JIS D 8021:2018 二輪自動車―点検整備時の排出ガス試験方法

JIS D 8021:2018 規格概要

この規格 D8021は、二輪自動車(側車付二輪自動車を含む。)及び原動機付自転車(以下,二輪車という。ただし,試験に供する二輪車の場合は,試験二輪車という。)の,点検整備時の排出ガス濃度の直接測定方法について規定。

JISD8021 規格全文情報

規格番号
JIS D8021 
規格名称
二輪自動車―点検整備時の排出ガス試験方法
規格名称英語訳
Motorcycles -- Measurement methods for gaseous exhaust emissions during inspection or maintenance
制定年月日
2018年3月20日
最新改正日
2018年3月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 17479:2013(MOD)
国際規格分類

ICS

13.040.50, 43.140
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
自動車 I 2020, 自動車 II 2020
改訂:履歴
2018-03-20 制定
ページ
JIS D 8021:2018 PDF [11]
                                                                                   D 8021 : 2018

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 用語及び定義・・・・[1]
  •  3 測定機器・・・・[2]
  •  4 測定機器の使用前の点検,整備周期及び使用上の注意・・・・[2]
  •  4.1 測定機器の使用前の点検・・・・[2]
  •  4.2 整備周期・・・・[2]
  •  4.3 機器使用上の注意・・・・[2]
  •  5 試験二輪車の一般的確認・・・・[3]
  •  6 試験二輪車の標準的条件・・・・[3]
  •  6.1 暖機・・・・[3]
  •  6.2 試験条件・・・・[3]
  •  7 排出ガス及び補正・・・・[3]
  •  8 排出ガスの測定方法・・・・[3]
  •  附属書A(規定)試験報告書・・・・[5]
  •  附属書B(参考)排出ガス補正方法の例・・・・[7]
  •  附属書JA(参考)アイドリング状態及びハイアイドリング状態での排出ガス試験結果例・・・・[8]
  •  附属書JB(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[9]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS D 8021 pdf 1] ―――――

D 8021 : 2018

まえがき

  この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,公益社団法人自動車技術会(JSAE)から,
工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経
済産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS D 8021 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
D 8021 : 2018

二輪自動車−点検整備時の排出ガス試験方法

Motorcycles-Measurement methods for gaseous exhaust emissions during inspection or maintenance

序文

  この規格は,2013年に第1版として発行されたISO 17479を基に,我が国の実状を反映するため技術的
内容を変更して作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格にはない参考事項である。変更の一覧
表にその説明を付けて,附属書JBに示す。また,附属書JAは,対応国際規格にはない事項である。

1 適用範囲

  この規格は,二輪自動車(側車付二輪自動車を含む。)及び原動機付自転車(以下,二輪車という。ただ
し,試験に供する二輪車の場合は,試験二輪車という。)の,点検整備時の排出ガス濃度の直接測定方法に
ついて規定する。この規格による測定結果は,無負荷運転状態におけるエンジンからの排出ガス濃度を示
す。
この規格は,火花点火エンジン(2ストロークサイクルエンジン又は4ストロークサイクルエンジン)
を搭載した二輪車に適用し,次の全て又は一部に適用する。
− 正規の修理工場における定期点検
− 沿道における公式な検査
− 整備及び診断
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 17479:2013,Motorcycles−Measurement methods for gaseous exhaust emissions during inspection
or maintenance(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。

2 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。
2.1
アイドリング状態(idling condition)
6.1に従って暖機した,次の条件によるエンジンの無負荷状態。
− 燃料システム調整機構(スロットル,チョークなど)のマニュアル操作は行わない。
− ギヤをニュートラルとし,マニュアルトランスミッションを備えた二輪車では,マニュアルクラッチ
をつなぐ。

――――― [JIS D 8021 pdf 3] ―――――

2
D 8021 : 2018
− オートマチックトランスミッションを備えた二輪車では,パーキング状態とする。
− エンジン回転速度を変更するような標準装備品,アクセサリ,オプション機器が,製造業者の推奨又
は法規要件に従って使用する。
注記 自動的に点灯するヘッドランプは標準装備品である。ヘッドランプを点灯することによって,
排出ガス試験結果に影響を及ぼす可能性がある。
2.2
アイドリング回転速度(idling speed)
製造業者が規定する,アイドリング状態におけるエンジン回転速度(範囲)。

