JIS G 3106:2020 溶接構造用圧延鋼材 | ページ 3

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による。
b) 衝撃試験片の数 衝撃試験片の数は,次による。
1) 鋼板,平鋼,鋼帯及び鋼帯からの切板 同一溶鋼ごとに,最大厚さの鋼材から,供試材1個を採り,
これから試験片を圧延方向に3個採取する。
2) 形鋼 同一溶鋼及び同一断面形状ごとに,熱処理を行った場合は,最大厚さの鋼材から,供試材1
個を採り,これから試験片を圧延方向に3個採取する。
3) 熱処理を行った鋼材 熱処理を行った鋼材の試験片の数は,同一熱処理条件ごとに,1)及び2)によ
る。
11.2.3 試験片の採取位置
引張試験片及び衝撃試験片の採取位置は,次による。
a) 引張試験片の採取位置 鋼材の引張試験片の採取位置は,JIS G 0416による。ただし,鋼板,鋼帯及
び平鋼の幅方向の試験片の中心は,幅の縁から幅の1/4又はそれに近い位置とする。
b) 衝撃試験片の採取位置 鋼材の衝撃試験片の採取位置は,JIS G 0416による。ただし,鋼板,鋼帯及
び平鋼の幅方向の試験片の中心は,幅の縁から幅の1/4又はそれに近い位置とする。鋼板の板厚方向
採取位置は,厚さ28 mm以下についてはJIS G 0416の図A.11(鋼板,鋼帯及び平鋼−衝撃試験片の
採取位置) a)とし,厚さ28 mm超えについてはJIS G 0416の図A.11(鋼板,鋼帯及び平鋼−衝撃試
験片の採取位置) b)とする。試験片が所定の位置から採れない場合には,それに近い位置とする。
11.2.4 試験片
引張試験片及び衝撃試験片は,次による。
a) 引張試験片は,JIS Z 2241の1 A号,4号,5号又は14B号試験片のいずれかによる。
b) 衝撃試験片は,JIS Z 2242のVノッチ標準試験片による。この場合,試験片切欠部の切欠きの長さ方
向は,圧延面に垂直とする。
11.2.5 試験方法
引張試験及び衝撃試験の方法は,次による。
a) 引張試験方法は,JIS Z 2241による。
b) 衝撃試験方法は,JIS Z 2242による。ただし,振子の衝撃刃の形式は,半径2 mmの衝撃刃を適用す
る。
注記 この規格に規定する以外の試験として,受渡当事者間の協定によってJIS G 0801[1]又はJIS G
0901[2]などの非破壊試験が行われることがある。この場合,事前に試験片の採り方,試験方法,
合否判定基準などについて,受渡当事者間で協定される。

12 検査

  検査は,次による。
a) 検査の一般事項は,JIS G 0404による。
b) 化学成分は,箇条5に適合しなければならない。
c) 炭素当量又は溶接割れ感受性組成は,箇条7に適合しなければならない。

――――― [JIS G 3106 pdf 11] ―――――

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d) 機械的性質は,箇条8に適合しなければならない。
e) 形状,寸法及び質量は,箇条9に適合しなければならない。
f) 外観は,箇条10に適合しなければならない。

13 再検査

  再検査は,次による。
a) 引張試験で合格とならなかった鋼材は,JIS G 0404の9.8(再試験)によって再試験を行って,合否を
決定してもよい。
b) 衝撃試験で合格とならなかった鋼材は,JIS G 0404の9.8(再試験)によって再試験を行って,合否を
決定してもよい。
c) 機械試験で合格とならなかった鋼材は,熱処理又は再熱処理を行った後,改めて機械試験を行い,合
否を決定してもよい。

14 表示

  検査に合格した鋼材は,鋼材ごとに又は1結束ごとに,次の項目を適切な方法で表示する。ただし,受
渡当事者間の協定によって,製品識別が可能な範囲で項目の一部を省略してもよい。
a) 種類の記号及び6.2の熱処理の記号
注記 注文者側での識別のために,注文書又は受渡当事者間の協定で決められた付記記号を末尾に
追加して表示することがある。
b) 溶鋼番号又は検査番号
c) 寸法。寸法の表示は,JIS G 3192の箇条4(寸法の表し方及び表示),JIS G 3193の箇条3(寸法の表
し方)及びJIS G 3194の箇条4(寸法の表し方)による。
d) 結束ごとの数量又は質量(鋼板及び鋼帯の場合)
e) 製造業者名又はその略号

15 報告

  製造業者は,特に指定のない限り,検査文書を注文者に提出しなければならない。報告は,JIS G 0404
の箇条13(報告)による。ただし,注文時に特に指定がない場合,検査文書の種類はJIS G 0415の5.1(検
査証明書3.1)による。
なお,化学成分は,表2の注a) 及び表JA.1の注a) によった場合は,添加した合金元素の分析値を成績
表に付記する。また,炭素当量又は溶接割れ感受性組成が適用された場合は,それらの計算式に含まれる
合金元素の分析値を報告しなければならない。

