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G 0597 : 2017
附属書B
(参考)
塩分付着ユニットを用いる複合サイクル試験装置(1試験槽型)
記号
1 ブロワ(水滴除去用) 7 洗浄用ノズル
2 噴霧器 8 制御盤
3 試験片 9 冷却装置
4 溶液供給槽 10 空気加熱器
5 溶液供給ポンプ 11 冷却ユニット
6 ブロア用モーター
図B.1−塩分付着ユニットを用いる複合サイクル試験装置(1試験槽型)
――――― [JIS G 0597 pdf 11] ―――――
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G 0597 : 2017
附属書C
(参考)
手動噴霧による塩分付着方法
C.1 装置
装置は,次のいずれかによる。
a) 試験溶液を噴霧する装置は,ノズル先端を回転させて噴霧量が調整できる手動式スプレーを使用する
ことが望ましい。ノズルの調整は,例えば,1/5に希釈した試験溶液を使用した場合,30回のスプレ
ー噴霧で0.025 g/cm2±0.002 5 g/cm2の付着塩水量になるように行う。調整後は,ノズルが回転しない
ようにテープなどで固定する。
b) 試験溶液を噴霧する装置は,清浄な空気,制御された圧力の供給,及び噴霧される溶液を含む容器で
構成することが望ましい。
噴霧圧力は,0.12 MPa0.3 MPaとし,できるだけ一定圧の0.15 MPaに制御することが望ましい。
C.2 塩分付着方法
塩分付着方法は,次による。
a) 箇条5によって表面状態を調整した試験片を,塩分付着装置の前に水平に置くことが望ましい。
b) 噴霧ノズルから試験片までの距離を300 mmとする。試験片の高さはノズルから50 mm低くする。
c) 試験溶液は,試験片の表面に塩分を付着させるために必要な噴霧回数で噴霧することが望ましい。
d) 平均塩分付着量は,塩分付着工程の前後における試験片の質量変化によって1 mgの桁まで測定する。
この測定は,試験片が乾燥するのを防止するため,なるべく手早く実施する。
e) 塩分付着は,気流の影響がないところで実施する。
――――― [JIS G 0597 pdf 12] ―――――
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G 0597 : 2017
附属書D
(参考)
この規格の試験結果と実環境暴露試験との相関
ISO 9223の腐食性区分に従ってC3C5と分類された海浜及び海洋環境(千葉県銚子市,沖縄県宮古島
市及び沖縄県うるま市)において直接暴露された試験片の腐食と,この規格で規定した促進腐食試験との
相関関係を調査した代表的な結果を以下に示す。
海浜及び海洋環境において暴露されたステンレス鋼と,この規格の促進腐食試験によって得られた試験
片の表面観察から得られたレイティングナンバとの相関関係を表D.1に示す。使用されたステンレス鋼の
表面仕上げは,SUS447J1はJIS G 4305に規定されたBAであり,他の7種類はNo.2Bである。
この相関関係は,あくまでも相対的な評価結果であり,ステンレス鋼の耐食性に対する絶対的な評価結
果を示すものではない。
表D.1−異なる腐食試験におけるさび発生程度の比較
種類の記号 JIS G 0595によるレイティングナンバ
(ISO番号) この規格による促進腐食試験a) 実環境暴露試験b)
(混合塩溶液1/5希釈) (1年,直接暴露試験)
12サイクル
SUS410L(4030-410-90-X) 23 02
SUS430(4016-430-00-I) 34 1.54
SUS445J1(4128-445-92-J) 3.55 57
SUS447J1(4135-447-92-C) 69 89
SUS304(4301-304-00-I) 2.53 1.53
SUS316(4401-316-00-I) 45 35.5
SUS312L(4547-312-54-I) 46 78
SUS329J4L(4481-312-60-J) 46.5 78.5
注a) 促進腐食試験のデータは,ラウンドロビン試験に参加した7社のデータを全て反映したものである。
b) 実環境暴露試験のデータは,銚子市,宮古島市及びうるま市の3か所で実施した全てのデータを反映
したものである。
――――― [JIS G 0597 pdf 13] ―――――
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G 0597 : 2017
附属書JA
(規定)
海水の腐食性評価を模擬するための試験溶液
JA.1 一般
海水の腐食性評価を模擬するための試験溶液は,通常,市販の金属腐食試験用人工海水を使用するが,
JA.2で規定する代替用海水溶液を使用してもよい。
JA.2 代替用海水溶液の作製
塩化ナトリウム(NaCl)245.34 g及び無水硫酸ナトリウム(Na2SO4)40.94 gを89 Lの蒸留水又は脱
イオン水に溶解する。試薬は全て特級を使用する。
激しくかく(攪)はんしながら0.200 Lの保存溶液A[a)で規定]をゆっくり添加する。さらに,0.100 L
の保存溶液B[b)で規定]を添加して,10 Lに希釈する。0.1 N水酸化ナトリウム水溶液を用いて,pHを
8.2に調整する。代替用海水溶液は,使用の都度,新たに作製するのが望ましい。
