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E 6102 : 2015
a) 縦断面上の測定位置
単位 m
H d
≧0.25 1
<0.25 4H≦d≦1
d>0.25
b) 横断面上の測定位置
(床面からの高さhの位置)
h : H/2又は,0.25 mのいずれか高い方
X : 基準測定点
0 : その他の測定点(基準測定点から1 mピッチの測定点)
H : 主電動機の最大高さ寸法(ただし,軸端部は除く。)
d : 主電動機表面からの距離
図C.2−縦軸形主電動機の測定位置及び測定点
――――― [JIS E 6102 pdf 26] ―――――
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E 6102 : 2015
C.6 計算
C.6.1 測定値の補正
各測定点における測定結果は,暗騒音の影響を補正する。暗騒音とは試験を行う電動機の騒音以外の騒
音で,試験装置の騒音も含めた騒音である(C.3.3参照)。
C.6.2 平均レベル計算
次の式に従い,全ての測定位置における測定結果から(C.6.1による補正後),平均騒音レベル及び帯域
平均音圧レベルを計算する。
1 L)1(p L)2(p L(pn)
Lp(M)10 log10 anti log10 anti log10 anti log10 (dB)
n 10 10 10
ここに, Lp(M) : 平均騒音レベル(A)(又は帯域平均音圧レベル)(dB)
Lp(1) : 最初の位置における騒音レベル(A)(又は平均帯域音圧
レベル)(dB)
Lp(n) : n番目の位置における騒音レベル(A)(又は帯域音圧レ
ベル)(dB)
n : 測定位置番号
Lp )1(
Lp )1( 10
(参考 anti log10 10 )
10
各測定位置における測定結果に5 dB以上の差がないとき,測定読み値の単純な算術平均は,上記の式で
計算した値に対して,0.7 dBを超えない。
C.6.3 等価半球の半径及び領域の計算
基準半径での平均レベル計算では,図C.1及び図C.2にある測定位置に沿った測定は,等価半球の半径
で行ったものとみなしてもよい。
5.0
ab c
rS
2
ここに, rS : 等価半球の半径(m)
a,b,cは,図C.1及び図C.2で示してあるとおりである。
この等価半球領域は,次の式によって計算できる。
S=π a (b+c)(m2)
注記 規定した半径rSをもつ等価半球領域は,測定路位置に示された表面領域より少し小さい。
C.6.4 概算によるオクターブバンド音響パワーレベル計算
測定した平均音圧レベルに関し,試験室の影響を考慮してオクターブバンド平均音圧レベルから,オク
ターブバンド音響パワーレベルを推定することができる。
音響パワーWrが既知の,点音源とみなせるほどの,小形の広帯域基準音源(ある種の空力学的騒音源は,
適さない。)を使用して,この影響を確定することができる。
注記 試験する主電動機が小形で,広帯域騒音特性をもつならば,基準音源として扱うことができる。
まず,基準音源の(オクターブバンド内の)音響パワーWrを,C.5.1の方法によって,確定する。そし
て,若干反響のある試験室において,試験対象の主電動機を基準音源に置き換え,試験対象の主電動機と
同じ測定点の測定から推定したオクターブバンド平均音圧レベルを算出する。
次の式によって,試験対象の主電動機のオクターブバンド音響パワーレベルを確定することができる。
W Wr pM pMr
10 log10 10 log10 20 log10 20 log10
W0 W0 p0 p0
――――― [JIS E 6102 pdf 27] ―――――
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E 6102 : 2015
又は Lw=LW(r)+Lp(M)−Lp(Mr)
ここに, Lw : 試験対象の主電動機のオクターブバンド音響パワーレベ
ル(dB)
Lw(r) : 基準音源の規定のオクターブバンド音響パワーレベル
(dB)
Lp(M) : 試験対象の主電動機の測定したオクターブバンド平均音
圧レベル(dB)
Lp(Mr) : 基準音源のオクターブバンド平均音圧レベル(dB)
C.6.5 Aスケール騒音レベルの計算
C.6.4に従って得たオクターブバンド音響パワーレベルから,音圧レベルの代わりに音響パワーレベルを
読み取り,C.6.7の方法に従い概略のAスケール騒音レベルを計算する。
