ポンプの作動試験は,給油装置の区分によって付図1の例に示すようなポンプ
試験装置を用いて次のように行う。
(1) 電動式の場合 ポンプに電圧を加えたときの運転状態並びにリリーフバルブ作動圧及び電流値を調べ,
付表1に記入する。
(2) 空気式又は真空式の場合 ポンプに空気圧又は負圧を与えたときのプランジャーの動きを調べ,付表
2に記入する。
(3) 手動式の場合 ポンプのレバーを動かしたときの作動状態並びにリリーフバルブ作動圧及び切換圧を
調べ,付表3に記入する。
(4) その他 ポンプを動かしたときの作動状態を調べる。
5.2.2 切換弁又は圧力検出器の作動試験 付図2の例に示すような分配弁試験装置を用いて,切換弁又は
圧力検出器にグリース又はオイルを圧送し,作動状態及び点灯圧を調べ,付表4又は付表5に記入する。
5.2.3 分配弁の作動試験 付図2の例に示すような分配弁試験装置を用いて,分配弁にグリース又はオイ
ルを圧送し,作動状態及び作動圧を調べ,付表4に記入する。
5.3 漏れ試験 漏れ試験は,油圧を受ける部分の油密試験と空気圧又は負圧を受ける部分の気密試験に
ついて,付図1の例に示すようなポンプ試験装置又は付図2の例に示すような分配弁試験装置を用いて,
次のように行う。
(1) 油密試験 ポンプ,分配弁,切換弁,圧力検出器などに許容最高圧力又はこれに準じる圧力を受けた
状態で10秒間保持し,漏れの有無及び状態を調べ,付表15に記入する。
(2) 気密試験 ポンプ,作動弁などに許容最高圧力に相当する空気圧若しくは負圧又はこれに準じる圧力
を受けた状態で10秒間保持し,漏れの有無及び状態を調べ,付表2に記入する。
5.4 吐き出し量試験 吐き出し量試験は,付図1の例に示すようなポンプ試験装置又は付図2の例に示
すような分配弁試験装置を用いて,次のように行う。
(1) ポンプ試験 ポンプを作動して,吐き出し側開放の場合及び許容最高圧力の32に相当する背圧を加え
たときの吐き出し量を測定し,付表13に記入する。

――――― [JIS D 8003 pdf 2] ―――――

                                                                                              3
D 8003-1994
(2) 分配弁試験 分配弁を作動して,吐き出し側開放の場合及び背圧3MPa [{30kgf/cm2}] を加えたときの吐
き出し量を測定し,付表4に記入する。
5.5 耐久試験 耐久試験は,付図3の例に示すような給油装置系試験装置又は付図1の例に示すような
ポンプ試験装置を用いて,次のように行う。
(1) 給油装置系試験 給油装置系において5 000回又は500 000km走行に必要な給油に相当する(2)運転を
行い,運転試験前後の吐き出し量及び機器の作動状態を調べ,付表16に記入する。
注(2) 時間又は回数は,当事者間の協定による。
(2) 電動機試験 ポンプの吐き出し側に許容最高圧力の32に相当する背圧をかけ,1分運転2分停止の作動
で,250時間又は500 000km走行に必要な給油に相当する(2)連続運転を行い,運転試験前後の電動機
の作動状態を調べ,付表7に記入する。
5.6 振動試験 ポンプを使用状態と同じように振動試験機台に取り付け,JIS D 1601の5.3(振動耐久試
験方法)の規定による振動耐久試験を段階4又は7の条件で行い,各部の異状の有無及び状況を調べる。
5.7 低温試験 低温試験は,−20℃の低温室において5.2作動試験及び5.4吐き出し量試験を行い,付表
14に記入する。
5.8 実用試験 実用試験は,実際に自動車シャシに配管してポンプを作動し,給油の状態を調べる。

――――― [JIS D 8003 pdf 3] ―――――

4
D 8003-1994
付図1 ポンプ試験装置
付図2 分配弁試験装置
付図3 給油装置系試験装置

――――― [JIS D 8003 pdf 4] ―――――

                                                                                              5
D 8003-1994
付属3 (続き)

――――― [JIS D 8003 pdf 5] ―――――

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JIS D 8003:1994の国際規格 ICS 分類一覧

JIS D 8003:1994の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISD1601:1995
自動車部品振動試験方法
JISK2213:1983
タービン油
JISK2215:1993
内燃機関用潤滑油
JISK2219:1993
ギヤー油
JISK2238:1993
マシン油

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