JIS G 0586:2021 鋼管の自動漏えい(洩)磁束探傷検査方法

JIS G 0586:2021 規格概要

この規格 G0586は、継目無鋼管及び溶接鋼管(サブマージアーク溶接鋼管を除く。)の自動漏えい磁束探傷検査方法について規定。

JISG0586 規格全文情報

規格番号
JIS G0586 
規格名称
鋼管の自動漏えい(洩)磁束探傷検査方法
規格名称英語訳
Automated flux leakage examination of steel pipes and tubes
制定年月日
2012年6月20日
最新改正日
2021年4月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 10893-1:2011(MOD), ISO 10893-1:2011/AMENDMENT 1:2020(MOD), ISO 10893-3:2011(MOD), ISO 10893-3:2011/AMENDMENT 1:2019(MOD), ISO 10893-3:2011/AMENDMENT 2:2020(MOD)
国際規格分類

ICS

23.040.10, 77.040.20, 77.140.75
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
2012-06-20 制定日, 2017-10-20 確認日, 2021-04-20 改正
ページ
JIS G 0586:2021 PDF [14]
                                                                                   G 0586 : 2021

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[2]
  •  4 一般要求事項・・・・[2]
  •  4.1 検査の時期・・・・[2]
  •  4.2 鋼管の性状・・・・[2]
  •  4.3 検査技術者・・・・[2]
  •  5 探傷装置及び探傷方法・・・・[3]
  •  5.1 探傷装置・・・・[3]
  •  5.2 探傷方法・・・・[3]
  •  6 対比試験片及び人工きず・・・・[5]
  •  6.1 一般・・・・[5]
  •  6.2 角溝・・・・[6]
  •  6.3 ドリル穴・・・・[7]
  •  6.4 人工きずの確認・・・・[7]
  •  6.5 許容レベルに対応する人工きずの寸法・・・・[7]
  •  7 装置の感度調整及び感度の確認・・・・[8]
  •  7.1 感度調整及び警報レベルの設定・・・・[8]
  •  7.2 感度確認時の探傷速度・・・・[8]
  •  7.3 感度の確認・・・・[8]
  •  7.4 再感度調整・・・・[8]
  •  7.5 再試験・・・・[8]
  •  8 結果の判定・・・・[9]
  •  8.1 結果の判定・・・・[9]
  •  8.2 嫌疑材の処置・・・・[9]
  •  9 検査報告書・・・・[9]
  •  附属書A(規定)漏えい磁束探傷試験法の制約(直流磁化の場合)・・・・[10]
  •  附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[11]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS G 0586 pdf 1] ―――――

           G 0586 : 2021

まえがき

  この規格は,産業標準化法第16条において準用する同法第14条第1項の規定に基づき,認定産業標準
作成機関である一般社団法人日本鉄鋼連盟(JISF)から,産業標準の案を添えて日本産業規格を改正すべ
きとの申出があり,経済産業大臣が改正した日本産業規格である。これによって,JIS G 0586:2012は改
正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実用新案権に関わる確認に
ついて,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS G 0586 pdf 2] ―――――

                                      日本産業規格                            JIS
G 0586 : 2021

鋼管の自動漏えい(洩)磁束探傷検査方法

Automated flux leakage examination of steel pipes and tubes

序文

  この規格は,2011年に第1版として発行されたISO 10893-1及び2020年に発行されたAmendment 1,
並びに2011年に第1版として発行されたISO 10893-3,2019年に発行されたAmendment 1及び2020年に
発行されたAmendment 2を基とし,技術的内容を変更して作成した日本産業規格である。ただし,追補
(amendment)については,編集し,一体とした。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。
技術的差異の一覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。

1 適用範囲

  この規格は,継目無鋼管及び溶接鋼管(サブマージアーク溶接鋼管を除く。)(以下,鋼管という。)の自
動漏えい磁束探傷検査方法について規定する。
この規格は,外径10 mm以上の鋼管に適用する。また,製品規格の規定又は受渡当事者間の協定がない
限り,主に管軸方向のきずの検査に適用する。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 10893-1:2011,Non-destructive testing of steel tubes−Part 1: Automated electromagnetic testing of
seamless and welded (except submerged arc-welded) teel tubes for the verification of hydraulic
leaktightness+Amendment 1:2020
ISO 10893-3:2011,Non-destructive testing of steel tubes−Part 3: Automated full peripheral flux leakage
testing of seamless and welded (except submerged arc-welded) erromagnetic steel tubes for the
detection of longitudinal and/or transverse imperfections+Amendment 1:2019+Amendment 2:2020
(全体評価 : MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”こと
を示す。

