JIS E 2220:2001 電車線路用より線スリーブ

JIS E 2220:2001 規格概要

この規格 E2220は、電車線路に使用する電線及びワイヤを,圧縮接続法によって接続するのに用いるスリーブについて規定。

JISE2220 規格全文情報

規格番号
JIS E2220 
規格名称
電車線路用より線スリーブ
規格名称英語訳
Electric traction overhead lines -- Connecting sleeves of stranded conductors
制定年月日
1963年12月1日
最新改正日
2015年10月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

29.280, 45.080
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
鉄道 2019
改訂:履歴
1963-12-01 制定日, 1966-12-01 確認日, 1969-12-01 確認日, 1972-03-01 改正日, 1975-02-01 確認日, 1977-03-01 改正日, 1980-02-01 確認日, 1980-11-15 改正日, 1985-11-01 改正日, 1989-01-01 改正日, 1994-04-01 改正日, 2001-03-20 改正日, 2005-11-20 確認日, 2010-10-01 確認日, 2015-10-20 確認
ページ
JIS E 2220:2001 PDF [13]
E 2220 : 2001

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,電車線工業協会
(JAOTE)/財団法人日本規格協会 (JSA) から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべきとの申し
出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。これによっ
てJIS E 2220 : 1994は改正され,この規格に置き換えられる。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会
は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新
案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS E 2220 pdf 1] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
E 2220 : 2001

電車線路用より線スリーブ

Electric traction overhead lines−Connecting sleeves of stranded conductors

1. 適用範囲 この規格は,電車線路に使用する電線及びワイヤ(以下,電線という。)を,圧縮接続法に
よって接続するのに用いるスリーブ(以下,スリーブという。)について規定する。
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 0405 普通公差−第1部 : 個々に公差の指示がない長さ寸法及び角度寸法に対する公差
JIS C 3102 電気用軟銅線
JIS C 3105 硬銅より線
JIS C 3109 硬アルミニウムより線
JIS E 2001 電車線路用金具用語
JIS E 2002 電車線路用金具試験方法
JIS G 3537 亜鉛めっき鋼より線
JIS G 4051 機械構造用炭素鋼鋼材
JIS H 2110 電気用アルミニウム地金
JIS H 2121 電気銅地金
JIS H 3250 銅及び銅合金棒
JIS H 3300 銅及び銅合金継目無管
JIS H 4040 アルミニウム及びアルミニウム合金の棒及び線
JIS H 4080 アルミニウム及びアルミニウム合金継目無管
JIS H 8641 溶融亜鉛めっき
3. 定義 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS E 2001による。
4. 種類及び記号 スリーブの種類は接続方法によって,記号は接続方法及び適用電線によって分類し,
表1による。

――――― [JIS E 2220 pdf 2] ―――――

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E 2220 : 2001
表1 種類及び記号
種類 記号 接続方法 適用電線
直線スリーブ SC 直線接続 JIS C 3105の1種硬銅より線(以下,硬銅より線と
いう。)で表5に示す38100mm2。
SH 硬銅より線で表5に示す125325mm2。
SA JIS C 3109の硬アルミニウムより線で表5に示すも
の。
SS JIS G 3537の亜鉛めっき鋼より線2種(以下,鋼よ
り線という。)で表5に示すもの。
ジャンパスリーブ
JC ジャンパ線 硬銅より線で表7に示すもの。
JA の接続 硬アルミニウムより線で表7に示すもの,及び硬銅
より線と硬アルミニウムより線で表7に示すもの。
平行分岐スリーブ
PC 分岐線の平 硬銅より線で表9に示すもの。
PA 行接続 硬アルミニウムより線で表9に示すもの,及び硬銅
より線と硬アルミニウムより線で表9に示すもの。
Y分岐スリーブ YC 分岐線のY 硬銅より線とJIS C 3102の電気用軟銅線を用いた
接続 より線で表11に示すもの。
補修スリーブ RC 硬銅より線で表13に示すもの。
軽微な損傷
RA 箇所の補修
硬アルミニウムより線で表13に示すもの。
備考 補修スリーブは,適用電線の素線の損傷又は切断した数が,全素線数の10%
以下のものを補修する場合に用いる。
5. 品質
5.1 外観 スリーブの外観は,次による。
a) スリーブには,さび,裂け目,割れ,著しい偏肉など使用上有害な欠陥があってはならない。また,
鋳物の部品は,10.3.1によって試験をしたとき肌荒れ,きず,ひび,鋳ばり又は鋳巣があってはなら
ない。
b) 振動による素線の断線を防止するため,端部は面取りをする。
c) スリーブに適用電線を挿入し,適合したダイスで圧縮し,10.1.1によって試験を行ったとき,き裂,
開口などの欠陥を生じてはならない。
5.2 性能 スリーブの性能は,次による。
5.2.1 最大引張荷重 スリーブの最大引張荷重は,10.1.2によって試験を行ったとき,表2及び表3によ
るものとし,各部の破壊,供試電線からの離脱などがあってはならない。
なお,硬銅より線と硬アルミニウムより線とを接続するジャンパスリーブの最大引張荷重の基準とする
適用電線の引張荷重は,その小さい方を適用し,Y分岐スリーブの分岐側電線の引張荷重は,25kN以上と
する。

