この規格ページの目次
- 7. 物理的性能
- 7.1 一般
- 7.2 引張強さ及び切断時伸び
- 7.3 促進老化
- 7.4 圧縮永久ひずみ(ゴムホースだけに適用)
- 7.5 耐液性(クラスAホースだけに適用)
- 7.6 加熱時の質量損失(樹脂ホースだけに適用)
- 8. 完成品ホース又はチューブの性能試験
- 8.1 最小破裂圧力
- 8.2 柔軟性(タイプ1及びタイプ2だけに適用)
- 8.3 耐オゾン性(ゴムホースだけに適用)
- 8.4 耐紫外線(UV)性(樹脂ホースだけに適用)
- 8.5 接着
- 8.6 耐摩耗性
- 8.7 耐熱性
- 8.8 熱老化性
- 9. 検査項目
- 10. 表示
- JIS F 7152:2006の引用国際規格 ISO 一覧
- JIS F 7152:2006の国際規格 ICS 分類一覧
- JIS F 7152:2006の関連規格と引用規格一覧
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F 7152 : 2006
表 2 内径及び最小曲げ半径
呼び径 内径 最小曲げ半径
mm mm
タイプ1,タイプ2及びタイプ3 タイプ1 タイプ2
32 32±1.0 385 200
40 40±1.5 480 260
45 45±1.5 540 285
50 50±1.5 600 305
53 53±1.5 640 310
57 57±1.5 685 325
63 63±1.5 755 355
76 76±2.0 915 455
89 89±2.0 1 070 535
102 102±2.0 1 225 610
127 127±2.0 1 525 760
7. 物理的性能
7.1 一般
試験に用いる試料は,ホースの内面層及び外面層と同じ材料を使用し,同じ加硫条件又は成
形条件において作製したシートから採取した試験片を使用しなければならない。
7.2 引張強さ及び切断時伸び
内面層及び外面層の“引張強さ”及び“切断時伸び”は,JIS K 6251に
規定する試験を行い,表3の数値に適合しなければならない。
表 3 引張強さ及び切断時伸び
最小引張強さ 最小切断時伸び
MPa %
内面層 8 200
外面層 7 200
7.3 促進老化
内面層及び外面層の“引張強さ”,“切断時伸び”及び“硬さ(硬さはJIS K 6253に規定
する試験方法による。)”は,JIS K 6257に規定する試験方法によって100 ℃で70時間老化させた後,表4
の数値に適合しなければならない。
表 4 促進老化後の性能
項目 性能許容範囲
+10
引張強さ変化率 −25 %
切断時伸び変化率 ±30 %
+10
硬さ変化 − 5 IRHD
7.4 圧縮永久ひずみ(ゴムホースだけに適用)
内面層及び外面層の圧縮永久ひずみは,JIS K 6262に
規定する大形試験片を用い,100 ℃で24時間後に45 %を超えてはならない。
7.5 耐液性(クラスAホースだけに適用)
耐液性は,内面層から採取した試験片をJIS K 6262に規定
する次の液体に浸せきした後,JIS K 6258の質量変化試験に従って判定したとき,体積減少又は100 %を
超える体積増加を生じてはならない。
0
− 耐油性 : 100±1 ℃の試験用潤滑油No.3に72 −2 時間
0
− 耐燃料油性 : 23±1 ℃の試験用アルコール添加燃料油No.4に72 −2 時間
――――― [JIS F 7152 pdf 6] ―――――
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7.6 加熱時の質量損失(樹脂ホースだけに適用)
ISO 176:1976のB方式に従って試験したとき,内面
層及び外面層の質量損失は,4 %を超えてはならない。
8. 完成品ホース又はチューブの性能試験
8.1 最小破裂圧力
JIS K 6330-2に従って試験したとき,破裂圧力は0.25 MPa未満であってはならない。
8.2 柔軟性(タイプ1及びタイプ2だけに適用)
表2に示した最小曲げ半径を適用してJIS K 6330-9
のA法に従って試験したとき,試験後にホースの外径の0.2倍を超える変形があってはならない。
8.3 耐オゾン性(ゴムホースだけに適用)
ホースは,JIS K 6330-7のA法に従って,オゾン濃度50±5
pphm,温度40±2 ℃条件下で72時間の試験をしなければならない。規定条件下で暴露した後,2倍の拡
大鏡で観察し,き裂が確認されてはならない。
8.4 耐紫外線(UV)性(樹脂ホースだけに適用)
ホースは,ISO 11758:1995のA法に従って試験しな
ければならない。規定条件下で暴露した後,2倍の拡大鏡で観察し,き裂が確認されてはならない。
8.5 接着
JIS K 6330-6に従って試験したとき,各層間のはく離強さは1.5 kN/m以上でなければならな
い。
8.6 耐摩耗性
ISO 6945に従って試験したとき,試料に50 Nの垂直荷重を加えた2 000サイクル後の質
量損失は,1 gを超過してはならない。
8.7 耐熱性
表5の温度で附属書Aに従って試験したとき,ホースに大気中への排気ガス,炎又は火粉
が飛散する漏れがあってはならない。また,ホースは,補強材の露出又は各層間のはく離があってはなら
ない。
表 5 流体ガス温度
タイプ 温度
タイプ1 クラスAホース(ソフトウォール) 370±20 ℃
タイプ1 クラスBホース(ソフトウォール) 580±30 ℃
タイプ2 クラスAホース(ハードウォール) 370±20 ℃
タイプ2 クラスBホース(ハードウォール) 580±30 ℃
タイプ3 クラスAホース(フレキシブルコネクタ) 370±20 ℃
タイプ3 クラスBホース(フレキシブルコネクタ) 580±30 ℃
8.8 熱老化性
JIS K 6257に従って,ホース長さ1 mの試料4本を温度85±1 ℃において1 000時間空気
熱老化する。
熱老化後,3本は8.1の破裂試験用の試料とする。破裂圧は,0.25 MPa未満であってはならない。また,
熱老化後の破裂圧平均値は,熱老化前の初期破裂圧平均値に対して25 %以上低下してはならない。
