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8.4.2 目視による場合 目視による場合の色の変化は,この規格の8.6の外観の変化を測定する方法と同
じ光源で,JIS L 0804に規定する変退色用グレースケールを用い,保存試料の色と試験後の試験品に現れ
た色との開きを,グレースケールの各色票間で示される色の開きと比較して調べる。
8.5 全光線透過率の変化 全光線透過率の測定は,JIS K 7105の5.5(光線透過率及び全光線反射率)に
よる。試験前後の試験品の全光線透過率を求め,次の式によって透過率の変化率を調べる。
T T
T 100
T
ここに, 最 全光線透過率の変化率 (%)
T : 試験前の全光線透過率 (%)
T' : 試験後の全光線透過率 (%)
8.6 外観の変化 外観の変化の測定は,表2に示す光源を用いて約1 0001xで均一の照度を与え約25cm
隔てて肉眼で,保存試料の外観と試験後の外観との変化を調べ,結果の表示は,次による。
表2 外観の変化の測定に用いる光源
試験品 光源
蛍光を発しないもの JIS Z 8720の常用光源 D65
蛍光を発するもの JIS Z 8902のキセノン標準白色
a) 外観に変化の認められる場合,該当する部品や材料の規格で規定されている場合は,その規定による。
規定のない場合は,附属書の3.(外観変化の表示)を参考に,その内容を表示する。
b) ゴムのオゾンき裂の表示は,JIS K 6259の4.6(a)(き裂状態観察法の場合)による。
8.7 機械的性質の変化 機械的性質の変化の測定は,該当する部品や材料の規格で規定されている機械
的性質を適用する場合は,その規定による。規定のない場合は,受渡当事者間の協定による。
参考 主な材料に対する機械的試験方法については附属書の4.(主な材料に対する機械的試験方法)
を参照のこと。
8.8 電気的性質の変化 電気的性質の変化の測定は,該当する部品や材料の規格で規定されている電気
的性質を適用する場合は,その規定による。規定のない場合は,受渡当事者間の協定による。
参考 主な材料に対する電気的試験方法については附属書の5.(主な材料に対する電気的試験方法)
を参照のこと。
8.9 洗浄性の変化 洗浄性には,耐洗剤性,湿潤摩擦抵抗性,付着性がある。洗浄性の変化の測定は受
渡当事者間の協定による。
8.9.1 耐洗剤性 耐洗剤性は,洗剤による変化又は劣化を測定するもので,使用する洗剤に浸けて,変化
を調べる。
8.9.2 湿潤摩擦抵抗性 湿潤摩擦抵抗性は,洗浄に対する耐久性を評価するために,ブラシによる洗浄を
想定した操作によって,素地の摩耗状態,露出の有無を調べる。試験の装置及び材料は,JIS K 5400の8.11(2)
(耐洗浄性,装置及び材料)による。
8.9.3 付着性 付着性は,汚れの落としやすさを調べるために,汚れを付着させて,ブラシによる洗浄を
想定した操作によって,変化の状態を調べる。試験の装置及び材料は,JIS K 5400の8.11(2)(耐洗浄性,
装置及び材料)による。
9. 測定結果の判定 測定結果の判定は,附属書の6.(測定結果の判定)を参考に,受渡当事者間の協定
による。
――――― [JIS E 4037 pdf 6] ―――――
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10. 記録に付記する事項 試験の記録には,次の事項を付記する。
a) 屋外暴露試験の場合は,表3による。
b) 促進暴露試験の場合は,表4による。
表3 屋外暴露試験の記録に付記する事項
試験の種類 記号
OBW OBW-BX OBL OBL-BX OBO
事項
試験場所(所在地,緯度,経度,標高)○ ○ ○ ○ ○
試験品の名称,材料,形状,寸法,数量○ ○ ○ ○ ○
試験品の取付状況 ○ ○ ○ ○ ○
試験の開始及び終了年月日 ○ ○ ○ ○ ○
日射量 (MJ/m2) 期間中の合計 ○ ○ ○ ○ −
(全波長域又は紫外部300400nm)
−
ブラックパネル温度計の最高指示温度 (℃) ○ − ○ −
受渡当事者間の取決事項 ○ ○ ○ ○ ○
準拠した規定と判定基準 ○ ○ ○ ○ ○
測定結果 ○ ○ ○ ○ ○
測定者 ○ ○ ○ ○ ○
その他必要事項 ○ ○ ○ ○ ○
表4 促進暴露試験の記録に付記する事項
