JIS G 3109:2020 PC鋼棒 | ページ 2

           4
G 3109 : 2020

8 外観

  鋼棒には,使用上有害なきず·さびなどの欠点があってはならない。

9 試験

9.1 試験片の採り方

  試験片の採り方は,次による。
a) 引張試験,質量測定及び寸法測定に用いる試験片は,同一溶鋼,同一熱処理及び同一呼び名ごとに表
8によって,測定に誤差を与えないように留意して切断し採取する。
表8−試験片の採り方及び試験片の数
形状 呼び名 試験項目
引張強さ,伸び,寸法及び単位質量 耐力又は降伏点
棒状a) 9.2 mm,11 mm, 6 000本ごと及びその端数を一組とし,
1 000本ごと及びその端数を一組とし,
13 mm それぞれの組から任意の1本を選び,それぞれの組から任意の1本を選び,そ
その一端から1個 の一端から1個
200本ごと及びその端数を一組とし,そ
15 mm,17 mm,19 mm, 1 200本ごと及びその端数を一組とし,
21 mm,23 mm,D22 れぞれの組から任意の1本を選び,そ それぞれの組から任意の1本を選び,そ
mm,D23 mm の一端から1個 の一端から1個
100本ごと及びその端数を一組とし,そ
26 mm,29 mm,32 mm, 600本ごと及びその端数を一組とし,そ
36 mm,40 mm,D25 れぞれの組から任意の1本を選び,そ れぞれの組から任意の1本を選び,その
mm,D26 mm,D32 mm,の一端から1個 一端から1個
D36 mm
コイ 全呼び名 30条ごと及びその端数を一組とし,そ
5条ごと及びその端数を一組とし,それ
ル状 ぞれの組から任意の1条を選び,そのれぞれの組から任意の1条を選び,その
一端から1個 一端から1個
注a) コイル状の鋼棒を更に切断した棒状の鋼棒に対しては,切断前のコイル状の鋼棒を対象とし,コイル状の試
験片の採り方を適用する。
b) リラクセーション試験の試験片は,材料又は製造工程を変更した場合に任意の1本又は1条を選び,
その一端から9.3.2の試験を行うことができる標点距離が100 mm以上となる長さのものを1個採る。

9.2 分析試験

9.2.1 分析試験の一般事項及び分析試料の採り方
鋼材の化学成分は,溶鋼分析によって求める。分析試験の一般事項及び分析試料の採り方は,JIS G 0404
の箇条8(化学成分)による。
9.2.2 分析方法
分析方法は,JIS G 0320による。

9.3 機械試験

9.3.1 引張試験
引張試験は,次による。
a) 引張試験は,JIS Z 2241による。ただし,試験速度は,附属書Bに規定する範囲とする。
b) 丸鋼及び異形棒鋼の引張試験に用いる試験片は,径又は公称直径の大きさによらず,JIS Z 2241に規
定する2号試験片を適用する。試験片はいずれも製品のままとし,機械仕上げを行ってはならない。
なお,異形棒鋼の標点距離及び平行部の長さは,異形棒鋼の公称直径を用いて算出する。

――――― [JIS G 3109 pdf 6] ―――――

                                                                                             5
G 3109 : 2020
c) 耐力又は降伏点は,0.2 %永久伸び又は下降伏点に対する試験力を公称断面積(表6及び表7)で除し
て求める。
d) 引張強さは,試験中の最大試験力を公称断面積(表6及び表7)で除して求める。
e) 伸びは,JIS Z 2241に規定する破断伸びによって求める。
9.3.2 リラクセーション試験
リラクセーション試験は,JIS Z 2276による。ただし,試験は常温[(20±5) ℃]で行い,力を加える
速度,初期試験力,初期試験力保持時間及びリラクセーション時間は,附属書Cによる。

9.4 寸法及び単位質量の測定

  寸法及び単位質量の測定は,次による。
a) 丸鋼の径は,同一断面における最大径及び最小径を測定し,その平均値を求める。
b) 異形棒鋼の単位質量は,400 mm以上の試験片の長さ及び質量をそれぞれ有効数字4桁まで測定し,
1 000 mm当たりに換算する。換算値をJIS Z 8401の規則Bによって有効数字3桁に丸める。また,
異形棒鋼の節高さは,任意の三つの節高さを測定し,その平均値を求める。さらに,節間隔は,連続
する10個の節間隔を節の中央線上で測定した値,又はこれに相当する長さを軸線方向の他の線上で測
定した値のいずれかを1/10倍して求める。

10 検査

10.1 検査

  検査は,次による。
a) 検査の一般事項は,JIS G 0404による。
b) 化学成分は,箇条5の規定に適合しなければならない。
c) 機械的性質は,箇条6の規定に適合しなければならない。
d) 寸法及び単位質量は,箇条7の規定に適合しなければならない。
e) 外観は,箇条8の規定に適合しなければならない。

10.2 再検査

  試験片について行った最初の試験の結果が,箇条6の規定に適合しなかった場合には,最初の試験の試
験片を採った棒状又はコイル状の鋼棒から更に1個の試験片を採り,かつ,同じ組の他の2本の棒状の鋼
棒又は2条のコイル状の鋼棒の一端からそれぞれ1個の試験片を採り,この3個の試験片で再試験を行っ
てもよい。再試験の結果,3個の試験片の値が全て箇条6の規定に適合すれば,その組の鋼棒は,合格と
し,1個でも適合しないときは,その組の鋼棒は,不合格とする。

11 表示

  この規格の全ての要求事項に適合した鋼棒には,結束ごとに,次の項目を適切な方法で表示する。
a) 規格番号及び種類の記号
b) 呼び名
c) 数量又は質量
d) 製品の識別番号
e) 製造業者名又はその略号

――――― [JIS G 3109 pdf 7] ―――――

           6
G 3109 : 2020

12 報告

  製造業者は,検査文書を注文者に提出しなければならない。報告は,JIS G 0404の箇条13(報告)によ
る。報告する検査文書の種類は,注文時に特に指定がない場合,JIS G 0415の5.1(検査証明書3.1)によ
る。

――――― [JIS G 3109 pdf 8] ―――――

                                                                                             7
G 3109 : 2020
附属書A
(参考)
異形棒鋼の形状例
異形棒鋼の形状の例を,図A.1図A.3に示す。
h 節高さ P 節間隔
図A.1−タイプA
h 節高さ P 節間隔
図A.2−タイプB
h 節高さ P 節間隔
図A.3−タイプC

――――― [JIS G 3109 pdf 9] ―――――

           8
G 3109 : 2020
附属書B
(規定)
引張試験における試験速度
引張試験における試験速度は,表B.1による。
表B.1−鋼棒の引張試験における試験速度
測定項目 応力増加速度制御方法 試験速度
耐力又は降伏点 平均応力増加速度 3 MPa·s−1100 MPa·s−1
引張強さ ひずみ速度 0.5 %/min50 %/min a)
伸び
注a) 1 %/min=1/6 000 s−1

――――― [JIS G 3109 pdf 10] ―――――

次のページ PDF 11

JIS G 3109:2020の国際規格 ICS 分類一覧

JIS G 3109:2020の関連規格と引用規格一覧