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E 2002 : 2020
試験に用いる電線,ジグ及び金具は,次による。
a) 試験に用いる電線は,金具の区分及び種類によって,表2による。
なお,より線の代わりに丸棒を使用するように指定する場合は,適用より線の外径に相当する直径
の丸棒とする。また,トロリ線については,JIS E 2101に規定する性能と同等以上の性能をもつトロ
リ線を使用してもよい。
b) 試験用ジグは,試験中,変形,ひずみなどが生じないもので,試験用金具及び試験用電線に過度の応
力が加わらないような構造とし,測定誤差を生じないものでなければならない。
c) 試験用金具は,6.2.2による構造,外観,形状及び寸法の各試験が終了したものとする。
表2−試験用電線
金具の区分 種類 試験用電線
架 曲線引金具類 曲線引金具 CS6,CS11,CS15及びCT JIS E 2101の適用トロリ線
線 振止金具類 振止金具 CS及びCT JIS E 2101の適用トロリ線
金 ちょう架金具類 ドロッパクリップ CD JIS G 4309のφ5.00 mm
具 ハンガイヤー CH JIS E 2101の適用トロリ線
き電金具類 フィードイヤー CB及びCR JIS E 2101の適用トロリ線
JIS C 3105の1種100 mm2
コネクタ(イヤー) CC40,CC70,CC100及び JIS E 2101の適用トロリ線
CC
コネクタ(クラン CC JIS C 3105の1種100 mm2
プ)
鉄製クランプ CC40,CC70及びCC100 JIS G 3537の適用亜鉛めっき鋼より線の
2種
接続金具類 ダブルイヤー C85,C110及びC170 JIS E 2101の適用トロリ線
引留金具類 引留クランプ BC325 JIS C 3105の適用硬銅より線
BA510,PA200,PA300及び JIS C 3109の適用硬アルミニウムより線
PA510
ワイヤターミナル T90,T135,T90S,T90T, JIS G 3537の適用亜鉛めっき鋼より線の
T135S及びT135T 2種
JIS E 2101の適用トロリ線
B形金具 B55,B90,B135,B55S, JIS G 3537の適用亜鉛めっき鋼より線の
B90S,B135S,B55T, 2種
B90T及びB135T
ワイヤクリップ ワイヤクリップ 38-2,55-2,90-1,90-2,JIS G 3537の適用亜鉛めっき鋼より線の
類 135-1及び135-2 2種
セクションインシュ C種 85,110,150及び170 JIS E 2101の適用トロリ線
レータ D種 85 JIS E 2101の85 mm2
より線スリーブ 直線スリーブ SS JIS G 3537の適用亜鉛めっき鋼より線の
2種
SC,SH及びSA JIS C 3105の1種の適用硬銅より線
ジャンパスリーブ JC及びJA JIS C 3109の適用硬アルミニウムより線
平行分岐スリーブ PC及びPA
補修スリーブ RC及びRA
Y分岐スリーブ YC JIS C 3102の適用電気用軟銅線を用いた
より線
JIS C 3105の1種の適用硬銅より線
注記 種類の記号は,JIS E 2201,JIS E 2219及びJIS E 2220を参照。
――――― [JIS E 2002 pdf 6] ―――――
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E 2002 : 2020
6.1.3 試験機及び測定器の精度並びに測定範囲
試験機及び測定器の精度並びに測定範囲は,次による。
a) 精度は,別に規定するものを除いて,この規格で規定する試験機及び測定器の精度とする。
b) 測定範囲は,有効測定値が読み取れるものとする。
6.1.4 試験時間の計測
試験時間の計測は,JIS E 2201,JIS E 2219及びJIS E 2220の規定値に達してから行い,試験を途中で
中断した場合は,再び最初から計測する。ただし,振動試験を途中で休止した場合は,その前後の試験時
間及び加振回数はそれぞれ加算してもよい。
6.1.5 試験用トルク
金具の試験時におけるボルト·ナット,押しねじ及び袋ねじの試験用トルクは,表3による。
表3−試験用トルク
単位 N·m
金具の区分 種類 ねじの 試験用 適用されるボルト類の
呼び トルク 一例(参考)
架 曲線引金具類 曲線引金具 CS6,CS11,CS15 M12 30.0 袋ねじ
線 及びCT
金 振止金具類 振止金具 CS及びCT M10 30.0 Uボルト及び
具 角根丸頭ボルト
ちょう架金具類 ドロッパクリップ CD M10 30.0 角根丸頭ボルト
ハンガイヤー CH M12 35.0 袋ねじ
き電金具類 フィードイヤー CB及びCR M14 30.0 袋ねじ
コネクタ(イヤー) CC40,CC70 M14 30.0 袋ねじ
CC100及びCC
コネクタ(クラン CC M14 30.0 袋ねじ
プ)
鉄製クランプ CC40,CC70及び M14 60.0 六角ボルト
CC100
接続金具類 ダブルイヤー C85,C110及び M14 100.0 六角ボルト
C170
引留金具類 引留クランプ BC325 M16 120.0 Uボルト
BA510 M12 100.0