試験の種類 SBW-S SBW-SH SBL-S SBL-SH SBO
SBW-X SBW-XH SBL-X SBL-XH
事項 SBW-V SBW-VH SBL-V SBL-VH
試験機の名称,形式 ○ ○ ○ ○ ○
○
試験品の名称,材料,形状,寸法,数量 ○ ○ ○ ○
試験場所の温度,湿度 ○ ○ ○ ○ ○
試 受光量及び測定方法 ○ ○ ○ ○ −
験 フィルタの種類 ○ ○ ○ ○ −
条
件 ブラックパネル温度計指示温度℃ ○ ○ ○ ○ −
湿度 % ○ ○ ○ ○ −
水の噴射条件(時間,水温) ○ ○ − − −
オゾン濃度 pphm − − − − ○
オゾン濃度の測定法及び測定回数 − − − − ○
伸び − − − − ○
試験温度 ℃ − − − − ○
試験時間 h(1) ○ ○ ○ ○ ○
試験品の取付状況 ○ ○ ○ ○ ○
観察事項 ○ ○ ○ ○ ○
受渡当事者間の取決事項 ○ ○ ○ ○ ○
準拠した規定と判定基準 ○ ○ ○ ○ ○
測定結果 ○ ○ ○ ○ ○
測定者,試験年月日 ○ ○ ○ ○ ○
その他必要事項 ○ ○ ○ ○ ○
注(1) キセノンアークランプ式耐候(光)性試験の場合,放射照度及び放射露光量を記録する。
――――― [JIS E 4037 pdf 7] ―――――
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附属書(参考) 試験方法等に関する参考資料
序文 この附属書(参考)は,本体に関連する事柄を補足するもので,規定の一部ではない。
1. 試験時間 試験時間の設定段階は参考のため,次の表に示す。促進試験の試験時間については,部品
の必要条件の度合いによって次の表のうちから最終時間及び途中経過を観察するための時間を設定するこ
とが望ましい。
1.1 屋外耐候性試験及び屋外耐光性試験
合計受光量を基準とする場合 (MJ/m2) 4 500 9 000 13 500 18 000 22 500 27 000
年数を基準とする場合(年) 1 2 3 4 5 6
1.2 屋外耐オゾン性試験
2,4,6,12,18,24,36,48,72(月)
1.3 促進耐候性試験
100,200,400,600,800,1 000,1 500,2 000,2 500,3 000(時間)
1.4 促進耐光性試験
100,200,300,400,500,600,1 000(時間)
1.5 促進耐オゾン性試験
24,48,72,96,120,200,300,400(時間)
――――― [JIS E 4037 pdf 8] ―――――
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2. 測定項目 測定項目は,試験対象部品の試験の目的によって決定されるものであるので,部品の必要
条件から受渡当事者間の協議によって,選定すればよい。参考のため,代表的な部品や材料に対する測定
項目を次の表に○印で示す。
測定項目 光 色 全 外機 電 洗 測定項目 光 色 全 外 機 電洗
沢 の 光 観械 気 浄 沢 の 光 観 械 気浄
の 変 線 の的 的 性 の 変 線 の 的 的性
変 化 透 変性 性 の 変 化 透 変 性 性の
化 過 化質 質 変 化 過 化 質 質変
率 の の 化 率 の の化
の 変 変 の 変 変
部 変 化 化 部 変 化 化
位 化 位 化
対象部品 材料 対象部品 材料
車 連結器緩衝 ゴム ○○ 電 電線被覆 架橋ポリエチ ○○○
体 ゴム 気 レン,ビニル
外 部
部 塗膜,パテ ウレタン,アク○○ ○ ○品 絶縁がい 陶磁器 ○○○
リル,ふっ素, (碍)子
シリコン,フタ 絶縁ボルト エポキシ樹脂 ○○○
ル酸系 絶縁板 べ一ク板,FRP ○○○
先頭部 FRP ○ ○ ○ 口出部クリ 硬質塩化ビニ ○○○
窓ガラス ガラス ○○ ート ル
縁ゴム ゴム ○ ○ 防水パッキ ゴム ○○
幌 ナイロン,ビニ ○ ○○ ン
ロン,ゴム,ポ 保護チュー ゴム,ビニル ○○○
リエステル ブ
シール材 ウレタン,エポ ○ ○ ぎ ホース ゴム,四ふっ化 ○○
キシ,シリコン ( エチレン
艤
系 ) ゴム弁,膜板 ゴム ○○
印刷フィル 塩化ビニル ○ ○ ○装 シール部品 ゴム,エポキシ ○○
部
ム 品 (パッキン,樹脂
屋根材 ポリウレタン, ○○○ ガスケット,
塩化ビニル 接着剤)