――――― [JIS E 2220 pdf 3] ―――――

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E 2220 : 2001
表2 最大引張荷重(SHを除く。)
種類 記号 最大引張荷重
直線スリーブ SC,SA 適用電線の引張荷重の90%以上
SS 適用鋼より線の引張荷重の95%以上
ジャンパスリーブ JC,JA 適用電線の引張荷重の30%以上
平行分岐スリーブ PC,PA 分岐線側は分岐線側適用電線の引張荷重の30%以上
本線側は,分岐線側適用電線の引張荷重の30%以上の荷重で滑
ることなく本線側適用電線の引張荷重を10%以上減らしては
ならない。
Y分岐スリーブ YC 分岐線側,本線側とも,分岐線側適用電線の引張荷重の30%以

補修スリーブ RC,RA 補修部分は,適用電線の引張荷重を10%以上減らしてはならな
い。
備考 適用電線は,表1による。
表3 最大引張荷重(SHに限る。)
種類 記号 表5に示す硬銅より線の公称断面積 最大引張荷重
mm2 kN
直線スリーブ SH 125 32
150 37
200 43
250 48
325 53
5.2.2 接続部電気抵抗 スリーブの接続部電気抵抗は,10.2によって試験を行ったとき,表4による。
表4 接続部電気抵抗
種類 記号 接続部電気抵抗
直線スリーブ,ジャンパスリ SC,SH,JC及びRC スリーブの長さと同長の適用電線の電気抵抗の95%以下
ーブ及び補修スリーブSA,JA及びRA スリーブの長さと同長の適用電線の電気抵抗以下
平行分岐スリーブ及びY分 PC及びYC スリーブの長さと同長の分岐線側適用電線の電気抵抗の95%以下
岐スリーブ PA スリーブの長さと同長の分岐線側適用電線の電気抵抗以下
備考 硬銅より線と硬アルミニウムより線とを接続するジャンパスリーブの接続部電気抵抗の基準とする適
用電線の電気抵抗は,その大きい方を適用する。
6. 構造 スリーブの構造は,次による。
a) 直線スリーブ及びジャンパスリーブには,電線を正しい位置に保持するため,その中央に止めを設け
る。
b) 平行分岐スリーブの本線側及び補修スリーブは,電線を切断しないでスリーブに挿入できるものとす
る。
7. 形状,寸法及び許容差 スリーブの形状,寸法及び許容差は表514による。
なお,規定のない許容差は,JIS B 0405 C級による。

――――― [JIS E 2220 pdf 4] ―――――

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E 2220 : 2001
表5 直線スリーブの寸法
単位 mm
記号 適用電線 寸法 圧縮後の寸法(参考値)
公称断面積 より線構成 より線外径L D d E Df Dc
(mm2) (約)
(素線数/素線径) (参考値)
SC 38 7/2.6 7.8 180 14 8.3 30 14 12.1
50 19/1.8 9.0 210 19 9.6 40 19 16.5
60 19/2.0 10.0 230 10.6
80 19/2.3 11.5 260 23 12.1 23 19.9
100 19/2.6 13.0 300 13.7
SH 125 19/2.9 14.5 300 26 15.2 40 26 22.5
150 37/2.3 16.1 17.0
200 37/2.6 18.2 320 29 19.2 45 29 25.1
250 61/2.3 20.7 330 32 21.9 50 32 27.7
325 61/2.6 23.4 350 38 24.7 60 38 32.9
SA 55 7/3.2 9.6 220 22 10.2 45 22 19.1
95 7/4.2 12.6 270 26 13.3 50 26 22.5
150 19/3.2 16.0 320 30 16.9 60 30 25.0
200 19/3.7 18.5 350 34 19.5 70 34 28.4
300 37/3.2 22.4 400 38 23.6 75 38 31.9
400 37/3.7 25.9 450 44 27.2 90 44 37.1
510 37/4.2 29.4 500 52 30.8 105 52 45.0
SS 55 7/3.2 9.6 245 22 10.2 22 22 19.1
90 7/4.0 12.0 340 26 12.6 26 26 22.5
135 7/5.0 15.0 400 34 15.7 34 34 29.4
180 19/3.5 17.5 36 18.2 36 36 31.2
表6 直線スリーブの寸法許容差
単位 mm
記号 D d
電線の公称断面積
300mm2以上 250135mm2 125mm2以下
寸法許容差 +0.6 +0.5 +0.4 +0.3
−0.2 −0.2 −0.2 −0.1

――――― [JIS E 2220 pdf 5] ―――――

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