JIS E 2220:2001 電車線路用より線スリーブ | ページ 3

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E 2220 : 2001
表15 材料
種類 記号 材料
直線スリーブ SC JIS H 3250のC1020BE,C1100BE,JIS H 3300のC1020T又はC1100T
SH
SA JIS H 4040のA1070BE,A1050BE,JIS H 4080のA1070TE又はA1050TE
SS JIS G 4051のS15C
JC JIS H 3250のC1020BE,C1100BE,JIS H 3300のC1020T又はC1100T
ジャンパスリーブ
JA JIS H 4040のA1070BE,A1050BE,JIS H 4080のA1070TE又はA1050TE
PC JIS H 2121,JIS H 3250のC1020BE又はC1100BE
平行分岐スリーブ
PA JIS H 2110,JIS H 4040のA1070BE又はA1050BE
Y分岐スリーブ YC JIS H 2121,JIS H 3250のC1020BE又はC1100BE
補修スリーブ RC JIS H 2121,JIS H 3250のC1020BE又はC1100BE
RA JIS H 2110,JIS H 4040のA1070BE又はA1050BE
備考 硬銅より線と硬アルミニウムより線とを接続するジャンパスリーブ及び平行分岐スリー
ブには,スリーブと硬銅より線とが直接触れる部分に異種金属接触腐食を生じないよう
に,防食中間合金層(一般的には,すずと亜鉛との合金を用いる。)を介在させる。
9. 表面処理 直線スリーブの鋼より線用の表面処理は,10.3.2によって試験を行ったとき,JIS H 8641
に規定するHDZ35とする。
10. 試験方法
10.1 機械試験 スリーブの機械試験は,次による。
備考 スリーブの機械試験に関する一般事項は,JIS E 2002の5.1(共通事項)及び5.2.1(試験機,
測定器,支持台及び金具の取付け方)による。
10.1.1 圧縮試験 スリーブの圧縮試験は,JIS E 2002の5.2.2のh)(圧縮試験)による。
10.1.2 最大引張荷重試験 スリーブの最大引張荷重試験は,JIS E 2002の5.2.2のc)(最大荷重試験)に
よる。
10.2 接続部電気抵抗試験 スリーブの接続部電気抵抗試験は,JIS E 2002の5.3.3のa)(接続部電気抵抗
試験)による。
備考 スリーブの電気試験に関する一般事項は,JIS E 2002の5.1(共通事項),5.3.1(試験用電源)
及び5.3.2(測定器及び装置)による。
10.3 材料試験
10.3.1 浸透探傷試験 鋳物部品の欠陥調査は,JIS E 2002の5.4.1(浸透探傷試験)による。
10.3.2 めっき膜厚試験 スリーブの溶融亜鉛めっき試験は,JIS E 2002の5.4.3(めっき膜厚試験)によ
る。
11. 検査 スリーブの検査は,形式検査(2)と受渡検査(3)とに区分し,それぞれの検査項目は表16の○印の
とおりとし,5.9.及び13.の規定に適合しなければならない。
なお,受渡検査における抜取方式は,受渡当事者間の協定による。
注(2) 製品の品質が設計で示したすべての特性を満足するかどうかを判定するための検査。
(3) 既に形式検査に合格したものと同一の設計及び製造による製品が,受渡しに際して,必要と認
める特性を満足するものであるかどうかを判定するための検査。

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表16 検査項目
検査項目 形式検査 受渡検査 検査項目 形式検査 受渡検査
外観 ○ ○ 圧縮 ○ −
構造 ○ ○ 最大引張荷重 ○ −
形状・寸法 ○ ○ 接続部電気抵抗 ○ −
材料 ○ ○ 表面処理 ○ −
表示 ○ ○
12. 製品の呼び方 スリーブの呼び方は,製品の名称,種類(4)又は記号,適用電線(5)の材料及び公称断面
積(6)による。
注(4) 種類の呼び方のうち,“スリーブ”は,省略してもよい。
(5) 平行分岐スリーブ及びY分岐スリーブの適用電線は,本線側電線,分岐側電線の順にいう。
(6) 硬銅より線と硬アルミニウムより線とを接続するスリーブには,電線材料の略号を付ける。
例1. (直線スリーブの種類による場合)
電車線路用スリーブ 直線Cu325
例2. (直線スリーブの記号による場合)
電車線路用スリーブ SH Cu325
例3. (平行分岐スリーブの種類による場合)
電車線路用スリーブ 平行分岐 Al510 : Cu325
例4. (平行分岐スリーブの記号による場合)
電車線路用スリーブ PA Al510 : Cu325
例5. (Y分岐スリーブの種類による場合)
電車線路用スリーブ Y分岐 Cu200,Cu100,Cu100
例6. (Y分岐スリーブの記号による場合)
電車線路用スリーブ YC Cu200,Cu100,Cu100
13. 表示 スリーブの表示は,次による。
13.1 製品の表示 スリーブには,次の事項を容易に消えない方法によって表示する。
a) 電車線路用を表す記号“車”
b) 表1に示す記号
c) 適用電線の材料及び公称断面積又はその略号
d) 製造業者名又はその略号
e) 製造年月又はその略号
13.2 包装の表示 包装の外面には,次の事項を表示する。
a) 規格の名称
b) 種類(4)又は記号
c) 適用電線の材料及び公称断面積又はその略号
d) 製造業者名又はその略号
e) 数量

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JIS改正原案調査作成委員会 構成表
氏名 所属
(本委員会委員長) 木 村 脩 之 東邦電気工業株式会社
(委員) 白 取 健 治 運輸省鉄道局
橋 本 進 財団法人日本規格協会
(小委員会主査) 長 澤 広 樹 財団法人鉄道総合技術研究所
(委員) 江 川 健太郎 東日本旅客鉄道株式会社
土 屋 忠 巳 東日本旅客鉄道株式会社
加 藤 慎一郎 東海旅客鉄道株式会社
石 田 義 博 西日本旅客鉄道株式会社
沼 沢 隆 治 社団法人日本民営鉄道協会
嶋 崎 章 臣 (前半) 関東鉄道協会(小田急電鉄株式会社)
村 上 凱 勇 (後半) 関東鉄道協会(京王電鉄株式会社)
石 井 良 夫 三和テッキ株式会社
冨 樫 敏 株式会社電業
舟 山 友 治 電鉄工業株式会社
西 辻 保 昭 日本架線工業株式会社
萬 葉 重 雄 電車線工業協会
湯 田 豊 人 運輸省鉄道局
三 留 弘 日本電設工業株式会社
横 澤 芳 廣 東日本旅客鉄道株式会社
坂 下 則 明 東海旅客鉄道株式会社
小笠原 祥二郎 (前半) 社団法人日本民営鉄道協会
有 間 正 信 (後半) 社団法人日本民営鉄道協会
村 本 道 明 (前半) 関東鉄道協会(東京急行電鉄株式会社)
尾 崎 匡 (後半) 関東鉄道協会(西武鉄道株式会社)
竹 内 優 株式会社電業
太 田 信 司 電鉄工業株式会社
大 山 一 男 日本架線工業株式会社
(事務局) 吉 川 武 司 電車線工業協会

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