C.6.6 オクターブバンド概算平均音圧レベルの計算
C.6.4に従って計算したオクターブバンド音響パワーレベルから18 dBを減じることによって,基準半径
3 mにおけるオクターブバンド自由場平均音圧レベルを推定できる。
C.6.7 Aスケール平均騒音レベル計算
C.6.6のオクターブバンド音圧レベルから,次によって基準半径3 m点のAスケール平均騒音レベルを
計算する。
a) .6.6のオクターブバンド音圧レベルには,表C.2の補正を適用する。
表C.2−オクターブバンド音圧レベルの補正
オクターブバンド中心周波数 補正
Hz dB
125 −16
250 −9
500 −3
1 000 0
2 000 +1
4 000 +1
b) 次の式によって,これらのオクターブバンド加重音圧レベルを合計する。
L(p 01) L(p 02 ) L(p 06 )
10 log10
LA ( M ) anti log10 anti log10 anti log10
10 10 10
ここに, LA(M) : Aスケール平均騒音レベル(dB)
Lp(01) : 最初のオクターブバンド加重音圧レベル(dB)
Lp(06) : 6番目のオクターブバンド加重音圧レベル(dB)
C.7 純音の補正
純音の存否を確定するために,最高音圧レベルの測定点において,FFT分析を用いて周波数走査を行う。
中心が250 Hz4 000 Hzの範囲内のどの1オクターブバンドにも,一つ以上の純音の存在が認められた
ときは,その音を中心とする1/3オクターブバンドの音圧レベルLpが隣接する二つの1/3オクターブバン
ドのレベルLp−1,Lp+1の平均より5 dB以上高い場合に限って,純音が存在するとみなされる。このような
場合,測定から求めた音響パワーレベルは,表C.3の補正で加算させなければならない。1オクターブバ
ンド以上の範囲に純音が複数存在する場合は,個々のdB補正のうち,最大のものを加算する。
――――― [JIS E 6102 pdf 28] ―――――
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E 6102 : 2015
Lp1 Lp1
L Lp
2
表C.3−純音の補正
平均以上のデシベル 補正
dB
5<ΔL≦6 3
6<ΔL≦8 4
8<ΔL≦10 5
ΔL>10 6
注記 ΔLは,純音が含まれる1/3オクターブバンドと,隣接する二つの1/3オク
ターブバンドの平均との差
C.8 騒音限度
主電動機に推奨される最大音響パワーレベルは,純音に対する何らかの補正を含めて,図C.3に従う。
その他の形式の補助電動機の場合は,IEC 60034-9に規定された値とする。
推奨される限度は,通常の設計及び製造規格に基づく主電動機で達成可能な値である。それよりも低い
値の要求に対しては,主電動機の質量増と防音構造の複雑さとが増すことになる。
図C.3−主電動機から放射される空中騒音に対する平均音響パワーレベルの限度
――――― [JIS E 6102 pdf 29] ―――――
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E 6102 : 2015
附属書D
(規定)
運転路線の電車線電圧
D.1 一般
電車線の公称電圧,最低電圧及び最高電圧は,使用者が指定する。
公称電圧は,主電動機の定格及び特性の基礎であり,また,車両性能を計算するための基礎である。ま
た,公称電圧以外の電圧における性能は,本質的に変わるものであり,性能変化を減らすように制御して
もよいが,広範な電車線電圧の変動範囲にわたって一定性能を保持することは一般に望ましくない。
補助電動機は,規定の補助電源の出力電圧変動範囲内のいかなる電圧に対しても十分な性能を保ち,車
両の運転ができるものとするが,最低電圧における運転時間に制限を設けてもよい。
――――― [JIS E 6102 pdf 30] ―――――
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JIS E 6102:2015の引用国際規格 ISO 一覧
- IEC 60349-2:2010(MOD)
JIS E 6102:2015の国際規格 ICS 分類一覧
JIS E 6102:2015の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB8330:2000
- 送風機の試験及び検査方法
- JISC4003:2010
- 電気絶縁―熱的耐久性評価及び呼び方