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F 2615 : 2006
表2 型式試験(続き)
試験 試験品目 試験要領 判定基準
ステップ表面の 材質及びデザインの異なる 乾燥した状態及びぬれた状
ステップを水平に固定し,摩擦力試
耐久性 ステップごとに1個。 験で使用したブロックに垂直に380態において各々金属ブロッ
摩擦力試験に示される金 Nの荷重をかけてステップ上に載せクが滑り始める角度は参考
属ブロックに垂直に380 Nの前後に1 500回摩擦する。 用ステップを用いて計測さ
垂直荷重をかけてステップ れた角度と等しいか又は大
摩擦を終えたステップを用いて,
上に載せ前後に摩擦できる 乾湿両方の条件で摩擦力試験を繰 きくなければならない。
ようにしたもの。 り返す。
パイロットラダ パイロットラダー全長を垂直につ
承認を得るための,組立てが ステップは,破損又は割れ
ー及びステップ 完全に終わった最長のパイ たりしてはならない。
(吊)り下げるか又は水平面上に展
取付強度 ロットラダー。 張する。上端はパイロットラダー自 すべてのステップとサイ
ドロープとの結合がゆるん
身の留め具を用いて固定する。ステ
ップ取付器具を通じてサイドロー だり,又は破損してはなら
ない。
プ間に一様に荷重が掛かるように,
底部ステップに広く分布させた8.8 サイドロープは,試験荷
kNの静荷重を少なくとも1分間与 重を取り除いた後に,目視
で確認できる損傷,伸び又
える。パイロットラダーは全長でつ
は変形があってはならな
り下げることを要求されないこと,
い。
並びに試験下のステップ,サイドロ
ープ留め具及びステップ取付器具
のすぐ上にあるサイドロープだけ
は荷重を受けることを求められる
ことを除いて,5個の異なるステッ
プにおいて,同じ試験要領を繰り返
す。
展開 自由な落下を妨げるすべての壁又
承認を得るための,組立てが ステップ及び附属品が,割
完全に終わった最長のパイ れたり,破損したり又はゆ
は構造から離れた,かつ垂直につり
ロットラダー。 るんだりしてはならない。
下げることができる場所において,
巻かれたパイロットラダーを固定 パイロットラダーの使用
上の安全性を損なう損傷を
装置に取り付け,パイロットラダー
を自由に展開させる。 受けてはならない。
6. 製品の呼び方
6.1 この規格に適合するパイロットラダーは,次の指示によって,示された順序で呼ぶ。
a) “パイロットラダー JIS F 2615”
b) 構造の形式(図3参照)。
c) “S”その後にステップの数(表1参照)。
d) “L”その後にメートル単位で表したパイロットラダーの全長。
例 この規格によるステップが15段で全長5 mのA形パイロットラダーの呼び方は :
“パイロットラダー JIS F 2615-A形-S 15-L5”
6.2 この規格によるパイロットラダーの予備又は追加の構成部品は,この規格を引用することによって
明示する。
例 この規格による取替用ステップの呼び方は :
“ステップ JIS F 2615”
7. 表示
7.1 パイロットラダーの少なくとも2個のステップの底部には,次に示す表示をする。
――――― [JIS F 2615 pdf 11] ―――――
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F 2615 : 2006
a) 製造業者名及び所在地
b) 製造業者によるモデル
c) “JIS F 2615”及び“SOLAS”
d) パイロットラダーの組立て又は再組立ての年
e) 主官庁の要求する承認事項に対する,主官庁又は船級協会の証明。
f) 主官庁に代わって承認された機関の証明。
7.2 それぞれの取替用ステップの底部には,次に示す表示をする。
a) 製造業者名及び所在地
b) 製造業者によるモデル
c) “取替用ステップ”の文字
d) “JIS F 2615”及び“SOLAS”
e) ステップの製造年
f) 主官庁の要求する承認事項に対する,主官庁の証明。
g) 主官庁に代わって承認された機関の証明。
8. 製品試験及び検査
この規格による承認されたパイロットラダーの製品試験及び検査は,附属書Aに
記述されたとおり実行することが望ましい。
9. 保守
9.1 損傷したステップは,4.15の要求を満足し,パイロットラダー製造業者が供給又は仕様を指定した
取替用ステップと取り替えなければならない。取替用ステップは2個を超えて用いてはならない。
