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G 0555 : 2003
図 2 直径又は断面の辺が25 mmを超え40 mm以下の棒鋼又は角の試験片
図 3 直径又は断面の辺が25 mm以下の棒鋼の試験片
圧延方向
r/4
ここに,rは幅
図 4 板厚が25 mm以下の板の試験片
――――― [JIS G 0555 pdf 6] ―――――
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圧延方向
r/4
ここに,rは幅
図 5 板厚が25 mmを超え50 mm以下の板の試験片
圧延方向
r/4
ここに,rは幅
図 6 板厚が50 mmを超える板の試験片
4. 試験片の準備
被検面が得られるように試験片を切断する。平面な表面を得るため及び試験片端面の
ダレを防止するために,研磨時に試験片を機械的に保持するか,又は埋め込む。
試験片の研磨時には,表面を可能な限りきれいにして介在物の形に影響を及ぼさないために,介在物の
脱落,変形又は研磨面の汚れを避ける。介在物が小さい場合には,これらに特に注意する。研磨にはダイ
ヤモンドペーストを使うのがよい。場合によっては,試験片に可能な限りの硬さを与えるために研磨前に
熱処理を施してもよい。
――――― [JIS G 0555 pdf 7] ―――――
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G 0555 : 2003
5. 介在物の測定
5.1 観察法
顕微鏡による観察は,次に示す二つの方法のいずれかによる。
− すりガラス上に投影
− 接眼鏡による観察
選んだ観察法は測定中,それを継続しなければならない。
像がすりガラス又は同等の装置に投影されるとき,投影面での倍率は100倍±2倍でなければならない。
すりガラスの投影面の上又は下に一辺71 mmの正方形(実面積0.50 mm2)の透明なプラスチック板(図7)
を置く。
標準図(附属書A)と,この正方形内の像を比較する。
顕微鏡で接眼鏡を使用して介在物を測定する場合では,顕微鏡の適切な場所に図7に示すパターンの焦
点板を装着し,視野面積が 0.50 mm2になるようにする。
備考 特別な場合においては,100倍を超える倍率が使用され,その倍率で標準図を適用してよい。
その場合には,試験報告書に報告しなければならない。
図 7 格子状プラスチック板又は焦点板のテストパターン
5.2 実際の試験
試験には,5.2.1及び5.2.2に規定する二つの試験方法とする。
5.2.1 試験方法A 研磨された全被検面を試験し,介在物の各系に対し,薄いシリーズ,厚いシリーズご
とに,最悪視野に相当する標準図横の指数番号を記入する。
5.2.2 試験方法B 研磨された全被検面を試験し,試験片の各視野と標準図とを比較する。薄いシリーズ
又は厚いシリーズごとに介在物の各系に対し,観察された視野に最も相当する標準図の指数番号(標準図
の横に示している。)を記入する。
協定によって,試験費用を最小限にするために,定められた手順に従って,視野の削減及び視野の配分
――――― [JIS G 0555 pdf 8] ―――――
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を行い,試験片の部分測定を行ってもよい。試験される視野の数及びこれらの配置は,あらかじめ協定に
規定されねばならない。
5.2.3 試験方法A及び試験方法Bの共通規定 各視野で標準図と比較する。介在物のある視野が二つの
標準図の中間に位置するときは,低いほうの指数番号とする。
単一の介在物で視野の範囲 (0.710 mm) より長い介在物,又は厚いシリーズの最大値(表2参照)を超
える厚さか直径をもつ介在物は,長さ,厚さ又は直径のサイズオーバーとする。サイズオーバーの介在物
は,寸法を別に注記する。ただし,その視野の指数番号付けをするときは,サイズオーバーの介在物を含
む。
測定の再現性を向上するには,グループA,B,Cは,介在物の長さ,グループDSは,介在物の直径を
実測し,グループDは,介在物の個数を数え,図7の格子状プラスチック板又は焦点板を用いて,表1及
び表2の区分値並びに附属書Aの標準図に模式化された2.原理の形態上の記述に従うことである。
一般的ではない介在物の系の場合は,図で形態が最も似ているグループ(A,B,C,D及びDS)に従
って指数番号を決める。その介在物の合計の長さ,数及び厚さ又は直径を決めるために,それらを附属書
Aの各グループと比較し,表1及び表2を使い,最も適切な介在物の指数番号及び厚さの分類(薄いシリ
ーズ,厚いシリーズ又はサイズオーバー)を決める。
その場合は,一般的ではない介在物の組成をグループ記号に添字として付ける。その添字の定義を試験
報告書に含める。
グループA,B,Cの介在物では,長さl1とl2の二つの個別の介在物が直線上であろうとなかろうと,
もし,その間隔dが40 m以下かつ介在物の中心間距離sが10 m以下のときは一つの介在物とみなす(図
8及び図9参照)。
連なっている介在物が異なった厚さを示すときには,最も大きい介在物の厚さを採用する。
図 8 グループA及びC介在物
図 9 グループB介在物
――――― [JIS G 0555 pdf 9] ―――――
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6. 結果の表示
結果の表示は,次による。
6.1 全般
製品規格に記述がない限り,結果は次の方法で表示する。結果は試験片ごとに指数番号で表
示し,溶解単位ごとに介在物の各種類(系ごと,厚いシリーズ/薄いシリーズ)ごとに算術平均を求める。
この方法は5.2に規定した試験方法と組み合わせて使用する。
6.2 試験方法A
介在物のグループごとかつ厚さシリーズごとに,最も悪い視野に対応する指数番号を
記す(附属書B参照)。介在物のグループを示す記号に引き続き,最も悪い視野の指数番号を付け,更に,
サイズオーバーの介在物が存在する場合,厚さサイズオーバーの場合は文字eを,それ以外のサイズオー
バーの場合は文字sを付けて示す。
例 A2,B1e,C3,D1,B2s,DS0.5
一般的でない介在物を表す添字は,定義したうえで用いる。
6.3 試験方法B
観察した視野数 (N) に対し,介在物のグループごとかつ厚さシリーズごとに,同じ指
数となった合計視野数を示す。
介在物の種々のグループに関し,同じ指数を示す合計視野数の一組の数字から全体を表すために,例え
ば,総合指数(itot)又は平均指数(imoy)といった特別な方法で結果を表示してもよい。これらは当事者間
の協定の対象とする。
例 グループAの介在物の場合 : 指数0.5の視野の数として n1
指数1.0の視野の数として n2
指数1.5の視野の数として n3
指数2.0の視野の数として n4
指数2.5の視野の数として n5
指数3.0の視野の数として n6 とすると,
itot= (n1×0.5)+(n2×1.0)+(n3×1.5)+(n4×2.0)+(n5×2.5)+(n6×3.0)
itot
imoy
N
ここに,Nは測定した視野の全部の数。
結果の例を附属書Cに示す。
7. 試験報告書
試験報告書には,次の項目を含める。
a) この国家規格の引用
例 JIS G 0555
b) 材料の種類又は記号及び溶解番号
c) 製品の記号及び寸法
d) サンプリングのタイプ及び被検面の位置
e) 選択した方法(観察方法,試験方法,標準図版及び結果の表示方法)
f) 100倍より大きい場合は倍率
g) 視野数又は観察面積
h) 試験結果(サイズオーバーの介在物の指数番号,寸法及び種類を含む)
i) 一般的ではない介在物を定義した場合の添字の内容
j) 試験報告書の番号及び日付
k) 検査者名
――――― [JIS G 0555 pdf 10] ―――――
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JIS G 0555:2003の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 4967:1998(MOD)
JIS G 0555:2003の国際規格 ICS 分類一覧
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