残り1本の試料は,8.5に従った接着性試験に使用する。その試料は,8.5の規定値を満足しなければな
らない。
備考 これらの試験での特性値の増加は制限しない。
熱老化試験用試料は,初期破裂試験及び接着性試験に用いたホースの近くから採取すること
が望ましい。
9. 検査項目
ホースタイプ認証検査及び出荷検査として要求される試験項目を,附属書Bに示す。
ホースタイプの認証は,製造業者がこの規格のすべての規定値を固有の製造方法及びホースの設計方法
に基づいて満足していることを証明することによって取得できる。検査は,少なくとも5年に1回又は製
――――― [JIS F 7152 pdf 7] ―――――
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造方法若しくは使用材料の変更が発生した場合に,実施しなければならない。
出荷検査は,完成品ホース又は出荷前のホースアセンブリで実施しなければならない。
定期検査は,製造業者がその製造品質を管理するために実施しなければならない。附属書Cに示した頻
度は指針として提示したものにすぎない。
10. 表示
ホースには少なくとも0.5 mごとに1か所の間隔で,次の内容を容易に消えない方法で表示し
なければならない。
a) 製造業者名又は商標
b) この規格の番号及び発行年(すなわち,JIS F 7152:2006/ISO 13363:2004)
c) ホースのタイプ及びクラス(表1に示す分類による)
d) 呼び内径(例 : 32)
e) “製造年及び4半期区分”又は“製造年月”(例 : 3Q04)
表示例 “MAN-ISO 13363:2004-type2-classA-32-3Q04”
――――― [JIS F 7152 pdf 8] ―――――
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F 7152 : 2006
附属書A(規定)耐熱性試験
A.1 一般事項 排気ホースは,ある一定時間にわたって高温(例えば,冷却水が流れないことによる高温
など)に耐えなければならない。
A.2 試験の手順 実際の機関排気系又はシミュレートした装置に,2±0.5 mのホース片を接続する。ホー
スが特別な形状に成形されている場合を除き,ホースは直線状に取り付ける。その試験ホースに,表5中
の適切な温度以上で排気ガス流を2分間通す。排気ガスの流量Q;単位m3/minは次の式で与えられ,それ
を下回ってはならない。
Q=0.054 5 d+0.001 9 d 2
ここに, d : 単位mmで表したホースの内径
2分間経過した後,室温になるまでホースを自然冷却し,その後JIS K 6330-2に従って0.075 MPaの内
圧を1分間加える。その間,漏れを生じてはならない。
備考 代表的なサイズのホースで試験を行い,その結果によって,試験したホースと類似構造で,肉
厚が同等又は試験したホースより大きい他のホースの品質特性を判断してもよい。
――――― [JIS F 7152 pdf 9] ―――――
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F 7152 : 2006
附属書B(規定)タイプ認証及び出荷検査
特性 タイプ認証検査 出荷検査
物性試験
引張強さ及び切断時伸び ○ −
老化後の引張強さ,切断時伸び及び硬さ ○ −
圧縮永久ひずみ(ゴムホースだけに適用) ○ −
耐液性(クラスAホースだけに適用) ○ −
加熱時の質量損失(樹脂ホースだけに適用) ○ −
ホース性能試験
内径及び外径の測定 ○ ○
破裂圧力 ○ −
柔軟性 ○ −
耐オゾン性(ゴムホースだけに適用) ○ −
耐紫外線(UV)性(樹脂ホースだけに適用) ○ −
接着性 ○ −
外面層の耐摩耗性 ○ −
耐熱性 ○ −
熱老化性 ○ −
○=実施;−=不要
――――― [JIS F 7152 pdf 10] ―――――
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JIS F 7152:2006の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 13363:2004(MOD)
JIS F 7152:2006の国際規格 ICS 分類一覧
JIS F 7152:2006の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISK6251:2017
- 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム―引張特性の求め方
- JISK6253-2:2012
- 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム―硬さの求め方―第2部:国際ゴム硬さ(10 IRHD~100 IRHD)
- JISK6257:2017
- 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム―熱老化特性の求め方
- JISK6258:2016
- 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム―耐液性の求め方
- JISK6262:2013
- 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム―常温,高温及び低温における圧縮永久ひずみの求め方
- JISK6330-1:2003
- ゴム及びプラスチックホース試験方法-第1部:ホース及びホースアセンブリの寸法測定
- JISK6330-2:2013
- ゴム及びプラスチックホース試験方法―第2部:ホース及びホースアセンブリの耐圧性
- JISK6330-6:2010
- ゴム及びプラスチックホース―第6部:層間はく離強さの求め方
- JISK6330-7:2011
- ゴム及びプラスチックホース―第7部:静的条件下での耐オゾン性評価
- JISK6330-9:2003
- ゴム及びプラスチックホース試験方法-第9部:ホース及び管の曲げ特性