JIS G 3112:2020 鉄筋コンクリート用棒鋼 | ページ 4

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G 3112 : 2020
G3
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(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (V) JISと国際規格との技術的差
(IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
国際規格番 の評価及びその内容 異の理由及び今後の対策
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: 2
箇条番号 内容 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
0
及び題名 番号 の評価
20
4 種類の記 丸鋼3種類 ISO 6935-1 1,7 丸鋼10種類 削除 丸鋼は,JISの3種類に対し,ISO JISの高TS/YP材をISO規格に採
号 異形棒鋼10種類 (降伏点強度3種類を 規格はDuctility class(降伏比の逆数
用するよう提案し,その結果,
Ductility classでADの で表示)でADに分類し,10種 Ductility classをADの4種類に
4種類に区分) 類となっている。 分け,そのクラスD(降伏比0.80
ISO 6935-2 1,8 異形棒鋼33種類 異形棒鋼は,JISの10種類に対し,以下)にJIS G 3112及びASTM A
(降伏点強度8種類を ISO規格はDuctility classで4分類706の鋼種が追加された。
Ductility classでADの し,33種類となっている。
4種類に区分)
5 製造方法 鋼塊から,熱間圧延ISO 6935-1 1 適用範囲に記載 変更 ISO規格の異形棒鋼は,冷間加工を1 適用範囲を参照
によって製造し,圧ISO 6935-2 含んでいる。
延ままとする。
6 化学成分 種類によってP及 ISO 6935-1 6 削除
丸鋼,異形棒鋼共に溶接 Ductility class Dの鋼種の化学成分
化学成分的には,ほぼ同じである。
びSだけ,5元素又 ISO 6935-2 7 性を保証するDuctility はJIS G 3112及びASTM A 706の
は5元素+炭素当 class Dは5元素+N+炭 鋼種と同一である。
量を規定 素当量(溶接用)を規定。 ただし,ISO規格の異形棒鋼の高強Nの上限規制は時効対策である。
それ以外はP及びSを規 度材は,Nの上限値を規定してい 我が国でのNの実績値は,ISO規
定 る。 格の上限値までに収まっている。
変更 炭素当量については,ISO規格では国によって,適用する式が異なっ
CEVを用いているが,JISではCeq ている。
を用いている。
7 機械的性 引張試験(引張強 ISO 6935-1 7 変更
丸鋼 : 引張試験,曲げ試 ISO規格の異形棒鋼の降伏点が400 JISでは,時効は大きな問題にな
質 さ,降伏点又は耐 験 N/mm2以上では,曲げ戻し試験を規っていないが,左記の条件で時効
ISO 6935-2
力,伸び),降伏比, 8 異形棒鋼 : 引張試験,曲 定している。JISでは,SD295及び に対応した曲げ戻し試験もできる
降伏棚のひずみ度 げ試験+曲げ戻し試験 SD345の寸法D32以下の異形棒鋼 ようにしており,ISO規格とほぼ
及び曲げ性につい (高強度材)+(要求が 整合している。
について,注文者は曲げ試験の代わ
て規定 あれば,疲労特性) りに曲げ戻し試験を指定できると
している。
JISでは,耐震性の評価のために,降伏棚のひずみ度は,日本独自の
590 N/mm2以上では,降伏比に加えニーズとなっている。
て,降伏棚のひずみ度を規定してい
る。

――――― [JIS G 3112 pdf 16] ―――――

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G 3112 : 2020
(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (V) JISと国際規格との技術的差
(IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
国際規格番 の評価及びその内容 異の理由及び今後の対策

箇条番号 内容 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
及び題名 番号 の評価
8 形状,寸 8.1 丸鋼の形状,寸ISO 6935-1 5 変更
丸鋼 : 形状,寸法,質量 寸法の規定値(mm)は,次のとお ISO規格とJISとで,異形棒鋼の
法,質量及 法,質量及び許容差 及び許容差 り。 リブ形状が異なるため,JISのリ
び許容差 8.2 異形棒鋼の形 ISO 6935-2 5 異形棒鋼 : 形状,寸法, JIS ISO規格 ブ形状を変更し,ISO規格に合わ
状,寸法,質量及び 質量及び許容差 丸鋼 : 5.550 622 せることは困難である。ISO規格
許容差(含むリブ形 6 異形棒鋼 : リブ形状 異形棒鋼 : 4.2350.8 650 に“受渡当事者間の協定によって
状) リブパラメーターを規定してよ
い。”を提案し,また,ねじ節鉄筋
の節の平均間隔を提案し,いずれ
も採用された。
9 外観 使用上有害な欠点 − − − 追加 JISでは,外観だけを規定している。 ISOに,外観の規定を追加するよ
があってはならな う提案する。
い。
10 試験 10.1 分析試験 ISO 6935-1 8 機械試験 変更 ISO規格のDuctility class Dは,JIS
引張試験では,ISO規格とJISとで,
10.2 機械試験 11.3 特性値の証明−化学成 同一降伏点でも引張強さに差があ をベースに規定しており,引張試
10.3 形状,寸法及 分 る。 験の規定値は,JISと同じである。
び質量の測定 ISO 6935-2 9 機械試験 曲げ試験の曲げ半径がJISとISO 曲げ試験についても試験条件は,
12.3 特性値の証明−化学成 規格とで異なる。 ほぼ同等である。

11 検査 検査及び再検査条 ISO 6935-1 10 表示 削除 ISO規格では,認証試験の方法も規検査条件については,ほぼ同じで
件について規定 11 認証及び検査 定している。 ある。
ISO 6935-2 11 表示 変更 JISは,検査及び再検査において,
12 認証及び検査 JIS G 0404の引用に変更している。
12 表示 表示について規定 ISO 6935-1 11 表示 変更 JISでは,品種,サイズごとに表示商取引に合わせるため,ISO規格
ISO 6935-2 の仕方を規定している。 では,Annex Aに各国の例を記載
している。
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――――― [JIS G 3112 pdf 17] ―――――

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JISと国際規格との対応の程度の全体評価 : (ISO 6935-1:2007,ISO 6935-2:2019,MOD)
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注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。
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− 削除 国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。
0
− 追加 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。
20
− 変更 国際規格の規定内容を変更している。
注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。
− MOD 国際規格を修正している。

JIS G 3112:2020の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 6935-1:2007(MOD)
  • ISO 6935-2:2019(MOD)

JIS G 3112:2020の国際規格 ICS 分類一覧

JIS G 3112:2020の関連規格と引用規格一覧