2 引用規格

  次に掲げる引用規格は,この規格に引用されることによって,その一部又は全部がこの規格の要求事項
を構成している。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS G 0203 鉄鋼用語(製品及び品質)
JIS G 0431 鉄鋼製品の雇用主による非破壊試験技術者の資格付与
JIS Z 2300 非破壊試験用語

――――― [JIS G 0586 pdf 3] ―――――

           2
G 0586 : 2021
JIS Z 2305 非破壊試験技術者の資格及び認証
JIS Z 2319 漏えい(洩)磁束探傷試験方法

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,次によるほか,JIS G 0203,JIS G 0431及びJIS Z 2300による。
3.1
人工きず(reference standard)
非破壊試験の装置の感度調整,警報レベルの設定及び感度の確認に用いる人工的に付けられたきず
注釈1 ドリル穴,角溝,やすり溝などがある。
3.2
対比試験片(reference sample)
人工きずを含んだ鋼管又はその一部分からなる供試材
注釈1 ISO 10893-1及びISO 10893-3では,“対比試験鋼管”の用語を対比試験片も含んだ意味で用い
ている。
3.3
製造業者(manufacturer)
関連する規格に従って製品を製造し,供給する製品が,関連する規格の全ての適用される規定に従って
いることを宣言する組織
3.4
検出センサ(transducer)
漏えい磁束探傷装置において漏えい磁束を検知するセンサ

4 一般要求事項

4.1 検査の時期

  製品規格の規定又は受渡当事者間の協定のない限り,この規格で規定する漏えい磁束探傷検査は,全て
の主要な製造工程(例えば,熱間仕上げ,冷間仕上げ,熱処理など電磁気特性又は管の形状を変える工程)
が終わった後に行わなければならない。

4.2 鋼管の性状

  鋼管は,有効な検査ができるように,探傷に影響を与えるような曲がりがあってはならない。鋼管の表
面は,検査の障害となるような異物などが付着していてはならない。

4.3 検査技術者

  この検査は,JIS G 0431,JIS Z 2305又はこれらと同等の資格を付与された,訓練された検査技術者によ
って行われなければならない。また,製造業者によって指名された力量のある検査技術者によって監督さ
れなければならない。第三者による検査の場合は,このことを受渡当事者間で協定しなければならない。
雇用主によって与えられる検査技術者への作業実施許可は,文書化された手順に従ったものでなければ

――――― [JIS G 0586 pdf 4] ―――――

                                                                                             3
G 0586 : 2021
ならない。非破壊検査手順は,雇用主によって権限を与えられた非破壊試験技術者によって承認されなけ
ればならない。非破壊検査手順を承認する非破壊試験技術者は,レベル3の資格をもっていることが望ま
しい。
注記1 JIS G 0431及びJIS Z 2305の中で,非破壊試験技術者の資格レベルとしてレベル1,レベル2
及びレベル3を規定している。
注記2 JIS Z 2305を適用する場合,JIS Z 2305のET又はMTのいずれの資格も有効である。

5 探傷装置及び探傷方法

5.1 探傷装置

  探傷装置は,JIS Z 2319の箇条6(漏えい磁束探傷試験システム)による。装置は,マーキング又は選別
の機能をもつ自動警報装置を用いて合格材と嫌疑材とを分類することが可能でなければならない。

5.2 探傷方法

5.2.1 一般事項
鋼管は,主に管軸方向の外面きずの検査のために,漏えい磁束探傷法によって試験される(図1参照)。
また,鋼管の内面きずの検査及び鋼管の円周方向のきずの検査(図2参照)は,製品規格の規定又は受渡
当事者間の協定によって行う。鋼管の厚さの制限は,設けない。この探傷方法の制約(直流磁化の場合)
は,附属書Aによる。
注記 鋼管の両端については,試験できない短い部分が存在する。
5.2.2 試験速度
試験中,鋼管及び検出センサは,鋼管の全表面をカバーするように走査しなければならない。鋼管及び
検出センサの探傷中の相対的な速度は,±10 %を超えて変化してはならない。
5.2.3 検出センサ幅
個々の検出センサの幅は,検出対象きずの方向に平行に最大30 mmとする。

――――― [JIS G 0586 pdf 5] ―――――

次のページ PDF 6

JIS G 0586:2021の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 10893-1:2011(MOD)
  • ISO 10893-1:2011/AMENDMENT 1:2020(MOD)
  • ISO 10893-3:2011(MOD)
  • ISO 10893-3:2011/AMENDMENT 1:2019(MOD)
  • ISO 10893-3:2011/AMENDMENT 2:2020(MOD)

JIS G 0586:2021の国際規格 ICS 分類一覧

JIS G 0586:2021の関連規格と引用規格一覧