代替用海水溶液を作製するために,あらかじめ,25 ℃±2 ℃で20 μS/cm以下の伝導率をもつ蒸留水又
は脱イオン水,及び試薬用薬品を使用して,次の2種類の保存溶液を準備する。
a) 保存溶液 A
塩化マグネシウム六水和物(MgCl2・6H2O) 3889.0 g
塩化カルシウム(CaCl2) 405.6 g
塩化ストロンチウム六水和物(SrCl2・6H2O) 14.8 g
所定量の塩を蒸留水又は脱イオン水に溶解し,全容積7 Lに希釈する。密閉されたガラス製容器で
溶液を保存する。
b) 保存溶液 B
塩化カリウム(KCl) 486.2 g
炭酸水素ナトリウム(NaHCO3) 140.7 g
臭化カリウム(KBr) 70.4 g
ほう酸(H3BO3) 19.0 g
ふっ化ナトリウム(NaF) 2.1 g
所定量の塩を蒸留水又は脱イオン水に溶解し,全容積7 Lに希釈する。密閉された遮光型ガラス製
容器で溶液を保存する。
参考文献 JIS G 4305 冷間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
JIS Z 2371 塩水噴霧試験方法
ISO 8407,Corrosion of metals and alloys−Removal of corrosion products from corrosion test
specimens
ISO 9223,Corrosion of metals and alloys−Corrosivity of atmospheres−Classification, determination
and estimation
――――― [JIS G 0597 pdf 14] ―――――
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G 0597 : 2017
附属書JB
(参考)
JISと対応国際規格との対比表
ISO 16539:2013,Corrosion of metals and alloys−Accelerated cyclic corrosion tests with
JIS G 0597:2017 絶対湿度一定下におけるステンレス鋼の乾湿繰返し促進腐食
試験方法 exposure to synthetic ocean water salt-deposition process−"Dry" and "wet" conditions at
constant absolute humidity
(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条(V) JISと国際規格との技術的差異の理由
国際 ごとの評価及びその内容 及び今後の対策
規格
箇条番号 内容 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
番号
及び題名 番号 の評価
1 適用範囲 − 1 適用範囲 削除 B法の記載を削除した。 ISO規格では,A法でステンレス鋼を対象
とし,B法で表面処理鋼板を対象としてい
るが,この規格では,ステンレス鋼だけを
対象とするため,B法を削除した。
2 引用規格
3 試験溶液 3.3 試験溶液の作 3.3 試験溶液の作製 変更 ラウンドロビン試験に基づき,ISO規格で採用した試験溶液の濃度は“B
製 ステンレス鋼に適合した試験 法”での使用も考慮したもので,ステンレ
溶液濃度へ変更した。 ス鋼だけに適用する場合には必ずしも適
切ではないため,変更した。ISOへの提案
を検討する。
4 試験装置 4.3 塩分付着装置 4.3 塩分付着装置 追加 手動噴霧の場合の塩分付着量 ISO規格には,手動噴霧方法の規定がない
の制御方法を追加した。 ため,追加した。ISOへの提案を検討する。
− 4.5 試験片の洗浄処理 削除 箇条8の操作手順と重複する記 この箇条は,操作手順の一部を規定したも
載があるため,削除した。 のであるため,規定内容を整理して,箇条
8のc)に規定した。
5 試験片 5.1 試験片の種 5.1 試験片の種類及びそ 追加 試験片の種類の具体的な例及 ISO規格には,試験に供される試験片の種
類,その数及び寸 の数について規定 び寸法を追加した。 類の具体的な例及び寸法の規定がないた
法 め,追加した。ISOへの提案を検討する。
G0
5.2 試験片の表面 5.2 試験片の表面調整方 変更 ラウンドロビン試験に基づい 試験片表面に付着した混合塩溶液の液滴
597
状態の調整 5.3 法について規定 た,ステンレス鋼に適用可能な径を均一にするため,表面状態の調整方法
: 2
調整方法へ変更した。 を変更した。ISOへの提案を検討する。
017
2
――――― [JIS G 0597 pdf 15] ―――――
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JIS G 0597:2017の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 16539:2013(MOD)
JIS G 0597:2017の国際規格 ICS 分類一覧
JIS G 0597:2017の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISG0595:2004
- ステンレス鋼の表面さび発生程度評価方法