9.2 パイロットラダーが3個目の取替用ステップを必要とする場合には,パイロットラダーを再製作し
なければならない。パイロットラダーがポリエステルロープを用いて組み立てられており,そのポリエス
テルロープの全長のいかなる場所であっても心材が現われている場合には,そのパイロットラダーは使用
してはならない。そのようなパイロットラダーは,新しいサイドロープを使用し,すべての損傷したステ
ップ及び取替用ステップを損傷していないステップに取り替え,当初の製造業者の基準に従って再組立さ
れなければならない。
9.3 それぞれのパイロットラダーは,およそ30か月の間隔で表2に示すパイロットラダー及びステップ
の取付強度試験を受けるものとする。試験に合格しないそれぞれのパイロットラダーは,9.2に従って再組
立するか又は廃棄する。パイロットラダーは底部の近くに,試験の日付及び試験を行った人又は会社の証
明を示す表示を施すか,又はタグを付けることとする。試験を行った人又は会社は,日付を含む試験の詳
細及び試験を行った氏名又は会社名の明記された試験証明書をはしごの所有者に提出するものとする。
――――― [JIS F 2615 pdf 12] ―――――
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F 2615 : 2006
附属書A(参考)推奨される製品試験及び検査
この附属書(参考)は,本体及び附属書(規定)に関連する事柄を補足するもので,規定の一部ではな
い。
A.1 一般 製造業者はパイロットラダーが,承認に際して型式試験されたものと同じ基準で生産されるこ
とを保証するために,主官庁が認証する品質保証システムをもつことが望ましい。
A.2 ステップの標本選択及び試験 ステップは,100個以下のロットに分けることとする。異なる種類の
ステップは,別のロットとして扱うこととする。ロットごとに1個のステップを無作為に取り出し,表A.1
に示すステップ強度試験を行う。そのステップが試験に不合格となった場合は,更に10個のステップをそ
のロットから無作為に取り出し,表A.1に示すステップ強度試験を行うものとする。その10個のステップ
のどれかが試験に不合格となったものがある場合には,そのロットのステップは,パイロットラダーに使
用する前に全数を試験することが望ましい。
表A.1 製品試験
試験 試験品目 試験要領 判定基準
ステップ強度 ステップ サイドロープが通過するステ ステップは,破損又は割れたり
ップの端部の下に支持台を置 してはならない。
き,ステップの中心100 mm幅 荷重を取り除いた後は復原
の区域にわたって広く分布さ し,恒久的なゆがみを生じては
ならない。
れる8.8 kNの静荷重を加える。
パイロットラダ 少なくとも3 m長さの完全にパイロットラダー全長を垂直 ステップは,破損又は割れたり
ー及びステップ 組み立てられたパイロット につり下げるか又は水平面上 してはならない。
取付強度 ラダー に展張する。上端はパイロットすべてのステップとサイドロ
ラダー自身の留め具を用いて ープとの結合がゆるんだり,又
は破損してはならない。
固定する。ステップ取付器具を
通じてサイドロープ間に一様 サイドロープは荷重を取り除
いた後に目視で確認できる破
に荷重が掛かるように,底部ス
テップに広く分布させた8.8 kN
損,伸び又は変形があってはな
の静荷重を少なくとも1分間加らない。
える。
A.3 パイロットラダーの標本選択及び試験 製造ラインから取り出したパイロットラダーについて,それ
が,4.及び5.の要求事項に適合していることを保証するために,少なくとも毎年,表2に記載の目視検査
及び表A.1の試験が,パイロットラダーを承認した主官庁,又は主官庁に代わって承認された機関によっ
て実行されることが望ましい。
――――― [JIS F 2615 pdf 13] ―――――
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F 2615 : 2006
附属書1(参考)JISと対応する国際規格との対比表
JIS F 2615:2006 パイロットラダー ISO 799:2004 Ships and marine technology−Pilot ladders
(I) ISの規定 (II) (III) 国際規格の規(IV) ISと国際規格との技術的(V) ISと国際規格
国際 定 差異の項目ごとの評価及びそのとの技術的差異の理
規格 内容 由及び今後の対策
番号 表示箇所 : 本体
表示方法 : 側線及び点線の下線