ワイヤクリップ類 ワイヤクリップ 38-2 M10 40.0 Uボルト
55-2 55.0
90-1及び90-2 M12 95.0
135-1及び135-2 110.0
セクションインシュレータ C種 85,110,150 M10 35.0 押しねじ
及び170 M12 40.0
D種 85 M10 15.0 押しねじ
――――― [JIS E 2002 pdf 7] ―――――
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E 2002 : 2020
6.2 機械試験
6.2.1 試験機,測定器,支持台及び金具の取付方法
試験機,測定器,支持台及び金具の取付方法は,次による。
a) 荷重試験に用いる試験機は,JIS B 7721による。ただし,金具の種類によっては,張力計などを用い
た装置とする。
b) 寸法,変形量などの測定に用いる測定器は,JIS B 4652,JIS B 7502,JIS B 7503,JIS B 7507,JIS B
7512又はJIS B 7516による。
c) 機械試験を行う支持台は,堅固なものとする。
d) 機械試験において,電線,ジグなどに対する金具の取付方法は,特に指定がない限り,架設状態に近
い状態とする。
なお,ハンガイヤーの引張荷重試験において,ハンガの支持は,ハンガの曲げ内径に相当する直径
の丸棒,ジグなどによる。
6.2.2 構造,外観,形状及び寸法試験
構造,外観及び形状の各試験は目視によって行い,寸法試験は金具の測定対象部位に適した測定器によ
って行う。
6.2.3 引張荷重試験
引張荷重試験は,次による。
a) 引張荷重試験における試験用金具の取付方法,並びに試験荷重を加える位置及び方向は,附属書Aに
よる。
なお,より線スリーブの引張荷重試験における電線の圧縮部とチャックとの間の長さ“つかみ間隔
(L)”は1 000 mm以上とする。ただし,適用電線95 mm2以下の場合は,500 mm以上とする。
b) 耐引張荷重は,荷重をJIS E 2201及びJIS E 2219に規定されている値の75 %までは適宜に,その後
は連続して徐々に増加して,規定値に達し,安定してから,1分間保持した後に測定する。耐引張荷
重の測定終了後,外観,形状の確認及び寸法の測定を行う。
c) 引張荷重の上昇中,ダブルイヤー及びセクションインシュレータのトロリ線接続金具は引張荷重8 kN
において,ワイヤクリップは規定値の60 %において,それぞれボルト·ナットなどの再締付けを行う。
d) 最大引張荷重は,荷重を耐引張荷重の規定値(より線スリーブは,適用電線の引張荷重の30 %)まで
は適宜に,その後は連続して徐々に増加して加え,破壊(電線などからの離脱,滑りなどを含む。)に
至らせ,最大の荷重を測定する。
6.2.4 圧縮荷重試験
圧縮荷重試験は,次による。
a) 圧縮荷重試験における試験用金具の取付方法,並びに試験荷重を加える位置及び方向は,附属書Aに
よる。
b) 耐圧縮荷重の測定は,6.2.3 b)による。この場合,引張荷重は,圧縮荷重に置き換える。
c) 最大圧縮荷重の測定は,6.2.3 d)による。この場合,引張荷重は,圧縮荷重に置き換える。
6.2.5 ねじり試験
――――― [JIS E 2002 pdf 8] ―――――
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E 2002 : 2020
ねじり試験は,次による。
a) ねじり試験における試験用金具の取付方法,並びに試験荷重を加える位置及び方向は,附属書Bによ
る。
b) 耐ねじり荷重の測定は,6.2.3 b)による。この場合,引張荷重は,ねじり荷重に置き換える。
c) 最大ねじり荷重の測定は,6.2.3 d)による。この場合,引張荷重は,ねじり荷重に置き換える。
6.2.6 滑り試験
滑り試験は,次による。
a) 滑り試験における試験用金具の取付方法,並びに試験荷重を加える位置及び方向は,附属書Cによる。
b) 耐滑り荷重の測定は,6.2.3 b)による。この場合,引張荷重は,滑り荷重に置き換える。
6.2.7 振動試験
振動試験は,次による。
a) 振動試験における試験用金具の取付方法,並びに試験荷重を加える位置及び方向は,附属書Dによる。
b) 耐加振回数の測定方法は,次による。
1) トロリ線の支持間隔は,1 500 mm以上とする。ただし,セクションインシュレータの試験において
は,両端のトロリ線接続金具から支持点までの間隔をそれぞれ750 mm以上とする。
2) トロリ線の張力は,試験に支障のない程度とする。
3) 金具のトロリ線への取付位置は,加振点の直上又はその付近とする。
なお,接続金具類の試料は,2個を1単位とする。
4) 振動の加え方は,トロリ線の大弧面を繰り返し押し上げて振動させる。振動は,複振幅(H)の正弦
波運動とするのがよい。
5) 振動試験に引き続き,同一試料によって,曲線引金具類,振止金具類,ちょう架金具類及びき電金
具類については滑り試験を,接続金具類及びセクションインシュレータについては引張荷重試験を
それぞれ行う。ただし,引張荷重試験において,6.2.3 c)に規定する再締付けは行わない。
6.2.8 繰返し曲げ試験
繰返し曲げ試験は,次による。
a) 繰返し曲げ試験における試験用金具の取付方法,並びに試験荷重を加える位置及び方向は,附属書E
による。