――――― [JIS G 3106 pdf 12] ―――――

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附属書JA
(規定)
受渡当事者間で協定した鋼板の化学成分及び引張試験特性
JA.1 適用
この附属書は,表1の注b) によって受渡当事者間で協定した鋼板に適用し,化学成分及び引張試験特性
について規定する。
JA.2 化学成分
表1の注b) によって,受渡当事者間で協定した鋼板は,11.1の試験を行い,その溶鋼分析値は,表JA.1
による。
表JA.1−化学成分a)
単位 %
種類の記号 厚さ C Si Mn b) P S
SM400A 200 mmを超え 0.25以下 − 2.5×C c) 以上0.035以下 0.035以下
450 mm以下
SM400B 200 mmを超え 0.22以下 0.35以下 0.60以上 0.035以下 0.035以下
250 mm以下
SM400C 100 mmを超え 0.18以下 0.35以下 − 0.035以下 0.035以下
250 mm以下
SM490A 200 mmを超え 0.22以下 0.55以下 − 0.035以下 0.035以下
300 mm以下
SM490B 200 mmを超え 0.20以下 0.55以下 − 0.035以下 0.035以下
250 mm以下
SM490C 100 mmを超え 0.18以下 0.55以下 − 0.035以下 0.035以下
250 mm以下
SM490YA 100 mmを超え 0.20以下 0.55以下 − 0.035以下 0.035以下
SM490YB 150 mm以下
SM520B 100 mmを超え 0.20以下 0.55以下 − 0.035以下 0.035以下
SM520C 150 mm以下
SM570 100 mmを超え 0.18以下 0.55以下 − 0.035以下 0.035以下
150 mm以下
注a) 必要に応じて,この表に”−”と記載している元素及びこの表に記載していない合金元素を添加しても
よい。
注b) nの規定上限値は,受渡当事者間の協定による。
注c) の値は,溶鋼分析値を適用する。
JA.3 降伏点又は耐力,引張強さ及び伸び
表1の注b) によって,受渡当事者間で協定した鋼板は,11.2の試験を行い,その降伏点又は耐力,引張
強さ及び伸びは,表JA.2による。ただし,引張試験片は,4号試験片とする。

――――― [JIS G 3106 pdf 13] ―――――

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表JA.2−降伏点又は耐力,引張強さ及び伸び
種類の記号 厚さ 降伏点又は耐力 引張強さ 伸び
mm N/mm2 N/mm2 %
SM400A 200を超え450以下
195以上 21以上
SM400B 200を超え250以下
400510
100を超え160以下 205以上
SM400C 24以上a)
160を超え250以下 195以上
SM490A 200を超え300以下
275以上 20以上
SM490B 200を超え250以下
490610
100を超え160以下 285以上
SM490C 23以上a)
160を超え250以下 275以上
SM490YA 100を超え150以下
315以上 490610 21以上a)
SM490YB 100を超え150以下
SM520B 100を超え150以下
315以上 520640 21以上a)
SM520C 100を超え150以下
SM570 100を超え150以下 410以上 570720 20以上a)
注記 1 N/mm2=1 MPa
注a) 厚さ100 mmを超える鋼板の伸びは,厚さ25 mm又はその端数を増すごとに,この表の伸びの規
定下限値から1を減じる。ただし,減じる限度は,3とする。

――――― [JIS G 3106 pdf 14] ―――――

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附属書JB
(規定)
辺が40 mm未満の形鋼及び幅が40 mm未満の平鋼の機械的性質
辺が40 mm未満の形鋼及び幅が40 mm未満の平鋼は,11.2の試験を行い,その降伏点又は耐力,引張
強さ及び伸びは,表JB.1による。
表JB.1−辺が40 mm未満の形鋼及び幅が40 mm未満の平鋼の機械的性質
種類の 降伏点又は耐力 引張強さ 厚さa) 引張試験片 伸び
記号 N/mm2
厚さmm
16以下 16を超え
40以下 N/mm2 mm %
SM400A 245以上 235以上 400510 5号 23以上
3以上5以下
SM400B 14B号 23以上
SM400C 5号 28以上
5を超え16以下
14B号 26以上
5号 35以上
16を超え40以下
14B号 25以上
SM490A 325以上 315以上 490610 5号 22以上
3以上5以下
SM490B 14B号 22以上
SM490C 5号 27以上
5を超え16以下
14B号 24以上
5号 33以上
16を超え40以下
14B号 24以上
SM490YA 365以上 355以上 490610 5号 19以上
3以上5以下
SM490YB 14B号 19以上
5号 24以上
5を超え16以下
14B号 22以上
5号 30以上
16を超え40以下
14B号 22以上
SM520B 365以上 355以上 520640 5号 19以上
3以上5以下
SM520C 14B号 19以上
5号 24以上
5を超え16以下
14B号 22以上
5号 30以上
16を超え40以下
14B号 22以上
SM570 460以上 450以上 570720 5号 19以上
3以上5以下
14B号 19以上
5号 19以上
5を超え16以下
14B号 17以上
5号 26以上
16を超え40以下
14B号 19以上
注記 1 N/mm2=1 MPa
注a) 形鋼の場合,厚さは,試験片採取位置の厚さとする。

――――― [JIS G 3106 pdf 15] ―――――

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