項目 内容 項目 内容 項目ごとの評価 技術的差異
番号 番号 の内容
1.適用 パイロットが乗 ISO 1 パイロット IDT −
範囲 下船するときに 799 が乗下船す
用いるパイロッ るときに用
トラダーについ いるパイロ
て規定。 ットラダー
について規
定。
2.引用 JIS G 4305 冷間 2 − MOD/追加 引用規格の 国内での材料入手を
規格 圧延ステンレス 追加 容易にするためJIS
鋼板及び鋼帯 を追加した。
JIS K 7219 プラ ISO 877 IDT − −
スチック プラスチッ
ク
JIS L 2701 麻ロ − MOD/追加 引用規格の 国内での材料入手を
ープ 追加 容易にするためJIS
を追加した
ISO 209-1 アルミ ISO 209-1 IDT −
ニウム及びアル アルミニウ
ミニウム合金 ム及びアル
ミニウム合
金
ISO 1181 マニラ ISO 1181 マ IDT −
ロープ ニラロープ
ISO 1461 めっき ISO 1461 IDT −
加工 めっき加工
3.材料 3
・木製部堅木(トネリコ, 堅木(トネ MOD/追加 材料の追加 国内での材料入手が
品 オーク,ニレ,ブ リコ,オー 難しいため,使用実
ナ,チーク,アピ ク,ニレ, 績の多い材料を追加
トン,チューリッ ブナ,チー した。
プウッド) ク)
・サイドISO1181, ISO 1181,又 材料の追加 国内での材料入手を
ロープ JIS L 2701又は は色を付け 容易にするためJIS
色を付けたポリ たポリプロ を追加した。
プロピレン心材 ピレン心材
をもつ熱処理を をもつ熱処
施したポリエス 理を施した
テル ポリエステ
ル
――――― [JIS F 2615 pdf 14] ―――――
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F 2615 : 2006
(I) ISの規定 (II) (III) 国際規格の規(IV) ISと国際規格との技術的(V) ISと国際規格
国際 定 差異の項目ごとの評価及びそのとの技術的差異の理
規格 内容 由及び今後の対策
番号 表示箇所 : 本体
表示方法 : 側線及び点線の下線
項目 内容 項目 内容 項目ごとの評価 技術的差異
番号 番号 の内容
・金属材JIS G 4305の grade 316同 MOD/追加 材料の追加 ISOではgrade 316と
料 SUS316又は 等の耐食性 しか規定はなく,こ
grade 316同等の をもつ船舶 れと同等の成分をも
耐食性をもつ船 用合金 つJISを追加した。
舶用合金
・プラスJIS K 7219 のA ISO 877 − −
チック 法 METHOD A
材料
・ステッ木又はプラスチ − − MOD/追加 材料の追加 ISOでは規定されて
プ固定 ック いないため,木のほ
ピース か国内で使用実績の
の材料 多いプラスチックを
追加した。
4.構造
・図3パ ・A形,B形及び シージング MOD/追加 B形の構造 B形の頂部締索の配
イロッ C形の3種類 及びステッ を追加し 置が実際に多く使用
トラダ プ た。 されているため。
ーの構 固定ピース
造 を用いた場
合及び機械
的締具を用
いた場合の
2種類(JIS
のA形,C
形)
・パイロットラダ 文章にも図 MOD/追加 パイロット 規格の中に“全長”の
ーのL(全長)の にも定義な ラダーの全 言葉が出てくるが,
定義を図に明記。 し。 長の定義を 定義されていない。
図で明確に
した。
・パイロットラダ 文章だけで IDT 文章の解釈 −
ー底部のサイド 定義してい を図にて明
ロープの端末処 る。 確にした。
理を図で示す。
・図4 IDT − −
パイロ
ットラ
ダーの
ねじれ
止めス
テップ
――――― [JIS F 2615 pdf 15] ―――――
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JIS F 2615:2006の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 799:2004(MOD)
JIS F 2615:2006の国際規格 ICS 分類一覧
- 47 : 造船及び海洋構造物 > 47.020 : 造船及び海洋構造物一般 > 47.020.50 : 甲板設備及び施設
JIS F 2615:2006の関連規格と引用規格一覧
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