b) 耐屈曲回数の測定方法は,丸線をジグに固定し,丸線の中心線を含む一つの平面内で,丸線の太さの
1.6倍の半径(小数点以下は切り上げる。)の円弧に沿って,約90度曲げ(これを曲げ1回とする。),
次に元の状態に戻し(これを曲げ2回とする。),次に反対の方向に約90度曲げ(これを曲げ3回とす
る。),次に元の状態に戻す(これを曲げ4回とする。)。このようにして繰返し曲げを行い,丸線の異
常の有無を調べる。
6.2.9 締付トルク試験
締付トルク試験は,次による。
a) 締付トルク試験は,金具を使用電線に固定し,ボルト·ナット,押しねじ,袋ねじなどをトルクレン
チなどによってJIS E 2201及びJIS E 2219に示す最大締付トルク値の約75 %までは適宜に,その後
――――― [JIS E 2002 pdf 9] ―――――
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E 2002 : 2020
は連続して徐々にトルクを増加して締め付け,最大締付トルクを負荷する。
b) 実用上有害と認められる変形又は破損の有無を調べる。
6.2.10 調整トルク試験
調整トルク試験は,次による。
a) 調整トルク試験における試験用金具の取付方法,並びに試験荷重を加える位置及び方向は,附属書F
による。
b) 調整トルクの測定方法は,ワイヤターンバックルを最大調整長さの状態にして,その両端に規定の引
張力を加え,ワイヤターンバックルの中心を回転させるときのトルクを測定する。
6.2.11 圧縮試験
圧縮試験は,次による。
a) 圧縮試験における変形量の測定方法は,引留クランプ(圧縮式)及びスリーブに適用電線を挿入し,
適合ダイスで圧縮する。
b) 亀裂など,実用上有害な欠陥及び異常なばりの発生の有無を目視によって調べ,寸法測定を行う。
c) 寸法測定の部位は,次による。
1) 電線の中心線方向のスリーブの長さ。
2) 六角形圧縮のものは,圧縮方向の対辺寸法。
3) ひょうたん形圧縮のものは,圧縮方向の各短径寸法。
6.3 電気試験
6.3.1 試験用電源
試験用電源は,次による。
a) 試験用電源は,商用周波数の正弦波に近い交流とする。ただし,接続部電気抵抗の測定の場合,微小
電流測定を伴うときは,特に指定がない限り直流としてもよい。
なお,直流電源は,蓄電池,乾電池,若しくは直流発電機によるか,又は整流器によって整流した
ものとする。
b) 温度上昇試験及び過電流試験に用いる電源は,変圧器,発電機などとし,容量は指定された試験を行
うのに十分なもので,その電圧変動率は±5 %とする。
c) 耐電圧試験及び破壊電圧試験に用いる電源は,試験用変圧器などの高電圧発生装置とする。
なお,高電圧を発生する変圧器の二次側電流容量は,連続定格電流実効値で0.1 A以上とし,その
電圧変動率は±5 %とする。
注記 “試験用変圧器”とは,金具の絶縁耐力,破壊電圧などの試験に用いる変圧比の大きな変圧
器で,一次側は低圧とし,誘導電圧調整器などによって電圧調整を行い,二次側に高電圧を
発生させるものである。
d) 絶縁試験に用いる交流電圧は,波高率が1.341.48の間にあり,50 Hz又は60 Hzの商用周波数の電
圧とする。
e) 測定値は,交流の場合には実効値で,直流の場合には直流値で表す。
6.3.2 測定器及び装置
――――― [JIS E 2002 pdf 10] ―――――
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JIS E 2002:2020の国際規格 ICS 分類一覧
- 45 : 鉄道工学 > 45.080 : レール及びレール部品
JIS E 2002:2020の関連規格と引用規格一覧
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- 手動式トルクツールの要求事項及び試験方法
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- マイクロメータ
- JISB7503:2017
- ダイヤルゲージ
- JISB7507:2016
- ノギス
- JISB7512:2018
- 鋼製巻尺
- JISB7516:2005
- 金属製直尺
- JISB7721:2018
- 引張試験機・圧縮試験機―力計測系の校正方法及び検証方法
- JISC1102-1:2007
- 直動式指示電気計器―第1部:定義及び共通する要求事項
- JISC1102-2:1997
- 直動式指示電気計器 第2部:電流計及び電圧計に対する要求事項
- JISC1102-9:1997
- 直動式指示電気計器 第9部:試験方法
- JISC1302:2018
- 絶縁抵抗計
- JISC1602:2015
- 熱電対
- JISC3102:1984
- 電気用軟銅線
- JISC3105:1994
- 硬銅より線
- JISC3109:1994
- 硬アルミニウムより線
- JISE2001:2002
- 電車線路用語
- JISE2101:1990
- みぞ付き硬銅トロリ線
- JISE2201:2013
- 電車線路用架線金具
- JISE2219:2001
- 電車線路用セクションインシュレータ
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