3 測定機器

  測定機器は,次による。
− 分析計 次の最小測定レンジをもち,試験二輪車の排出ガス濃度に合ったもの。
CO : 05 vol.%,CO2 : 016 vol.%,HC : 02 000 vol. ppm
− 表面温度計 50 ℃100 ℃の温度範囲で,少なくとも±2 ℃の測定精度をもつもの。
注記 対応国際規格では絶対温度(K)で表されているが,セルシウス温度(℃)に変更している。
− パルス式回転計 エンジン回転速度の測定に用いる。測定精度は,回転速度が600 min−12 000 min−1
の範囲では,少なくとも±20 min−1とし,2 000 min−16 000 min−1の範囲では,少なくとも±50 min−1
とする。
− 外気温度計 5 ℃40 ℃の範囲で,少なくとも±2 ℃の測定精度をもつもの。

4 測定機器の使用前の点検,整備周期及び使用上の注意

4.1 測定機器の使用前の点検

  測定機器への電源供給は,製造業者の仕様書に従う。
製造業者の取扱説明書に従って,測定機器が準備されていることを確認する。又は,少なくとも次のい
ずれかの時点で確認する。
− 1日の試験開始時
− 大気条件が変化したとき
− 公式沿道検査の場合は,新たな試験地点における試験開始時
分析計のゼロ・スパンの校正は,校正ガスで行う。

4.2 整備周期

  全ての定期点検は,我が国の法規に従って実施する。
注記 我が国には,道路運送車両法がある。
我が国の規定が整備周期を定めていない場合は,製造業者の取扱説明書に従う。
整備は,製造業者の取扱説明書に従って行い,作業内容を記録する。

4.3 機器使用上の注意

  作業区域の床は,堅固で水平でなければならない。大気条件は,製造業者の指定がない限り,次による。
− 大気温度 : 5 ℃40 ℃
− 相対湿度 : 85 %まで。結露があってはならない。
− 大気圧 : 850 hPa1 060 hPa
作業区域は,次のものに直接さらされてはならない。

――――― [JIS D 8021 pdf 4] ―――――

                                                                                              3
D 8021 : 2018
− 雨,雪又は太陽光
− 作業を妨げる振動
− 測定結果に影響を与える可能性がある侵食性及び/又は汚染された大気
− 測定結果に影響を与える可能性がある電磁ノイズ

5 試験二輪車の一般的確認

  試験二輪車の排気システムからの排出ガスの漏れがあってはならない。

6 試験二輪車の標準的条件

6.1 暖機

  試験二輪車は,製造業者の説明書に従って暖機する。
製造業者が暖機条件を規定していない場合は,次の方法で暖機する。
a) 4ストロークサイクルエンジンの試験二輪車の場合,エンジン回転速度を3 000 min−16 000 min−1に
維持し,潤滑油のドレインボルト頭部の表面温度を55 ℃70 ℃にする。エンジンがオーバーヒート
する場合は,アイドリンク状態で外部冷却ファンを使って温度を調整してもよい。
b) 2ストロークサイクルエンジンの試験二輪車の場合,試験二輪車は,通常の都市交通状況の中で,少
なくとも15分間,又は5 kmを走行することによって暖機する。
暖機が終了してもオートチョークが作動状態になっている場合は,オートチョークが作動を終えるまで
暖機を延長する。

6.2 試験条件

  チョークは,作動していない,又は作動が終了している状態でなければならない。
試験二輪車は,概略水平面に設置する。
試料採取プローブは,排気管に少なくとも600 mm挿入する。排気管の形状によって挿入できない場合
は,排気延長管を使用する。
複数の排気管がある場合は,製造業者によって他の手法が定められていない限り,これらの排気管を結
合して一本の排気管とする。結合できない場合は,各排気管で測定した濃度の平均値を測定値とする。い
ずれの場合においても,使用するアダプタが,エンジンの作動及び測定結果に影響を与えてはならない。

7 排出ガス及び補正

  排出ガスは,法規に従って測定し,測定した値は,法規に従って補正する。附属書Bに補正方法の例を
記載する。国の法規がない場合は,B.2の補正方法を推奨する。
注記 法規とは,道路運送車両法に基づく道路運送車両の保安基準の細則を定める告示(別添44)を
いう。

8 排出ガスの測定方法

  排出ガスの測定方法は,次による。
a) 試験二輪車を6.1に従って暖機し,アイドリング状態を維持する。
b) 直ちに試験二輪車に次の装置を装着する。
− エンジン回転速度計

――――― [JIS D 8021 pdf 5] ―――――

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