車 腰掛モケッ ナイロン繊維, ○ 防振ゴム ゴム ○○○
体 ト 純毛,ポリエス Vベルト ゴム,繊維 ○○
内
部 テル繊維 たわみ風道 ナイロン,ゴム ○○
カーテン アクリル繊維 ○ 引布
化粧板 メラミン樹脂 ○ ○ ○ 断熱材 ガラス繊維 ○
積層板 電線管 硬質塩化ビニ ○○
化粧シート 塩化ビニル ○○ ○ ル
窓キセ FRP ○ ○ 台 空気ばね ゴム,繊維 ○○
つり手 ABS, ポリカー ○ ○ 車 ゴム
軸ばね,枕ば ○○○
部
ボネート 品 ね
床敷物 塩化ビニル ○ ○ ゴム
防振ゴム,緩 ○○○
冷房吹出口 ポリカーボネ ○ ○ 衝ゴム
ート ちりよけ ゴム ○○
3. 外観変化の表示
3.1 外観変化の表示 外観変化の表示は,適正な言葉で表示すればよいが,通常使用される表示例を,
次に示す。
a) 塗料 割れ,ヘアクラック,浅割れ目,クレージング,深割れ,わに皮割れ,はがれ,膨れ,白亜化,
曇り[参照 : JIS K 5500 塗料用語]
――――― [JIS E 4037 pdf 9] ―――――
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b) プラスチック,樹脂 ひび割れ,クレーズ,き裂(クラック),はく離,はがれ,しわ,くぼみ(へこ
み)[参照 : JIS K 6900 プラスチツク−用語]
表面あれ,かけ,ねじれ,そり,チョーキング,ブルーミング
c) ゴム オゾンき裂の表示はこの規格の本体8.6b)による。
ブリード,フロスチング,クレージング,チョーキング[参照 : JIS K 6200 ゴム用語]
d) その他 割れ,き裂,クラック,ミクロ割れ,ひび割れ,ヘアークラック,粒界割れ,層割れ,層間
はく離,ふくれ,ブリスタ,ピンホール[参照 : JIS Z 2300 非破壊試験用語]
しみ出し,はく離,ひび割れ,割れ,ピンホール,ピット,ふくれ[参照 : JIS H 0400 電気めっ
き用語]
3.2 変化の程度 変化の程度を表示する場合の表示例は,次に示す。
0 : 変化なし
1 : わずかな変化
2 : 中程度の変化
3 : 著しい変化
4. 主な材料に対する機械的試験方法 機械的性質の変化を測定する試験項目は,試験対象部品の特性に
よって決定されるもので,部品の必要条件から選定するものである。参考のため,主な機械的試験方法は,
次に示す。
a) プラスチック 硬さ···JIS K 6911(熱硬化性プラスチック一般試験方法)の5.6
曲げ強さ···JIS K 6911の5.17
引張強さ···JIS K 6911の5.18
衝撃強さ···JIS K 6911の5.20,5.21
比重···JIS K 6911の5.28
b) ゴム 引張強さ···JIS K 6251(加硫ゴムの引張試験方法)
引裂強さ···JIS K 6252(加硫ゴムの引裂試験方法)
硬さ···JIS K 6253(加硫ゴム及び熱可塑性ゴムの硬さ試験方法)
c) 接着品 接着強さ···JIS K 6848-1(接着剤−接着強さ試験方法−第1部 : 通則)
5. 主な材料に対する電気的試験方法 電気的性質の変化を測定する試験項目は,試験対象部品の特性に
よって決定されるもので,部品の必要条件から選定するものである。参考のため,主な電気的試験方法は,
次に示す。
a) 絶縁材 貫層耐電圧···JIS K 6911の5.10
絶縁抵抗···JIS K 6911の5.12
耐アーク性···JIS K 6911の5.15
b) 電線被覆,保護チューブ 耐電圧···JIS C 3005(ゴム・プラスチック絶縁電線試験方法)の4.6
絶縁抵抗···JIS C 3005の4.7
表面漏れ抵抗···JIS C 3005の4.14
c) 絶縁がいし,絶縁ボルト 耐電圧···JIS C 3801-1(がいし試験方法−第1部 : 架空線路用がいし)の
7.2に準じる。
破壊荷重···JIS C 3801-1の8.2
――――― [JIS E 4037 pdf 10] ―――――
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JIS E 4037:2001の国際規格 ICS 分類一覧
JIS E 4037:2001の関連規格と引用規格一覧
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